2006年08月27日
歪な引き際~千葉真子ラストランに思う~
きょう行われた北海道マラソン。 この大会2連覇中で 計3度の優勝を誇る千葉真子選手が、 ラストランを表明して出場しました。 結果は自己ワーストのタイムで11位。 彼女は右太ももに肉離れを起こし、 テーピングを巻いた状態での 強行出場でした。 何故そこまでして出場する必要があるのか? まして大事な現役最後のレース。 故障を完治させ、万全の状態で 臨めば良いのでは? そこには「プロ選手」ゆえのジレンマがあります。
現在、マラソン選手の多くは 実業団チームに所属し、競技活動を行っています。 一方、バルセロナ・アトランタのメダリスト 有森裕子選手以来、「プロ」として スポンサーの支援を受けながら競技を続ける 選手たちも増えています。 千葉選手もその一人。 そうしたプロ選手が「引退」を考える時、 本人の一存だけで決められることは稀です。 スポンサーの思惑、、、 テレビ局の思惑、、、 後援者の思惑、、、 様々な利害が絡んできます。 そしてきょうのレース。 もちろん本人が、 「ゲンのいい北海道を 自らのラストランの舞台に選んだ」 ことは間違いないでしょう。 しかし一度それを表明してしまうと、 「千葉真子ラストラン」というテーマで 周囲が大きく動き出します。 そうなると、たとえ故障しても おいそれと欠場することができなくなる。 何よりも本人が納得して終わるべき引退レース。 故障した状況よりも万全な体調で臨んだ方が ベターなはずです。 なのに、千葉選手のきょうの結果ですよ。 これ以上の本末転倒がありますか?! 本人は「納得して出場した」と言うでしょう。 沿道で応援した人々も感動したことでしょう。 でもそれでいいの????? 去年の東京国際マラソンに強行出場した 高橋尚子選手もまた然り。 こういったことはこれからも必ず起こります。 「スポーツとカネ」という観点で言うと、 なかなか解決し難い問題です。 が、疑問に思い、 改善しようとする心構えだけは 失くしたくないものです。
posted by bu-ha |17:48 |
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