2008年07月14日
全米陸上競技選手権2008:7日目・8日目
陸上の全米選手権の7日目と8日目(最終日)。 7日目に関する及川彩子さんのコラムは『男子・200mタイソン・ゲイを襲った悲劇』。 この7日目に行われた決勝種目は、 男子20km競歩、男子走高跳、女子ハンマー投げ、女子砲丸投げ、男子3000m障害。 これら種目は強くない種目なので私も割愛します。 それだけに、目立ったのがタイソン・ゲイの男子200m準決勝でした。 100mでのゲイvsパウエル、200mでのゲイvsボルトはなにより楽しみでした。 ですが、200mの対決は五輪ではお預けになっちゃいましたね。 こうなるとボルトの独壇場も予想されます。 ゲイにとっては4年前とおなじ様相になって悔しさも尋常じゃないだろうなぁ。 選考会の怖さが、また一つ出てしまいました。 8日目の最終日に関してのコラムは『女子200フェリックスは余裕のV フッカーはダイブで代表に』。 注目種目が目白押しだけに、及川さんのコラムも2ページですよ。 この最終日の決勝種目では、アメリカのメダルラッシュに沸く可能性も高そうです。 では、8日目の注目の決勝種目を。 ■ 女子棒高跳び ■ 1位 ジェニファー・スタジンスキー 4m92 アメリカ新記録 2位 エイプリル・ステイナー・ベネット 4m60 3位 エリカ・バートリナ 4m55 さすがに好調のスタジンスキーが自身のアメリカ記録を2cm更新で優勝。 イシンバエワを止めるライバルとして1番手の選手ですが、 今季の調子の良さからすれば五輪で金メダルも充分に考えられます。 及川さんのコラムによると、4m60では危ない場面もあったようですね。 ってか、会場のアナウンスの件は日本じゃ考えられない…。 余談ですが、このスタジンスキーの5日後の7月11日。 ローマで行われたゴールデンリーグの第3戦で、 イシンバエワが5m03をクリアして自身の世界記録を2cm更新しました。 面白いのはイシンバエワのコメントで、 「最近はスタジンスキーばかりが注目されて、怒っていたの」とジョーク交じり。 ヘルシンキ世界選手権から3年ぶりの世界新記録。 女王は私だと誇示せんばかりの跳躍でした。 ■ 女子1500m ■ 1位 シャノン・ローバリー 4分05秒48 2位 エリン・ドノヒュー 4分08秒20 3位 クリスティン・ワース・トーマス 4分08秒48 この種目は、実はあまり強いとは言えない種目。 ただ、今季に4分01秒61を出したローバリーを私は秘かに注目しています。 まだ大きな舞台での経験がない23歳の選手です。 私も詳しく知っている選手ではないのですが、なんか気になるので書いておきます。 ■ 男子200m ■ 1位 ウォルター・ディックス 19秒86(+1.7) 2位 ショーン・クロフォード 19秒26 3位 ウォラス・スピアーモン 19秒90 ゲイがいない決勝を制したのは、22歳のディックス。 アテネ金のクロフォード、大阪世界選手権で銅のスピアーモンを抑えての優勝は凄い。 4位にはロドニー・マーティンで、しかも19秒99で代表落ちですから厳しすぎます。 20秒を切って代表になれないんですからねぇ。 まぁこの3選手は、打倒ボルトの構図になりますよ。 若さのディックスがどこまでボルトを追い詰められるのか。 …ボルトのほうが21歳で若いんですけどね。 ■ 女子200m ■ 1位 アリソン・フェリックス 21秒82(+5.6) 2位 ムナ・リー 21秒99 3位 マーシャベット・フッカー 22秒20 さすがに200mでは群を抜いて強いフェリックス。 得意ではないとは言え、100mで代表落ちした影響は少しも感じさせません。 及川さんのコラムにもあるように、五輪ではキャンベル-ブラウンとの勝負になります。 また、3位のフッカーと4位のローリン・ウィリアムズの勝負も凄かったようです。 本当はトーリ・エドワーズが出ていたらもう少し変わった展開だったのかも。 ■ 男子110mハードル ■ 1位 デービッド・オリバー 12秒95(+3.5) 2位 テレンス・トラメル 13秒00 3位 デービッド・ペイン 13秒25 強豪がずらりと並んだ決勝でしたが、割と順当と言っていいでしょう。 そのなかでも、12秒台で走ったオリバーはさすがですね。 強風だとハードリングは相当に難しいはず。 ロブレスや劉翔に注目はいっていますが、間違いなく金メダル候補。 またトラメルもペインも勝負時の強さは素晴らしいですからね。 どんな五輪になるか大注目ですよ。 ■ 女子100mハードル ■ 1位 ロロ・ジョーンズ 12秒29(+3.8) 2位 ダム・チェリー 12秒58 3位 ダウン・ハーパー 12秒62 まずは、大阪世界選手権で金メダルのミシェル・ペリーが準決勝で敗退。 怪我があったようですが、これも一発勝負の怖さですよね。 アテネ五輪後に七種競技からハードルに専念して成功したと思ったのですが。 またバージニア・パウエルも決勝で7位と揮わずに終わりました。 いやいや、難しいですよねぇ。 ジョーンズ、チェリーは今季の好調をしっかり出しました。 とくにジョーンズの記録は、追い風参考ではあるものの素晴らしいですよ。 アメリカ記録の更新、そして世界記録にも迫ります。 もちろん公式ではなくなりますが、これだけに記録が出ると気分もいいはずです。 ■ 男子1500m ■ 1位 バーナード・ラガト 3分40秒37 2位 リオネル・ムンザノ 3分40秒90 3位 ロペス・ロモング 3分41秒00 記録をみると、スローペースのスパート勝負と考えていいでしょう。 ラガトは5000mと2冠ですよ。 当然、大阪世界選手権のときのように1500mと5000mの2冠を狙うでしょう。 及川さんのコラムによれば、ムンザノとロモングも移民選手のようです。 アメリカの中長距離の構図の変化を象徴していますね。 彼らは五輪という舞台で、なにかを訴えかける存在にもなりそうです。
posted by しん太 |14:26 |
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