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【コラム】J選手が起こす革命 清武弘嗣はまだまだ終われない

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先日、日本代表清武弘嗣のスペイン1部セビージャからJ1セレッソ大阪への移籍が決まった

清武は昨季、ドイツ1部ハノーファー96でプレー チームの1部残留は叶わなかったが、ハノーファー96の心臓は間違いなく清武であった

その実力は一目瞭然で、セビージャへの移籍時の清武担当スカウトは幹部の猛反対を押し切り、移籍金を払って獲得した

そうしてセビージャに舞台を移した清武は開幕戦から1ゴール1アシストの活躍

しかし、順調かと思われたセビージャでの道のりは思いもよらぬ出来事で険しくなる

夏の移籍市場の最後にセビージャはレンタルでマンチェスターシティで出場機会を得られなかった元フランス代表ナスリを獲得

奇しくも清武と同じポジションの選手であった

ナスリは加入当初、コンディション不良が噂されたが、移籍後すぐに試合に出場すると、圧倒的な存在感を見せ、瞬く間にセビージャの王様としての地位を確立してしまった

当然清武はそれからベンチを暖めることとなる

通訳をつけることをクラブに認められず、コミュニケーションの面で問題があったにしろ、中心選手として活躍する日本代表でのプレーを見た日本のマスコミは「なんでこの選手が…」と疑問の声を隠さなかった

冬の移籍市場が始まると毎日のように清武のレンタルでの移籍の噂が立った

「安く買い、高く売る」がモットーのセビージャ相手では実現には至らず、業を煮やした古巣セレッソ大阪がおよそ7億とも言われるJリーグのクラブが払う移籍金としてはかなり高額の資金で清武を復帰させた

しかしスペイン1部での華々しい活躍に期待していた日本人の落胆はやはり激しかった

日本代表に欧州組がかなりの割合を占める現在、欧州からJリーグに戻った者はなぜか「終わった選手」のレッテルを貼られ、日本人からの風当たりは強くなる

現役の日本代表選手となるとそれが顕著で、かつて清武と同じくハノーファー96に所属した山口蛍がほとんど夜逃げに近い状態でセレッソ大阪の復帰を決めてしまったときのバッシングは凄まじく、その後短くはない期間、プレーの精度を落としてしまった(怪我の影響もあるだろうが、多くのバッシングが決してそれと無関係とは言えないだろう)

しかし清武においてはコンディションを落としたり、メンタルを病んでいる暇がないのは彼が一番自覚しているはずである

かつて本田圭佑が指揮を取った日本代表は崩れ、現在日本代表は清武無しではワールドカップ本戦出場すら危ういところまで来てしまった

清武無しの日本代表は今現在あり得ないのだ

2014年ブラジルワールドカップ、スターティングメンバーのほとんどを欧州組で固めた日本代表は予選リーグで1勝も出来ずに敗退

2006年ドイツワールドカップで日本人に深く深く刻まれたトラウマは「ワールドカップ優勝」を目標に掲げた彼らによって またも深めてしまった…

逆に日本人に自信を植え付けたのが、ほとんどをJリーグのメンバーで戦った2010年南アフリカワールドカップだ

当時、数少ない欧州組であった本田圭佑のワントップがハマったのは予選リーグを勝ち抜いた大きな要素であったが、当時極端に守備重視だったチームの屋台骨を支えたのはJリーグの選手たちであった

中澤、闘莉王のCBコンビはいかなるボールも跳ね返し続け 駒野、長友が起用されたSBは相手ドリブラーの突破を許さなかった

極めつけは4-1-4-1を採用したチームのアンカーを担った阿部勇樹だ 彼は常に首を左右に振り、危険なエリアを埋め続けた

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記事カテゴリ:
サッカー
Jリーグ
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