2008年08月08日

U-23、負けた必然を考える。

今日は、録画した映像を見終わりましたので、五輪(男子)の試合について書こうと思います。

まず、アメリカは、プランどおりに90分ゲームを組み立てました。

蒸し暑く、ピッチコンディションも、「味スタ以下」の環境下。前半はアメリカは、動きが非常に重かったです。

所詮は何しろ、いろいろな面で難しい。

環境に素早く慣れて、何をすべきかを考え、行動に移さないといけない。

日本は、アメリカがまだ頭も身体も動きが鈍かったであろう前半に試合を決めるべきでした。

チャンスがいくつもあり、何とかなるかな?と思いましたが、0-0のままで試合が折り返しになりました。

アメリカも、様子を伺いつつ、カウンターを使うことと、前半はしのぎ、太陽が翳って、気温も低くなる後半に勝負をかけようと言う考えだったのだろうと思います。

後半早々、失点しましたが、アメリカはおそらくこの時間帯でゴールが奪えるとはあまり考えていなかったでしょう。

後半立ち上がりに主導権を握り、開始15分までに1点取れれば御の字の展開と観ていたと思いますので、あんなにあっさりゴールが決まるとは思っていなかったと思います。

あのゴールが決まった瞬間、すんません。負けたと思いました。

理由は、暑さと湿気を考えて、体力温存のため、守りに入ると思ったからであり、実際は、選手交替にしても、痛んだ選手と体力が落ちて動けなくなった選手を替えましたが、特にFWの交替は、ガタイのいい選手が登場し、フィジカルで相手を圧倒して、数少ないチャンスを物にしようと言う考えだったと思います。

実際、あんだけボコボコのピッチを観ると、重量級でパワーある選手がドリブルで突破すると、それだけで迫力もあるし、DFが身体を寄せても、なぎ倒していくだけの馬力があるので、カウンターが凄く怖くなっていたと思います。

日本は、出鼻をくじかれました。

その後の攻めのアイデアが残念ながら、選手やベンチからもなく、そのまま終了してしまったというのがアメリカ戦だったんだと思います。

FWに決定力がない、なんてことはいつの時代も同じことですので、特に言うことはないです。

ただ、攻撃の引き出しも含め、90分をどういうプランで戦うか、と言う、戦略的な思考が日本にはまるでなかった事を思うと残念でなりません。

幾人かについてコメントします。

まず、梶山についてです。

はっきり言って、酷い出来でした。予想スタメンでは梶山は外れていたはずですが、試合には出てきました。

びっくりするほど、コンディションが良くないと見えました。

また、判断も遅く、危ないシーンには必ず彼が関与してました。特に1失点目も、なんか、ぼーっとしていたような気がしてなりません。

彼は巧い選手ですが、前に出て攻撃に打って出る選手ではありません。本来であれば、前にドンドン出てゴールを奪いに行く姿勢が必要でしたが、そういうのもなし。クラブでもそこは物足りないところですが、クラブと違って、この代表でもバランサーに徹していないとダメなわけではないので、明らかに意識の問題だと思います。

さて、彼がベンチに退いてから、谷口がボランチに入りましたが、谷口は前に飛び出してゴールを奪う役目に集中しており、梶山とは違うタスクを彼は持って試合に出ていたと思います。

早い話し、誰が中盤でゲームメイクをするのか?となったとき、梶山が居ないと誰もその役目を負う選手が居ないことになります。アメリカ戦がまさにそう。梶山が退いてからは、ボールの動きがますます単調になったような気がしてます。

谷口も本田圭祐も、香川も違うタイプであり、違うタスクを担っている選手。

せめて、柏木をバックアップに、と思ったのは私だけでしょうか?

梶山陽平1人を責め立てるのは酷だと思いますが、アメリカ戦の梶山は平常時の梶山にあらずでした。

次に本田圭祐ですが、元気で何とかやってやろうと言う闘争心があるのはいいんですが、一人で持ちすぎて、結果チャンスを潰すこともあった。

スタンドプレーと言われても仕方がないように思えました。

香川と谷口はよく頑張った選手です。内田も良かった。

水本に一言言いたいのですが、彼はキャプテンマークを巻いてましたが苦境になったときに彼がチームを鼓舞していたか?ということですね。

残念ですが、「覇気のない世代」と言われているこの代表。90分観ていて本当に覇気がなくて残念でした。

別に闘莉王みたいにやってくれ!とは言いませんが、リーダーシップと言う観点からすると、彼が適任だとは思えませんでした。申し訳ないですが・・・・・。

豊田にも言いたいのですが、セネガルの審判は微妙な判定は全て流していた事を考えると、ペナルティエリア内で倒されたとアピールして、カードを貰わなかっただけまし。そりゃ、観ていて、「?」と思う部分があったのは事実ですが、あんなんでコロコロ倒れていたら、勝負どころで踏ん張れないよ!といいたいです。

勿論、彼だけじゃない。森本や李もそうです。全ての選手にも言えることですね。

倒れる前に身体張って、シュートを打ちに行く強さを見せて欲しいと思いました。

森本は随分と言われているようですが、1トップで孤立気味だった事を考えると、周囲のサポートをもう少し皆で考えてはどうか?と思いました。

勿論、反町さんの1トップ2シャドーが効果があったとは思えません。このゲームに関して言えば失敗だったとは思います。

むしろ、途中で入った李が、消えている時間帯が多かったのが心配でしたが。

反町氏について、最後言わせて貰います。

決して組み立ての悪いサッカーをしていたわけじゃないけど、やはり、勝つことにフォーカスして、タフな試合をこなしていかないといけないのも事実。

いまさら、選手選抜について文句をつけるのも無理があるのですが、この試合は明らかに、ベンチと選手の「頭」の中身の問題だったと思います。

つまり、90分をどう戦い抜くか?ということ。

コンセプトがしっかりしていたアメリカは、最低でも勝ち点1をとるためのゲームプランをメインに、いくつかの戦略を持ち合わせていたはずです。

日本は逆に、勝ち点3とるための戦略しかなかった。

追いかける段階でFW3人を投入するのはいいんですが、中盤で、本田圭祐や香川、谷口をうまく扱える選手を梶山以外に持っておくべきだったのは最大の誤算ではないでしょうか?

梶山がナイジェリアやオランダ相手に出てくるかどうかは分からないですね。他選手のコンディションにも依るでしょう。

ひょっとしたら、反町さんが調子悪い梶山に、ゲームメイクを託さざるを得なかったのかもしれない。

真相は分からないけど、梶山に問題があったのは事実。

私は非常に残念です。

初戦は何処の国も難しい。その中で、最悪でも0-0に出来た試合を落としたのは痛い。

フレディ・アドゥーは、確かにいい選手だが、周囲が言うほどの選手ではないです。単独突破になったら強みがあるんでしょうが、組織の中で活かされていくタイプではないので、差して怖くはないと思いました。

それでも、前を向かせるのはまずいですが。

オランダとナイジェリアは0-0でした。あの試合の後ですので、ピッチコンディションは最悪。その中で、とりあえず、出来うる事を、ということだたんでしょう。

次、日本が負けたら、敗退決定です。

個人的には、3戦3敗を予想して今大会は見ております。

心技体で選んだ選手たちの「心」に強いものを感じない代表になっているのが残念です。

個々人のスキルはあるので、勿体無いですね・・・・・。

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posted by sponavifootball |00:47 | football | コメント(4) | トラックバック(1)
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