2007年09月19日
Jリーグクラブの運営から考える地域クラブの経営のあり方
Jリーグのクラブの2006年度の経営情報が公開されました。当クラブも将来的なJリーグ入りを目指しているので、こういう情報はとても気にかかります。ある意味現段階では関わりの無いことでもありますけれど、気にかけるだけでなく数値の分析と傾向、そして如何に自クラブの運営に活かす糧にできるかということが現段階では非常に重要だと思っています。 さてJリーグの各クラブと当クラブのような極小のクラブでも経営情報の項目は同じようなものです。大項目として営業収入と営業費用があり、そこから経常利益が算出されます。営業収入として、Jリーグのクラブの場合は広告料収入・入場料収入・Jリーグ配分金・その他という小項目に分類されます。そしてリーグカテゴリーがJFL、地域リーグとなると、Jリーグ配分金は勿論ありませんし、入場料収入もJFLや地域の一部はともかく、そこから下のカテゴリーになると広告料とその他収入以外の手段しかありません。 また営業費用として、事業費用・人件費(選手・スタッフ)・一般管理費という項目があります。事業費用や一般管理費に関してはクラブによって投資するものやサービスなどの大小がありますけど、ここで上を目指すクラブにとって障害になりえるのがやはり人件費でしょう。個人的にはですが、チームを強化しカテゴリーを突き詰めて昇っていくには強力な選手・スタッフを確保しなければなりませんし、その部分への投資は的確に行わなければならないでしょう。 しかし今年になってもJリーグを目指すクラブの中でもいくつか経営面での指摘があったように、主に人件費の面での経営圧迫という傾向は続いているようです。現在のリーグカテゴリーの問題も絡んでいますが、何が何でも今のうちにJリーグに加盟しておくという傾向が、本質的には旧JFL時代からあまり変化が無いとも言えるのかもしれません。 さて幸いに私達のクラブは人件費がかかっていません。しかし広告料収入は言うまでも無くプロのクラブから比較すれば些少ですし、入場料収入は皆無です。結論としては広告料収入を増加させるか、その他収入を増加させるかという2つの選択肢しかありません。そして広告料収入は営業努力の結晶ですが、その他収入は知恵を振り絞って生み出した、クラブとしての生きるための糧に他なりません。 私達のようなクラブの場合だと、まず気をつけなくてはいけないのが赤字を出さないことでしょう。単年赤字を複数年で解消させるという中期的見解もありますが、その場合の営業戦略が効果的に作用するかはともかく、規模が小さいうちに負の要素を抱えていては将来的にプラスになるか微妙なところです。そして広告料収入をはじめとする営業収入は永遠に保証されているものではありません。ここ4~5年のうちは繰越という名の経常利益を叩き出し、ピッチと同様の不測の事態に対する準備資金の確保は必須になるでしょう。 そうして蓄積していったものがJFLを狙う時、あるいはJFLからJリーグを狙う時の確かなバックボーンになることを信じて、私達はコツコツと地道な運営を繰り返しています。これらの要素を含めて地域的なことも考えると、私達のようなクラブは育成売却型の路線を採らざるを得ない状況にあると考えています。ただここまではこれまでの世界各国のクラブに例のあることです。常に経常利益だけを求める一般企業のようにはいきませんけれども、ここから更に株式公開や興行の証券化などの手段も含め、オリジナリティ溢れる経営基盤を構築していくことが小さいクラブの生き残るための手段だと考えております。
posted by GM |22:03 |
GM雑記 |
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Re:Jリーグクラブの運営から考える地域クラブの経営のあり方
こんばんわ!
一位のレッズはともかく、二位はヴァンフォーレ甲府でしたね。
J1とJ2では大違いと聞きました。
甲府にはなんとか残留してもらいたい。
美しいサッカーをやっているだけに…
posted by akio | 2007-09-19 23:16


