2008年12月05日

初代タイガー<佐山聡>vs2代目タイガー<三沢光晴>プロレス観戦記【081204】

2008年12月4日
初代タイガーマスク(佐山聡)vs2代目タイガーマスク(三沢光晴)の
試合を後楽園ホールで観戦してきました。


081204



■初代タイガーマスクこと佐山聡さんと、その後を受け継いだ
 2代目タイガーマスクこと三沢光晴さんの試合を観戦してきました。

 「初代タイガーマスク」vs「2代目タイガーマスク」の初対決という構図もおもしろいのですが、
 「佐山 聡」vs「三沢光晴」という名前でもかなり興味深い対戦でした。

 プロレスを観戦するのは、小学校入学前以来35年ぶりのことでした。


■初代タイガーマスクは、私が中学時代に一世を風靡した選手で
 漫画の世界から実世界に飛び出してきた「ヒーロー」でした。

 今でも過去の映像をたまに見ると、充分に楽しめますし、
 当時のタイガーマスクを凌ぐ人気と実力を備えたレスラーが
 どれだけいただろうと考えてしまいます。

 それだけ、初代タイガーマスクのインパクトは強烈でした。

 タイガーマスクが活躍していた当時の体育の時間には、
 体操競技などで使うセーフティーマットで、
 よく「プロレスごっこ」をしました。

 プロレス技は、タイガーマスクの技を紹介した本で覚えました。

 この本のおかげで、私の弟は何度も実験台にされ、
 そして私の友人は、セーフティーンマットの上でタイガーマスクや
 アントニオ猪木さんになりきった私の技のオンパレードを
 お見舞いされることになったわけです。

 この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 それにしても、セーフティーマットの上とはいえ、
 よくジャーマンをかけあうことができたものです。

 今考えればよくあれでケガをしなかったと不思議なくらいです。

 投げっぱなしジャーマンじゃなかったから良かったのでしょうか。
 (そういう問題ではないですね)


■さて、
 「初代タイガーマスク」vs「2代目タイガーマスク」
 =「佐山 聡」vs「三沢光晴」という告知だけで
 チケットを購入したのですが、最終的にはシングル対決ではなく
 ペア同士で戦うタッグマッチ形式になっていました。

 もっとも、観戦前日になって知ったのですが、
 あの、高山選手が出場するカードがあり、
 あの、ザ・グレート・サスケ選手が出場するカードが組まれていて、
 もともと1試合しかないと勘違いしていた私にとっては
 かなりお得な対戦カードになっていました。


■会場となった後楽園ホールを訪れるのは、
 ボクシングの試合を観戦して以来でしたが、
 リングから客席までの距離感が近く、
 リングと観客が一体となっている雰囲気が大変興味深かったです。

 ちなみに、私が観戦した席は、リングサイドのイスから
 7列目ぐらいの場所でした。
 
 そこから撮影した画像は、こちらです。

 観客の7割ぐらいは、男性なのですが、かなりご高齢な方から
 小さな子供まで幅広い年齢層でした。

 客層は、本当にプロレスが好きなお客さんが多く、
 他のスポーツとは明らかに雰囲気が異なっていました。

 また、選手を間近で見るだけでなく、
 試合前や試合が終わった後に通路となっている場所で
 グッズを販売しており、それを選手も一緒に手伝っていました。

 先ほどリングで戦っていた選手がそのまま通路に来て
 グッズを売ったり、購入されたグッズにサインをしたり、
 握手をしたり、一緒に写真を撮ってくれたりとここまで
 選手との距離が近い体験は、初めてでした。

 選手と観客の動線が同じなので、
 振り返ればマスクマンがいるという状況もめずらしくはありませんでした。


■隣のお客さんの声で気づいたのですが、
 昨日の試合には、リングサイドに柵がありませんでした。

 それゆえに、いわゆる「場外乱闘」になると、
 その付近で見ているお客さんは逃げないと巻き込まれてしまい危険です。

 両者がリング下へ降りた際には、すぐにリングアナウンサーが
 「危険ですから下がってください!」と注意を喚起していました。

 すると、今度はロープ際で選手が飛んで体当たりをする技を
 繰り出す前や選手をリング下へ投げ飛ばす前には、
 先にリングアナウンサーが「危険ですから下がってください!」
 と注意喚起していました。

 さすがよく選手の技を知っているなぁと感心していたのですが、
 技を出す前にそういわれたら、選手は乗り気でなくても技を
 出さなければならないのではと心配さえしてしまいます。
 

■プロレスのスポンサーシップについて、
 試合を観戦していて気づいたことは、
 試合前の花束は、スポンサーから贈られるもので、
 渡す前に会社名または個人名が場内にアナウンスされていました。

 「戦いという名のクリスマスプレゼントをお届けします!」
 というアナウンスで始まった試合ですが、
 本当にどの試合も楽しめました。

 お客さんのかけ声も試合の演出として機能しているようでしたし、
 本当に何度も何度も笑わされてしまいました。

 自分のヤジで場内に笑いが起こることに快感を覚えてしまった
 ウケ狙いの人もいたようです。


■スポーツ興行最大の魅力となるコンテンツは、
 「試合(ゲーム)」そのものにあります。

 それにもかかわらず、
 「スポーツは筋書きのないドラマ」と言われるように
 試合の結果をコントロールすることは困難です。

 少しでもコントロールできるように大金を使って
 選手を補強していますが、全試合を勝つことは不可能に近いことです。

 すなわち、多くの観戦者のお目当ては、
 応援するチームの勝利であり、
 好きな選手の活躍であるはずです。

 そしてできれば、手に汗握る好ゲームを期待したいところです。

 観戦する側にとってみれば、とても重要なことなのに
 必ず期待通りの結果が得られるという保証はどこにもありません。

 勝負は、やってみなければわからないからです。

 だからこそ、チームの勝敗や選手のパフォーマンス以外のところで
 お客さんに満足してもらい、また来ようという気持ちにさせるために
 ファンサービスやさまざまな企画・演出が行われています。


■これに対してプロレスの試合は、「ハズレが少ない」という印象を持ちました。

 これは、プロレスには筋書きがあるという主旨のことを言っているのではありません。

 試合の展開に応じて、お互いの得意技を駆使し合うことで、
 それをどこかで期待しながら観戦しているお客さんを
 楽しませることができる可能性が高いと感じました。

 対戦カードが複数用意されていることで、
 その日の試合をトータルで判断することができます。

 実際に、昨日の最後の試合内容は、
 「初代タイガーマスク」vs「2代目タイガーマスク」という視点でみると
 かなり物足りない印象がありましたが、
 「初代タイガーマスクペア」vs「2代目タイガーペア」という視点でみれば、
 楽しめた試合でした。

 何より、三沢選手を間近で見られたことや
 タイガーマスクのテーマが流れる中で
 初代タイガーマスクが颯爽と登場した場面を見られただけでも良かったです。

 昨日観戦した全試合の満足度も予想以上に高かったです。

 そういう意味では、プロレス観戦の特徴は、
 「望んだとおりのパフォーマンス結果が得られない」という
 観戦リスクが小さいことかもしれません。

 それはまるで、吉本新喜劇でタレントさんが「お約束」でやる
 ギャグを期待していて、その通りになった時の感覚にも似ていました。


posted by sport_biz |22:31 | プロレス | コメント(0) | トラックバック(0)
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