2008年07月10日

日本グランプリシリーズ陸上【南部忠弘記念陸上】

遅くなりましたが、6日に行われた南部記念の主な決勝結果と感想を。

この南部記念で日本グランプリは最後となります。
日本選手権までに記録や結果を出せなかった選手の最後の挑戦の場です。
もっとも、いわゆる”追試組”への注目も高かった大会となりました。

南部記念で行われたグランプリ種目は以下のとおり。
男子:100m・400m・110mH・走高跳・棒高跳・走幅跳・三段跳・砲丸投・やり投
女子:100m・400m・100mH・走幅跳


■ 男子100m ■
1位 朝原宣治 10秒36(+1.5)
2位 高平慎士 10秒37
3位 斎藤仁志 10秒43

日本選手権後に代表に決まった3選手。
本意気で走ったとは思えませんし、いろんなチェックの意味もあったでしょう。
高平選手、斎藤選手は100mの感覚がリレーでも大切ですしね。
日本スプリンターには期待しましょう。


■ 男子400m ■
1位 堀籠佳宏   46秒25
2位 石塚祐輔   46秒27
3位 我孫子充祐 46秒84

日本選手権では途中で痙攣を起こし8位に終わり心配された堀籠選手が優勝。
記録は物足りないのが正直なところですが、
石塚選手、そして代表に決まった安孫子選手を抑えての勝利はさすが。
この優勝で、堀籠選手が代表決定です。
マイルリレーで活躍が期待されることになりますよ。


■ 男子110mハードル ■
1位 田野中輔 13秒64(+0.5)
2位 大橋祐二 13秒73

大橋選手はすでにA標準を突破しているので優勝すれば代表決定。
また、田野中選手も優勝かつA標準突破なら代表決定。
…でしたが、そのどちらもクリアされずに終わってしまいました。
内藤選手にしっかり喰らい付いていってほしいのに残念です。
2選手ともに実力は充分にあるのに。


■ 男子走り高跳び ■
1位 醍醐直幸 2m21
2位 土屋光   2m15

”追試組”のうちの一人、醍醐選手が優勝で代表決定です。
記録はもっと跳んでほしかったですが、勝負を優先したようですしね。
昨年の世界選手権から苦しんでいる醍醐選手。
まだ五輪本番までには時間はありますから、予選突破に向けて調整してほしいです。


■ 男子棒高跳び ■
1位 澤野大地 5m40
2位 鈴木崇文 5m30

日本選手権で代表に決定した澤野選手が優勝。
この記録で終わっているので、調整という意味もあったでしょうか。
鈴木選手も安定してこのくらいは跳んでくるようになりました。


■ 男子走り幅跳び ■
1位 荒川大輔 7m86(+0.2)
2位 菅井洋平 7m81(+1.1)

日本選手権では足を痛めて跳ぶことすらままならなかった荒川選手。
あの状態で、よく直後の南部記念に出られたもんだと驚きです。
そして、しっかり優勝するあたりもさすがですね。
その日本選手権で優勝した菅井選手が2位。
敗れはしましたが、これまでなかなか優勝争いに絡めなかったので大きな結果でしょう。
こうやって安定して記録を出せる選手になってほしいですよ。


■ 男子砲丸投げ ■
1位 村川洋平 17m26

日本選手権で優勝の村川選手が優勝。
記録は日本選手権以上のものを期待でしたよ。
畑瀬選手を追い越す実力をこれからどうつけてくるか注目です。


■ 男子やり投げ ■
1位 村上幸史 78m00

日本選手権で優勝し代表決定した村上選手が優勝です。
記録もまずまずで、五輪に向けて本当に楽しみ。
五輪本番では、80m越えに予選突破にと期待が膨らみます。


■ 女子100m ■
1位 福島千里   11秒49(+1.5)
2位 高橋萌木子  11秒55
3位 石田智子   11秒70
4位 信岡沙希重  11秒70

男子110mHで代表が決定しないという事態に終わり、
空いた一枠が福島選手に転がり込むという結果となりました。
このレースでも記録が期待された福島選手ですが、さすがに疲労もあったでしょう。
それでも、今季走った日本グランプリはすべて優勝。
安定して強さを発揮できるところも、選考の要因となったはずです。
福島選手は五輪という舞台でなにを吸収してくるのでしょうね。
私たちファンは、その姿をしかとみつめましょう。


■ 女子400m ■
1位 丹野麻美   52秒94
2位 木田真有   54秒12
3位 青木沙弥佳  54秒35
4位 久保倉里美  54秒45

空いた枠をめぐって、この丹野選手と久保蔵選手(400mH)も候補に。
ただ、この上位4選手は4×400mリレーの出場の可能性が高くなっています。
リレーランキング上位16位までに与えられる出場権ですが、
日本のランキングは現在のところ13位となっているので大丈夫でしょう。
というわけで、丹野選手と久保倉選手の個人派遣はなりませんでした。
丹野選手は昨年の世界選手権で準決勝に進出したので五輪もでてほしかったですが…。
でも福島選手にも走ってほしいし複雑です。


■ 女子100mハードル ■
1位 李蓮京   13秒38(+1.8)
2位 石野真美 13秒39
3位 熊谷史子 13秒58

日本選手権に出場の石野選手、熊谷選手が出場。
2選手ともに日本選手権よりも記録を伸ばしていますよ。
追い風もあったでしょうが、しっかり修正できるところはさすがに実力者です。


■ 女子走り幅跳び ■
1位 池田久美子 6m70(0.0)
2位 桝見咲智子 6m47(0.0)

”追試組”のもう一人、池田選手が結果と記録をしっかり出して代表決定です。
最初の一本目にすべてを懸けたような跳躍でしょう。
相当に緊張したようですし、また精神的な追い込みも相当だったはず。
そういう状況の下で6m70は会心の跳躍ではないでしょうか。
2位の桝見選手は自己ベストこそなりませんでしたが最近は安定して強いですよね。
私は池田選手の不調の原因はライバル選手にもあると思っています。
あの花岡選手との死闘があったからこその池田選手でもあった。
その花岡選手も記録は低調ながらまだ挑戦し続けてくれていますし、
桝見選手もさらに記録を伸ばしてくるでしょうから今後は国内争いが面白くなるはず。
とりあえず池田選手には、五輪で現段階での最高の跳躍を期待しましょう。

posted by しん太 |14:40 | 陸上 | コメント(2) | トラックバック(0)
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