2008年01月14日
【雑感】流通経済大柏vs藤枝東
第86回全国高校サッカー選手権 決勝
国立 14:05Kick Off
流通経済大柏(千葉) 4-0 藤枝東(静岡)
(1-0)
得点:【柏】6'村瀬,48'大前,62'大前,71'田口
えー、現地に行く予定だったはずが目を覚ましたのが放送開始時間という私です。ついでに前日のインカレ決勝も寝坊して行けなかったのはナイショです。というわけで不本意ながらテレビでの観戦となってしまいました。スタジアム観戦と違い、全体的な俯瞰が抜けていますので、その点はご容赦下さい。
開始から両チームともサイドのスペースや裏側を狙う意図がプレーに見えました。ここまでは立ち上がりの定石とも言えるのでしょうが、こうした立ち上がりから次の展開がどうなるのかを楽しみにしてました。 柏の特徴はここぞという時にしっかりとゾーンを凝縮してのプレスですし、藤枝東はしっかりとパスワークで構築するスタイルです。強力なプレッシングをかわすには、意図的に相手の裏のスペースに放り込むなり、個人のキープから突破して展開の起点を作り出していくというのが時に有効ですが、藤枝東はこれまでのスタイルをそのまま貫き通す姿勢が見えました。 そうなると藤枝東の鍵になってくるのが中盤中央の2選手へボールがリンクされ、そこからフリーの選手を使って展開していくのが理想的ですが、柏の方がトップ下の10番にマンマーク気味でついていたことも影響したのか、有効的な選択ができていないような感じに見えました。 逆に柏の方は序盤から持ち前の動きで優勢に試合を進めてきます。個人的に見事だと感じたのがボールホルダーの近くにいる選手のオフザボールでの動きがとても有効的だったこと。その動きがあることでボールが的確に動かされ、柏のチャンスに悉くつながっていったように思います。 先制点は早い時間でのことではありましたが、序盤から柏が圧倒的な攻勢のうえ、現段階でのチームとしての完成度にかなりの差が見えてしまったので、これは前半で勝負が見えてしまったと個人的には思いました。更にテレビ画面でしか見えていないのでこれは憶測に過ぎませんが、前半半ばから藤枝の10番へのマンマークが外れていました。 これが柏の意図なのか藤枝の10番がポジショニングを意図的に大幅に変えたのか断定はできないのですが、それがどうあれ中心選手である10番が序盤よりフリーで動ける状況にもかかわらず、この圧倒的内容だったからです。 さてこうなるとひねくれの私なので逆に藤枝東が逆転する術はないかと考え始めました。まずは柏のプレスをいかにかいくぐって展開できるかというところ。これまで見ていると柏のプレス網にも弱い部分はあります。見ている限りですが彼らのプレスはスペースを消し、特にスピードを速めることで相手の判断力を遅らせるところに力点が置かれていると思います。そして一人一人の対人ボール奪取能力がそこまで高くないこと。2回戦の久御山戦で相手選手にキープされてするすると抜けられてしまうシーンはその典型だと思います。逆に言えばスピードとプレスする状況判断が的確だという長所でカバーしているというところだと考えます。 ただし藤枝東はこれまで見ている限り自分達の伝統のスタイルに相当なこだわりがあると感じます。キープしてドリブル突破を仕掛けたり、あるいはゾーンが凝縮される中で空きスペースに放り込んでそこへ走りこむという戦術を彼らが選択できるのかというのが一番の疑問でした。むしろ例え負けてもスタイルは曲げずに立ち向かう美学がそれに打ち克つのではないかと。 後半開始、藤枝東は見ている限り自分達のスタイルで戦おうとしていたと思います。それを目にした瞬間、個人的に後は柏の勝利が告げられるのをそのまま待つだけになってしまったように思います。その学校の積み上げてきた伝統やスタイルに依存することと毎年戦力が入れ替わるからその時にあったチーム戦術を選択していくこと。どちらが正しいとか断定する気はありませんが、教育が絡んでいる以上、チーム方針は別として選手個人が各自のより良い方向へ向かってくれればと思いました。
posted by GM |20:40 |
GM雑記 |
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