2008年10月21日

#37「MLB日本開幕第2戦観戦記」(080326)

2008年度のシーズンを東京ドームで
スタートしたレッドソックスの開幕第2戦の様子を
レポートします。


081021


<2008年3月26日>

■日本でのメジャーリーグ開幕第2戦は、
 1塁側のエキサイトシートで観戦していました。

 エキサイトシートは、打撃練習のボールが飛んでくるため
 試合開始前にならなければ、目の前の可動式フェンスを
 移動させてもらえません。

 ところが、ボールが飛んでくる角度の関係で、
 ちょうど座っていたライト寄りには、
 一部可動式フェンスがないところがありました。

 そこでレッドソックス選手のサインをもらえないかと、
 メジャーリーグオフィシャルボールと色紙を持って
 待ち構えていました。

 ちなみに、このオフィシャルボール1個4,500円もしました。

 値段を聞いて、「ええーっ!」と心の中で思いましたが、
 次にいつこのような開幕戦に立ち会えるかわからないからと
 自分に言い聞かせながら購入しました。
 もちろん、前日に投げ終えた松坂大輔投手に
 サインをもらうためです。


■座席について周りを見ると、
 レフトフェンスからライトフェンスまでずらりと
 選手のサインを望むファンがグッズをひもで垂らしていました。
 (写真参照)

 紙袋に入ったもの、ビニール袋に入ったもの、
 カゴに入ったもの、ハンガーにかけられた
 レプリカユニフォーム、手紙やメッセージをつけたもの等々、
 少しでも選手の気を引こうと工夫を凝らしていました。


■試合開始1時間半前になった頃、
 ようやくレッドソックスの選手が姿を見せ始めました。

 すると、背番号53をつけた選手が
 エキサイトシートにやってきて、サインに応じ始めました。

 「この人誰??選手??」と思ったのですが(失礼な話ですが)、
 購入したボールではなく色紙を差し出すと
 気軽にサインしてくれました。
 

■しばらくすると、ライトフェンス側でレッドソックスの投手陣が
 ストレッチとキャッチボールを始めました。

 私達のところには、スッと長身の選手が近づいてきて
 いきなり娘にメジャー公式球を差し出してくれました。

 感激する娘の横で、
 「あの人は・・・、確か前日の試合で松坂投手の次に登板した
 ピッチャーで、ホームランを打たれて勝利投手の権利を
 消してしまったスナイダ-投手では!」
 と、思いつつも素直に喜ぶ娘を見ていると
 複雑な心境は吹き飛んでしまいました。


■外野フェンスにずらりと並んだサイン目的のグッズですが、
 たまにフェンス際に転がったボールを取りに行った選手が
 申し訳程度にサインに応じてくれるくらいでした。

 ファンの一番のお目当ては、
 松坂投手からサインをもらうことのようでした。

 しかしながら、これだけ外野フェンスに人が群れてくると、
 グッズだけでなく人までが落ちてきそうなくらい
 危険な状況になることは容易に想像がつきました。

 おそらく、松坂投手もそのことを心得ていたのだと思います。

 そんな中、たった一人だけレフトフェンスから順に
 センター方向に向かって丁寧にサインに応じる選手がいました。

 その選手とは、「背番号37」岡島投手です。

 試合前のウォーミングアップの時間、
 前日今季1勝を挙げたばかりの岡島投手。

 もちろん、先発投手ではなく、中継ぎですから
 この試合に投げる可能性は否定できません。

 サインに応じないでウォーミングアップをしていても
 責められるようなことはないはずです。

 『いったいどこまでサインをするのだろう・・・』

 岡島投手は、サインを続けながらセンター前を過ぎて、
 とうとうライトポール際までやってきました。

 レフトフェンスから始まったサインに要した時間は、
 すでに1時間近くになろうとしていました。

 レッドソックスの選手は、試合に備えてほとんどの選手が
 すでにベンチへ移動していました。

 さらに岡島投手は、ライトフェンス際を歩きながら、
 今度は1塁側(レッドソックス側)エキサイトシートのファンに
 サインを始めました。

 1人1人丁寧にサインや写真に応じています。

 もちろん、我々親子も2人でボール(あの購入したボールです)と
 色紙にそれぞれサインしてもらいました。

 ※そのサインの写真は、こちらから。


■ 『感動!!』しました。


 すっかり岡島投手のファンになってしまいました。

 事情はあれど、松坂投手のサインがもらえなかったファンも
 岡島投手にサインをもらって、きっと満足したことと思います。

 岡島投手のプロフェッショナルな姿勢に、
 背番号37が大きく見えました。

 (結局、この日の試合で岡島投手が投げることは
  ありませんでしたが。)


■試合は進んで5回裏、レッドソックスのマウンドには
 「背番号53」の投手がいました。

 『あっ、さっきサインしてくれた人だ!!』と
 私たち親子は顔を見合わせながら言いました。

 顔も名前も知らなかったその選手は、
 デイビッド・アーズマというピッチャーでした。

 またまた感動しました。


■たとえ名前が売れていない選手であっても
 (この場合、私が知らなかっただけですが)、
 ファンと接することで心理的距離感が縮まり、
 それがきっかけとなって名前や背番号を覚えたり、
 応援するようになることは充分にアリだと思います。

 その後も、同じような経験を何度かしました。

 たかがサインかもしれませんが、
 そういう接点を持った選手には、
 成績や所属チームに関係なく
 「応援したい!」という気持ちになりました。

 それは、一生忘れられない思い出だからです。

 この一生忘れられない思い出(経験)を
 どうやって作り出していくかは、
 経営サイドにとって重要なポイントだと考えています。

 球団が用意するファンサービスには、
 このような「球団とファン」あるいは「選手とファン」を
 つなぐ取り組みがどのようになされているか
 注目してみるとおもしろいかもしれません。


posted by sport_biz |20:36 | MLB | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2008年10月20日

#18「MLB日本開幕戦観戦記」(080325)

松坂大輔投手と岡島秀樹投手が所属する
レッドソックスのシーズンが終わりました。

レッドソックスの2008年度シーズンは、
東京ドームから始まりました。

本日は、2008年3月に東京ドームで開催された
メージャーリーグの日本開幕戦についてレポートします。


081020
<2008年3月25日> ■東京ドームの22番ゲートから回転扉を抜けると、   目の前には、MLBのコミッショナーズトロフィーが   さり気なく飾られていました(写真参照)。   警備員が立っていなければ、   きっと気づかずに通り過ごしていたかもしれません。   2007年のワールドシリーズチャンピオンが   今からこの日本で開幕戦を迎えるんだと   はやる気持ちを抑えつつ、座席に向かいました。 ■試合開始1時間30分前に座席に着きましたが、  観客の出足はまだまだこれからでした。  私は、バックネット裏後方上段の  やや3塁寄りに座っていました。  右側には、記者席があったのですが、  どこかで見たことがある長身のイケメンが立っていました。  デニー友利さん。  2008年は、レッドソックスの国際担当顧問をされています。  私の大学時代の友人が、デニーさんと同じ高校で  野球部に所属していました。  なんだかずっと昔から知っていた友人が立っているようで  懐かしい気持ちになりました。 ■レッドソックスのバッティング練習を見たのですが、  「すごい!」の一言でした。  東京ドームが小さくなったのではないかと思うくらい  ポンポンとボールがスタンドへ飛び込んでいきます。  特に、オルティス選手の打球は、看板に直撃することも。  場内もどよめいていました。  刻々と試合の開始時間が迫ってきました。  グランド内では、催し物やセレモニーが始まり、  アメリカ国家が響き渡ります。  スタンドもこの辞典でほぼ満席となり、  観客のボルテージは、ますます高まってきました。  そして、いよいよMLB日本開幕戦が始まりました。  1回の表レッドソックスの攻撃。  2番バッターのユーキリス選手が登場すると  「ウゥ~~~」と場内から声が。  んっ? ブーイング??  でも、どうやらブーイングではないようです。  と、この時点で私がそれほどレッドソックスのことに  詳しくないことがバレてしまいましたが、  ユーキリス選手の名前がアナウンスされると  「ユゥ~~~」と声がかかるのが恒例とのことでした。  さて、ほどなくして1回の表の攻撃が終わり、  場内の多くのファンが待ち望んでいた男が  やや小走りで登場してきました。 ■『ダイスケェ~~ マズザカァ~』  東京ドーム全体が揺れるほどの大歓声。  早くも「レッツゴー、ダイスケ!」のかけ声も聞こえます。  そして、いよいよきらめくフラッシュの中、  レッドソックス松坂大輔投手、  2008年のシーズン第1球が投じられました。 ■観戦しているファンに目を移すと、  いつも以上に外国人のファンが多く、  いつも以上に大リーグのグッズを身に着けた  日本人のファンが多く見られました。    圧倒的にレッドソックスのファンが多いようです。  当たり前のことかもしれませんが、  日本のプロ野球の観戦とは  かなり雰囲気が異なりました。  選手に送る声援や拍手は、  大リーグに詳しいファンが多く集まっていることの  裏返しだと感じました。 ■松坂投手の2008年シーズンは、  日本時代を含めても最多となる18勝目(3敗)をあげました。  これは、松坂投手にとって日本時代を含めても  シーズン最多となる勝利数とのことです。  個人的には、もっと勝っている印象だったので  少し意外な気もしました。  アメリカへ渡ったら、  20勝だってありえるだろうと思っていましたが、  その見方は甘かったようですね。  松坂投手とは、仕事の関係で  2度ほど間近で見たことがありましたが、  胸板などの身体の幅が分厚いのが印象的でした。  ゆっくりと身体を休めて、  また来シーズンの活躍に期待したいと思います。


posted by sport_biz |21:20 | MLB | コメント(0) | トラックバック(0)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加