2006年10月18日
清宮サントリーの強さとは?!
清宮サントリーについて、 これまでも再三、しつこいほどに 書いて参りました。 しかし、実際の試合を なかなか観戦できないため、 具体的なプレーの中身を 吟味するまでには至らず。 が、10月7日のセコムラガッツ戦で 念願の生観戦を果しました! 秩父宮のグラウンドで繰り広げられた “清宮ラグビー” その強さの秘密とは?! 小生なりに感じた事を 僭越ながら記したいと思います。 少しマニアックで長くなりますが…。
まずは結果から。 セコム戦は57-7の圧勝でした。 両チームのどこがそんなに違うのか?! それは… “1対1の強さ” コレ、当たり前すぎて 「何を言うとんねん!」と 突っ込まれる方もおられるでしょう。 ところがそれは違うのです。 近年のラグビーはディフェンスの進歩が著しく、 ルールをどんどん攻撃側有利にしても なかなかトライが奪えなくなっています。 例えば、今年2月下旬に行われた 日本選手権が6-6の同点で終わったように。 仮に1対1で相手を上回って 大きくゲインしても、 大抵はバックアップの選手に捕まり、 そこでポイント(モール・ラック)が 形成されます。 すると守備側は素早く陣形を整え、 攻撃側は行き詰まる。 ものすごく大雑把に言えば、 それが現代のラグビーです。 つまり「1対1で相手を上回る」 →「チームが大勝する」 という図式があまり成立しない。 しかし清宮サントリーは、 その難題をクリアしました。 しかも驚くべき方法によって。 例えば、サントリーの選手が、 ボールを持って突破を図ったとします。 そしてどこかで相手のタックルに捕まる。 ここで他の多くのチームであれば、 ポイントを作り再び展開! となるのですが、サントリーは違います。 選手は捕まっても止まらずに動き続け、 可能であればタックルされながらも 味方の選手にパス。 またパスがムリでも、 味方選手が寄ってくるまで粘り、 ボールを継続し続けるのです。 つまりポイントを作らない! こうなると守備側は 陣形を整えるヒマが無い →大量得点に繋がるというワケ。 と、書いてしまうと しごく簡単なことに思えますが、 まさにこれこそが 「言うは易し、行うは難し!」 まず容易に分かるのは、 「1対1で上回る」難しさです。 選手のフィットネスが飛躍的に 向上している現在のトップリーグ。 そんな中で1対1で勝つには、 計画的、継続的トレーニングが必須です。 もちろんそれはこの上なくハードな! それをサントリーはチーム作りの 最初から取り組み、 またチーム内の激しい競争で 磨き上げてきました。 そしてもう一つ難しいのは、 「タックルされながらのパス (=オフロードパス)は 技術的にも難しく、 パスを受ける側も予測し辛い」 ということ。 しかし清宮監督は、あえてそれを 意図的にチーム戦術に取り入れました。 突破していく選手をどうフォローし、 どうボールを継続させていくのか? その動きを「チームの掟」として、 選手に徹底させていったのです。 名付けて“サンゴリアスベース” ベースとは「base」 =基礎、基準を意味します。 チームの基礎に あえて難しい戦術を置く。 この清宮監督の大胆な決断が、 現在のチームの好調を支えているのです。 しかし、トップリーグの他のチームも、 ただ手をこまねいているはずもなく! これだけサントリーが注目を集めれば、 それを倒そうという意気込みも おのずと高まるというもの。 各チームが対策を練ってくる事は必至です。 まだまだトップリーグから 目が離せそうにありませんねぇ~。
posted by bu-ha |17:11 |
ラグビー |
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