2006年12月03日

微笑みの奥にあるもの~城彰二引退~

12月2日、三ツ沢球技場。
Jリーグディビジョン2、
横浜FCの城彰二が
ピッチを去りました。

主将としてチームをまとめた今シーズン。
チームを見事J2優勝に導き、
まさに有終の美を飾りました。

更にこの日の最終戦も
フル出場で1アシスト。
チームの快勝に貢献するという、
文句なしの幕引きぶりです。

試合後に彼が
微笑みながら語った言葉は、

「一生懸命頑張れば、
結果がついてくる。」

綺麗ごとではない、
紆余曲折を経た彼にしか出せない重み

が、そこにはありました。


1993年に始まったJリーグの歴史。
激動の14年間は、ほぼそのまま
城彰二の歩んだ道のりと重なります。

94年、ジェフ市原(当時)入団。
98年のサッカーW杯フランス大会では、
3戦全敗のいわば“戦犯”として、
矢面に立たされました。
帰国した成田空港で
水をかけられた城彰二。

しかし屈辱をバネに彼は
その後もスペインリーグ、
そしてJリーグで戦い続けました。

順風満帆とはおよそほど遠い日々。
漂泊の末にたどりついたのは、
何とJ2の横浜FCでした。
専用のクラブハウスも持たず、
練習場を求めて渡り歩く小さなクラブ。

傍から見れば「エリート街道一直線」の
城彰二は、一体どれほどの我慢を
重ねたことでしょう。
その辛さは、察するに余りあります!

彼の微笑みの奥にあるもの。
小生はこう思います。それは、、、

「痛みを知る者の強さ」

引退試合となった2日の試合後、
城彰二は希望するほぼ全てのファンと
握手を交わしていました。
これは決して誇張ではありません。
現場にいたファンが一番知っているはずです。

痛みを知るから優しくなれる
その優しさはきっと彼の強さでもあります
そしてその優しさは
いつか絶対に彼に返ってくる

自分はいつになったら
あんなに強くなれるのだろう?
今回、彼の去り際に接し、
そんなことを感じました。


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posted by bu-ha |21:28 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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