2008年03月09日

名古屋国際女子マラソン2008

名古屋国際女子マラソンをテレビ観戦。

北京五輪に向けた最後の選考レースとなる名古屋。
天候は晴れ。特有の風はなし。気温は13℃強。そして、強い日差し。
スタート前の緊張感は選考レースで一番だったかもしれませんね。

遅いペースは予想したんです…きっと、誰もが。
ですが、最初の5kmで18分に届かんばかりのペースはなぁ。
「勇気」と一言で言ってしまうにはあまりに"ぶしつけ"かもしれませんが、
それでもビッグネームが揃った顔ぶれとしての内容が観たかったですよ。
まぁ、だからマラソンなのかもしれませんね。
往々にしてこういう展開はありがちですし、
それを承知での選手であり監督なんでしょうから。

本来なら遅いペースのなかでスタミナでもスピードでもある程度の余裕がある。
それを見越しての駆け引きなのは目に見えています。
それが、爆発的とは言えないチェンジペースでふるい落とされていく29km過ぎ。
給水で失敗した大南選手、自分から出たわりに続かない坂本選手、
付いていくだけの余力のない大島選手に弘山選手に原選手に加納選手。
それくらい五輪という重圧は有力選手を気持ちから蝕んでいくのでしょうかね。
残したいはずの糖分を、身体ではなく頭で消費されるような感じが伝わってきましたよ。

だからこそ、優勝した中村選手の清々しさが浮いて感じました。
坂本選手の仕掛けにも、堀江選手の仕掛けにも動じなかった走り以上に、
最後の5kmで腕の振りを大きくして進む力強さといったら驚くばかりでしたよ。
そのわりに、最後の給水を取らず、また残りの距離が示される地点で時計を確認する。
そんな初マラソンという言葉が嘘のような冷静さ。
昨年の実業団駅伝では3区で歴代日本人最高タイムでしたが、
あのときは渋井選手に中継が集まってあまり映らなかったんですよね。
片鱗はすでに充分あったということかぁ。
レース前に当てちゃったゲストの古田さんもすごいですが。

中村選手のタイムは2時間25分51秒。
大阪での森本選手は2時間25分34秒でタイムでは上です。
ですが、勝ち方は中村選手でしょうか。
優勝ということ、有力選手が多くいたこと、最後の5kmの走り。
優勝インタビューでも「26分は切りたかった」と言ってましたし、
それが微妙な状況で時計を確認しながら出せたというあたりも評価ですよね。
しかし、五輪選考での天満屋の強さって…。
武冨監督の偉大さを改めて感じさせられますね。

代表は明日に発表されます。
男女含めても、問題は森本選手と中村選手の決定だけでしょう。
どちらを選ぶにしても、陸連には充分に納得のいく説明をお願いしたいです。

posted by しん太 |16:25 | 陸上 | コメント(10) | トラックバック(0)
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