2008年04月06日
バレーボールVプレミア07/08男子ファイナル決勝
バレーボールVプレミアの男子ファイナルをテレビ観戦。 07/08シーズンの決勝は、 東レ・アローズとパナソニック・パンサーズのカードとなりました。 最初に全体的な雑感を言ってしまうと、 私には少し物足りない内容になってしまった決勝でした。 ファイナルという独特の雰囲気に加え、優勝を意識した一戦ですから 選手もベンチもナーバスにならざるを得ないのは充分に考慮はしていますよ。 いや、だからこそ物足りなかったのかもしれません。 大事な試合で勝つというときに痛感させられたのは、 そのチームの持つ個性とか特色をいかに出せるかってとこでしょうか。 優勝したパナソニックは今季を通じてやってきたバレーを、 そして東レはそれを表現できなかったことが分かれ目だった気がします。 1stセットから最後まで東レに目に付いたセンター線の不具合。 ファイナルラウンドに入ってよく機能していたことが、 決勝になってガラガラと崩れていくように合わないクイック。 試合前に解説の植田監督が仰っていたように、 確かに東レにとってセンターを使えるかどうかは重要なんです。 なんですが、東レのバレーはセンター攻撃が決して軸ではないはず。 あくまでワイドで速いリズムを作ってこその、センター。 レフトに調子のいい米山選手が起用されたことの意味がないというか。 そこへの意識が阿部選手というよりチーム全体に薄くなって、 じゃぁ流れを変えたいから今田選手となってもやっぱり使えない。 そんな負の流れが、シーズンを通してレセプションを安定させた東レにおいて 素晴らしい活躍をしてきたリベロの田辺選手がまるで返せなくなる。 フェリッペと山本選手のサーブがいいのは決勝に限りませんし、 少なくともこれまでは返してきた田辺選手が機能しないまま終わってしまう。 攻撃とレセプションのリズムが螺旋状に悪くなっていく感覚を受けていました。 一方のパナソニックは、シーズンのままのパナソニック。 フェリッペと山本選手の軸を最後まで崩すことなく、 セッターが岩田選手だろうが宇佐美選手だろうが方向性は変わりません。 どう得点を獲っていきたいかが選手間でブレがないから、 岩田選手の散らすトス回しでも宇佐美選手の速いトス回しでも機能する。 フェリッペも山本選手も、どういう状況で自分に上がってくるか分かるから準備もできる。 準備ができれば精度が上がるのも当然ですよね。 決勝だからといって必要なのは特別な爆発力じゃなくって、 シーズンを通してやってきたことのすべてを出すことの大切さ。 逆に言えば、難しさともとれるでしょうか。 最初に物足りないと言ったのはそのことで、 東レの自ら崩れていく姿になんとも切なさを感じてしまったというか。 ともあれ、パナソニックは実に36年ぶりの優勝です。 私はそんな過去も知らない人間ですので、 Vプレミア初優勝というほうがしっくりきますよ。 「実感がわかない」とはMVPに輝いた山本選手のコメント。 すぐに五輪最終予選が始まるので代表選手はゆっくり噛みしめる暇もなさそうですね。 南部監督、吉田コーチをはじめスタッフの方々、 そして選手の皆さん、本当に優勝おめでとうございます!!
posted by しん太 |14:37 |
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