2007年01月31日
先の28日に行われた大阪国際女子マラソン。
原選手と渋井選手の並走が続く痺れたレース展開。
それを制した原選手が優勝し、世界選手権マラソン内定第一号誕生に湧きました。
しかし、大会後に他のチームからの指摘によって
原選手にコーチが自転車で伴走していたことが分かりました。
いや、他のチームだけではなく日本陸連の沢木強化委員長も認識していたとのこと。
そしてテレビ中継にもしっかりと映っていたのですから疑いようがありません。
後味の悪い、なんとも残念な大会になってしまいました。
これから日本陸連がどのような判断を下すかは分かりませんが、
当然伴走したコーチ陣は反則行為だと認識していたでしょうから
原選手も含めたなんらかの処分は免れないものとするのが普通でしょう。
今回の反則行為は、「助力」と言われるものになります。
マラソンでは、選手は競技中に他の者の助けを借りることができません。
もっともこれは陸上競技全般においてですが。
分かりやすい例で言えば、マラソンの競技中に選手がアクシデントの場合でも
トレーナーやコーチは選手を助けることはもちろん触れるだけで失格になります。
今回の場合は、原選手が走っている沿道でコーチが自転車に乗り伴走していたというもの。
本来は選手自身が判断しなければならないペース配分やスパートのタイミング。
それをコーチが伴走しながらコーチングすれば、これは助力です。
また、自転車に乗ることでペースメーカーの役割も果たすために助力でしょう。
しかし、この「助力」は実に曖昧です。
例えばコーチが伴走せずに沿道で立ち止まってコーチングする場合。
これは沿道での応援と同じとみなされて反則にはなりません。
どんなに具体的な内容でも、です。
また、伴走においても”少しの距離”なら反則にはならないのです。
この”少し”という概念には明確な指摘はありません。
少しの距離を繰り返した場合などは、私にはどうなるのか分かりません。
原選手のコーチも、伴走が反則行為であることは認識しながらも
もしも「少しくらいなら…」という気持ちを持っていての行為だとしたら…。
伴走行為をしたことになによりもの非があることは当然ですが、
こうした曖昧で不透明なルールにも多少なりの違和感を感じずにはいられません。
処分に関する判断が注目ではありますが、
コーチがどのような根拠や認識で伴走したのかを聴取することも
今後こういった残念な大会にならないための足がかりになるはずです。
もちろん、その情報は一般に公開しなければならないでしょう。
その上で「助力」という行為を考え直す必要があると思います。
今回のことで、誰よりも残念に思っているは原選手だと信じたい。
あのレースは本当に素晴らしい走りだったんです。
あの走りが原選手の実力そのものだと、確信できないことが悔しくてなりません。
posted by しん太 |17:34 |
陸上 |
コメント(6) |
トラックバック(0)
2007年01月28日
大阪国際女子駅伝をテレビ観戦。
また…また渋井が同じことを繰り返してしまうのか。
ペースメーカーの存在を無視するかのように、
渋井選手と原選手が2時間20分台に届かんばかりの走りで早々に抜け出す。
今年の大阪はそんな様相で始まりました。
5km、10km、15km、20km…。
渋井選手の落ちないペースにピタリと原選手が付いて、
この二人の間にはどんな思惑がめぐっているんだろうと息を呑みます。
息遣いも聞こえる距離で、いつ動きがあるんだろうか。
35kmまでは変わらないかもしれない。
そんな浅はかな予想をずっとはやく裏切ってくれたのは原選手でした。
大阪城のアップダウンを抜けた29km手前。
やや落ちたペースの間隙をぬって、一気に渋井選手を置き去ります。
苦しい表情は見せながらも上がるペース。
怪我でマラソンを離れて一年半の想いをぶつけるような走り。
決意を感じるような姿に私には見えました。
さすがに最後はペースを落とすものの、
力強く刻んでいく走りは劣ることなく2時間23分48秒でゴール。
嗚咽をあげて泣く原選手に、強い意志の大きさを感じずにはいられませんでした。
一方、原選手に置いていかれてからの渋井選手。
これまでの大阪でも、名古屋でも見たはずの光景と同じものでした。
もちろん初マラソンを除いてですが。
原選手と走っていながら、時々並走を避けます。
それが私には気になってどうしようもありませんでした。
付かれることを嫌がってる間に先にスパートされることは、
すでに坂本選手や弘山選手との勝負でも経験したはずじゃないのか。
いや、先に出られるのは勝負のアヤです。
むしろその後の、あまりに早い気持ちの折れ方。
下を向き、足を止め、わき腹をおさえてみたりする。
もう期待してはいけないんだろうか…。
小崎選手は、本当に安定してます。
後半に強いのは分かりますが、いつもその通りの走りを見せてくれます。
24分台は実力通りの強さですね。
そして、加納選手。
先の全日本実業団駅伝でも見せてくれたあの粘り。
それを初のフルマラソンでも見事に発揮してくれました。
さぁこれで原選手の世界選手権が内定です。
この同じコースで、夏にはどんなレースをしてくれるでしょう。
posted by しん太 |14:16 |
陸上 |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2007年01月22日
アメリカンフットボールNFLのAFCチャンピオンシップをテレビ観戦。
アメフトがどうしてあんなに人を熱狂させるのか。
ワンプレーに一喜一憂し、ビッグプレーに歓喜や落胆の叫びをあげる。
インディアナポリス・コルツ vs ニューイングランド・ペイトリオッツ。
この2チームが残った時点で、
すでにああいう試合になるのは決まっていたのかもしれません。
…ああいう試合。
もうどう表現したらいいか分からなくて、そんな自分が情けないくらい。
ブレイディがインターセプトされて試合が決まった瞬間には、
ただただ感動で泣いてしまいました。
どんなスポーツよりも結果が読めないスポーツ。
冷めた言い方でいえば、そこが誰もが熱狂してしまう要因でしょうか。
徹底的に裏づけされた戦略と、それを人間がこなさなければならないこと。
思惑とプレーが交錯することで生まれる予想不可能なドラマ。
この試合も、前半と後半の変化にドラマが生み出されます。
攻勢と劣勢のめまぐるしい展開が苦しい。
きっと息が止まるくらいにゲームに集中していたのかも。
コルツに肩入れをしていた私ですが、そんなことは簡単にどうでもよくなります。
試合が終わって、深い溜め息をついて、カラカラの喉を潤す。
選手じゃなくって私の行動です。(笑)
そして、あぁだからアメフトはこんなに人気があるんだな、と独り納得。
どんな試合にも、特にプレーオフには毎度こんな気持ちにさせられるのですが、
この試合でもアメフトの真髄を観たような気がしてなりませんでした。
内容のレポートが一切なくてすいません。
いまだに心が奮えて思い返すだけで精一杯、と言い訳です。
NFCではベアーズがスーパーボールへ。
セインツとの試合も、心が奮える内容だったんだろうなぁ。
そしてコルツにとって…いやマニングにとっては悲願のスーパーボール。
現地2月4日は、世界中が奮えることになりそうです。
posted by しん太 |14:55 |
雑記 |
コメント(2) |
トラックバック(0)
2007年01月17日
1月6日に開幕したVリーグ。
日本リーグ時代から数えて40回目のシーズンとなります。
V1リーグがVプレミアリーグと名称が変わり、
日本バレーボールの更なる発展に向けた大切なシーズンになりそうです。
録画で溜まった試合をようやく見終えました。(汗)
まだ5戦が終わった段階ですが、早くもチームに明暗が出てますね。
男子では、昨シーズン制覇の堺ブレイザーズが出遅れ。
石島選手のブラジル留学と杉山マルコス選手の移籍が大きいのはありますが、
それよりも豊田合成トレフェルサから移籍してきたセッター・朝長選手と
まわりの選手との意思が合わないところに痛さを感じてしまいます。
移籍してきたのに代表で練習が出来ませんでしたからね。
で、その朝長選手がいなくなった豊田合成が5戦全勝とスタートダッシュ成功。
残念ながら廃部した旭化成スパーキッズからの甲斐選手と
ブラジルから新加入のファビアノ選手という強力アタッカー加入で
”守るだけ”のイメージが強かった豊田合成がパワーアップしてますねぇ。
しかし、なによりもセッターの島野選手のトス回し。
朝長選手が抜けて心配でしたが、いやいやどうして素晴らしい活躍です。
女子は、武富士バンブーと久光製薬スプリングスが5戦全勝スタート。
失礼ながら、武富士はまったくのノーマークでした。
代表選手では石川友紀選手がいますが、注目すべきはエステス選手。
なーんて、アルタモノアって言ったほうがおなじみですね。(笑)
結婚されて苗字が変わり出産もされて、日本バレーボールに帰ってきましたよ。
試合放送がないので内容が分からないのが残念。
久光製薬は、代表の落合選手と小山選手を温存しての勝利。
でも、成田選手に大村選手に先野選手にと豪華です。
とは言え絶対的セッターの鶴田さんが引退し不安もあったのですが。
いやぁ新セッターの橋本直子選手がいいっ!!
これからの日本代表に向けて個人的に要チェックの選手です。
心配なのは、いまだ1勝もしていないNECレッドロケッツ。
メンバーに遜色はないどころか、どう考えたって強いはず。
ただ攻撃が単発なんですよね。流れを引き込むだけのものがまだ見えません。
でも自力は問題なしですからいまは我慢ですね。
序盤の様相では、今シーズンに向けた移籍が多かったので
昨シーズンの順位はあまり参考にならない気がします。
また世界選手権で代表選手がいなかったチームの連携不足も否めません。
男子の豊田合成は代表選手がいませんし、
また女子の武富士は石川選手のみ、久光製薬は代表選手を使ってませんからね。
つまりは、個人ではなくチームとしての強さが差になっています。
まぁ総当りを男子は4回、女子は3回の長丁場。
とりあえず1回目は様子見な感じでいいかもしれませんね。
さぁ、Vプレミアリーグはファンになにを表現してくれるでしょうか。
男女共に世界選手権をまずまずの成績で終えた全日本。
いろんな物議をかもし出しただけに、その真価が問われます。
あの世界選手権は選手たちが勝ち獲ったもの。
それを証明するのも、また選手たちに他なりません。
北京五輪もすぐ目の前に迫ってきています。
協会の問題、リーグ運営の問題、チーム運営の問題…。
課題は山積の日本バレーボールにおいて、
それを払拭するような熱くて本気な選手たちが見たい。
Vリーグへ多大な期待を込めて、今シーズンを見ていきたいです。
posted by しん太 |16:34 |
バレーボール |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2007年01月15日
昨日は第25回都道府県対抗女子駅伝がありました。
みなさんの故郷はどうでしたでしょうか。
生まれた場所や現在住んでる場所などで応援も変わるかもしれませんね。
今年は稀に見る接戦で非常に面白かったです。
京都府の3連覇ではありますが、昨年の福士選手が最後にダントツという感じでもなく。
京都府、岡山県、兵庫県の三つ巴は痺れましたねぇ。
さて、私が今大会で嬉しかったのは大学勢の活躍です。
大学女子駅伝は、残念ながら男子のそれに比べて実力も人気も遠く及びません。
都道府県対抗駅伝においての位置づけも低いのが現状です。
高校生で実力のある選手は、男子では大学進学でも女子は社会人チームに就職が一般的。
女子大学選手が重要な戦力とはどうしても言えません。
ただ今大会は例年よりも活躍が目立った気がします。
優勝した京都府だけを見てみても、
樋口選手・小島選手(共に立命館大)・木崎選手(佛教大)の活躍は大きかった。
樋口選手と小島選手は区間1位(小島選手は区間新)で
木崎選手は社会人の強豪選手がずらりと揃うアンカーで区間9位。
まさに主力ですね。
その他の都道府県でも、立命館大と名城大の選手をはじめ区間10位内に名を残しました。
福井県で出場した城西大・酒井選手の区間6位は見事です。
ちなみに京都府の小島選手は、昨年は立命館宇治の高校生で区間1位を獲っています。
こうした高校生の有力選手が大学に進学することは影響があるはず。
しかし、やはり背景には指導者の力かと。
京都府の十倉みゆき監督は、立命館大でコーチをされています。
また名城大の米田勝郎監督の熱血ぶりは素晴らしい選手を育てています。
こうした指導者の地道で確実な選手育成が実ってきている気がするのです。
まだまだ実力的には低い大学女子選手。
それでも着実にレベルは上がっていると確信できた大会でした。
posted by しん太 |16:10 |
陸上 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2007年01月08日
全日本大学女子選抜駅伝をテレビ観戦。
大学女子駅伝にとっては最後のタイトル。
まだまだ歴史の浅い大会ですが、どのチームも思い入れは大きいでしょう。
特徴は、地方選抜が大学と競い合えるところですね。
現在の大学陸上部で駅伝チームを組める大学は少ないのが現状。
中長距離の強い選手がいても、駅伝大会に出場できない選手が多くいます。
そんな選手たちが地方選抜として頑張れる大会です。
大学勢は、先の全日本大学女子駅伝に出場した上位12チーム。
そこに地方選抜8チームを加えた全20チームで6区間30.67kmを争います。
様相は、立命館大学vs名城大学。
過去3大会と先の全日本を獲っている王者の立命館大に対し、
一昨年の全日本で優勝した名城大がどう勝ちにいくかが注目でした。
うーん、立命館大が強かった。
そればかりが目立った観のある大会でしたね。
全6区間のうち1区から5区までの区間賞が立命館大の選手。
2位の名城大を寄せ付けない、全日本以上に強さを見せてくれました。
名城大はアンカーの佐藤選手に逆転可能なタイム差で襷を繋ぎたかった。
それをさせなかった立命館大が素晴らしかったということでしょう。
地方選抜では、関西選抜が堂々の3位。
前回大会は4位でしたから、さらに力をつけた選手に拍手ですね。
大学女子駅伝の歴史はまだ始まったばかり。
日本女子中長距離界を牽引するような将来にこれからも期待です。
posted by しん太 |16:26 |
陸上 |
コメント(0) |
トラックバック(0)
2007年01月03日
箱根駅伝(復路)をテレビ観戦。
復路のスタート時は独特の雰囲気がありますね。
これからの各大学の期待と思惑が錯綜したような感覚を受けます。
6区。
順天堂大の清野選手がスタート。
東海大・皆倉選手、日体大・石谷選手、早大・加藤選手、日大・末吉選手。
このトップから遅れること3分台の大学が次々と出て行きます。
とにかく、2位以下は順天堂を追わなければいけない。
皆倉選手が清野選手との差を縮めるなか、
それ以上に差を縮めてきた石谷選手が追い上げ
さらに速く駆け下りてきたのが末吉選手という展開に
各大学の序盤から前を捉えていきたいという強い意思を感じます。
石谷選手と末吉選手の激しい競い合いのなか、
追われながらも清野選手がトップを守って襷を渡します。
7区。
東海大・植木選手が序盤からじわじわと差を詰めます。
その後方から日大・秀島選手が飛ばして植木選手を追います。
ただ、この区間はさらに後方の日体大・鷲見選手が猛走を見せます。
最後の箱根になる鷲見選手の、2年3年と失敗を繰り返してしまった光景はありません。
秀島選手を終盤で抜き、植木選手もその視界に捉えて襷を繋ぎます。
順天堂大との差は、2位東海大が1分24秒、3位日体大が1分50秒。
もう一つの争い、シード権は混戦の様相を見せます。
中央大、城西大、明治大、山梨学院大、亜細亜大が10位に可能性を残します。
8区。
順天堂大にとって、この区間こそが昨年から続く雪辱。
難波さんのアクシデントでトップを明け渡した昨年の悪夢を振り払うべく、
しかしそんな気負いは微塵もないほど冷静に淡々と板倉選手が走り続けます。
追わなければならない東海大、日体大が伸びてこない。
力のある選手を揃えることの難しさを痛感せざるをえない区間です。
唯一、日大・笹谷選手が日体大をかわし3位に上がるも2分13秒差。
シード権は、明治大と山梨学院大が振り落とされます。
城西大が8位に順位を上げ、亜細亜大もさすがに11位に上げてシード目前。
中央学院大が10位キープもやや苦しいメンバーです。
9区。
8区を乗り切った順天堂大は、長門選手がひたすら堅実に走りだします。
ただ決して守りの走りではありません。
東海大・前川選手が追いますが、どんなに詰めても4秒がやっとでした。
終盤は苦しくて歯を食いしばりながら走る長門選手からは、
少しも追いつかせずにトップで襷を繋ぐくらいの強さを感じます。
堂々の区間賞はその現れでしょう。
駒沢大・堺選手が強豪の意地を見せて7位に上がり、
亜細亜大のエース・菊地選手が早々に中央学院大を抜いて10位に上がると
いよいよシード権争いは熾烈を極めてきます。
落ちてきた専修大と城西大に、上がってきた亜細亜大と中央大が込み合って10区へ。
10区。
よほどのアクシデントがない限り順天堂大は安泰ですが、
最後を任されたアンカーの松瀬選手は素晴らしい攻めの走りを見せてくれます。
王者を飾るにふさわしい区間新の快走でゴールテープを切りました。
シード権は、7位から10位集団がそのまま最後までゴールして死守。
鶴見中継所では10位中央大と30秒差でスタートの城西大は
前の集団に追いつくことが出来ずに2年連続で11位という悔しいシード落ち。
福岡選手がゴメンと手を合わせてゴールする姿がありました。
復路に関しては、順天堂大が本当に強かったです。
もちろん個人では他の大学に強い選手がたくさんいますが、
すべてを通して他を寄せ付けないほどの総合力が目立った印象です。
往路、復路、総合のすべてを獲って完全優勝。
ゴール地点の大手町には、昨年悔しい思いをしたOBがいましたね。
難波さんの涙を見ると、順天堂大の襷は年をまたいで繋がったんだなと思いました。
残念ながら、今年は神奈川大と関東学連選抜が襷を繋げず。
鶴見中継所の悲しくも切ない場面はあまり見たくないのが正直なところですよ。
昨年優勝の亜細亜大が10位、準優勝の山梨学院大が12位。
予選会トップ通過の早稲田大が6位。
本当に予想ができない戦国時代と呼ぶにふさわしい大会でした。
いい選手が分散している証拠でしょうか。
だからこそ自分の役割をきっちりこなすことが大切だと知らされた大会でした。
posted by しん太 |17:24 |
陸上 |
コメント(3) |
トラックバック(0)
2007年01月02日
箱根駅伝(往路)をテレビ観戦。
出雲駅伝から全日本大学駅伝と経て、いよいよ大一番の箱根駅伝。
優勝の読めない今大会は大混戦の様相でスタートです。
まず驚いたのが、東海大学が佐藤悠基を1区に。
先手必勝できましたねぇ。
その1区。
序盤から佐藤選手がずば抜けます。
牽制しあう後続を尻目に、ものすごいスピード。
昨年の鮮烈デビューをさらに超える走りにため息すら出ましたよ。
堂々の区間新記録で2位に4分以上の差を付けて襷を渡します。
出雲では余裕のアンカーでしたし、全日本は予選落ちでしたからね。
晴れの舞台でやっと本領発揮でした。
2区。
東海大の伊達選手は、本当に安定した走りをしてくれます。
昨年の失敗から繰り返さない気持ちも感じます。
エース区間にして最大の注目は山梨学院大のモグス選手。
昨年の脅威の走りに勝る超ハイペースな出だしはやはり突っ込みすぎでした。
一気に2位に上がるも最後は失速で4位へ。
襷を渡して崩れ落ちるケニア人選手を見たのは初めてかも。
残念な結果でしたが、想いの強さは伝わりましたよ。
区間賞の早稲田大・竹沢選手と、東洋大・黒崎選手の粘りは素晴らしかったです。
3区。
この区間は、日本大のダニエル選手と中央大の上野選手ですね。
出雲で爆走を見せたダニエル選手。
この選手は最近のケニア人でも抜けた観があります。
そして、期待を裏切らない素晴らしい走りをしてくれますが…箱根は怖い。
モグス選手と同様に前半の突込みが後半を襲います。
それでも、粘る姿はこれからの彼に期待が膨らむばかりでした。
そのダニエル選手のタイムに勝ったのが、上野選手。
あの鳴り物入りで大学に入ってからの辛い過去2年間を払拭です。
後半で足に痙攣を起こすも、バシッと叩いて走りなおす根性も見せます。
この上野が見たかったんだ。
4区。
ここまで調子が上がらずにナリを潜めていた順天堂大が姿を現します。
佐藤秀和が淡々と、しかしもの凄いペースで追い上げます。
9位で受け取った襷は確実に順位を上げて、昨年の北村さんの区間記録へ迫ります。
なにより、その先に待つ今井正人の大きさがそうさせたかもしれません。
佐藤選手の満足な表情で襷を渡す姿が印象的でした。
5区。
背筋がゾクゾクと鳴ったのは、今井選手だけが襷を受け取ったからではありません。
同時に、日本体育大の北村聡がいたからに他なりません。
今井vs北村というマッチアップが箱根の山登りで見られるなんて。
確かに山登りでは、もはや神となった今井選手に敵わないのでしょう。
しかし、インカレ1万m王者が簡単に引き下がるわけにはいかない。
北村選手の付いていく意思をひしと感じながら今井選手は走っていたかもしれません。
ただ、だからこそ余計に今井選手の強さを見せ付けられます。
昨年の自分のペースを30秒以上上回っての走りに、
北村選手は10kmも喰らい付くことさえ許してもらえません。
今井選手は、果たして山を登っていたのだろうか。
まるで山登りの様相をみせないペースに、馬鹿馬鹿しくもそう思ってしまう。
襷を受け取った時点でのトップとの差は4分以上。
谷から吹き上げる風のように東海大を抜き去って、
終わってみれば1分41秒の差を付けて2年連続往路優勝のテープを切ります。
なんとも見ごたえの多かった今年の箱根・往路。
駒沢大も亜細亜大も遅れる展開に、混戦駅伝の難しさを感じます。
さぁ順天堂代は逃げ切ることが出来るのか。
昨年の難波さんの悪夢を繰り返さずに、ひたすら堅実に襷が渡ってほしい。
強い強いと言われて勝てない日本体育大がいいところで狙ってるはず。
もちろん、2位の東海大は序盤で捉えに来るでしょう。
駒沢大や亜細亜大が遅れたことで、シード権も熾烈になるはず。
今大会から関東学連選抜もオープン参加じゃなくなるので期待してたんですが…。
泣くのか、笑うのか。
明日の復路へと決戦は続いていきます。
posted by しん太 |16:18 |
陸上 |
コメント(4) |
トラックバック(0)
2007年01月01日
ニューイヤー駅伝をテレビ観戦。
あけましておめでとうございます!!
私の年初めは、毎年のようにニューイヤー駅伝からです。
晴れ渡った上州に私も晴れ渡るような面持ちですよ。
コニカミノルタ、日清食品、中国電力の3強と言われる今大会。
なかでもゲディオン選手が控える日清食品が筆頭でした。
蓋を開ければ中国電力の優勝。
スタート前のメンバー一覧を見て、油谷・佐藤・尾方の名でゾクッときますよね。
外国人選手はいませんが見劣りなどするはずもなく。
油谷選手の粘り、佐藤選手の神がかりな走り、尾方選手の貫禄。
強い選手という所以を感じさせてくれます。
駅伝では、すべての選手の調子が合うことが大切です。
もちろん誰かの失速を誰かでカバーすることもできますが、
今大会でもっとも安定した7人を揃えることが出来たのが中国電力かと。
6区の尾崎選手に特にそう思わされましたよ。
日清食品は、やはりゲディオン選手は圧巻でした。
残念だったのは諏訪選手が参加できなかったことですね。
徳本選手にももっと期待してしまうのは私だけでしょうか。
途中で先頭を譲らずに、自分で最後まで勝負してほしかったです。
素晴らしい走りは、2区の小森コーポレーションの秋葉選手。
外国人選手の後という、大切で、しかもエース区間での区間賞。
覚えておきたい選手でした。
このニューイヤー駅伝とサッカー天皇杯のセットで、
新しい一年が始まったなぁと毎年のようにワクワクしてしまいます。
2007年はどんなスポーツのドラマが見られるだろう。
そんなわけで、今年もよろしくお願いいたします。
posted by しん太 |17:16 |
陸上 |
コメント(0) |
トラックバック(0)