2008年03月13日
ミラクルボディー「アサファ・パウエル 史上最速の男」
9日の日曜日にNHKで放送された「ミラクルボディー」という番組。 第一回目は"走る"をテーマにアサファ・パウエルを特集でした。 録画したのをやっと観れたので感想でも。 内容は、パウエルが陸上男子100mの世界記録保持者であり、 そのパウエルを映像やスポーツ科学を駆使して秘密に迫ろうってとこでしょうか。 我々素人がトップ選手をこんなふうに触れる機会なんて皆無ですから面白かったですね。 スタート時と中盤のトップスピード時の2つに分けて、 パウエルが如何にして世界記録を出したかという部分は特に興味深かったなぁ。 それも、ただパウエルだけに焦点を当てるのではなく ゲイと朝原選手をひきあいに出して比べてくれたのも分かりやすかったですね。 結論から言ってしまうと、エクスプローシブ・スタートもトップスピードも 要はパウエルの凄すぎる"大腰筋"に因るところが大きいってことでしょうかね。 つまりは、日本人には永久に駄目ですよって言われた気もしたけど。(泣) スタートでは、過去にベン・ジョンソンでロケットスタートが話題でしたが、 ゲイのスタートを見るとやはり「ハの字」に足を運んでました。 足の回転という意味でも、また安定感という意味でも、 特にピッチで短距離を勝負する選手はあれが良いんでしょうね。 しかし…パウエルのエクスプローシブ・スタートはスローだと余計に凄い。 あれだけ手を後ろに振り上げるのはストライドにも関係するのかなぁ。 でも、ぶれないですもんねぇ。 爆発力って言われるわりに美しさも兼ね備えてました。 「あの方法でスタートしたら100mもたない」って言う 朝原選手の言葉と信じられないといった表情が印象的に残ります。 トップスピードでは、ピッチとストライドを両立する走り。 一歩がでかいのに、接地時間を短くして回転も多い。 足の前への振りを速くするってのは陸上選手にとって必須ですが、 ピッチで勝負するゲイよりも回転数が多いのはショックすら受けましたよ。 スロー映像では空中を飛んでましたが、頭に目を移すと上下運動のない動き。 まったく、人間じゃないです。 技術的なこと意外では、パウエルのジャマイカでの練習風景も。 坂道ダッシュはそう驚きはありませんでしたが、 世界記録保持者と小中学生のような子供が一緒に練習してるのはタマゲタ。 あんな身近にパウエルを感じて練習できるなんて。 スプリンター製造国ジャマイカの一面を垣間見た気がしました。 で、やはりというか、パウエルの苦悩する様子も。 世界記録保持者という立場、金メダルを待望される立場。 なんと言うか…そういう立場の選手って誰しもそうなのかもなぁ。 昨年の大阪で、それでもやっと銅メダルを獲ったパウエルの脆さと、 それから1ヶ月も経っていないイタリアでの世界新記録更新の偉業ぶり。 速いけど、勝てない。 北京五輪ではそのイメージを払拭できるか楽しみです。
posted by しん太 |18:25 |
陸上 |
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