2007年02月12日
データ隆盛のフットボール時代は訪れるのか
趣味の一環ではあるのだけれど、「メジャーリーグの数理化学」を読み始めた。通勤中などに何度も読み返している「マネー・ボール」の影響も手伝ってか、今はサッカー以外のことでは「セイバーメトリクス」の基本を理解しようと興味深々である。オークランドほど顕著でないにせよ、自分の愛してやまない球団であるボストンでもこの手法は用いられているのでその辺りの感情も著しく絡んでいるのだが。 ベースボールという競技の良さのひとつとして私が考えるのが、データの重要度である。日本の野球でも少しは出てくるが、一人の打者がバッターボックスに入った時に表示されるデータは状況の違いはあれど非常に綿密であるし、一体全体どこでそんなデータを収集していたのか?とあきれるくらいそれらは豊富だ。 逆にフットボールは競技の違いも勿論あるが、ベースボール以上に不確定要素がピッチの上で錯綜し、主要なデータ概要をピックアップしてみてもいまひとつ信頼度に欠けると感じる。アメリカの人にとってサッカー(フットボール)は不条理なスポーツであると聞く。確かにフットボールにはデータで割り切れない側面があるし、彼らにとっては例えばトップリーグのチームが地域リーグのチームに敗戦するような例は非常に不条理に映るらしい。 まあ全く趣の異なるスポーツ競技を比較対照しても仕方ないことなのだが。 個人的な感想だが、セイバーメトリクスは今までのベースボールの概念と照らし合わせると不条理極まりない理論だった。しかしオークランドという不条理な理論を結果として反映させるチームの出現によって、若干の変化の兆しはある。日本のフットボールではOPTAというデータ指数を良く目にする。どのような観点でどのような項目をカウントしているかは知るところではないのだけれど、シュートの決定率やGKの守備率なんていうデータを見せられるよりは、合計ポイントの指数表示は非常に分かりやすい。 「不条理」らしいスポーツに合計指数で選手個人の優劣を示すだけの単純なデータ理論が主流を占めるという矛盾・・・・・・フットボール版のセイバーメトリクスのような理論が形になった時、私はきっとそのような単純な理論に落ち着くと思うのだ。 不条理・不確定要素が大部分を占める競技なのにもかかわらず、である。
posted by GM |18:55 |
GM雑記 |
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