2007年01月07日

J2好きのつぶやき

笠松夜景
※この記事は2006年11月に前ブログにアップした記事を加筆・修正したものです。 混沌、そんな表現がしっくりきていたリーグだった。Jリーグ入りを目指す準加盟チームとまったくの企業チーム。彼我の戦力もリーグを戦う目的も、試合の行われるスタジアムの雰囲気も明確なコントラストがあった。 目的の違うチーム同士が戦う・・・・・・その不条理ともいえるリーグはJFLといい、当時の読み方はジャパンフットボールリーグという。そしてそれは現在の日本フットボールリーグに繋がっている。 94シーズン、昇格候補はセレッソ大阪と柏レイソルの2チーム。これに同じく準加盟のPJMフューチャーズ(現鳥栖)と元Jリーグ選手を大量補強した京都サンガが上位争いをすると目されていた。そして旧来の企業チームである東芝(現札幌)・本田技研・大塚製薬(現徳島)などが準加盟チームに割って入る存在という評判である。現在隆盛を誇る川崎フロンターレはこの時富士通という企業チーム。ヴィッセル神戸は川崎製鉄であり、大宮アルディージャに至ってもNTT関東という企業チームであった。東京ガスであったFC東京はこの頃から異彩を放っていたと記憶している。 この年のリーグは序盤から波乱の展開だった。京都サンガが開幕から無敗の快進撃を演じ、昇格候補とされる柏レイソルは大塚製薬と伏兵・藤枝ブルックス(現福岡)に足をすくわれるという結果がますますリーグに面白みを与えてくれた。京都の無敗の進撃を柏が超満員のホームで退けるにあたって一旦この流れは沈静化し、C大阪と柏が順調に勝ち点を重ねてゆく展開になっていった。ただし波乱と因縁の物語はまだまだ続き、柏が昇格を決めたのはリーグ最終戦のことであった。 ひとつ感慨深い出来事がある。 この時柏が蹂躙していった企業チームに甲府クラブとNEC山形という企業チームがあった。どちらのクラブも当時の柏との対戦で6失点している。そして11年後、05シーズンの入れ替え戦は柏レイソルVSヴァンフォーレ甲府。解散危機を乗り越え、入れ替え戦の権利を得たこのチームは第2戦の行われた柏スタジアムで6得点を叩き込んで快勝し、J1昇格を決める。かつて6得点された相手に6点を返し、あの時ただ見送るしかなかった相手を今度は自らの手で叩き落とした「甲府クラブ」の11年越しのリベンジ。 06シーズン、J2。 1年で復帰と意気込む柏を最初に叩きのめしたのは12年前に「NEC山形」と名乗っていたチームだった。第1クール3-1、第2クール3-0。律儀で朴訥な県民性そのままの静かなる12年越しのリベンジ。第3クールは1-2で柏に敗れたが、第4クールの対戦はまだ残っている。そしてその結果はまた巡り巡っていくのだろうか。 だからJ2はやめられない。


posted by GM |20:13 | GM雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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