2007年12月24日
全日本大学女子選抜駅伝をテレビ観戦。
前回大会は1月8日でしたが、今年は12月24日に開催。
天候は晴れて気温もちょうどよく、筑波固有の風もない良い環境です。
全区間がほぼフラットで直線的なコースですから、
このコンディションはそんな高速コースに拍車をかけそうな予感でした。
注目は、第一回大会から5連覇を狙う立命館大学。
まぁ全日本とともに選抜でも最近は立命館の黄金時代ですからね。
で、やはりというか立命館が5連覇を達成で優勝でした。
総合力というか選手層の厚さという意味では他大学に勝ります。
また、出場する選手たちの安定感でも一枚上手と思わせる王者の強さでした。
小島選手の走りはさすがでしたが、個人的には1年生の大沼選手に期待でしたよ。
全日本の1区では素晴らしかったですから。
ちょっと今大会は苦しかったですが、明るい笑顔は健在でした。
ただ、今大会は前回大会や先の全日本のような
必ずしも圧倒的な強さをみせたというわけではありませんでした。
その大きな要因が、2位の佛教大学の頑張りでしたね。
大学最後の駅伝となる大エースの木崎選手を1区というのは驚きましたが、
それを含めて森川監督にとっては完全に思いどおりの流れだったと言っていいでしょう。
アンカーの西原選手にトップと19秒差で襷をつなぎ、逆転するにも充分に可能。
それだけに西原選手の怪我の影響もあっての失速は残念でしたが、
そこはこれからの佛教大を背負う1年生エースの経験にしてほしいです。
名城大は3位で、なかなか苦しさから抜けられず。
全日本に続き3位という結果は、昨年よりも悔しいシーズンになりました。
でも西川選手をはじめ実力のある選手は多くいます。
福井スーパーレディース駅伝では素晴らしい走りをみせてくれましたし、
そんな本当の力を選手全員がいつでも出し切れるようになってほしいです。
これで大学女子駅伝のシーズンが終わりました。
今大会では、立命館の樋口選手、佛教大の木崎選手と
大学女子の駅伝と中長距離を牽引してきた4年生の最後の駅伝となりました。
女子選手は実力があると高校を卒業して実業団に入ってしまい、
それまでの女子の大学勢は特別に注目されることはあまりありませんでした。
そんななか、この2選手は実力も実業団に負けないくらいで
大学女子のレベルを確実に引き上げてくれた功労者だとも思っています。
まだ都道府県駅伝に出場すとも思うのですが、大学4年間本当にお疲れさまでした。
そしてもちろん、卒業後の活躍も大いに期待しています。
posted by しん太 |15:04 |
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2007年12月23日
全国高校駅伝をテレビ観戦。
女子が始まる前まで雨が降ったようですが、
レース前になるとあがっていて地面が濡れている環境です。
女子では仙台育英高校の絹川選手、
男子では昨年優勝の立役者だった世羅高校(広島)の鎧坂選手が直前で欠場。
それだけにどの高校のどの選手もスターになり得る大会だと思っていました。
では、感想を。
女子は京都府の立命館宇治高校が7年ぶり2度目の優勝でした。
男女問わず、いまの高校駅伝は1区の留学生の抜け出しから、
その貯金を守る先行型と追いかける後半型に分かれるのはセオリーにすらなってますね。
今大会の女子では、1区で青森山田と豊川(愛知)の留学生が出ます。
しかし、この2選手が妙に牽制しあって蛇行しながら走る奇妙な光景に。
これで後続と大きな差を築けず、そんな展開が結果に響いたのかもしれません。
優勝の立命館宇治は1区で6位でしたが、2区で首位になり最後まで死守。
いや、死守というより、強かったですね。
女子は速い選手を揃えるだけでも大変ですが、
立命館宇治は3000mを9分台前半で走る選手をずらり。
また、駅伝は失敗する選手が1人は出てしまうことが多いなか、
5区間のすべての選手が安定して実力を出したというのが勝因でしょうか。
前評判どおりの強さをみせてくれました。
昨年優勝の須磨学園(兵庫)は1区で13位と出遅れ。
昨年も1区で遅れましたが、あのときは2区に小林選手がいたんですよねぇ。
劇的に打開できる選手がいないので、
この時点で今年は苦しいなと思いましたが結果は6位。
おなじく1区で出遅れた仙台育英も最後は5位でしたから、
さすがに強豪校というのは挽回できる底力を持ってるなと思わされましたよ。
男子は、宮城県の仙台育英高校が2年ぶり7度目の優勝でした。
まぁ最後まで痺れるような展開で面白かったですね。
仙台育英と佐久長聖高校が競り、最後はトラック勝負で決着です。
心情的には初優勝がかかる佐久長聖に気持ちがいきかけましたが、
アンカーの2人をずっと観てると胸が苦しくなるような接戦でした。
やはり1区で留学生が抜け出すわけですが、
仙台育英は留学生選手を3区にまわすという策にでました。
昨年優勝の世羅高校と山梨学院大付属の留学生が1区で抜け出すも、
仙台育英は3区でその差をひっくり返そうという思惑が当たりましたねぇ。
昨年は世羅が3区で仙台育英をひっくり返しましたっけ。
毎年そうですが、男子の3区は大きな意味を持ちます。
結果的に仙台育英が3区から首位を守ったわけですが、
そこに確実に追いついてきた佐久長聖の頑張りは見事でした。
それこそ過去の上野選手や佐藤選手のようなスターはいませんが、
襷をつなぐという意識を一番感じさせてくれた今年の活躍だったと思います。
注目の西脇工業は、1区の八木選手がブレーキ。
素晴らしい選手だけにチームに与える影響も大きかったでしょうか。
留学生選手にも勝てるだけの強さがあるぶん、
なにより自分自身でプレッシャーをかけてしまったのかもしれません。
でも結果は3位で優勝候補筆頭の強さを証明してくれました。
男子は3位以下も終始接戦で非情に面白かったですね。
その原因の1つは、まず1区の日本人エース選手たちの実力の高さ。
1区の10kmという距離は差が特につきやすいものの、
今年は1位の世羅と3位集団の差が30秒も開かずにつなぎました。
昨年は1分近く開いた記憶がありますよ。
同時に、エース選手のみならず他選手の実力も拮抗。
5000mを14分台半ば前後で走る選手がゴロゴロいる。
そのため、ちょっとした体調の好不調や気持ちの持ちようで差が生まれる。
それが接戦を生み出すもう1つの原因かな、と思いました。
さて、皆さんの故郷の高校はどうだったでしょうか。
私の福井県は、女子が15位で男子が19位と素晴らしい結果でした。
これもまた高校駅伝の楽しみですよね。
(まぁ駅伝も国内留学はもちろんあるのですが…)
どの高校も、どの選手も、いろんな想いを胸に今年も走ったことでしょう。
嬉しさも悔しさも、高校生にとっては今後の糧になるのでしょうね。
本当にお疲れさまでした。
あ、都道府県駅伝に出場の選手は引き続き頑張ってね。
posted by しん太 |16:49 |
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2007年12月16日
全日本実業団女子駅伝をテレビ観戦。
資生堂の劇的な優勝から一年。
最多優勝と4連覇を阻まれた三井住友海上にとって、
今年に挑む気持ちは鈴木監督も選手たちも大きいはず。
それが、はっきりと形になって表れた強い王者のレースと言っていいでしょう。
1区はさすがに素晴らしい選手が並びますが、
その選手たちの牽制する雰囲気を一気に切り裂いたのが第一生命の勝又選手。
まるで外国人選手のような攻めの走りで後続を置き去ります。
そこに付いて行ったのが、三井住友の岩元選手。
パナソニックの杉原選手、資生堂の弘山選手、ノーリツの小崎選手と
実力選手はさすがの走りをみせてくれましたが、
岩元選手は2位で京セラの林選手が5位と若い選手も魅せてくれました。
2区の最短コースを劇走したのはパナソニックの吉原選手。
1500mの日本王者はやはり強かった。
後半でもさらに加速させる走りは駅伝のロードでも健在。
怪我明けとは思えない走りで4位から首位の第一生命に迫ります。
三井住友の山下選手は順位を落とすも粘りの走り。
3区に控える大エースへ襷をつなぐ意気込みを感じました。
3区はエースの強さが試されるなか、
それを見事に出したのが三井住友の渋井選手。
先の東京国際女子マラソンで惨敗し、土佐選手は今年も欠場。
そんな個人の想いもチームの想いも吹き飛ばすような最初の突っ込み。
第一生命とパナソニックを早々に交わし貫禄の走りで首位で襷をつなぎます。
後続ではホクレンのフィレスが怒涛の16人抜きで6位へ。
また天満屋の中村選手が歴代日本人トップのタイムで2位まで追走。
4区はいわゆる"つなぎの区間"。
だからこそ重要な区間を最高の形でつないだのが、三井住友の高吉選手。
ルーキーにして堂々の区間賞は、
この時点ですでに三井住友の流れを決定付けたでしょうか。
5区の最長区間を走る三井住友の大崎選手は、
誰よりも優勝にかける想いの強さが大きいと言っていいでしょう。
昨年はアンカーを走り弘山選手に目前で敗れ泣き崩れた姿を思い出します。
2位の第一生命の垣見選手を淡々と確実に引き離す走りは、
2年目と言えどすでにエースの風格さえ感じさせるまた成長した姿でした。
後続ではホクレンの赤羽選手とワコールの福士選手が活躍。
国際千葉駅伝で日の丸を背負ったこの2人を、
願わくば高い順位と競ったかたちで観たかったなぁ。
区間賞は福士選手が獲るも、区間2位の赤羽選手も7秒差のタイムでした。
6区のアンカー区間は、終始に渡って三井住友のまさに花道。
大平選手の笑顔も時折みせるリラックスした走り。
それでも区間2位の強さをみせて、
6回目となる最多優勝のゴールテープを満面の笑みで切りました。
王座奪還と言うほどの苦しさを感じさせない、
まさに強さを他チームに知らしめたような三井住友の優勝。
全6区間のうち区間賞は4区の高吉選手のみ。
それでいて他を圧倒した三井住友の選手層の厚さと、
そんな選手どうしの切磋琢磨を想像させるようなレース展開でした。
今大会は、最近の上位常連以外が頑張ってくれましたね。
初出場のアルゼが4位の素晴らしい結果。
また、5位のホクレン、6位の日本ケミコン、8位の九電工が最高順位。
この結果は来年にチームとしても個人としてもいい影響になるはず。
来シーズンが楽しみです。
posted by しん太 |14:51 |
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2007年12月10日
柔道ワールドグランプリをテレビ観戦。
最終日の3日目。
男子の重力級は日本人でも混戦ですから楽しみ。
女子の軽量級は若い選手に活躍を期待しながらの観戦でした。
男子100kg超級は、石井選手が金メダルです。
また、井上選手が銀メダル、高井選手と片渕選手が銅メダルでした。
4強にすべて日本人が残るという展開でしたね。
棟田選手が欠場でしたし、この階級の五輪選考は最後までもつれそうです。
決勝は、石井選手と井上選手の100kg級からの転向組み。
なにか今年の全日本選手権の再現そのままでした。
組まれると怖い石井選手が終始引き手だけで柔道をする。
一方の井上選手は、おなじような柔道をされても打開策がない。
石井選手を "勝つための柔道" で井上選手が "一本を獲るための柔道" 。
そう解説の篠原さんは評していましたが、
全日本のあった4月から変わりばえのない2人には物足りなかったです。
片渕選手のリネールとの一戦は興奮しましたねぇ。
ただ、高井選手も含めて国内でのあと一歩がどうしても苦しい。
高井選手も片渕選手も、準決勝では受けに回りすぎてしまうのがなぁ。
もちろん、攻撃させない石井選手と井上選手の強さがあるのですが。
まだ五輪選考の始まりなわけですし、もっと挑戦してほしかったです。
男子100kg級は、小林選手が金メダルです。
全日本学生体重別では準々決勝で敗れてしまった小林選手。
なにか、その鬱憤を晴らすかのような素晴らしい柔道をしてくれました。
とにかく特徴である攻めの強さを貫きました。
決勝ではちょっと慎重だったのかな、と思わせる立ち上がりでしたが、
指導をもらって目が覚めたのか直後の内またはガッツリ入りましたねぇ。
鈴木選手や穴井選手が欠場でしたが、
この優勝で小林選手も北京五輪の選考に堂々の参戦でしょう。
これからますますマークされるなかで勝っていけるか重要になりそうです。
女子57kg級は、佐藤選手が金メダルです。
また、松本選手が銅メダルでした。
決勝しか放送してくれなかったのが残念。
最近の佐藤選手は国際大会でも安定して強い気がします。
寝技の強さとテレビでは言われることが多いですが、
決勝で綺麗に決めてくれた背負いの上手さと強さがあっての話ですからね。
組むまでの揺さぶりかた、組んですぐの背負い。
決勝はそれで決まりましたが、決めきれないときの寝技への流れ。
その一連が本当に上手いですよね。
あとは世界の頂点を獲るための仕上げの段階と言っていいかも。
女子52kg級は、中村選手が金メダルです。
また、横沢選手が銅メダルでした。
今年の講道館杯を私は観れていなかったので、
57kg級に転向した中村選手を観るのは初めてでした。
階級を上げるということは、それだけ相手にするパワーが強くなるのは当然。
もちろん対策をしての転向には違いないでしょうが、
それでもまるで力負けを感じさせない技術や反応はさすがでした。
決勝でみせた小外は、相手には見えなかったでしょう。
この優勝は一気に世界へ情報がいって、あの両袖の組み手にも対策がくまれるはず。
ただ一度も笑顔を見せなかった中村選手からは、
そんなものも受け付けさせない内に秘めたものを感じました。
女子48kg級は、宝選手が銀メダルです。
また、浅見選手と山岸選手が銅メダルでした。
谷選手の欠場で、誰が出てくるのかとても注目された階級。
こちらも決勝のみの放送で残念でしたね。
決勝はさすがにベルモイが強かったです。
ただ、初戦から決勝までのすべての試合を5分間で戦ってます。
そのあたりは宝選手の柔道が発揮されたと言っていいですね。
準決勝では福見選手に勝利しての決勝進出。
北京五輪を考えると、まずはこの準決勝が大きかったです。
その福見選手は苦しい結果でしょう。
谷選手に全日本体重別で勝ちながら世界選手権代表にはなれず。
私はこの代表選考をいまだに納得はしていませんが、
結果的にこういうところで敗れてしまうと連盟にアピールはできません。
強い選手は調子によらず勝たなければならないところで勝ちます。
そんな力を福見選手には期待でしたよ。
とりあえず、この3日間の結果がどう代表選考に影響するのか。
まだまだどの選手も内定とはいかないでしょうから、
優勝できた選手は今後の選考大会での内容も問われることになりそうです。
posted by しん太 |15:21 |
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2007年12月09日
柔道ワールドグランプリをテレビ観戦。
2日目は、男子3階級と女子2階級。
確かに国際大会であって外国選手にも強豪は揃ってますが、
それ以上に日本選手のエントリーを見るとワクワクする名前ばかり。
初日に続き、2日目も日本人の争いが熾烈になりました。
男子90kg級は、泉選手が銀メダルです。
また、増渕選手と斉藤選手が銅メダルでした。
準決勝の泉選手と斉藤選手の一戦を観ても、
この階級の日本人は泉選手がリードしているでしょうか。
それだけに、決勝のイリアディスには勝ってほしかったところでした。
準決勝では増渕選手もイリアディスに敗れましたし。
イリアディスは、まさにパワーJudoの象徴ともいえる選手。
下半身の強い泉選手が決勝でああも見事に返されてしまうと、
特にこの90kg級という力が体格で影響される階級では効きますねぇ。
泉選手が"ねばり腰"な柔道を貫き通すのか、
解説の古賀さんが言っていた速さを身に付けるのか今後に注目です。
男子81kg級は、小野選手が銀メダルです。
また、堀内選手が銅メダルでした。
なんと、小野選手はほぼ全カットという悲しき事態。
テレ東のサイトで決勝の動画を観たところ、
最後の朽木倒しのみかと思っていたのですが完全に試合を支配されてました。
ハイライトなのでよく分かりにくいのですが、
組み手でどうにも不利だという感じには観えませんでした。
それよりも、先に先に攻撃されてしまってる観です。
小野選手ってときどきすごく消極的な柔道をするときがありますよね。
そういう試合じゃないといいのですが…。
男子73kg級は、大束選手が銅メダルです。
テレビでは金丸選手を中心に放送。
準々決勝で延長を制した試合は素晴らしかったですね。
敗れた準決勝も、決して気持ちが散漫な内容ではありませんでした。
どこか五輪に縁遠い感じがしてしまうのですが、
いつも気持ちの感じる選手なので応援したくなります。
3位決定戦も押し込んでいるのですが、延長で朽木倒しで敗退。
決めきる、というところの差だったでしょうか。
大束選手は東海大学3年の若手選手。
3位決定戦では、韓国のソ・ドンギュンに延長戦で勝利。
内股をこらえて強引に返していきましたが、
受けの強さや反応の良さも感じますし北京に向けても面白いかも。
女子70kg級は、上野雅恵選手が金メダルです。
私は上野雅恵選手の柔道がすごく好きなので、
まだ絶頂期には戻っていないかもしれませんが嬉しかったです。
カイロで惨敗し、ただ昨年のアジア大会では気迫あふれる柔道で金メダル。
これで復活かと思ったのですが、また低迷でした。
そして今大会でまた戻ってきてくれましたね。
準決勝と決勝の2試合は、足技のキレもみせてくれました。
北京五輪に向けての気持ちも優勝インタビューでは強く感じましたし。
これを機に完全復活してほしいです。
女子63kg級は、上野順恵選手が金メダルです。
また、谷本選手が銀メダル、平井選手が銅メダルでした。
上野順恵vs谷本歩実というカードは、いつ観ても痺れますねぇ。
上野順恵選手は決勝まで放送がほぼなかったので、
どういった調子で勝ち上がってきたのか分からないのが非常に残念。
ただ、決勝を観る限り、相当の気持ちの入れようでした。
粘りのある選手ですから受けの強さは秀逸ですが、
それよりも谷本選手にどんどんと技をしかけ攻め続けました。
最後の大外は、まるで雅恵選手ばりの豪快な一本でしたね。
ああやって自分から相手を振り回して足技で積極的に攻める柔道なら、
これまでもう一歩勝ちきれなかった外国選手にも充分に勝てる気がしますよ。
谷本選手は、最近はいつも一本にこだわってやられる傾向です。
一本にこだわるのは是非とも続けてほしいですが、
そこまでの揺さぶりや足技といった布石があるといいと思うのですが。
特に谷本選手は担ぐ前技が最高なので、
後技で揺さぶるような動きがもっとほしいなぁなんて。
力という面でも外国選手に少しも引けをとらないだけに。
まぁ実力は誰もが知るところですから、北京に向けてどう立て直してくるか。
上野順恵選手との次の対戦が楽しみです。
最終日は、男子の重量級と女子の軽量級。
鈴木桂治・棟田康幸・谷亮子といった選手の出場はありませんが、
日本選手の層の厚さをしっかりと見せつけてほしいところです。
posted by しん太 |16:47 |
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2007年12月08日
柔道ワールドグランプリをテレビ観戦。
嘉納治五郎杯と福岡国際柔道が一つになって始まった柔道WGP。
北京五輪の選考にもなるようで、日本人選手同士の争いも期待される大会です。
男子66kg級は、残念ながら日本人のメダル獲得ならず。
放送も内柴選手の敗れた試合のみという寂しい内容です。
内柴選手は終始攻勢だったにもかかわらず、試合残りわずかで逆転負け。
相手がサンボ出身のモンゴル選手という変わった経歴。
組み手ではそんなに苦労してはいないようでしたが、
最後に不用意に技をかけにいったのが敗因となってしまいました。
これが柔道の怖さと言ってしまえばそれまでですが…。
攻勢の間にしっかりポイントを取れないのは痛かったです。
男子60kg級では、平岡選手が金メダルです。
また江種選手が銅メダルでした。
若手筆頭の平岡選手が優勝して、出場してない野村選手に圧力をかけましたね。
平岡選手は速さが特徴と言われますが、
組み際に技を出すタイミングの上手さが秀逸だといつも思います。
決勝での得意の"捨て身小内"は、組み手を嫌う相手にも効果絶大です。
ただ、これもいつも思うのですが、相手に合わせてしまう内容も多い気がします。
準々決勝の韓国選手、準決勝の小川選手の2試合は
アジア大会で負けてしまった内容に似ているような試合ぶり。
かけ急ぐ傾向も確かにあるのですが、積極性は欠かさないでほしいですよ。
決勝までの体力を考えたのかもしれませんけどね。
江種選手と小川選手の一戦は見応えありましたねぇ。
平岡選手と小川選手の一戦もそうでしたが、
分かり過ぎている相手との組み手争いは外国人選手とのそれとは違いますから。
江種選手の"もろて"は、そんな組み手争いの一瞬をかいくぐりました。
さすがベテランの内容の濃い試合でしたよ。
女子78kg超級では、立山選手が金メダルです。
また塚田選手が銅メダルでした。
「日本人の底力を見せたい」と優勝後に言った言葉は重かったです。
塚田選手が早々に敗れて、決勝の相手がその塚田選手を破った中国のシュ・リホイ。
内容というより、気持ちを感じた豪快な大外でした。
体格を活かした力強いスタイルが魅力ですが、
どの試合でもまず圧力をかけにいく姿勢があって良かったですね。
塚田選手がやや抜けている階級ですから金メダルの価値はあまりに大きいです。
塚田選手は、組み手争いだけで終わってしまいました。
相手のシュ・リホイが、決勝の立山選手にはわりと簡単に組ませたのを観ると
あの塚田選手への内容は完全に塚田選手のためだけの対策だったでしょうか。
ソン・ブンがまだいることを考えると中国選手はやはり鍵。
組ませてくれない相手も想定した戦い方が要求されそうです。
ある意味、女子重量級で中国選手にそういう対策をさせるというのは
中国選手でも塚田選手には力で押し切れないと言わせたようなものですね。
女子78kg級では、穴井選手が銀メダルです。
また堀江選手が銅メダルでした。
穴井選手にとっては、また大きな自信になる結果でしょう。
ユニバーシアードで優勝しながら、全日本学生体重別では1回戦で敗退。
なにかそうやって安定しない観がある穴井選手。
それが精神的なものなのかは分かりませんが、
今大会は苦しい場面も乗り切っての準優勝ですから価値あります。
フランスのポッサマイに韓国のジョンと強豪との連戦を勝ち抜きましたからね。
よく言われる「受けの弱さ」も我慢できたでしょうか。
ジョンのような前技が多い相手には対応できていました。
ただ、決勝のルブランのような前後に振られると苦しかったですね。
それはまだ若さもありますから経験の差でしょう。
あとは安定して実力を出せる選手になってくれると嬉しいです。
堀江選手は一瞬しか放送されず実に残念。
テレ東のサイトで動画を観ましたが、しっかり小外がかかっての銅メダル。
ゴールデンスコアでしたが集中しての勝利ですね。
1日目は若手が頑張ってくれました。
2日目の日本人選手の活躍も期待です。
posted by しん太 |15:03 |
柔道 |
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2007年12月03日
バレーボールW杯をテレビ観戦。
最後の相手はブラジル。
この大きな壁にどう立ち向かえるか。
どんな試合になっても最後まで立ち向かってほしいと願った一戦。
なんだよ、こんなバレーをやれるんじゃないか。
そうつぶやいては少し泣けてしまった内容でしたよ。
最後にこれだけの試合を、それもブラジルを相手に堂々と出せた。
なにより選手たちのあんな表情が嬉しくて堪りませんでした。
サーブレシーブは、選手たちのなかで完璧さは捨てていたでしょうか。
とにかく拾おう。それを前提で攻撃していこう。
だから余計に石島選手、越川選手、そして山本選手が、
トスと相手ブロックの状況に応じて多様なスパイクの工夫が随所に感じられます。
ブロックアウト、足の長いスパイク、インナー打ち、ブロックの間…。
Aキャッチにならない場合でも決めるための技術はちゃんと持っていたんですね。
それは荻野選手や千葉選手の苦しいときに見せてくれた姿であり、
それに応えた石島選手と越川選手の大会を通しての進化した姿でしょう。
ブロックは、やっとセンタークイックを捨ててくれました。
捨てる、と言うと語弊があるように感じますが、
ミドルブロッカーはバックセンターからのパイプにだけ注意して、
あとはサイドにできるだけ速く寄せようという意識が何度も見られました。
サイドブロッカーは目の前のアタッカーに集中して手をしっかり出す。
それに連動して、津曲選手が抜かれたクロスに張っている。
後ろのレシーバーは強打だけじゃなく、フェイントへの集中も強かったですね。
そうやって、選手の動きが決して孤立したものじゃなく
他の選手の動きとちゃんとつながっていてシステムとして機能している。
ラリーが続くのは単にレシーブがいいというのではなく、
その前のブロックの位置やそれに連動するディグの積み重ね。
ブラジルの展開の速さに屈せずに最後まで足が動いていましたよ。
この全日本のバレーは大きな可能性を示してくれました。
いまの持てる力を出し切れば、ブラジルでも簡単には勝てない。
越川選手をはじめサーブの素晴らしさもそうですが、
力を発揮できたときの全日本の強さは充分に証明されたはずです。
それはつまり、実力を発揮することの難しさも同時に意味します。
福岡での3連戦での不甲斐なさは本当に苦しかった。
相手は実力を出させないようにしてくるわけですから、
そこをどうやって全日本の流れに引き込んでいくのかを詰めなくてはなりません。
苦しい状況のとき、サーブレシーブはどうするのか。
スパイクもブロックも、その力を出し切るにはどうしたらいいのか。
メンタルの問題も含めて、最終予選にやらなばならないことは多そうです。
でも、男子全日本は確実に強くなってる。
昨年の世界選手権ではサーブレシーブを上にカットしても、
その次につなげる選手のスキルもチームの打開策もありませんでしたよね。
阿部選手の速いトスに、石島選手も越川選手も合わせられなかった。
ブロックアウトで流れを切れたのは荻野選手だけだった。
ましてやパイプなんてどれだけ使えただろう。
これから、選手たちはまた所属チームに戻ります。
それぞれのチームでさらにスキルアップに励んでくれることでしょう。
舞台をVプレミアへと移し、その舞台での勝負も五輪最終予選につながっていきます。
私たちファンも声をからさずに応援し続けていきましょう。
すべては長い長い暗闇を抜け出すために。
posted by しん太 |14:41 |
バレーボール |
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2007年12月02日
今年のドイツはシュツットガルトで行われた体操の世界選手権。
そこ舞台で、日本は男女ともに団体での北京五輪出場を決めました。
それから3ヶ月の今日。
福井県鯖江市の鯖江市総合体育館で「北京五輪出場記念激励演技会」が開催。
それを観に行ってきましたよ。
まず、鯖江市という場所は、1995年に世界選手権が開催されたんですね。
なので体操が盛んな地もあり今回の開催が決定したようです。
演技会で披露してくれたのは世界選手権メンバーが中心。
男子は、富田選手、桑原選手、中瀬選手、米田選手、水鳥選手。
女子は、鶴見選手、大島選手、黒田選手、小沢選手、山岸選手。
水鳥選手はいまだ怪我が癒えず演技はできませんでしたが、
これだけの日本体操トップ選手がずらりと揃う贅沢な演技会でした。
また、加えて地元の鯖江体操クラブの選手たちも演技。
特に男子の竹下選手は高校3年生ながら全日本選手権で26位の健闘の選手。
正直、公式戦でもありませんし、簡単な演技会だと思っていたのですが
選手の皆さんは意外にしっかりとした構成での演技を披露してくれて大満足。
なにより、その美しい演技を充分に魅せてくれましたよ。
富田選手は、やはり平行棒が素晴らしかったです。
足先まで神経がいき届く、なんて簡単に言いますが生だとマジ惚れます(笑)。
鉄棒を観れなかったのは残念ですが、世界の演技に感動でした。
桑原選手も平行棒が素晴らしかったですねぇ。
ベーレ、屈伸モリスエと大技を連発で会場は拍手です。
中瀬選手はつり輪が見応え充分。
力技の中水平から十字懸垂の連続はこっちも力が入ります。
米田選手は鉄棒でコールマンとコバチの連続でここでも会場が拍手。
中瀬選手もしてくれて満足度が高い演技でした。
鶴見選手は段違い平行棒が良かったです。
演技構成は世界選手権クラスの本気モードでしたし。
平均台でも魅せてくれて、いまや日本女子エースとしての貫禄も感じました。
大島選手はやっぱりゆかが秀逸でした。
ベテランですから、タンブリングだけじゃなく演技自体が大人な雰囲気。
まだまだ日本を引っ張ってくれる存在感大です。
黒田選手は、もちろん段違い平行棒。
さすがにキレがあって、なによりダイナミックさは群を抜きます。
世界で通用する黒田選手の演技はほんとうに貴重でしたよ。
小沢選手は跳馬とゆかの跳躍の高さ。
跳躍が得意ですが、ゆかでのタンブリングの高さは素晴らしかったです。
山岸選手は平均台がすごく良かったです。
安定感があって、鶴見選手よりもこの日は良かったですよ。
一番に思ったことは、選手たちの集中力。
どの選手も演技に入る前に、一気に集中力を高める感覚がビリビリ伝わってきます。
特に米田選手はじっくり時間をかけて演技に入っていました。
あと、これは公式戦じゃない特徴だと思いますが
だいたいどの選手も2種目は演技してくれたんですけど
演技してない選手はリラックスしてコーヒー飲んだりしてました。
結構、体育館のなかをうろうろして、すぐ間近で選手に遭遇してビックリしました。
ってか、鶴見選手が本当に小さい。
どの女子選手も小さいですが、それだけに演技のすごさが引き立ちました。
いやぁ、生での観戦は公式戦じゃなくてもやっぱりいい!!
選手の皆さん、素晴らしい演技を本当にありがとうございました。
posted by しん太 |18:30 |
体操 |
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2007年12月02日
バレーボールW杯をテレビ観戦。
10戦目の相手はブルガリア。
前日にロシアに勝利して鼻息も荒いはず。
気持ちはマックスに近い状態かも、と怖さがあった観戦前です。
いやぁ、出だしの山本選手のブロック2本をまずは素直に賞賛しましょう。
ひょっとして非情な惨敗をも覚悟された方も多いはず。
それを払拭してくれた山本選手と、作戦を立てたベンチワークに拍手。
1stセットの流れを完全に作ってくれましたね。
この試合、先発に山本選手を起用した時点で安心感がありました。
アメリカ戦で頑張った山本選手を続けて使う。
清水選手という新たな大砲を得ながらも、不十分な感覚は否めませんでしたから。
最後に山本選手が息を吹き返したことは本当に大きい。
最初のブロックがそれを象徴したようで嬉しかったですよ。
さて、内容ですが。
私は今大会をずっとブロックを中心に観てきましたが、
やっぱりミドルブロッカーの横への移動とサイドブロッカーの跳びが遅い。
ミドルブロッカーは単に遅れているというより、
相手のセンター攻撃にコミットしすぎて遅れる傾向が強いのが気になります。
これは、監督やアナリストさんの指示なんでしょうか。
ブルガリアは素人目でもサイドが強いのは明白なんですが、
相手がBカットになってもセンターに跳ぶことがあるんですよね。
それでどちらも1枚にされるのなら、サイドに絞って動いてほしいなぁ。
サイドブロッカーは、1枚にされたときの遅さが目立ちます。
それこそ山本選手の最初の2本が完璧だったので修正されたと思ったのですが
試合が進めば進むほど遅れていくので、これは集中力の問題かもしれません。
清水選手も交代直後にブロックを決めましたが、
最初はちゃんと集中して気をつけているんでしょうね。
越川選手と石島選手は特定のマークに関係なく跳ばなくてはいけません。
なので、そのへんの修正を最終戦に立て直しをお願いします。
サーブレシーブは相変わらず、というか当面は最重要課題ですね。
って、これまでも一番に取り組んできたはずなのですが…。
来年の最終予選に向けては、上にカットするのか速さを追求するのか
そのどちらかにチームとして絞って取り組むほうがいいかもしれません。
攻撃は、意識してパイプ(微妙なバックアタックも含めて)を使ったかな。
その代償がセンターの少なさかもしれませんが、
最初で縦のBを松本選手で失敗したけどもう1回ぐらい挑戦してほしかった。
3rdセット以降はセンターへのマークが薄かったですし。
本当は富松選手の攻撃力もあるといいのですが、
そこらへんは監督の采配ですし難しいのが正直なところかも。
さぁいよいよ最終のブラジルです。
速さと強さと上手さのすべてを思い知る試合になるのは間違いありません。
ですが、全日本が到達したいバレーの一番のお手本。
そのすべてを吸収する五輪前の最後のチャンスですもん。
砕けることを恐れずに、でっかい壁にどーんとぶつかってほしいです。
posted by しん太 |17:05 |
バレーボール |
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2007年12月01日
バレーボールW杯をテレビ観戦。
最後の3連戦、最初の相手はアメリカ。
ブラジルに勝ってプエルトリコに敗れるあたり、
強豪にも波に乗る難しさを感じさせるアメリカとの一戦。
素直に力の差を感じずにいられない内容でしたね。
善戦しただけに、上位との差はまだ遠いと思わずにいられません。
でも全日本の戦いぶりは決して悲観するものじゃなかったと信じます。
最後の強豪との3連戦において、植田監督はどんなメンバーを組むか。
実は試合内容よりも注目されたのがこれかもしれません。
来年の最終予選に向けた植田監督の意図がこの3連戦で表れるだろう、と。
先発で出場した荻野選手。
悪くはない清水選手に代わって最後まで使われた山本選手。
苦しい結果に終始するも使われた石島選手。
ブロックの機能として山村選手に代わった富松選手。
あぁ、そうか…。植田監督はすでに最終予選を総力戦で考えている。
若手への強豪に対する経験や苦しさを植えつけようなんて思ってはいない。
そんなふうに感じました。
これを、私は否定的な意味では捉えていません。
10本近くになったパイプ。
アタックラインからの縦のBクイック。
それをアメリカ相手に挑戦しようとした時点で、
あくまで総力として最終予選へ向かっていく意識なんだなと。
中途半端に若手だけで試合に臨むより、この方が狙いが分かりやすいなと。
できれば、そういう"引出し"をもっと早く出してほしかったですけどね。
サーブレシーブを上にカットするやり方は、
確か昨年の世界選手権の終盤でもそう切り替えましたっけ。
それでも劇的に向上したわけではありませんが、
まぁ石島選手で下げてしまったという面も拭えませんし仕方ないか。
アメリカと比べて格段に違うのはブロックとレフトの2人でしたねぇ。
ブロックの横に動くスピードは歴然でした。
日本選手より大きな選手のほうが動きが速いってある意味屈辱。
そしてレフト2選手の守備と攻撃の上手さ。
オポジットのすごさは大切ですが、やっぱり基本は両翼なんだなと再確認。
ブルガリア戦も、下手に若手だけという布陣は組まないと期待。
アメリカ戦で組んだ流れを急に変化させずに、
若手もベテランもないという意識で臨んでほしいです。
posted by しん太 |17:29 |
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