2008年02月08日

福見友子と谷亮子

明日から柔道のフランス国際が2日間にわたってあります。
テレビ東京とBS-Japanで放送予定なので楽しみですね。

五輪イヤーのフランス国際。
これが五輪を目指す選手にどれだけの意味を持つかは愚問でしょう。
日本からの派遣では男子の井上康生選手や女子の上野雅恵選手をはじめ、
すべての階級において五輪に近い選手がずらりと名を連ねています。

そのなかに、女子48kg級では福見友子の名も。

昨年の全日本体重別選手権で谷選手に勝利し優勝するも、
後の世界選手権の代表には優勝したその日に落選を発表され代表は谷選手に。
昨年末の嘉納杯では準決勝で敗れてアピールできずに終わり、
このフランス国際では結果のみならず内容も伴わなければ五輪への道は一気に遠のきます。

先日、NHKのスポーツドキュメント「スポーツ大陸」では福見選手をピックアップ。
(放送の情報をいただいたすずめさんに感謝です)
内容は、やはりというか、谷選手への想いも語られました。
存在の大きさ、16歳での鮮烈勝利、体重別での勝利、代表落選のショック…。
福見選手にとって谷選手は常に高い壁であることを印象付けられます。
勝利しても尚、ですからね。

「北京五輪で金メダル」に懸ける福見選手にとって、
谷選手を越えることは必然でしかありえない状況なのは間違いありません。
スポーツ大陸では、対谷亮子のための研究も語られますが、
福見選手にとって本当に大切なのは谷選手以外の選手との対戦に思えました。
谷選手を越えるなら余計に、です。

これもスポーツ大陸のなかで言われますが、谷選手の特徴は「反応の良さ」。
どんな相手の技に対しても素早く反応できる。
私は自分のなかでは「受けと返しの連動の速さ」だと思っています。
それを逆手にとって福見選手は谷選手に勝利するわけです。
もちろん、どの選手も谷選手には基本的におなじ手段だと思いますけど。
ただ谷選手の強さは対戦相手によらずに「反応の良さ」を出せる点にあります。
福見選手と対戦するときもジョシネと対戦するときも柔道は変わらない。
"背負いが強い"とか"足技が強い"じゃないんですよね。

一方の福見選手は、対戦相手で柔道ができなくなることがある。
背負いの強い福見選手に対して研究されると、
強引になって自分の柔道を表現できなくなってしまう。
その典型が、昨年の嘉納杯だった気がしますよ。
フランス国際では福見選手の研究をどの選手もしてきています。
どんな相手でも福見選手の柔道を貫けるか。
五輪に向けての鍵がそこにあるような気がしてなりません。

嘉納杯で福見選手に勝った宝選手ではなく、福見選手がフランス国際に派遣される。
(宝選手はハンガリー国際への派遣です)
この機を自分のものにできるかどうか。
谷選手への挑戦権を握り締めて帰ってきてほしいです。

posted by しん太 |15:17 | 柔道 | コメント(8) | トラックバック(0)
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