2006年09月12日

賢明な選択~斎藤佑樹進学へ~

今夏の甲子園優勝投手
早稲田実業の斎藤佑樹投手が、
きのう大学進学を表明しました。

いかにも冷静な彼らしい選択。

これには様々なご意見があるでしょうが、
私、個人的には大賛成です。

その理由は…、

1)加熱する報道のほとぼりが冷める

まずはこれが一番でしょう。
プロ野球に入れば人気商売ですから、
メディアも追い掛け回す口実ができ、
ますます際限のない取材合戦となるのは
火を見るより明らか。
はっきり言って「百害あって一利なし」です。

2)プロで即戦力デビューできる
  可能性が高い

私、野球の専門家ではないので、
明確な理由は分かりませんが、
大卒の投手の方が、プロで即戦力として
活躍できることが多いのです。
逆に高卒の投手は、大学の4年間よりも
戦力となるのにさらに時間がかかる印象が。

例えば新人王を獲った選手で見てみます。
セリーグ過去10年の新人王の内、
高卒の投手は皆無。
逆に大卒投手は、何と6人を輩出しています。
(澤崎、川上、上原、石川、木佐貫、川島)

反面、なぜかパリーグは和田投手1人ですが、
これはドラフトの傾向によると思います。
パリーグは球団経営が厳しいところが多く、
大学の有力投手争奪戦に参加できない
という事情があります。
従って、より即戦力の可能性が高い社会人か、
高卒の選手をじっくり育てるか、
の2極分化となっているのです。

3)多様な経験を積むことができる

2の理由にも関連してきますが、
高卒の投手が戦力となるのに
大学の4年よりも多く費やすのは、
「自分を確立しないままに
プロになってしまう」
からだと思います。

故に
「様々な誘惑に負けて自滅」
「コーチ、評論家の十人十色な
 アドバイスに混乱」
「高校とのレベルの差に戸惑い、
 飛ばしすぎて故障」
といったことが起きるのです。

大学生活では様々な人と知り合い、
それなりの誘惑もあるでしょう。
でもそうした経験に対処する方法も
身につくはずです。

また大学では高校よりもレベルの高い
リーグ戦を経験することができます。
そこではプロと同じように、
「同じ打者と短い期間に何度も対戦し、
 打席・試合ごとに駆け引きする」
ことを学べます。

更に、
先発・リリーフ兼任で連投することが多いので、
「自分なりの調整法を試行錯誤できる」
余地が大いにあるのです。

そしてシーズンオフの期間が長いので、
「腰を据えて、身体作りに専念」
することができます。

大学進学の良い点ばかり挙げましたが、
逆に大学4年間で思うように実力が伸びない
という可能性も当然あります。

しかし皆さんもご存知の如く、
「冷静さと賢さ」を持つ
斎藤くんであれば、
大学4年間を無駄に
過ごすことはないはず。

あとは彼に普通の学生生活を
おくらせてあげてほしいと
願うばかりですね、、、。

でもみんなほっとかないんだろうなぁ…。





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posted by bu-ha |16:33 | 野球 | コメント(2) | トラックバック(0)
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Re:賢明な選択~斎藤佑樹進学へ~

コメント投稿者ID :

bu-haさん お邪魔します。
私も斎藤投手の大学進学には賛成します。ただ、いくつか気になることがあるので、年寄りの冷や水として聞いてください。
①夏の甲子園の優勝投手は、プロでは投手としては大成しない、とのジンクスがあります。勿論例外はあります。現役では、ジャイアンツの桑田投手と、ライオンズの松坂投手です。ただ、2人とも高校卒業してすぐにプロ入りしています。個人的には、駒大苫小牧の田中投手は、プロでは投手ではなく野手に向いている、と思います。
②プロで200勝以上の実績を残した大卒の投手は、ザトペック投法で有名なタイガースの村山実投手だけです。投手だけでなく野手(イチローやゴジラ松井など)でも、高卒のほうがスケールの大きな選手になるようです。
③大学野球では、実戦経験が不足する懸念があります。春と秋のリーグ戦で20戦以上ありますが、そのうち10戦強ぐらいしか登板できないでしょう。優勝すれば、大学選手権や明治神宮大会に出場できますが、それでも高校野球の時より公式戦の試合数が少なくなる懸念があります。
斎藤投手には、これからの4年間はプロで通用する基礎作りの時間で、自分との戦いになると思います。あのミスターも、立教大学に入学したのは、プロ入りするための準備のためだったそうです。
斎藤投手のファンの皆さんは、「巨人の星」の明子姉さんのように、遠くから静かに応援しましょう。

posted by チュー新井 | 2006-09-12 21:12

Re:賢明な選択~斎藤佑樹進学へ~

コメント投稿者ID :

投手は、大学に進学すると、
第一の心配は、
必ず新入生はバッティングピッチャーをやらされて、これで肩を壊してしまう人が多い。
そしてやめていく人も数多く見ている。

プロでは、絶対にあり得ない。
じっくり時間を掛けて調整できる利点がある

と、ある放送で話していた。

posted by 元巨人江川投手の話 | 2006-09-13 12:41

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