2008年12月20日
福岡ドーム観戦記【ライオンズvsホークス】(030805)
2003年8月5日に福岡ドームで開催された 西武ライオンズvs福岡ダイエーホークスの試合を観戦しました。
■早稲田大学スポーツ科学部に在籍していた当時、 木村和彦ゼミのゼミ合宿の一環として 福岡ダイエーホークスの試合を観戦しました。![]()
このゼミ合宿では、ホークスの球団経営に関する 講演を聞いたり、隣接するシーホークホテル(当時)や ドーム施設内の舞台裏を見学したり、 球団のスタッフと共同で観戦者調査を実施しました。![]()
■ドームに隣接するホテルは、船の形をイメージしており 博多湾を一望できる先端は写真のようになっています。 見学させていただいた端の客室には、 ここがバスルームになっていました。 とても人気があるお部屋とのことです。 また、当時1泊50万円もするスウィートルームは、 2002年11月に開催された日米野球の時に、MLBの バリー・ボンズ選手やイチロー選手が宿泊したお部屋とのことで なんともいえない贅沢な空間になっていました。 ■観戦者調査では、全ての席種で調査を実施したことから 調査員の学生を監督する立場としては、 当時のドーム内のほとんどの席種を見ることができたのは 大きな財産となりました。 これは、調査結果にも表れていましたが、 観戦する座席位置によって観戦者の特性や消費行動が異なっていました。 この時の調査では、球場内の広告看板の認知度調査を実施し、 人々の記憶に残っている(かつ想起できる)広告看板の種類と 設置位置、その特徴について検証しました。 これらの調査結果は、学会や論文でも発表したのですが 広告看板をただ設置すればよいというだけでなく 以下の要素を意図的にかつ複合的に考慮することが有効です。 1)「目立つ」・・・ より多くの人の目に触れる場所に設置されている、 あるいは形状がユニークであること。 2)「ストーリー性」・・・ この広告に当たれば100万円が打った選手に贈られるといった 話題性のあるストーリーを付与すること。 3)「日常性」・・・ 普段の日常生活と関連していることが印象に残りやすい、 例えば普段からコマーシャルでよく目にする、 家でテレビ観戦しているときによく目にする(バックネット裏など)、 知人が通っている、あるいは勤めている学校・企業であること。 4)「キャラクター性」・・・ ホームチームに所属する人気選手を広告に起用したり、 女性や子供に印象の良いマスコットを起用すること。 5)「継続性」・・・ どんなに著名な企業でも継続して露出しなければ 人々に忘れ去られてしまいます。 このことは、球場のネーミングライツ(命名権)の事例を 思い浮かべると容易にご理解いただけると思います。 ※出典は、原田尚幸「野球場における広告看板の効果」和光経済38(3)2006年![]()
■福岡ドームって本当にすごい施設ですよね。 この屋根が開くのですから。![]()
■福岡ドームは、 ドーム(施設)とチーム(球団)とファン(観客)が作り出す独特の雰囲気があります。 言葉ではうまく表現できないのですが、 ファンの優しさに包まれているような温かい雰囲気です。 この雰囲気の中で野球ができることに喜びを感じる という選手がいるのもうなずけます。 ■福岡は、 「ドーム」「球団」「ホテル」「ショッピングモール」がセットになった ビジネスモデルです。 スタジアムとホテルが隣接、または同じ建物であるケースは イングランド・プレミアリーグのチェルシーやボルトン、 ニューキャッスルでも見られました。 東京ドームも考えてみれば同じ敷地内にドーム、ホテル、遊園地、 ショッピングモールなどが隣接しています。 これらの周辺施設がないスタジアムでは、 これと似た付帯施設を設置するかあるいは、 ファンを楽しませる全く別のアプローチが必要かもしれません。 スポーツ観戦者行動は、ただスポーツ観戦へ行くだけでなく その前後の行動から捉える必要があるからです。 ※このとき実施したゼミ合宿は、現在の私のゼミ活動のモデルになっています。 早稲田大学の木村和彦先生と当時のゼミ生のみなさん、 当時のホークススタッフの皆様、調査にご協力いただいたファンの皆様、 この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
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posted by sport_biz |18:30 |
プロ野球 |
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