2008年10月09日
佐原の来期。
今、東京でもっとも動向が注目される選手が佐原秀樹選手です。 1998年に川崎に入団した生粋の生え抜き選手が、城福さんに口説かれて、一年間のレンタルで東京にやってきました。 彼自身、慣れ親しんだチームを、1年とはいえ、離れるのは大変な決断が要ったようです。 序盤こそ、チームにフィットしないとの事で外されておりましたが、4月のマリノス戦でスタメンを獲得以降、徐々に出場機会を増やし、ファンをも増やし(笑)、いまや東京のDFとしてなくてはならない存在になってまいりました。 彼の魅力は、空中戦に強いところ。そして、メンタルの強さ。東京の選手にはない激しさがあるのもいいところ。 手癖の悪さは、さすがに治らないか(笑)。 でも、無駄なカードを貰う事があっても、ガッツのある姿勢が受けているんだと思います。 茂庭が、前半戦は本当にダメダメで、2007年シーズンの大不振をまだ引きずっている感じが否めなかったのですが、その不振を極めた2007年シーズンの印象を払拭するかのような安定度を佐原は見せてくれました。 最初の東京ダービーはドン引きの様子でしたが、東京のファン気質なんかが分かってくると、ファンの期待にこたえるようなパフォーマンスをピッチの内外で見せてくれるようになり、佐原を完全移籍で獲得しようという意見が多くなったのも記憶に新しいところです。 佐原は今年で30歳を迎えました。選手としてはピーク。しかし、あと5年もすれば彼もユニフォームを脱ぐことでしょう。 佐原を完全移籍で獲得したいという声について、その理解は出来ます。今の東京DF陣にはない魅力が強いからです。 高さに強いストッパー。 ジャーンがいなくなってから、これは最大の懸念材料でした。 そもそも、茂庭も藤山も対スピードには強さを発揮しますが、高さ勝負を挑まれると、ヘディングに強くない茂庭や、身長で泣かされていた藤山にはない持ち味がある。 対人への強さもあるし、ストッパーとしては、十分に計算が出来る。まだ吉本の実力を考えれば(どうした、吉本?)、佐原が常時出場機会に恵まれるのも無理はないわけです。 ただ、年齢面を考慮すると、果たして彼を完全移籍で獲得するのは、東京としてはどうなのか?と思います。 吉本は20歳。成長は見込める選手。 加えて、京都にお貸し差し上げている、増嶋の存在を忘れてはいけない。 増嶋は決して身長も高くないし、ヘッドも強くはない。 しかしながら、ラインコントロールの巧みさ。フィードの上手さと、キャプテンシーは捨てがたいものがある。何せ4年前大物ルーキーとして獲得した選手なのだし、彼の東京復帰を待ち焦がれている人間が多くいるわけです。私もその一人。 メンタルも以前より強くなった。他チームでもまれてきたので、厳しさやハングリースピリットも出てきた。 将来のことを考えれば、増嶋をクラブに戻し、吉本と共にクラブが彼ら2人に投資するのが先決じゃないか?と思うわけです。 もちろん、移籍係数ゼロの佐原を獲るのもすばらしいアイデアでありますが。 川崎に台所事情も勘案しないといけないですね。箕輪は大怪我してます。寺田、伊藤というところも大ベテランの領域に差し掛かっている。井川もいるけど、比較的川崎は高年齢層DFで、かつ怪我人も多く出ている。 これを考えると、年齢の部分は差し置いても、頭数をそろえる意味でも計算できる選手として佐原がカウントされているのは間違いないんじゃないか?と思うわけです。 東京では想像以上に試合に出ており、川崎サポーターの中には、もう戻ってこないんじゃないか?と考えている人もいるようですが、彼が完全移籍を熱望しない限りは、難しいのではないか?と考えております。破格の値段をうちがつけるとか、そういうのない限りはないでしょう。 キャプテンマークを巻いてプレーするし、東京のサポーターから大歓声が飛ぶし、試合には沢山出場できるし、いろんな意味で佐原の、この1年は充実していると思います。 清水戦で、涙をこぼし、うなだれていた彼の姿を見て、佐原は本気で戦っているということを改めて認識しました。 あの敗戦で、こんなチームにいたくない、と思われると寂しいですが、残り数試合で彼自身決断し、私たちにその結論を出してくれると思います。 女性ファンも多く、何かといろんな人を魅了してやまない彼ですが、果たして来期は、青赤か?青黒か? 興味は尽きないですね。
posted by sponavifootball |23:49 |
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