2007年04月30日

柔道全日本選手権2007

柔道の全日本選手権をテレビ観戦。

優勝は鈴木桂治が二年ぶり三回目。
昨年に敗れた石井慧を旗判定で退けての王座奪還でした。

本人も負けを意識した穴井隆将との試合は断片的な映像だけで分かりませんが、
ライブ中継となった準々決勝以降のなかでは誰よりも強さが光った鈴木選手です。
やはり目立つのは足技ですが、そのキレキレぶりはさすがです。
鈴木選手の足技って、その速さも然ることながら
技に入るまでの一連の流れのなかの予備動作の無さに驚きますよね。
まるですり足とおなじ感覚で払いにくるというか。

連覇を狙った石井選手は、技が技でなかったような感じでした。
得意の体落としは寝技に持ち込むための伏線でしょうが、
できればちゃんと体落としでも決めにいけるようであってほしかったです。
準決勝の井上康生との一戦では、むしろ掛け逃げと判断されても仕方ないくらい。
井上選手も鈴木選手も、組むと無類の強さがありますが
それでも太刀打ちできるような組んでの強さも石井選手にほしいですよ。
なんて、間違いなく日本柔道を背負う存在だけに期待も大きく見てしまいました。

井上選手は、体重別からまだ内またが完全に入りませんね。
跳ね上げる内またから転がす内またに変えたようですが、
要は内またに持っていくまでをどうするかも大切になってきそうです。
組めば強いのは相手も知っていますから、
石井選手のように組む前に引き手だけで技を先に出されてしまうと苦しい。
それでもここまで強さを戻してきてくれたことは嬉しいですよね。
世界選手権代表にも選ばれ、北京五輪出場へも期待を持たせてくれます。

稀にみる強豪が揃った今年の全日本だけあって、
試合も拮抗した内容で痺れる展開が多かった濃い大会でしたね。
まぁ一本勝ちが少ないという意味では残念でもありますが、
それだけ日本の柔道も国際的な戦い方になっている証拠かもしれません。

今年の激戦を勝ち抜いた鈴木選手をはじめ、
すでに世界選手権代表組みはまた稽古に明け暮れることでしょう。
日本柔道の威厳を崩さない強さが世界では試されます。

posted by しん太 |15:05 | 柔道 | コメント(0) |
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2007年04月27日

中村真衣が引退

競泳の中村真衣さんが引退を決意しました。

息の長い選手ではありますが、私がこの引退のニュースで真っ先に過ぎったのは
一ヶ月前のメルボルン世界選手権で見せたレース後の涙でした。

あぁ、やっぱり…。

日本の、いや世界の背泳ぎ界を牽引してきた中村さんの功績は
いまや長水路の記録をすべて失ったとはいえ消えるはずはありません。

爆発的なバサロ、力強いストローク。
そんな姿は競泳ファン誰しもの記憶に残り続けますね。

本当にお疲れ様でした。
そして、本当に本当にありがとうございました。

posted by しん太 |18:34 | 水泳 | コメント(0) |
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2007年04月26日

鈴木桂治と井上康生

29日に全日本柔道選手権がありますね。

先の全日本選抜体重別で共に本当の復活を目指した鈴木桂治と井上康生。
鈴木選手(100kg級)は優勝しましたが、
井上選手(100kg超級)が準決勝敗退という明暗が分かれた結果。

この明暗に、なにか差ってあったのでしょうか。

ここ最近の日本の柔道は、海外のJudoに勝つことができません。
アテネ五輪ではあれだけの結果を残した柔道が、
僅かな期間で通用しなくなっていると言ってもいいかもしれませんね。
組み手争いをしている間にペースをつかめず、
組んだ瞬間に力で技を仕掛けてくるJudoに敗れるというパターンが多い状況です。

そういう相手に有効な展開が「足技」。
足技で相手を崩してからの立ち技なり背負いは効くんですよね。
この足技の使い方に、鈴木選手と井上選手の明暗があったんじゃないかと。

もっとも、鈴木選手はもともと足技のスペシャリストですし
井上選手は内股が代表される立ち技のスペシャリストですから、
一概に足技だけを取り上げて比べるわけにもいけないんですけどね。
事実、井上選手は2月のフランス国際で外国人選手に勝って優勝ですから。

ただ、それでも全日本体重別での試合を思い返すと足技がなぁ…と。

井上選手が敗れたのは、高井洋平。
お互いによく知る選手同士ですから、技のタイミングは計られやすいでしょう。
内股を中心に、そこから大内狩りと技を出し続けたのは井上選手。
でも高井選手はわりと耐えやすい観に見えたんですよね。
井上選手の強力な内股は脅威ですが、果たして準備が整っている相手に通用するのか。
小外や小内といった足技で崩すともっと展開が変わったように思えるんですよね。

鈴木選手の足技が象徴的だったのは決勝戦。
相手は穴井隆将ですからこちらもお互いによく知れた選手同士。
穴井選手は当然のように鈴木選手の足技を警戒だったでしょう。
それでも組み手争いとは別に、動いて掻きまわしにかかる鈴木選手。
足技を繰り出す伏線ですねぇ。
そして、小外で穴井選手の体勢を崩してから豪快な払腰で一本を取りました。

井上選手に鈴木選手の柔道をしてほしいとは少しも思いません。
相手が分かっていてもかかってしまう井上選手の内股はやっぱり魅力ですもんね。
でも例えばあの大阪での世界選手権のような試合展開は、
どんどん進化しているいまの海外のJudoに通用するだろうか。
その意味でもっと内股を深くかかるようにするための足技があるといいと思うんです。
高井選手に敗れたことがどう影響してくるのか。
全日本選手権での井上選手の試合内容に細かく注目です。

さて、今回の全日本選手権は凄い選手がズラリ。
鈴木桂治、井上康生、棟田康幸、高井洋平、石井慧、穴井隆将、生田秀和、泉浩…。
う~ん、凄いことになりそうな予感がビリビリしますね。

日本の柔道家がもっとも欲しいタイトルですから、
熾烈を極めた大会になることは言うまでもなさそうです。

posted by しん太 |16:42 | 柔道 | コメント(0) |
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2007年04月23日

ボストン花の80年組

いや、別にアイドルに例えるわけではなくって…。
今年のレッドソックスは1980年生まれの投手3人が大きな鍵の一つだな、と。

そのうちの一人は、松坂大輔。
今日のヤンキース戦は打線の援護に助けられての2勝目でしたね。
如何せん追い込んでからの決め球が抜けるやら高いやらでピリッとせず。
それでも三振は7つ奪い、内容もある三振でした。
特に3番アブレイユ、4番Aロッドへの投球は見ごたえありましたねぇ。

7回表のとき、ヤンキースのダグアウトのなかで
Aロッドが回ってくるか分からないのにヘルメット被って待ってましたから。
もう一度松坂とやりたいという感じが伝わってきましたよ。
で、8回表の勝負で詰まりながらのヒットでしたから意地でしょうね。

二人目は、ジョシュ・ベケット。
マーリンズ時代では若くしてワールドシリーズ・MVPでも記憶に新しいです。
…松井秀喜のメジャー・ルーキーイヤーを思い出しますよ。
昨季はレッドソックスに移籍してきて16勝11敗。
今季はすでに4勝負けなしで、30球団含めてトップの成績です。
昨日のピッチングも、序盤は悪かったですが中盤以降はさすがの投球でした。
レッドソックスの若手エースとして先発陣を引っ張る存在でしょう。

三人目は、ジョナサン・パペルボン。
今日も9回をしっかり抑えて6セーブ目です。
昨季に35セーブをあげてクローザーとして開花したパペルボン。
今季はシーズン前に先発の予定もありましたが、結局後ろに回りました。
スピードに加え制球力も高い投球で昨季は0.92の防御率。
そして今季はいまのところ防御率0.00で貫禄すら感じられる内容です。

ベケットにしてもパペルボンにしても、
同じ歳の松坂の加入というのは少なからず刺激を与えていると思うんですよね。
シリングとウェイクフィールドは41歳ですし、
その他の現在のレッドソックスの投手陣のなかでもこの3人が最年少。
勢いという面でもこの3人の活躍は今季のレッドソックスに欠かせないはずです。

切磋琢磨という言葉がアメリカにあるか分かりませんが、
3人がいい意味でライバルであり続けられればレッドソックスは強さも維持できる。
そんな気がしてならないです。

posted by しん太 |15:13 | 野球 | コメント(0) |
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2007年04月22日

柔道全日本女子選手権2007

柔道の全日本女子選手権をテレビ観戦。

塚田真希が6連覇の優勝で、ブラジル世界選手権の切符を確実にした大会でした。

大会前は塚田選手と薪谷選手が決勝を争うような下馬評でしたが、
薪谷選手が一回戦で穴井選手に敗れたことで波乱とも言えるでしょうか。

残念ながら薪谷選手の敗れた試合が放送されなかったので内容は分かりませんでした。
ただ穴井選手は177cmの身長を活かしたスケールの大きい柔道が持ち味。
若手の有力選手の筆頭ですし、薪谷選手が敗れたとしても不思議はないですね。

で、塚田選手の決勝の相手は堀江久美子。
昨年は準決勝で敗退ですが、毎年のように名を連ねる強豪です。
準々決勝では穴井選手を判定で破り、準決勝では昨年準優勝の立山選手に一本勝ち。
私は立山選手が勝つと思い込んでいましたが、
試合開始30秒で立山選手を「送り襟締め」で落としました。
変則的な組み手を武器に初めての決勝です。

決勝の試合自体は塚田選手の判定勝ち(旗三本)。
誰もが塚田選手の優勝を予想していたでしょうから、重圧は相当だっただろうなぁ。
それでも攻める姿勢は終始続けて堀江選手を押し込みました。
スッキリと勝てたわけではないですが、それは堀江選手の強さがあったから。
体格では圧倒的に不利(堀江選手は78kg級)な状況でありながら、
飛び上がってでも塚田選手の奥襟を獲りに行く柔道には感嘆させられましたよ。

今大会を通じて、塚田選手は”攻める柔道”がテーマでしたね。
試合開始からとにかく攻めに行く。
このテーマの先には、世界の、とりわけ中国の選手に対するものがあったはず。
様子を見て勝てるほど簡単なはずがない世界。
高いレベルへの気持ちがあったぶん、塚田選手は抜けていたのかもしれません。
できれば、足技で崩して背負い系なりの組み合わせが見たかったところですが。

これで塚田選手は6連覇を果たし、あの田辺陽子さんに並びました。
田辺さんも会場におられましたがどんな思いだったんでしょうねぇ。
ちなみに現在の田辺さんは、全日本柔道連盟の教育普及委員会の委員です。

さて、これで塚田選手はブラジル世界選手権の78kg超級代表決定でしょう。
問題は無差別級ですが、私は立山選手に決まってほしいですよ。
準決勝で敗れましたが実力は誰もが認める選手。
昨年のアジア大会では急遽の出場ながら銅メダルの結果も残しましたし。
世界を経験してほしい選手なので選ばれてほしいです。

優勝して大粒の涙を流した塚田選手。
重圧で苦しかったでしょうが、これから北京五輪に向けての重圧はさらに重いはず。
だからこそ今大会で見せてくれた”攻める柔道”を貫いてほしいです。

posted by しん太 |17:39 | 柔道 | コメント(0) |
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2007年04月18日

メジャーリーグのインサイド

今日の松坂投手はいいピッチングだけに残念でしたねぇ。
なんか西部時代から、松坂登板のときって味方打線が貧打な感じがする…。

ところで問題の崩れた4回のピッチング。
ウェルズに内野安打を許したことで、
トーマスを意識せざるを得ない状況になっちゃったんですよね。
あのウェルズに打たれる前の一球は、インサイドへのスライダーがボールの判定。
思わず仰け反った松坂が印象的でした。

メジャーリーグのストライクゾーンは、外があまめで内がからい。
これは周知なんですが、松坂はインサイドでも三振を獲ってきた投手なわけで。
その意味で厳しいカウントになる場面もこれから多いんだろうな、と。

そういや井川も右打者へのズバッとくる真っすぐがボール判定でしたね。
もちろんチェンジアップが外に決まればそう苦しくもなかったんでしょうが。

要は、右打者へのインサイドを見せ球に使うのか、それとも決めにいくのか。
松坂ならバリテックと、井川ならポサダとの意思疎通がとれていればいいんですけど。
まぁまだまだこれからですけどね。

あ、今日の岡島はそのインサイドをうまく使ってた観でした。
特に2人目のクライトンにはインサイドにズバッと真っすぐの後に外のカーブで三振。
決め球をカーブかチェンジアップかの差はありましたが、
インサイドはきわどくもボールでいいよっていうぐらいの感じで使ってましたから。

明日は井川が強打のインディアンズ相手に登板です。
ちょっとインサイド・ワークがどんなもんかも注目して観戦しよっと。

しかし、大家も先発なのに放送ないのが寂しい…。

posted by しん太 |16:22 | 野球 | コメント(0) |
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2007年04月15日

Vプレミアリーグ:女子ファイナル

Vプレミアリーグの女子ファイナルをテレビ観戦。

久光製薬スプリングスvsJTマーヴェラス。

■第一セット(久光製薬22-25JT)
序盤からJTが勢いよく抜けますが、久光製薬がおかしい。
足が動かない久光製薬を尻目にJTがモレーノ選手や谷口選手で得点。
ただ久光製薬は悪いながらもレシーブを拾い少しずつ挽回です。
結局はサーブレシーブが安定したJTが竹下選手のトス回しも冴えて取ります。

■第二セット(久光製薬25-21JT)
流れはJTのままで始まったセット。久光製薬はまだ足が動かないままです。
ところが突然のアクシデントがJTに襲い掛かります。
谷口選手がスパイクに跳ぶ際に踏み切りの左足首を捻ってしまいます。
ベンチにさがり再び出てくるも明らかに影響を受けてスパイクが決まりません。
そんなJTの動揺を久光製薬のブロックが逃しません。
モレーノ選手をも止められたJTに逆転はできませんでした。

■第三セット(久光製薬25-21JT)
セットを取るという影響は、すぐにサーブレシーブとなってあらわれました。
久光製薬の本来のレシーブ力が戻ると、セッター・橋本選手が生き返ります。
こうなると経験値の高い久光製薬は強い。
JTは谷口選手にこだわりますがスパイクが決まらない。
そんななか位田選手が後半からチームを盛り返しにかかるのが精一杯でした。

■第四セット(久光製薬22-25JT)
久光製薬が完全に流れを制して、このセットで決まると思わせた序盤。
バレーボールが面白いのはそれでも分からない展開です。
必死にブロックとレシーブで我慢し続けたJTがじわじわと点差を詰めます。
モレーノ選手だけじゃない、江藤選手のクイックや高木選手のコンビ。
小さな身体を最大に使った竹下選手のトス回しに執念すら感じましたよ。
それに合わせるかのように再び崩れだした久光製薬のレシーブが印象深かった。
最後はJTが終盤にブロックを続けて決めてイーブンに持ち込みました。

■最終セット(久光製薬15-11JT)
どう転んでもこのセットで優勝が決まるという緊張感。
こういう展開にはやはりベテランが強いのかもしれませんね。
粘るJTの姿も素晴らしかったですが、それ以上に久光製薬の巧者がありました。
スパイクはアナパウラロペスに任せた観ですが、
だからこそレシーブとブロックの狩野選手と成田選手の集中力の凄さ。
最後は余裕を持った展開にすら見えました。

久光製薬が5年ぶり2回目の優勝で、
真鍋監督は男子の新日鉄での優勝に続き女子チームを率いても優勝の快挙。
しきりに聞かれた「昨年の悔しさ」を見事にはらしての制覇です。

この試合での印象は、サーブレシーブとブロック。
本来はサーブレシーブの強い久光製薬がこの試合では悪かったんですね。
一方のJTは強いはずのブロックが久光製薬よりも悪かった。
なにか逆転したようなチーム事情に、優勝決定戦の難しさを感じました。
とは言えサーブレシーブは両チームともに良かったわけではありません。
そんななか乱れた相手の攻撃をブロックでより確実に仕留めたのが久光製薬。
その内訳が成田選手がトップで狩野選手が続いているとなると、
試合のポイントを誰よりも理解していたベテランの力は絶大だと分かります。

さて、試合後に発表されたベスト6。
ここにセッターで選ばれたのは久光製薬の橋本選手でした。
鶴田さんが引退してチームとして転機であったはずの今季を、
ずっとレギュラーとしてベテラン選手たちに育てられながらも
優勝という最高の結果で終えることができて素晴らしい活躍でした。
トス回しはもちろんサーブ効果率も高いし、サウスポーからのツーも強力。
これから全日本を背負っていけるようなセッターに期待ですね。


これでVプレミアリーグが終わりました。
男女ともに昨シーズンのチャンピオンが連覇できず、
各チームの戦力が拮抗したことを窺わせるには充分なシーズンでした。
全日本での戦いも注目ですが、土台はVリーグに違いないですからね。
プレミアリーグ、チャレンジリーグ含めてVリーグの実力アップに期待です。

posted by しん太 |16:37 | バレーボール | コメント(2) |
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2007年04月14日

Vプレミアリーグ:男子ファイナル

Vプレミアリーグの男子ファイナルをテレビ観戦。

サントリーサンバーズvs東レアローズ。

一発で優勝が決まるだけに私もやや緊張でした。
観客が魅了される一戦がとにかく見たいと両チームに期待です。

■第一セット(サントリー25-20東レ)
東レが流れを掴みます。
サントリーのセッター・栗原選手はいつものようにトスを散らすも
特にセンターとのクイックが合わずでなかなかペースを呼び込めません。
一方の東レのセッター・阿部選手はニコロフ選手で押します。
足首捻挫の影響が懸念されていたニコロフ選手ですが、バッシバシきてました。
ですが…サントリーが強いのは離されないこと。
そして中盤で決まったサントリーのセンター・坂本選手のブロック。
これを機に終盤はサントリーが流れを掴んで取りました。

■第二セット(サントリー25-22東レ)
序盤は放送カットで分かりませんでしたが、
第一セットからの流れをサントリーが引き継いだ観でした。
良かったのはブロックですよね。
坂本選手と山村選手のセンターだけじゃなく、
越川選手とレオナルド選手のアタッカーもしっかりブロック。
本来なら東レがやりたいようなバレーボールをサントリーが展開します。
それでも終盤には東レのニコロフ選手のサーブなどで粘ります。

■第三セット(サントリー18-25東レ)
それまで調子の良かったサントリーがこうも変わるのかと驚かされたセット。
いや、もともとサントリーの荻野選手はサーブで狙われますが
それをより増して徹底して狙った東レのサーブの意図が効きましたね。
ボールを散らす栗原選手のトス回しが封じられれば東レは強い。
阿部選手の速いオープンへのトスから、
ニコロフ選手はもちろん途中交代の柴田選手も要所で決めてきました。
これでゲームは分からなくなる、と思わせてくれます。

■第四セット(サントリー25-22東レ)
これで終わらせたいサントリーと望みを繋ぎたい東レ。
序盤は両チームが真正面からぶつかったような痺れる展開。
サーブ効果もあり、ブロックもあり、強烈なスパイクも決まる。
どちらがこの流れを引き寄せるのか…。
そして、中盤から抜け出たのはサントリーでした。
最後までサントリーが強かったブロックが越川選手から連続で決まります。
勝利のポイントは東レのエース、ニコロフ選手のスパイクアウトでした。

サントリーが3年ぶり7回目の優勝。
昨年も一昨年も悔しいまま終わったシーズンをやっとはらしました。
MVPは越川選手。涙のインタビューでしたねぇ。

越川選手は最初から最後まで本当に集中していたと思います。
栗原選手をはじめ、苦しいときに選手たちがトスを上げるのは越川選手。
シーズンを通してみれば、アタックの決定数も打数もチーム1位はレオナルド選手。
しかし優勝決定戦の舞台ではアタック打数を越川選手が上回りました。
さらにはブロック決定数も4本のチームトップ。
優勝したいという想いと、そのために実力を出し切る姿はまさにMVPですね。

さて、試合を全体的に通して残念だったのがサーブミス。
サントリーが14本で東レが22本という結果でした。
東レの柴田選手はワンポイントブロッカーとして斉藤選手が出てきた場面で2度ミス。
なんのために斉藤選手が出てきたのか…。
ほかにも入れにいったサーブをネットにかけるという選手も多々。
これも優勝決定戦という雰囲気や重圧なのでしょうが、
だからこそ素晴らしいサーブを決められるような展開が見たかったです。
サーブレシーブではサントリーが47%で東レが69%にもかかわらず、
それ以上に東レがサーブでより流れを壊してしまった背景も大きいと思いました。

というわけで、サントリーが王座奪還に終わったVプレミアリーグ元年でした。

明日は女子だー。

posted by しん太 |18:15 | バレーボール | コメント(2) |
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2007年04月13日

Vプレミアリーグ:ファイナルラウンド展望

バレーボールのVプレミアリーグもいよいよ大詰めです。
明日の14日は男子の、そして明後日15日には女子の優勝が決まります。

男子は、サントリーサンバーズvs東レアローズ。
女子は、久光製薬スプリングスvsJTマーヴェラス。

男子は予想の範疇とも言えますが、女子はJTがシーズン後半頑張りましたね。

というわけで、この2試合の展望でも。


サントリーと東レに関しては、ややサントリーよりな予想をしています。

直接対決ではシーズンでは五分ですし、その内容も拮抗。
ただシーズン後半に限って言えば直接対決をサントリーが制しています。
さらにサントリーの最大の強みは経験でしょう。
優勝回数を考えれば、ファイナルラウンドでの戦い方は知っているはず。

それでもチーム成績としては東レは良いです。
アタック決定率もサーブ効果率もブロック決定本数もサントリーを上回ります。
今田祐介とニコロフのアタッカーは安定感も高いですし、
センター・富松崇彰のブロック力はリーグNo.1の強さがあります。

一方のサントリーは、東レにやや劣るだけでやはり攻撃力は秀逸。
今シーズンは通して活躍してくれた越川優。
アタックだけではなく、サーブの強さは周知ですね。
レオナルドの決定力もありますし、センターは坂本雄一郎も調子がいい。

う~ん、どっちもよく似てんなぁ。
となると勝負はサーブレシーブになってきそうな感じ。
やはりどちらもサーブがいいだけに、いかにAカットにするかは重要ですね。

最初に触れましたが、接戦だと経験は大きい気がしてなりません。
その意味でサントリーに分があると予想です。


久光製薬とJTに関しては、思い切ってJTに予想。
…え、思いきる必要ないですか?

男子では経験の差といっておいて、女子ではそれを無視という無謀ぶりです。

久光製薬はなんと言ってもベテランの活躍。
先野久美子、成田郁久美、大村加奈子とズラリと揃います。
そこにアナパウラロペス(フォフィーニャ)の強力なアタッカー。
さらに控えには落合真理と小山修加がいるという怖ろしき層の厚さ。
なにより今シーズン開花したセッター・橋本直子はまだまだ進化中の選手。

そんな久光製薬に対抗するJTは、
良くも悪くも竹下佳江とケニーの出来になってしまうのかもしれません。
ただ宝来眞紀子と江藤直美のセンターは後半になって調子がいい。
谷口雅美もアタッカーとして磨きがかかってきています。
控えの位田愛はいつも結果を出せる勝負強さを持っています。

経験は久光製薬に分があるのですが、
シーズン後半だけを見るとJTのほうが安定してるんですよね。
セミファイナルを含めた直接対決は久光製薬が完全に制していますが、
ポロッと取りこぼす最近の久光製薬ではなく勢いもあるJTと予想です。

レシーブの強い久光製薬とブロックの強いJTという構図も見所です。


個人的には、サントリーの荻野正二とJTキャプテンの高木理江に頑張ってほしい。
荻野選手は全日本でもおなじみな大ベテラン。
しかし5月のワールドリーグへの全日本には選出されませんでした。
その分もレシーブやスパイクの妙技を存分に発揮してほしいです。
高木選手は個人成績が高い選手ではないですが、
いつも声を出して笑顔でチームを引っ張る姿が印象的な選手。
そんな選手にはついつい応援したくなっちゃいます。

テレビ放送もされるファイナルラウンド。
最高のプレーで最高の試合になると確信して見守りたいです。

posted by しん太 |15:04 | バレーボール | コメント(0) |
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2007年04月08日

競泳日本選手権2007:最終日

競泳の日本選手権をテレビ観戦。

中村礼子選手の活躍が目立つ今大会。
最終日で他の選手の日本新記録も見たいです。

では、最終日の決勝。

■女子1500m自由形
1位:米永智香(16分31秒91)

実力選手が出場しないなか米永選手が優勝です。
レース中盤には藤野選手に2秒以上差をつけられましたが、
そこから後半でとらえて粘りの泳ぎができての勝利のようですね。
400mでは4位、800mでは3位ですから
女子自由形中長距離で台頭してきてほしい選手の一人です。


■男子800m自由形
1位:松田丈志(7分50秒93)日本新記録

自身の記録を4秒以上更新しての会心のレース。
ダイジェストでしか映らなかったのがとっても残念でした。
ラップはしっかり59秒台で泳いでますねぇ。
世界選手権で日本新記録は出したものの15分を切れなかった1500m。
ただそれも時間の問題な様子でしょう。


■女子50m自由形
1位:山田香(26秒06)
2位:岩崎優(26秒09)
3位:山口美咲(26秒10)

大混戦のレースを制したのは、やはり実力者の山田選手。
ただ本当にタッチの差ですからね。
注目は3位に入った高校生の山口選手。
スタートも素晴らしかったですし今後が楽しみです。


■男子50m自由形
1位:伊藤真(22秒66)

100mは優勝を逃しましたが、50mはさすがの強さ。
なので期待ははやく22秒2で泳いで日本新記録を更新してほしい。
それが100mにも繋がりますしね。


■男子200m個人メドレー
1位:高桑健(2分0秒69)

佐野選手が欠場で、この種目では敵無しなだけに記録を期待でした。
世界選手権も少しも納得してないでしょう。
常に世界のトップクラスに名を連ねる選手になってほしいです。


■女子200m背泳ぎ
1位:中村礼子(2分8秒85)

自身の日本記録にはわずかに及ばなかったものの、
2位の伊藤選手に大きな差をつけてのもはや独壇場の強さ。
これで今大会は3冠の事実上の王者です。
「世界のトップとはまだ差がある」と言い切った表情も笑顔でした。


■男子200m背泳ぎ
1位:入江陵介(1分58秒42)高校新記録

森田選手に中野選手を抑えての堂々の日本チャンピオンです。
1分57秒台もすぐに出してくれそうな終始リードのレース展開。
北京五輪の出場も現実的になってきましたよ。
超有望選手です。


■女子100mバタフライ
1位:加藤ゆか(58秒78)

「後半にバテた」と言いつつ、日本記録に肉薄する素晴らしい泳ぎでした。
50mだけではない強さが本格的になってきましたよ。
前半からの攻めはさすがですが後半も強かったです。
ただ中西選手も土肥選手(59秒33の自己ベスト)も狙ってますよ。


■男子100mバタフライ
1位:柴田隆一(52秒30)
2位:高安亮(52秒74)
3位:山本貴司(52秒79)

日本記録に0.03秒という好タイムで200mに続く2冠。
世界選手権でのフェルプス選手との対決がいい方向に働いている感じですね。
先行する高安選手に慌てることなく見事なまくり。
山本選手も復活からどんどん戻してきていますし、
世界に向けた三人の飛躍にまだまだ期待したいところです。


■女子100m平泳ぎ
1位:田村奈々香(1分8秒57)
2位:北川麻美(1分9秒22)

前半から攻める北川選手にも落ち着いていた田村選手。
200mに続き、日本新記録はもう掴みかけている印象です。
いつだって強気な田村選手は本当に気持ちがいいですねぇ。
北川選手も頑張っていますから、日本女子ブレストの夜明けは近いです。


■男子100m平泳ぎ
1位:北島康介(1分0秒34)

疲労があったにもかかわらず、ただただ強かったレース。
50m優勝の崎本選手を最初から圧倒して、
もう不安があった一時の姿はどこを探しても見つかりません。
これからはさらに高みを昇っていくのでしょう。
誰もが見たい北島選手を裏切ることなく泳いでくれたことに感謝です。



これで3月頭の短水路選手権、3月末の世界選手権、そして日本選手権と
選手にとっては体力的にも精神的にも大変だった一ヶ月が終了しましたね。
すべての大会を通して、北島康介・中村礼子・柴田亜衣の三選手が目立った観でした。

日本選手権に限れば、立石諒と入江稜介が高校新記録をマーク。
その他の種目でも男女問わず高校生が頑張ってくれました。
日本競泳の底上げは確実だと思わされました。

さぁ8月には世界競泳が日本で開催です。
まずはゆ~っくり疲れを取ってリフレッシュしてくださいね。
そしてまたレベルアップした選手が見たいです。

posted by しん太 |16:09 | 水泳 | コメント(4) |
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