2007年06月18日

我慢の運営は来るべき時のために

 先日地域リーグのチームで給与未払いがニュースになりました。月々で600万あまりとの報道で、各選手との契約内容も様々あるかと思いますが率直な感想としては年間の単純計算で考えてもいき過ぎな数字だと感じました。シーズン直後の岐阜の件でも思いましたけど、人件費として費やすコストが経営を圧迫していくなら、それは経営という面からは危うさを感じざるを得ません。

他方で私もクラブ運営に携わる端くれでもあり、良い選手をしっかりと確保して結果を出していくことに対して資金を投入するという行為は理解できるものです(むしろ積極的にしてみたい)。しかしJリーグのチームと違ってJリーグを目指すチームでは収入源が限られてしまうこと、そして規模が小さいこと。それを考えると経営基盤を構築した上で投入できる資金の値を決め、投資効率を確実に結果にしていくことがやはり大事なのだと考えさせられました。

一方一人のファンとしてまだまだいいプレーができると思っている選手が地域リーグなどのカテゴリーでプレーすることで全体のレベル向上や競争にもつながっていることは嬉しく思うのです。しかしその一方でJリーグ入りを目指すという目標を早く実現しようという流れの中での犠牲になっている例も結構あるのでは、と感じます。

早くJ入りを成し遂げるということでは、ある意味蚊帳の外の当クラブではありますけれども、やはり経営面その他で無理をしての最短昇格にメリットを見出すことはなかなかできません。今のうちに上がって云々・・・・・・というような報道も目につきますが、確かに今後準加盟基準が厳しくなるようなことは予想できます。しかし昇格を急いだとしても、サッカーの世界は純粋競争の世界です。JのチームがJFLに降格するという例はあくまで現時点では無いわけですが、現存する準加盟制度の線引きがもし無くなってしまった時は、底辺まで直行というリアルな現実も考えられるわけです。

リスクマネジメントといえばそうですし、リスクを承知で踏み込む勇気がないと批判されればそれまででしょうけど、当Spr.つくばにおいては最短昇格思想に流されることなく、しっかりと投資するべき価値とタイミングを見極めて後発クラブの利点を活かして経営基盤をしっかりと固めていきたいものだと考えています。先のエントリーでも触れていますが、Jリーグ入りを目標としている以上、Jリーグやそれに準じるクラブと比較対象されるのは承知の上です。しかしそれはまた自クラブの立場を見失いかねないことにもつながります。

流されず、焦らず、慌てず、諦めず。
Spr.つくばはこうもありたいと思います。

posted by GM |23:36 | GM雑記 | コメント(0) | トラックバック(0)
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