2008年05月11日
大阪国際グランプリ陸上2008
大阪国際グランプリ陸上をテレビ観戦。 気温12.5℃に強い雨という悪いコンディションのなかの大会。 なかなか記録は望めないなと思わされる放送開始でした。 日本からは室伏広治選手、為末大選手、澤野大地選手、吉川美香選手が、 また海外からもジェームズ・カーターにドナルド・トマスが残念にも欠場となりました。 昨年に比べると豪華さがやや欠けた感じです。 大阪国際グランプリのグランプリ種目は以下のとおり。 男子:100m、200m、400m、800m、110mH、400mH、棒高跳、走高跳、走幅跳、ハンマー投 女子:100m、400m、1500m、400mH、棒高跳、走幅跳、砲丸投、円盤投、ハンマー投 ■ 男子100m ■ 1位:胡 凱(10秒54) 2位:末續慎吾(10秒55) 3位:パトリック・ジョンソン(10秒55) 4位:上野政英(10秒55) 日本のトップ選手が豪華に並んだスタートライン。 末續選手と朝原選手の対戦が注目されたレースになりました。 末續選手は、今季一発目でこのコンディションですからまずまずな感じかな。 隣で上野選手がいい走りで先行しましたが最後は捕らえました。 まぁあくまで日本選手権にどう走るかでしょうからね。 朝原選手はスタートで遅れ、後半も伸びずに終わりました。 体調は万全だったし伸びない原因が分からない、とのコメント。 ちょっと心配なコメントですが、これからの調整に期待です。 良かったのは上野選手でしたね。 スタート、そして特に中盤での走りでは力強かったです。 ■ 男子200m ■ 1位:斎藤仁志(20秒87) 2位:高平慎士(20秒88) 3位:藤光謙司(21秒06) 静岡国際では高平選手に敗れた斎藤選手が今回は勝って優勝です。 スタートは高平選手のほうが良かったと思ったんですが、 斎藤選手は内側からしっかり高平選手が見えていたようですね。 後半は粘りのある走りをみせてくれました。 ■ 男子400m ■ 1位:劉 孝生(45秒90) 2位:サンジェイ・アレイ(45秒91) 3位:ルイス・バンダ(46秒26) 金丸選手がリレーに絞ったようで400mには出場しませんでした。 バンダやアレイが伸びてこないなか、優勝したのは中国の劉。 このコンディションでも記録は悪くない走りでした。 日本人トップは堀籠佳宏選手の47秒30で5位でした。 日本人選手はみんなが先に走ったリレーの影響で苦しかったですね。 ■ 男子800m ■ 1位:ジェフ・リセリー(1分46秒53) 2位:ライアン・ブラウン(1分48秒07) 3位:横田真人(1分48秒54) 4位:笹野浩志(1分48秒57) この種目は放送がまったくなく残念でした。 イタリアのシアンドラが伸びずに5位で終わってるようです。 そんななかリセリーがほぼ自己ベストに近い走りで抜けていますね。 日本人ではさすがに横田選手と笹野選手が競っています。 ここ最近では横田選手のほうが強いですのでその差が出たでしょうか。 ■ 男子110mハードル ■ 1位:劉 翔(13秒19) 2位:史 冬鵬(13秒63) 3位:モーリス・ウィグナル(13秒84) 4位:内藤真人(13秒91) まぁ劉翔は格の違いで圧巻でした。 大阪ではもうおなじみになりましたが、今年も強さは相変わらず。 コンディションの悪さにもかかわらず記録も素晴らしい。 ハードル技術の安定感からも、よっぽどのことがない限り金メダルはカタイかも。 内藤選手は記録自体は仕方ないにしても、走りは良くなっているでしょうか。 ハードルに当ててしまうこともなかったですしね。 ■ 男子400mハードル ■ 1位:成迫健児(49秒00) 2位:ディーン・グリフィス(50秒32) 3位:ブレンダン・コール(50秒34) 為末選手、カーターが欠場でしたが、 成迫選手がちゃんと世界レベルのハードリングを披露してくれましたね。 前半を意識して走っているようで、走り終わっても満足しているようでした。 「為末選手と走りたい」と言うコメントからも調整の順調さが窺えます。 はやくも北京五輪が楽しみです。 ■ 男子走り高跳び ■ 1位:醍醐直幸(2m18) 2位:王 臣(2m15) 3位:久保田聡(2m10) 4位:土屋光(2m10) 醍醐選手がなんとか3回目で2m18を跳んで優勝でした。 その跳躍でもバーが揺れてましたね。 待ち時間もあるので筋肉の冷え方もきつかったはずです。 最後は無理して飛ばなくて本当によかった。 ■ 男子棒高跳び ■ 1位:ブラッド・ウォーカー(5m40) 2位:ラス・ブラー(5m30) ウォーカーも大阪ではすっかりおなじみになりました。 コンディションの悪いなかでも優勝するのはさすがに6mボウラー。 5m40を跳んで派手にガッツポーズしてくれるあたりも、 観客を盛り上げる気持ちを忘れない本当に素晴らしい選手ですよね。 ■ 男子走り幅跳び ■ 1位:荒川大輔(7m77) 2位:ロビー・クラウザー(7m64) 3位:菅井洋平(7m59) 8mジャンパーが揃ったなかで優勝した荒川選手。 兵庫リレーでの8m越えに続いて自信になったんじゃないでしょうか。 この調子の良さを維持してほしいです。 ■ 男子ハンマー投げ ■ 1位:ヴァダム・デブヤトフスキ(78m41) デブヤトフスキが本命どおり優勝です。 なんか昨年の世界選手権を思い出してしまいました。 それだけに、室伏選手との対決が観たかったですねぇ。 土井選手はしっかり70mを超えてきていますよ。 ■ 女子100m ■ 1位:カーメリータ・ジーター(11秒30) 2位:チャンドラ・スタラップ(11秒53) 3位:福島千里(11秒56) ジーターの走りはさすがでしたが、やはり注目は福島選手。 いくらスタラップが最近では記録が出ていないとはいえ、 そのビッグネームに勝ってしまうんじゃないかと思わせてくれました。 スタートも良かったし、中盤から後半にかけての伸びの素晴らしさと言ったら。 まぁいまは飛ぶ鳥を落とす勢いそのものです。 接地時間が少ないという特徴はよく理解できましたし、 それに加えて地面を噛む力も素晴らしいなと私は思いました。 今季中に日本新記録は出せるような気が俄然してきましたねぇ。 ■ 女子400m ■ 1位:メアリー・ワインバーグ(51秒52) 2位:ラトーシャ・ウォレス(52秒45) 3位:丹野麻美(52秒55) なんとかワインバーグに喰らいついてほしかった丹野選手。 ですが、本人のコメントでは状態は悪くないようですね。 ■ 女子1500m ■ 1位:小林祐梨子(4分13秒96) 2位:リサ・コリガン(4分14秒24) 記録というより、勝ち方も身についてきた印象の小林選手でした。 最初の400mラップは一昨年に出した日本記録のときとおなじぐらいですが、 あのときは前半から積極的に攻めていってのラップですからね。 いまは前半をやや抑えても速さを維持できてる感じです。 持ちタイムが2秒速いコリガンにラスト勝負も負けませんでしたし。 調子はいいようです。 ■ 女子400mハードル ■ 1位:黄 瀟瀟(55秒22) 2位:ショーナ・スミス(57秒36) 3位:ローレン・ボーデン(57秒48) 4位:久保倉里美(57秒84) 黄が一人別の次元でのレースで優勝。 トラックも中国勢はどんどん強くなってきてるなぁ。 久保倉選手は最初のハードルからリズムが悪くなってしまいました。 ■ 女子棒高跳び ■ 1位:ダナ・エリス(4m20) 2位:李 玲(4m20) 3位:カーリー・ドッケンドルフ(4m00) 4位:錦織育子(4m00) 錦織選手は4m00を跳びましたが、近藤選手が残念ながら記録なし。 コンディションが悪いので仕方ないですね。 ■ 女子走り幅跳び ■ 1位:池田久美子(6m46) 2位:枡見咲智子(6m27) 池田選手にとっては悪くない跳躍だったようです。 とにかく助走から踏切へのつながりが大切な池田選手。 コメントでは自分の課題にしっかり臨めたと言っていました。 ■ 女子砲丸投げ ■ 1位:李 梅菊(18m46) 2位:クレオパトラ・ボレル-ブラウン(18m40) 3位:李 玲(18m17) 日本では豊永選手が15m66で5位でした。 なかなか16mにのせてこられませんね。 ■ 女子円盤投げ ■ 1位:宋 愛民(60m38) 2位:孫 太鳳(60m24) 室伏選手が49m36で7位でした。 ハンマーとの兼ね合いもあってこの記録でしょうか。 しかし、中国女子の投擲は強い。 ■ 女子ハンマー投げ ■ 1位:張 文秀(73m52) 2位:綾真澄(63m55) 3位:室伏由佳(62m20) 張はさすがにアジア記録保持者の格の違い。 ただ、綾選手と室伏選手もコンディションのわりに悪くない記録でした。 強い雨と気温の低さで記録が出なかった今年の大阪国際。 ただ体調管理の難しい状況で、怪我した選手がなかったのはよかったです。 そんななかで全体を振り返ってみると、 男子は400mHの成迫選手、女子は100mの福島選手が目立ったでしょうか。 ですが揮わなかった選手もコンディションによるところはあったでしょうから、 6月末の日本選手権ではどこまでピークを合わせてこられるか注目されます。
posted by しん太 |15:42 |
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