2008年08月12日

五輪敗退で、見えてくるもの。

敗戦から時間が経ち、少しは冷静な頭で物事を考えられそうです。

といっても、実際はライブでは視聴ができず、録画で細切れに観た感じではあります。

率直なナイジェリア戦の感想ですが、やはりフィニッシュが決まらないと勝てないな、と言うことに尽きます。

ナイジェリアの1ゴール目は本当に見事な崩しで、それこそ、ブラジルやアルゼンチンかと思ってしまうほどの出来映えでしたので、もうあれは仕方がない。

守備陣も頑張ったとは思いますが、あんだけナイジェリアが本気出して攻め込んできたら、さすがに日本は堪え切れなかったですね。

この反町Jは、「キレイだが勝てないサッカー」をするチームと形容されましたが、まさにその通り。

パス廻しはうまい。ここのタレントを見ても、そこそこにやれる連中が揃っている。

しかし、フィニッシュが甘いし、また、鋭い攻撃を見せることも余り出来なかったのが悔いが残るところでしょう。

また、カウンターの精度も良くない。

この間のEuroでは総ゴールの35%がカウンターからのアタックとのこと。

そこを考えると、もっともっと一撃必殺のカウンターの精度を上げるべきだと思います。

このチーム、ユース上りが大勢居ます。

本田圭祐も高校は星陵高校ですが、ガンバのジュニアユースで家長や安田と共にプレーしていた事を考えると、下部組織出身と観ていいでしょう。

ユースでは、いい選手がいい環境で、優秀なコーチの下、選手として引き伸ばしてくれる環境下にあり、それはとてもいいことなのですが、JFAの「パス廻しとポゼッション志向」のスタイルに慣れきってしまい、もっと縦に、そしてチャンスがあると見たらすぐにでもシュートを打ちに行く姿勢や1対1でどんどん仕掛けるスタイルをとっておかなきゃいけないんじゃないか?と思ってしまいました。

選手個々のスキルがある。しかし、キレイに崩そうとしたり、あるいは、チャンスが極大化するまでシュートを打たないのはよくないということ。

ユース教育の弊害とはいいません。ガンバのように1対1を仕掛けてナンボの育成方法を取るところもあるでしょう。

ただ、JFAもちょっと今後は、いくら身体能力が高い相手でも、局面では1対1で勝てない選手を育成しても仕方がないと思いますので、国全体の若年層の育成方法を考え直したほうがいいと思います。

ポゼッション志向だからと言って、馬鹿みたいに、ボール廻しだけさせたって意味ない。

何のためのボール廻しか?

ちゃんと意味と意義を付けさせてこそだと思います。

ナイジェリアも、アメリカも、チャンスとあらばドンドン仕掛け、どんどんゴールに襲い掛かってきましたよね。

ボールを失うリスクもある。でも、そういうリスクを冒しても前に出ないとやはりゴールは遠い。

状況判断力の鈍さもまた気になるところです。シュートかパスか?と迷ううちに、チャンスを潰す。

今の選手の小粒さ。身体的なものだけでなく、スケール感のなさも、ユース一辺倒の弊害なのかな?

まさか、ユースが金太郎飴を育成しているとも思えないし。

中田や前園が出た時代はもっと選手もギラギラしていたし、スケール感もあったような気がしますが・・・・・。

ユースの育成云々と言う話しになると、また長くなりますので、ここで割愛しますが、もう一度根本から若手育成を見つめなおさないといけないような気がしてならない試合だったと思います。

それに、23歳は若手じゃなく、主力だしね。メッシ21歳だけど、もうアルゼンチン代表に欠かせないピース。日本の五輪選手で、そういう選手何人いるか?

協会はもっと考えないといけないですね。甘やかさないことを考えてね、と言うことです。

反町さんは、まぁ、個人的に思うのは、選手とのコミュニケートがちゃんとあったのかな?と。

このチームは覇気がない、と前園さんに言われていたけど、その覇気のなさをキャプテン水本の責任にしていたらダメですね。

トルシエは優れたモチベーターだった。

決して好かれていたわけではないけど、使った選手や使っていない選手のモチベーションを上げさせる術を知っていたから、シドニーでは相応の結果を出せたのだと思います。

人間的には好かれなくても、指揮官としては、信頼があった。

反町さんはどうだったのか?

一部の選手だけに好かれていても、信頼されていても難しい。

また、昨年の今頃は井原コーチとの不仲説まで出た。

本当かどうか分からないにしても、最後まで、様々な、「取るに足らないこと」で振り回されたような気がします。

協会のバックアップもあったのだか、ないんだか、分からないままだったし、そもそも、この五輪は、協会としてはどういう位置づけだったのかすらも分からない。本気でメダルを!と願っていたならば、もっと反町氏にバックアップがあってしかるべきだったと思います。育成ならば、メダル云々なんて野暮なプレッシャーをかけず、黙って反町氏に一任してしまえばよかったのかもしれない。

まだ、伸びしろのある選手たちなので、今後に期待をしたい。五輪で得たもの、分かった事をもっとストレートにJのピッチで出して欲しい。

批判や非難が選手に対して絶えないのは必至でしょうが、そこを堪えてプレーで雄弁に語って欲しいと思います。

全国紙に語らないでいいから(笑)、クラブの本当に応援してくれるサポーターだけには、率直な胸のうちを話して欲しいと思います。

最終戦、オランダが相手です。

負けて減るものなんてないんだから、思い切り今までの2年間の集大成を見せて欲しいと思います。

バベルも居る、マカーイまでいる。水本はこんな相手Jでは経験できないです。

本田は就職活動(?)も兼ねているんでしょうが、意地になって自分だけボール持ちすぎないようにして欲しい。

梶山は不振を極めたようですが、悪いときの彼はあんなもの。代表厨には分かるまい。しかし、10番を背負ってあのプレーはさすがにまずいので、試合に出たら、とにかく前に出て積極的にシュートを打ち込んで欲しい。やれば、何かしらの結果は出る。傑物とまで言われた男が、五輪代表史上最悪の10番と言われないよう、最後は絶対に意地を見せてくれ!

長友もお母さんを呼んだ五輪で、このままでは帰れないでしょう。

とことん前に出て、自分の持ち味を発揮して欲しいと思います。

みんな、プロフェッショナルなんだから、最後は、プロとしての意地を見せる戦いを期待しております。

外に見える、判り易い気持ちでなくていいから。

乱文&拙文失礼。

posted by sponavifootball |00:21 | football | コメント(4) | トラックバック(0)
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