2007年04月15日

Vプレミアリーグ:女子ファイナル

Vプレミアリーグの女子ファイナルをテレビ観戦。

久光製薬スプリングスvsJTマーヴェラス。

■第一セット(久光製薬22-25JT)
序盤からJTが勢いよく抜けますが、久光製薬がおかしい。
足が動かない久光製薬を尻目にJTがモレーノ選手や谷口選手で得点。
ただ久光製薬は悪いながらもレシーブを拾い少しずつ挽回です。
結局はサーブレシーブが安定したJTが竹下選手のトス回しも冴えて取ります。

■第二セット(久光製薬25-21JT)
流れはJTのままで始まったセット。久光製薬はまだ足が動かないままです。
ところが突然のアクシデントがJTに襲い掛かります。
谷口選手がスパイクに跳ぶ際に踏み切りの左足首を捻ってしまいます。
ベンチにさがり再び出てくるも明らかに影響を受けてスパイクが決まりません。
そんなJTの動揺を久光製薬のブロックが逃しません。
モレーノ選手をも止められたJTに逆転はできませんでした。

■第三セット(久光製薬25-21JT)
セットを取るという影響は、すぐにサーブレシーブとなってあらわれました。
久光製薬の本来のレシーブ力が戻ると、セッター・橋本選手が生き返ります。
こうなると経験値の高い久光製薬は強い。
JTは谷口選手にこだわりますがスパイクが決まらない。
そんななか位田選手が後半からチームを盛り返しにかかるのが精一杯でした。

■第四セット(久光製薬22-25JT)
久光製薬が完全に流れを制して、このセットで決まると思わせた序盤。
バレーボールが面白いのはそれでも分からない展開です。
必死にブロックとレシーブで我慢し続けたJTがじわじわと点差を詰めます。
モレーノ選手だけじゃない、江藤選手のクイックや高木選手のコンビ。
小さな身体を最大に使った竹下選手のトス回しに執念すら感じましたよ。
それに合わせるかのように再び崩れだした久光製薬のレシーブが印象深かった。
最後はJTが終盤にブロックを続けて決めてイーブンに持ち込みました。

■最終セット(久光製薬15-11JT)
どう転んでもこのセットで優勝が決まるという緊張感。
こういう展開にはやはりベテランが強いのかもしれませんね。
粘るJTの姿も素晴らしかったですが、それ以上に久光製薬の巧者がありました。
スパイクはアナパウラロペスに任せた観ですが、
だからこそレシーブとブロックの狩野選手と成田選手の集中力の凄さ。
最後は余裕を持った展開にすら見えました。

久光製薬が5年ぶり2回目の優勝で、
真鍋監督は男子の新日鉄での優勝に続き女子チームを率いても優勝の快挙。
しきりに聞かれた「昨年の悔しさ」を見事にはらしての制覇です。

この試合での印象は、サーブレシーブとブロック。
本来はサーブレシーブの強い久光製薬がこの試合では悪かったんですね。
一方のJTは強いはずのブロックが久光製薬よりも悪かった。
なにか逆転したようなチーム事情に、優勝決定戦の難しさを感じました。
とは言えサーブレシーブは両チームともに良かったわけではありません。
そんななか乱れた相手の攻撃をブロックでより確実に仕留めたのが久光製薬。
その内訳が成田選手がトップで狩野選手が続いているとなると、
試合のポイントを誰よりも理解していたベテランの力は絶大だと分かります。

さて、試合後に発表されたベスト6。
ここにセッターで選ばれたのは久光製薬の橋本選手でした。
鶴田さんが引退してチームとして転機であったはずの今季を、
ずっとレギュラーとしてベテラン選手たちに育てられながらも
優勝という最高の結果で終えることができて素晴らしい活躍でした。
トス回しはもちろんサーブ効果率も高いし、サウスポーからのツーも強力。
これから全日本を背負っていけるようなセッターに期待ですね。


これでVプレミアリーグが終わりました。
男女ともに昨シーズンのチャンピオンが連覇できず、
各チームの戦力が拮抗したことを窺わせるには充分なシーズンでした。
全日本での戦いも注目ですが、土台はVリーグに違いないですからね。
プレミアリーグ、チャレンジリーグ含めてVリーグの実力アップに期待です。

posted by しん太 |16:37 | バレーボール | コメント(2) | トラックバック(0)
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