2009年04月19日

西武ドーム観戦記【ライオンズvs日ハム】

2009年4月19日、新装された西武ドームへ足を運んできました。


■松坂投手の移籍金を元手に2年がかりで改修を進めてきた西武ドームを視察してきました。

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■今年大幅なリニューアルをした球場には、
 カープの新球場(マツダスタジアム)と阪神甲子園球場、そして西武ドームがあります。

 本日は、西武ドームへ足を運んできましたが、そこには
 昨年よりもさらにパワーアップした西武ドームがありました。

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■このブログでは、ライブ観戦した様子をレポートすることに重点を置いているので、
 授業で話している内容にはあまり触れていないのですが、
 今回は、ほんの一部をご紹介させていただきます。


■「プロスポーツビジネス」は、「コンテンツビジネス」であり、
  「エンターテインメントビジネス」であります。

 スポーツビジネス最大の商品は、「ゲーム(試合)」そのものであり、
 応援するチームの勝利や好きな選手の活躍を期待して球場に足を運びます。

 しかしながら、最大の商品であるこの「ゲーム」は、
 どんなに大金をつぎ込んでも、全試合を勝つことはできません。

 勝つときもあれば負けるときもあります。

 雨で中止になることもあります。

 一般の企業が消費者に提供する「製品」や「サービス」は、
 クオリティコントロールによって均質化を図ることができるのですが、
 プロスポーツビジネスの場合、
 この最大の商品であるゲームをコントロールすることは、
 ひじょうに難しいといえます。

 この経営サイドにとって、品質管理をしにくい「商品(ゲーム)」は、
 「勝利」によって満足を提供し、
 時として「筋書きのないドラマ」によって人々に感動を与えることがあります。

 筋書きは、コントロールすることはできません。

 屋根を付けて天候をコントロールすることは、一部可能になっています(ドーム球場など)。

 「ガッカリ(期待はずれ)」と「感動(勝利と好ゲーム)」が表裏一体となったスポーツビジネスは、
 不確実性が高い商品を扱うビジネスということになります。


■では、経営サイドがコントロールできる範囲で、
 常にお客さんを楽しませるためには何が必要かとなりますと、
 現在は「エンターテインメント」という付加価値を付けた
 新たなスポーツ観戦スタイルの提案が行われています。

 私が考えるキーワードは、

 「野球場であって、野球場でない」

 「観戦なのに、体験型」 です。


 企画立案のポイントは、
 「チーム」と「選手」、「地元地域」、「ファン特性」との関係性の構築です。


■プロスポーツがここへ至る経緯には、

 Jリーグの誕生

 巨人戦の視聴率低迷

 業界再編(球団の消滅と新規参入)

 経済不況 などがあげられます。


■ビジネス面でのポイントは、

 新たな付加価値の提供による新規ファンの獲得

 滞留時間の延長と客単価の向上

 観戦環境の向上によるリピーター率の向上 となります。


■ここ1週間の授業では、これらのポイントを解説した後に
 現場で収集した画像と動画を見せながら、
 事例を紹介しています。

 それでは、
 本日の西武ドームでの観戦も同じような視点でご紹介します。


■スポーツ観戦行動を1日のスケジュールで見た場合、
 その前後の行動も視野に入れる必要があります。

 東京ドームや西武ドームには、近隣に遊園地がありますので
 試合の前後に遊園地で遊んでから野球観戦することができます。

 福岡のヤフードームには、ショッピングモールが隣接しています。

 球場周辺にこれらの施設がない場合は、球場そのものが「ボールパーク化」しています。

 東北楽天イーグルスのKスタや千葉マリンスタジアムは、ボールパーク化が進んでいます。


■ウイニングデー・サービス

 西武の関連施設では、ライオンズが勝った翌日には割引などのサービスが受けられる
 「ウイニングデー・サービス」があります。

 ホークスの「勝ったら企画」の方が先でしたが、
 異なる点は、主に系列企業が参加しているのか、
 それとも地元企業が多く参加しているのかではないでしょうか。

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■西武の同じ系列でこのようなコラボは、大いにアリだと思います。

 レオライナーの車内アナウンスは、渡辺監督や選手でも良いのではないでしょうか?
 (ロッテのパクリになりますが)

 西武遊園地と西武ドーム観戦がセットになったチケットの発売も
 有効ではないかと思いました。

 あるいは、チケットを見せると双方の施設で割引が受けられる、
 乗り物1回無料なども考えられます(すでにあるのかもしれませんが)。

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■西武ドームのボールパーク化の試みについて

 改札口では、軽快なサンバ?のリズムでお出迎えでした。

 非日常空間への誘いです。

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■球場なのに・・・「足湯」

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■ここは、埼玉西武ライオンズの本拠地最寄り駅

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■「観戦なのに体験型」

 千葉マリンスタジアムは、バーチャルでしたが、
 空気でボールを浮かせるのはおもしろいですね。
 
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■フワフワは、子どもに人気があります。

 特に選手がモチーフになっているのがおもしろいですね。

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■定番のストラックアウト

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■ここは、野球場です。

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■これは、わが家の例です。

 小さな子ども達にとっては、野球の試合よりも遊園地で遊べたり、
 このような場所で遊べることの方が楽しいのかもしれません。
 (わが家は試合前と試合途中抜け出して西武遊園地が定番)

 親にしてみれば、たとえ応援するチームが負けたとしても
 子どもが「今日はとっても楽しかった」と言ってもらたり、
 一生に残るような思い出ができれば、それで「御の字」です。

 例えば、昨年の父の日に西武ドーム(vsカープ戦)で観戦した様子はこちら。

■会員限定のピンバッヂ

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 日本人は、収集好き? 

 会員限定のピンバッジは、どの選手が出てくるかわかりません。
 (ガチャガチャの魔力)

 全選手を揃えるのか、好きな選手が出てくるのを期待してチャレンジするか、
 集め出したら止まらなくなりませんか??

 そして、それを帽子やカバンに付ける。

 時代は繰り返されます。


■ファンクラブの特典は、結構シビアに見られていると思います。
 
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■ここは、絶好の記念撮影ポイントですが、
 「等身大」であるかどうかがわかればもっとよかったと思いました。

 そこに選手を身近に感じるポイントがあります。

 子どもにとっては、「野球選手は大きいんだなー」と感じることができます。

 実物大の手形なども有効ですね。

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■「球弁」の種類が増えていました。

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■選手とファンを繋ぐ選手プロデュースのお弁当です。
 (小物がついているのも記念になってよいかもしれません)

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 この看板を見て、娘は中島選手プロデュースのお弁当が気に入った様子で、
 さっそく買いに行ったのですが・・・

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 すでに「売り切れ」


 看板があちこちに置いてあっただけに、
 いざ買うときになって「売り切れ」とは・・・ガッカリ。

 娘は、お弁当は食べないとご機嫌斜めに・・・。

 「売り切れ」ならその情報を全ての看板に共有していただかなければ、
 いざというときに「ガッカリ」してしまいます。

 これは、経営側がコントロール(工夫)することで防げた「ガッカリ」だと思いました。


■フードコートを含めて球場内外のレジで「会員証ありますか?」と聞かれたのに驚きました。

 ポイントがたまるのは、マイレージの発想。

 会員証は、CRMに。

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 たまったポイントは、
 「好きな選手のサインと記念撮影」はいうに及ばす、
 「日本一パレードに参加できる権利」や「納会に参加できる権利」、
 「ビールかけに参加できる権利」など夢のあるものがよいですね。

 たとえそれが10年連続でホームゲーム全試合を観戦しなければ
 たまらないポイント数だったとしても、夢を見ることができます。


■ゲート前広場、駅改札口前広場の滞留を可能にしたのが「再入場」の可能です。

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■このステージ(舞台)は、昨年よりも良くなっていました。

 娘はこのチアの皆さんのパフォーマンスを見て楽しみ、
 一緒に踊ることで振り付けを覚えたようです。

 ショーの前には、お姉さん達に優しく声をかけていただき、
 参加しやすい雰囲気を作っていただきました。

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■チケットは、人によっては大事な思い出になる記念品です。

 そういう意味では、これはちょっと残念でした。

 6歳の娘も同じことを気にしていました。

 「もっときれいに取ってほしかった」そうです。

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■今年改装されたところです。

 ショップとトイレ、そしてグループで楽しめるボックスシートが新設されていました。

 昨年までは、最前列の人は、一番上まで上らなければトイレや買い物に行けませんでした。
 
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■広島県人としては、うれしいメニューです。

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■エレベーターも新設されました。

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■新しいトイレに新しいロゴ。

 ここで記念撮影をする人もいました。

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■試合前に、ライオンズの選手のイメージビデオが流れていました。

 それを見ていた女性ファンは、映画のようでカッコいいと評判でした。

 映像を使ったイメージ戦略は、有効だと思います。


■中段くらいの座席で観戦しましたが、コンコースの喫煙コーナーの煙が
 座席まで流れてきたのが気になりました。

 これは、西武ドームに限ったことではありませんが、最近は
 甲子園球場のように喫煙ルームが設置される球場も増えてきました。


■「ライオンズ焼き」は、初めて知りました。

 「生地に埼玉産の狭山抹茶を使用しております」と書いてあります。

 「チーム」×「地元」です。

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■このバックネット裏の座席にはまだ座ったことがないのですが、
 座り心地は12球団で一番かもしれません。

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■新設されたフィールドシートでも近いうちに観戦してみたいです。

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■ファイターズのマスコットBBは、アウェイではちゃんとアウェイのユニフォームを着るのですね。

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■ライオンズのユニフォームを提供しているナイキ社です。

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■回の合間にチアの皆さんのダンスがありましたが、
 この振り付けは、試合前のステージで子ども達と一緒に踊っていた振り付けでした。

 「あっ、さっきのお姉さん達だー!」と言いながら

 座ったままですが、娘も一緒に振り付けをまねしていました。

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■スタジアム内で手に入れることができたマッチデープログラムです。
 (無料でした)

 選手の特集や選手のプロフィール、ファンの声、スコアブック、
 対戦チームの選手プロフィール、イベント企画などの情報がありました。

 実際に娘は、このプログラムで出場している選手の背番号と見比べていました。

 選手プロデュースの球弁の選手がどこにいるのか見ていました。
 
 「チーム、選手」と「ファン」を繋ぐアイテムです。

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■そのプログラムで紹介されたイベント企画には、
 足湯のほかに、試合前に第二球場でキャッチボールができたり、
 ライオンズOBによるトークショー、試合終了後に誰でも参加できる
 「グランドウォーク」や「ベースランニング」、昨年の「サラリーマンナイト」につづく
 「やきゅ・ウーマンナイト」などが告知されていました。


■もう一度遊園地に行きたいという娘にせがまれて
 ライオンズがリードしている状況でドームを後にしました。

 娘は、今日を満喫できたようです。

 プロスポーツは、ゲームが大事ですが、それ以外の球団の取り組みにも目を向けると
 おもしろいかもしれませんね。


posted by sport_biz |21:46 | プロ野球 | コメント(2) | トラックバック(0)
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西武ドーム観戦記【ライオンズvs日ハム】

コメント投稿者ID :

はじめてブログを拝見させていただきました。

私も本日、西武ー日ハムの試合を観戦いたしました。

原田様と同様、私も新生西武ドームのサービスに関して、とても感心いたしました。

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/studyrukie/

また、今後も先生から色々と学ばせていただきたく思います。

posted by ル | 2009-04-20 01:30

西武ドーム観戦記【ライオンズvs日ハム】

コメント投稿者ID :

ル様

コメントありがとうございました。

また、素敵なブログも拝読させていただきました。

12球団全てのスタジアムへ足を運んだ経験から見えてくる違いはあるのですが、
ひとつのスタジアムに長く継続的に通うことがまだないので、
本当の意味でファン目線になれているかわからないところがあります。

いろいろな視点、いろいろな気づきが結果として快適な観戦環境の向上につながればよいですね。

またいろいろと教えて下さい。

これからもよろしくお願いします。

posted by 原田尚幸 | 2009-04-20 07:24

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