2008年10月19日

F1日本GP(FSW)観戦記(081012)

ルイス・ハミルトン選手が今期5勝目をあげて
2008年の総合優勝のゆくえは、
ブラジルGPまで持ち越しとなりました。

本日は、2008年のF1日本グランプリの様子を
レポートします。

レース結果はもちろんですが、
オリンピックやサッカーワールドカップに次ぐ
ワールドワイドなスポーツイベントと言われることもある
1日で10万人を超える集客力を持つF1レースに注目しました。


081012
<2008年10月12日> ■F1日本グランプリ決勝を観戦してきました。  F1日本グランプリは、私自身2回目の観戦でした。  前回の観戦は、2006年で鈴鹿サーキットで観戦しました。  その年は、すでに引退を表明したM.シューマッハが  鈴鹿ラストランの時でした。  昨年から富士スピードウェイに会場を移して開催された  F1日本グランプリですが、レースの結果よりも  試合のオペレーションに関する問題が指摘されていました。  今年のF1日本グランプリは、どうだったのでしょうか。 ■私がF1に注目するようになったのは、  当時大学生だった1980年代後半頃からでした。  もともとは、昭和50年代のスーパーカーブームの世代ですし、  「サーキットの狼」「マシンハヤブサ」「ひみつ指令マシン刑事999」  に親しんだ世代です。    スーパーカー消しゴムのタイヤにセメダインを塗って固めて  滑りやすくしたり、ボールペンのスプリングを伸ばして  反発を強くしたりしたのは、遠く懐かしい記憶です。  ミニカーやプラモデル、ラジコンカーを通して、  車への憧れを抱き続けてきました。  今でも、スーパーカーに対する憧れは消えることはありません。  そんなバックグラウンドから  車やレースに対する興味は、もともと高かったような気がします。 ■1980年代後半のF1は、日本の自動車メーカーである  ホンダのエンジンを搭載したマシンが  圧勝していた時代でもありました。  もちろん、中嶋悟選手のことも注目していましたが、  中でもアイルトン・セナ選手のドライビングに釘付けになりました。  ずっとセナ選手や日本人選手の活躍を楽しみにしながら  F1中継のある日は、夜更かしをして生中継を見るのが恒例でした。 ■1994年、いつものようにF1中継が始まるのを待ちながら  スポーツニュースを見ていたら、臨時ニュースとして  セナ選手が事故を起こしたことを知りました。  あの時の衝撃は、今でも忘れることができません。  セナ選手がその事故で亡くなってから、  私はすっかりF1に対する興味を失ってしまいました。 ■それでも、なんとなくでもF1の結果は、注目していました。  セナ選手が亡くなった当時に、  メキメキと頭角を現してきたのが  ミハエル・シューマッハー選手でした。  セナのいなくなったF1界を牽引してきたといっても過言ではない  その彼が引退を決めて迎えた2006年のF1日本グランプリは、  鈴鹿サーキット開催のラストイヤーでもありました(当時)。  いろんな思いも重なって、鈴鹿サーキットで開催される  日本グランプリをこの目で見たいという衝動に駆られて  鈴鹿へと出かけました。 ■今回のF1観戦は、それ以来のことであり、  富士スピードウェイでの観戦は、初めての体験でした。  昨年鈴鹿からバトンを受け継いで開催された  2007年富士スピードウェイでのF1日本グランプリは、  天候不良、スタンドでの視界不良、  輸送オペレーションの不具合もあって  訴訟が起こされる事態になりました。  今年は、トヨタの威信をかけて取り組みがなされていると  報道されていました。 ■一観戦者として実際に観戦した感想は、  輸送オペレーションについては  ほぼ完璧だったという印象を持ちました。  「ほぼ」と付け加えたのは、自分が利用したルート以外の  情報を現在持ち合わせていないからです。  今現在、大きなトラブルがあったという報道は聞いていいませんし、  むしろ好評であったという情報に接すると、  今年のオペレーションは、実際に大きなトラブルはなかったものと  推察しています。 ■私は、「電車+無料バス」のチケットで移動しました。  自宅の最寄り駅から電車で45分、無料バス乗り場の最寄り駅として  指定されている小田急線「渋沢」駅にて下車。  そこから徒歩20分かけて無料バス乗り場へ移動しました。  その間、駅改札口から駅前陸橋にかけて  20~30m間隔で警備員が誘導していました。 ■この改札から陸橋へ向かう途中、  コンビニ屋さんが買い物を呼びかけたり、  タクシー関連のおじさんが、  「無料バス乗り場までは、歩いて20分。   タクシーなら6分くらいだよ~。」  と手作りの札を持って立っていました。  しかし、実際にはタクシーが足りなくて、  タクシー乗り場には行列ができていました。  あれでは、確実に歩いた方が早そうなので歩き始めました。 ■その後、横断歩道、交差点、曲がり角の全てのポイントに  警備員・ボランティアが立って誘導してくれました。  その様子の写真は、こちらから。    指示に従って歩いていくと、某企業の敷地内へ誘導され、  そこから無料バスが2台同時運行で  次から次へと出発していました。  ここに至るまでもボランティアスタッフの皆さんが  きちんと誘導していただきました。  鈴鹿サーキットの時は、路線バスを使用していたこともあり、  現地に着くまで20~30分立ったまま乗車しましたが、  今回は観光バスを利用していたので  補助席を使わない程度に満席になったら出発していました。 ■無料バス乗車ポイントから会場である  富士スピードウェイまでの移動時間は混雑もなく60分でした。  (事前の目安は100分でしたが)  これも人海戦術といいますか、  バスが曲がるポイントには、看板表記とともに  どんな田舎道でも必ず警備員が立って誘導していました。 ■さらに気づいた点は、主な交差点では「交通量」を調べる調査員が  イスに座ってチェックしていました。  これも次年度以降(来年は鈴鹿サーキット)に活用される  データを収集していたものと推察されます。  こうして、何の問題もなく富士スピードウェイまで  到着しました。 ■富士スピードウェイでは、行き先別にバスのエリアが分かれており、  数百台のバスが並んでいました。  バスの様子は、こちらから。  (写真が小さくて申し訳ございません)    バスを降りて自分の座席までは、ポイントに誘導係が配置され  ハンドマイクで誘導していました。  それ以外の場所では、案内表示があったので迷うことなく座席まで  たどり着くことができました。 ■このような感覚は、  どこかで体験したことがあると記憶を遡ってみると、  2002年のサッカーワールドカップのことを思い出しました。  最寄り駅から無料バスで送迎、  バス到着現場から会場までの誘導は、  2002年のさいたまスタジアムで経験しました。  もっとも、今回のF1観戦では、無料バスの  長い移動距離の全行程をカバーしている点、  10万5,000人という観客動員数を考えると  大規模な取り組みであったことがうかがえます。  裏を返せば、それだけお金を投入しているということですね。 ■気温16度。  寒風吹きすさぶスタンドでは、  体感温度はさらに低く感じました。  念のためこの時期にしては、  厚着ではないかと思うほど着込んで行きましたが、  予想以上に気温が低く感じられ、  実際には携帯カイロがあれば欲しいくらいの寒さでした。 ■2008年F1日本グランプリ決勝大会には、  観衆10万5,000人(3日間で累計21万3,000人)が、  静岡県小山町の富士スピードウェイに集まりました。  よく「F1が好き」とか「F1を見に行ってくる」というと、  「同じところを何周も走っているのを見て何が楽しいの?」  と聞かれることがあります。  F1マシンは、自動車メーカーの最新技術を搭載しています。  それにもかかわらず、極めて人間味溢れるのが  モータースポーツのおもしろいところだと思います。  周回を重ねるごとに刻々と状況は変化していきます。  ほんのわずかなミスが致命的であったり、  チームの作戦やクルーの支えがあったり、  完璧なレース展開をしていても  ゴール目前でマシンが突然煙をあげることもあります。  マシンとドライバーが一体となって  高速レースを展開する様子はとても魅力的だと思います。 ■さて、サーキットに集まる人たちは、  普段ではあまりお目にかかることがない  F1グッズに身を包んだ人達を多く見かけます。  本当に足の先から頭の上まで、全身をさまざまなグッズに  身を包んでいます。  サッカーワールドカップや  クラブワールドカップ選手権ほどではありませんが、  海外からの観戦者も見られ、自国のドライバーや  ひいきのチームを応援していました。 ■私は、A2のメインスタンドで観戦していました。  会場に到着した時は、スタートの13:30まで  まだ3時間ありました。  しかし、ポルシェのワンメイクレースや  F1ドライバーの場内パレードなどの催し物のおかげか  あっという間に時間は過ぎていきました。  いよいよ待ちに待ったスタートの瞬間。    2日間の予選から進められてきた準備の全て、  そして観客の期待の全てが  この決勝レースのスタートに集約されているようで、  心臓がドクンドクンと脈を打つのを感じながら  その瞬間を見守っていました。 ■レースが始まってしまうと、座席では、  目の前を爆音と共に高速で駆け抜けていく  マシンを見ているだけなのですが、  場内に設置された大型ビジョンでは  まるでテレビを見ているような感覚でレースの進行を  把握することができます。 ■さて、場内のメインスタンド周辺のトイレは、  いつも行列ができていました。  スポーツイベントでトイレの行列は、  特別珍しいことではありませんが、  それにしても日産スタジアムやさいたまスタジアム、  東京ドームと比較してもキャパが少ないように感じました。 ■喫煙コーナーもありましたが、  ただ灰皿が置いてあるというだけで囲いはなく、  煙が観客席に流れ込んでいましたし、  そこに人が溜まると通りにくい状況になり、  その間たばこの煙を吸ってしまうので  嫌いな人にはちょっと辛いかもしれませんね。 ■メインスタンドの座席角度は、傾斜がありとても見やすかったです。  スタンドでの観戦では、耳栓と座席クッションが必需品であることは  前回の鈴鹿での経験が活きました。  食べ物は、種類が豊富でしたが少し並ぶことは、  覚悟する必要があります。  決勝日のような天候(寒いとき)には、  温かい食べ物や飲み物が人気のようでした。  それにしても雨が降らなくて本当に良かったです。 ■帰りは、少し早めに自分の席を立ち、  レース中の他のスタンドの様子や売店の様子を視察しました。  いろんな場所で立ち止まって見ている人がいるのだなと感じました。  無料バスは、少し早めに出てきたこともあり、  待ち時間もなく乗り込むことができました。  帰りの道路で少し渋滞がありましたが、  行きと比べて10分長い程度で70分後に  来たときと同じ無料バス乗り場へと到着しました。  帰り道の駅までの道のりも、誘導係が無線で連絡を取り合って  誘導してくれました。 ■レース終了後には、帰路の混雑を分散させるために、  お笑いタレントのステージがあったり、  中嶋悟さんや、片山右京さんといった元F1レーサーや  脇坂寿一さんらによるユニセフチャリティオークションが  開催されました。 ■ところで、F1観戦と言えば、大勢の人、F1マシンの爆音、  そしてヘリコプターを思い浮かべます。  選手役員は、主にヘリコプターで移動しているからです  (全員がというわけではありませんが)。  次から次へとヘリコプターが離発着を繰り返す様子も  F1の名物だといえるかもしれません。  来年は、再び鈴鹿サーキットでレースが行われる予定です。 ■ところで、今回の日本グランプリでは、レース会場を含めて、  至る所にボランティアスタッフの皆さんがおられましたが、  どのスタッフの皆さんからも積極的に挨拶をしていただき、  本当に気持ちよかったです。  来場者をもてなそうというホスピタリティの点でも  他のスポーツイベントより感じが良かったという印象でした。 ■中嶋一貴選手のパドックで、日の丸に「必勝」と書かれた  はちまきをしていたクルーがいたのですが、  あれは・・・、琢磨さん。。。


posted by sport_biz |19:33 | F1 | コメント(0) | トラックバック(0)
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