2006年07月27日
フィンランドでの陸上ヘルシンキGP。
ハンマー投げの室伏選手が81m77で優勝のようです。
いやぁ、さすがですねぇ。
先の日本選手権で久しぶりに姿を見せてくれましたが、その後も順調のようです。
この時期に81mを超える投擲がしっかりできるなんてあたりも
来年に大阪で開催される世界陸上にも着実にステップアップできてるのでしょう。
注目すべきは、この記録を5投目で出したというところでしょうか。
日本選手権でも、1投目から徐々に記録を伸ばしていっていました。
前半で決勝へ向かう記録をだしながら、
しっかりと後半に勝負の投擲ができる形をつくっていく。
ヘルシンキでの2位はジオルコフスキですから、
プレッシャーを感じながらの投擲だったとも思います。
もちろん、彼は自己の世界に入っていく選手ではありますが。
日本選手権の前、NHKのサンデースポーツで室伏選手の特集がありましたね。
昨年は怪我もあってまるまる休養に当てたなか、
決して休養とは言えない独自の方法でトレーニングする姿がありました。
そのインタビューで、彼の言っていた”ハンマー道”という言葉が忘れられません。
ハンマー投げを追及するその様のことだとは理解できますが、
彼の心中にどんな道があるのかはもちろん知れるはずもありません。
ただ、室伏選手はまだ進化の途中なんだと思うのです。
いままでも、これからも、彼は止まらないのだろうなぁ。
福士選手も、なかなか調子がいいようで。
でも、31分0秒64かぁ。
31分を超えるのって本当に難しいのでしょうね。
30分台の記録は持ってるわけですが、はやく日本記録を超えてほしいですよ。
福士選手を初めて目にしたのは、北陸女子駅伝(現スーパーレディース駅伝)。
もう5年ぐらい前でしょうか。
沿道で彼女が目の前をあっという間に駆け抜けていくのですが、
衝撃だったのは、駆け抜けたあとに遅れて風がブワッと抜けていくんです。
そのときの感動は未だに鮮明ですよ。
あの言動とは裏腹に、過酷な練習に挑む福士選手。
でも、いつかケラケラ笑いながら日本記録を超えていってほしいです。
posted by しん太 |18:11 |
陸上 |
コメント(0) |
2006年07月25日
四国アイランドリーグは、言わずと知れた日本初の野球独立リーグ。
野球界発展の大きな期待とプロ野球を目指す選手の大きな希望でもあります。
それに続く、第二の独立リーグ。
「北信越リーグ」(仮名)は、来春開幕に向けて動き出したプロジェクトです。
野球の発展のみならず、スポーツによる地域活性を目指します。
ちなみに、北信越とは、北陸(富山、石川、福井)・信州(長野)・越後(新潟)のこと。
しかし、この北信越リーグの構想に福井県は入っていません。
なぜなのでしょうか。
北信越リーグの構想は、新潟県で起こりました。
新潟といえば、アルビレックス新潟ですね。
サッカーのみならず、バスケット・陸上・チアリーディングでもプロとして活動しています。
そのアルビレックス新潟が次に打ち出した構想が野球であり北信越リーグです。
さて、そのアルビレックス新潟の直属になる開発準備室が
福井を北信越リーグの構想からはずした理由もコメントしています。
「奇数ではリーグ戦を行いにくいため(アルビレックス新潟の本拠地である)新潟県プラス3もしくは5県を当初から想定していた」
また運営上、各チームは日帰り、バス移動で各地を転戦することになり
「転戦費用や移動時間などを考えると福井は距離的に難しいことも要因」と。
その上で「福井での球団設立は正式にはどこにも打診しなかった」ようです。
あくまで新潟を中心としたリーグ、ということですね。
正直言うと、この理由はどうかと思います。
週末に試合をするようですが、同一カード3連戦というのではなく
三日間とも違うチームと試合をするということなのでしょうか。
同一カードの試合なら、奇数チームの試合のないチームの移動距離を伸ばす方法があるはず。
まぁ、利権がらみも噂されてはいますが、噂なのでここでは取り上げません。
それでも、打診すらなかったなんて…。
福井県は、野球に限っては北信越では高校・社会人ともトップクラス。
実力は関係ないようですね。
ただ、県内野球関係者の中には
「たとえ正式に申し入れがあっても断った」とも。(福井新聞より)
理由は、チームを支える資金問題です。
田舎において、スポンサーはプロチームのネックに他なりません。
実は、福井よりもはるかに大企業の多い新潟以外の北信越の各県でも
いまだに北信越リーグへの正式な加盟を発表してはいません。
開発準備室が試算している運営費は、1球団で年間1億5千万円。
決して少なくありませんよね。
また、入場者の目標は有料入場者2千人、招待客3千人。
招待客という枠組みがイマイチ不明ですが、これも少なくありません。
プロスポーツは、資金ありきが絶対です。
ただ、日本では一企業によるいわゆる広告のためのプロスポーツから抜けようとしています。
そして、多大な資金源がなくてもプロスポーツが出来始めました。
ただ、それが日本でもっとも適した形態かはまだ分かりません。
少なくとも福井県では、資金面でプロ野球チームはつくれません。
地域密着を謳う影で、資金という問題で取り残されたのです。
現在は、欽ちゃん球団のようなクラブチームを目指しているようです。
「福井にJリーグクラブをつくる会」は、どう資金問題を解決するのでしょう。
そういった情報公開はされぬままですが…。
posted by しん太 |17:45 |
プロスポーツチームをつくるということ |
コメント(0) |
2006年07月22日
前回と前々回でJクラブになる条件を、あくまでJリーグ側から挙げてみたわけですが。
まずはその資質すら福井県にはあるのでしょうか。
サッカーに限って言えば、正直なところ福井県は特別に活性してはいません。
中学、高校とも強豪高ではありません。
社会人チームにおいても、北信越リーグの2部が最高位。
”強さ”という面ではとてもJクラブを望めなさそうです。
では、インフラ面ではどうでしょう。
唯一と言っていい、福井にはなかなかのスタジアムがあります。
テクノポート福井スタジアムは、収容人数2万人を超えます。
宿泊施設も隣接されており、マレットゴルフなどもできる総合運動場でもあります。
東京ヴェルディや、今年は京都パープルサンガの合宿地にもなりました。
もちろん、J1の公式試合開催経験もあります。
また日韓ワールドカップの、メキシコのキャンプ地でもありました。
はい、これが福井のすべてです。
スタジアムまでの交通手段は整っていないことはおろか、
自治体の正式なバックアップも表明されていません。
まぁ、具体的な母体チームも決まっていないんですけどね。
立派なスタジアムを活かすも殺すも、これからの活動にかかってきます。
残念なことに、「福井にJリーグチームをつくる会」は
Webサイトすら持たずに活動しているのが現状です。
福井県民への具体的な情報公開もせずに、どこへ向かっているのでしょうか。
Jリーグが示すJクラブへの道すら福井は危ういのですが、
これだけでプロチームを存続していけるわけでは到底ないですよねぇ。
ド田舎のプロスポーツチームにおいて最もネックになるのはスポンサーです。
福井県は、これに苦い思いを最近したばかり。
次回はそれを挙げてみます。
posted by しん太 |14:47 |
プロスポーツチームをつくるということ |
コメント(0) |
2006年07月19日
「Jリーグ準加盟制度」のお勉強です。
これからJクラブを目指すならば、
この制度によりJリーグから「Jリーグ準加盟クラブ」に指名される必要があります。
どんなに強くても、どんなに集客力があっても、
指名されていなければJクラブになることはありません。
それでは、使命される条件はなんでしょう。
制度の中身を見ていきます。
まず大切なのは、法人であること。
ゆくゆくは「その一」で紹介した経営ができるように、ですね。
公益法人、特定非営利活動法人、株式会社のいずれかである必要があります。
続いては、ホームスタジアム。
この制度においては、Jリーグ入会までに基準を満たす改修見込みがあることとされ
必ずしも素晴らしいスタジアムを持っている必要はないようです。
ですが、どのスタジアムを利用するかは大切です。
スタジアムまでの交通手段や駐車場など、
将来を見据えた構想がないと到底指名されることはないでしょう。
ちなみに、入会基準を満たすスタジアムの主な条件を挙げます。
・席数は10000席以上。そのうち5000席は個席。
・メインスタンド中央部に、屋根付き、肘掛け付きカップホルダー付き個席100席以上。
・上記の来賓席と個席に対し、ケータリングサービスを提供しうる設備とスペースがあること。
もちろんピッチの確保は重要ですが、
以上のような観客席に対する要求が満たされなければならないようです。
最後に、ホームタウンの確立。
そのクラブが、単独でJリーグを目指しても指名されません。
あくまで自治体があってのクラブ、という位置づけになります。
・将来Jリーグを目指すことを、所属する都道府県協会が承認している。
・ホームタウンの自治体が、Jリーグを目指すクラブを支援する姿勢を文書で示している。
この二つが満たされなければなりません。
これらがJリーグ準加盟クラブに指定される主な条件となります。
なかなか大変です。
たしか、ロッソ熊本が申請をしましたよね。
第一回の受け付けは明日が期限です。
そして、8月に準加盟クラブが決定します。
今後もJリーグを目指すクラブの名乗りがあることでしょうねぇ。
福井県は、これらを満たすに充分な資質があるでしょうか。
次は、それを考えていこうと思います。
posted by しん太 |16:43 |
プロスポーツチームをつくるということ |
コメント(2) |
2006年07月16日
体操の第45回NHK杯が幕張メッセで。
その模様をテレビ観戦しました。
いやぁ、冨田選手は強いっすねぇ。
最後の鉄棒でのミスも愛嬌ぐらいに感じさせます。
さて、採点方法が大きく変わっての今大会。
なんか体操の採点ってコロコロ変わって少々うんざりではありますが。
とはいえ、覚えないと観戦も面白くないわけですもんね。
劇的な変化は、得点そのもの。
これまで10点が最高だったわけですが、
新方式では10点を超える点数が付けられます。
14.625とか15.350とか、初めてみるとビックリします。
これまでは、10点満点のうち
実施(技の完成度や美しさ)が5点、難易度(技の高度さや組み合わせ)が5点でした。
新方式では、実施が10点、難易度が上限なしとなります。
この合計が採点となるわけですね。
選手はあらかじめ審判に自分の技の内わけを示します。
例えば、実施10点・難易度6点の合計16点の演技をします、といった感じで。
それで、審判がそれに見合っているか”減点して”採点をだします。
例の得点で言えば、実施1点・難易度0.5点の減点なら14.500が得点になります。
もちろん、観戦しているぶんには合計された得点が表示されるだけですので
その内わけがどうなっているかは分かりませんけどね。
ちなみにですが、15.000を超えると以前の9.0を越えるような点数。
16.000を超えると以前の9.7や9.8の超高得点です。
しばらくは目安が必要ですね。
今大会を参考にしてみると、
個人総合ではコンスタントに15点台を出せるかが鍵かもしれません。
冨田選手は2日間でほとんどが15点台。
水鳥選手も、さすがに15点台が多くなっています。
昨年のアナハイム世界選手権で1位と2位のこの二人の得点。
世界のツワモノも基準にするはずですよ。
米田、鹿島、中田といったアテネ組の選手がいなかったのは残念ですが
若い選手も着実に育っているようですね。
特に日体大の森選手、ガンバレ!!
あと水鳥兄弟、似てたなぁ。…当たり前かw
今年はデンマークで世界選手権です。
採点方法が変わっても、日本体操の強さは変わりません。
posted by しん太 |21:41 |
雑記 |
コメント(0) |
2006年07月14日
福井県のような最後発地域にとってのJクラブの諸問題、とは言っても
まずJリーグへ加盟できるチームがなければ話になりません。
では、どうすればJクラブになれるのでしょうか。
今回はそんな定義を勉強してみました。
最近のJリーグでは、ザスパ草津に愛媛FCといったJクラブが誕生しましたね。
Jリーグ以前の企業チームが前身にはなっていないクラブであり、
こういったクラブが全国のJクラブ加入を目指すチームの増加原因でもあるでしょう。
Jリーグの調査によると、Jクラブ加入を目指す活動が全国に40~50あるそうですよ。
では、強くさえあればJクラブになれるのでしょうか。
いえいえ、答えはノーのようです。
今年の三月九日、Jリーグ将来構想委員会による第一回報告がありました。
これが、これからJクラブを目指す上での重要な指針になります。
この報告によれば、J2の将来的なクラブ数は22以上。
当面は、18クラブ以上を念頭に置いているようです。
現在のJ2クラブは13。
J1クラブは現在の18が完成型なので、
単純に考えてJクラブへの加盟は5~9に絞られるようですね。
もちろん、Jクラブになる条件にはJFL2位以内である強さは原則必須。
ただし、この5~9に残ることができないとJクラブになれないわけではありません。
J1同様にJ2への昇格もJFLとの入れ替え戦になります。
とはいえ、入れ替え戦はあくまでJ2が成熟されてから、と報告されています。
早期にJクラブになるためには、
現在の時点でJFLにいるチームが有利なようです。
ところで、サガン鳥栖やザスパ草津など
経営難に陥ったJクラブのニュースは記憶に新しいところですよね。
いかにクラブが強かろうが、経営能力がなければやはりJクラブにはなれません。
この「クラブの経営規模」もJクラブへの必須です。
具体的には、以下のようです。
J2入会前(つまり、JFL所属期)には年間一億五千万円程度の事業収入がある。
J2入会後は、入会年度で年間三億円程度、
その後は年間五億年程度の事業収入が望ましいとされます。
この目論見がたたないと、いくら強かろうがJクラブへは入会できません。
うーん…なかなか厳しそう。
ってか、まだ母体チームすら決まっていない福井には無理じゃないのか。
さて、Jクラブになるには最も重要な
「Jリーグ準加盟制度」なるものがありますが、それは次回です。
posted by しん太 |15:57 |
プロスポーツチームをつくるということ |
コメント(0) |
2006年07月12日
去る六月三日。
私の住む福井でNPO法人が立ち上がりました。
その名も「福井にJリーグチームをつくる会」。
…誰ですか、まんまやん!!と突っ込み入れてる人は。
現在、Jリーグチーム創設に向けた動きがないのは、
福井が動き出したことにより二県になったと聞いております。
どの自治体も目指してるんですねぇ。
ちなみにこのNPO法人の梶本理事は、
「近年、全国でサッカーを中心としたスポーツや文化によるまちづくりが積極的に展開されている。“人の集まる福井”“夢にチャレンジする福井”を目指し、地元活性化に寄与したい」
とのことで、発起に向かったということのようです。
Jリーグ百年構想。地域密着。
Jリーグチームをつくる上で、目指されるキーワード。
その他のスポーツでも、地域密着への動きがあるでしょう。
これらは本当に目指すべきところでしょうか。
福井県という最後発の県における動向と問題点。
Jリーグに限らず、プロスポーツチームの在り方。
そんなことを考えていきたいと思います。
posted by しん太 |16:09 |
プロスポーツチームをつくるということ |
コメント(0) |
2006年07月10日
決勝という場の雰囲気は、いつも独特ですね。
テレビの向こう側の光景なのに、空気が感じられるようです。
第一シードのフェデラー、第二シードのナダル。
この二人の決勝は、シードの上で順当でありながら驚きでもあり、誰もが望んだカードでもあります。
これからどんな光景が観られるのだろう。
落ち着かない観客の反応がそんなふうに感じさせてくれました。
いつものように、例のジャケットを着たフェデラー。
同じくいつものように、身体を揺さぶって集中するナダル。
そんな二人の登場の間を、やや強めの風が通り抜けていきます。
ラケットを取り、タオルを取り、水を口に含み、ボールを手にし練習に入る。
普段と変わらないルーティンの中に、高めていく集中がうかがえます。
試合開始にかけて、はやめにベースラインに立つフェデラーとじっくりと時間をかけるナダル。
最初の、印象的な光景でした。
試合内容はどう表現したらいいでしょう。
少なくとも、第一セットを予想できた人は間違いなくいないはずです。
準決勝までのフェデラーの強さに圧巻されつつも、
ナダルならなにか突破口を教えてくれるはずだと思っていたのに。
ナダルでも…ダメなのか。
驚くほど素晴らしいフェデラーのサービスに、むしろ本領を魅せ付けられた気分です。
そして、速い展開。
ナダルにストロークの感覚を掴ませないまま6ゲーム連取。
いったい何分で試合が終わってしまうのだろう。
そんな不安をとりあえず払拭してくれた第二セット。
ただ、接戦でありナダルの息が吹き返しつつあるのを認めながらも
やはりフェデラーの強さを思い知らされたセットでしょうか。
いきなりのナダルのブレイクにも顔色一つ変えない。
あ、これはいつものことか。
しかし、スライスを簡単に多用し始める判断力。
ストロークでのスライスはおろか、
ナダルのファースト・サービスにさえスライスでリターンする。
セット奪取が逆転であり、タイ・ブレイクである結果は
第四セットはないかもしれないと思わせるには充分だったような気がします。
そんな私の勝手な思い込みを潰してくれた第三セット。
本当に、セットを重ねるほどに力を爆発させるナダルの凄さ。
苦しめられたスライスをかわし、得意のストロークが精度を増します。
ダウン・ザ・ラインに、クロスに。
フェデラーがベースラインにいようが、ネットに出てこようが迷いがありません。
もう会場全体をナダルへの歓声で包み込ませていきます。
この雰囲気なら、まだフェデラーを苦しめられると思った第四セット。
だから余計にフェデラーの偉大さを感じましたよ。
思えば、中盤以降のフェデラーは
誰もが苦しむナダルのデュース・サイドのセンターへのサービスを攻略するんですよね。
このセットでは、どれだけナダルのサービスを読みきったでしょうか。
スライスは相変わらず効果てき面。
サービスの妙は、確率よりも大事なところでのエース。
ナダルのクロスがアウトになって、
フェデラーは膝を突き両腕を高々と西日の空へ突き上げます。
芝の王者…かぁ。
どこまでも強い芝のフェデラーには身震いすらします。
当然のように金色のカップを掲げる姿は、さらにその思いを強くしてくれました。
フェデラーはどこまで行くのだろう。
こうなったら、どこまでも観続けてみたい。
ジャケットのラケットの数が、何本なのか分からないくらいまで。
フェデラーへの想いが尽きないウィンブルドンでした。
そして、そのフェデラーをいつか止めるのはナダルだと
赤土の王者の名を覆すかのような活躍も思わないではないでしょう。
誰よりも躍動するプレーもガッツポーズも、
全仏と全英だけにとどまるはずがないだろう期待が膨らみます。
当然ですが、二週間前の美しい芝は原型を留めてはいません。
それでもセンターコートは眩しくあり続けるのでしょうね。
さまざまな舞台を魅せてくれた残像はそのままに、
また来年、美しい芝生で眩しいセンターコートで選手も観客も迎えてくれるまで。
posted by しん太 |17:41 |
テニス |
コメント(0) |
2006年07月10日
紙吹雪の歓喜は、本当に胸を打つ。
あの瞬間のためだけにすべての国がぶつかってきたんだ。
頂点へ登りつめるためだからこそ、落ち着いて始まるものだと思ってた。それが、立ち上がりから嬉しい裏切りをみせてくれる展開に身体が奮える。あっという間に訪れる互いの得点に、この後の試合への期待感にさらに高揚がおさまらない。これが決勝なんだと思った。
それから、あのジダンの場面までの時間。攻勢なフランスを褒めるべきか、堅守のイタリアを褒めるべきか。いずれにしても、濃密な時間と緊迫感が重なって重く長く感じた。リベリーとマルーダが、今大会のフランスを牽引してきた動きをさらに強める。それがグロッソとザンブロッタをディフェンスラインに張り付かせる。ガットゥーゾとカンナバーロが、身体すべてを使って跳ね返す。それがアンリの位置を下げさせてゴール前にいられなくする。どちらが我慢しきれなくなるか。じりじり鳴るような展開が堪らなかった。
ジダンのあれは、サッカーファンには珍しくはない。ジダンとはそういう選手だ。そのうえで尚、賞賛を浴びてきた。しかし、分かってはいても、なぜこの試合なんだろう。試合開始前、コイントス後。審判団とも、カンナバーロとも、少しの笑顔も見せずに触れるだけの握手を交わしたジダンが頭を離れない。ジダンの想いを量ることは、無意味な気がする。
すべてが終わった。
当たり前のように、いくつもドラマを生み出す場。
どれだけの人たちがそのドラマに一喜一憂しただろうか。
賞賛、罵声、落胆、歓喜。
この一ヶ月の間に、自分の持っている感情のすべてが出たかもしれない。
サッカーは、素晴らしいスポーツだ。
posted by しん太 |17:03 |
2006 FIFA World Cup |
コメント(0) |
2006年07月09日
最初から最後まで、緊張していたような気がします。
エナンのフォアハンドがネットにかかった瞬間、ただただ脱力でした。
試合前の表情は、エナンのほうが柔らかかったなぁ。
モレスモはずっと引き締まっていて、それがどう試合に出るのかドキドキしてましたよ。
第一セットが終わって、この試合はどうなるか不安で仕方なかったです。
エナンが強いのは十分に分かっているのですが、
もしもモレスモがこのまま簡単に終わってしまったらどうしよう。
6-2という結果と内容に、やや客席もざわつきます。
エナンが完璧だったわけでも決してないのです。
相変わらず決まらないサービスのファースト。
ただ、展開をはやくして自分から常に仕掛けるエナンがいます。
その展開に臆してるようにモレスモが映りました。
しかし、やはりスポーツというものは分かりません。
モレスモのいきなりのブレイクが第二セットの行く末を分からなくさせます。
サービス&ボレーもエナンを押し始め、反撃の口火を許しません。
エナンのサービスもまだ来ない。
次第に、ブレイクどころかキープが精一杯。
そして躍動しはじめるモレスモの動き。
エナンの苦しいサービスにつけ込み、スライスを徹底して多用します。
まるで第一セットの逆を見るかのような展開を示しました。
どちらにとっても後がない、いや優勝への第三セット。
いま思えば、流れはずっとモレスモだったでしょうか。
しっかりと掴んで離さなかったように思います。
終盤でようやく決まりだしたエナンのファーストも遅すぎました。
ドロップを拾い合う、ボレーを打ち合う。
そんな、勢いをグッと引き寄せるプレイもモレスモが制します。
あとは優勝へのポイントを着実に重ねるだけでした。
モレスモの、優勝プレートを大事にギュッと抱きしめる姿。
これは忘れられそうにないなぁ。
ゲームを終えた後って、あんな表情するんだなぁ。
「もうこれで誰も私のことを『気が小さい』とは言わなくなるわ」
はじけるような笑顔でのこの言葉。
本当に、この日のモレスモには似合わないですね。
第一セットではそんな感じも窺えたんですよ。
でも、どんどんと気持ちを高めて、勝ちを過剰に意識せずに力に変える。
またモレスモが強くなった瞬間です。
あぁ、女子が終わっちゃったぁ。
エナンの生涯グランドスラムの瞬間も観たかったですが、おあずけですね。
さ、男子に気持ちを切り替えないと。
最終日のウィンブルドン、晴れるといいなぁ。
posted by しん太 |17:09 |
テニス |
コメント(0) |