2007年04月02日
メルボルンでの水泳世界選手権が終了しました。
シンクロナイズドスイミングも連日観戦しましたが、
シンクロって素人(ってか、私)と審査員の差が大きいのでよく分からん。
スペインって表現力が強いのは分かるけど、
技術点って日本と変わらないほどすごいとは思えなかったんだけどな。
…と、グチグチこぼしてばかりでした。
んなわけで、競泳のみを振り返ろうと思います。
まずは、フェルプス選手がメインの大会になったことは言うまでもありません。
初日から連日金メダルを獲りに獲って、
合計でリレーを合わせて7冠という結果でした。
そのうち5種目で世界新記録という”怪物”ぶりを大いに発揮。
前人未到の8冠は北京五輪以降へとお預けですが、
観戦している側にしたら7冠も8冠も想像のつかない世界です。
フェルプス選手の好調と同じく、アメリカの好調も目立ちましたね。
男子は20個の金メダル、女子は9個の金メダル。
泳法や距離に限らずすべての種目において強さが目立ちました。
さて、では日本はどうだったか。
メダル数は金1個、銀2個、銅4個の計7個。
バルセロナ世界選手権は6個、アテネ五輪は8個、モントリオール世界選手権は9個。
内訳はそれぞれ違えど、「良くも悪くもなく」がメダルで感じることでしょうか。
日本新記録は、
女子100mと200m背泳ぎの中村礼子
女子400mと1500m自由形の柴田亜衣
男子1500m自由形の松田丈志
男子4×100mメドレーリレー(森田・北島・山本・細川)
注目すべきは、松田選手を除き日本新記録がメダルに直結してるところ。
記録を出すことの大切さを実感させられます。
その意味で、自己ベストの更新がやや少なかったとも思いますよ。
これも自己ベストならば決勝進出やメダルという場面もありましたからねぇ。
大きな舞台で自己ベストを出せる力は世界を見ても必須でしょう。
「好記録を出し続ける選手が、素晴らしい選手」
とは、男子100m背泳ぎで世界新記録を出した後のピアソル選手の言葉です。
北京五輪ではとにかく出場する選手の自己ベストが見たい。
それが結果的に素晴らしい結果をもたらすことになるはずです。
ただ、このメルボルンの水温が低いということも聞きました。
日本選手が皆この水温の低さに対応できずに苦しんだと。
これが本当の話なら、コーチ陣のミスということにもなります。
プールの水質が会場によって違うのは常識です。
それがタスマニア島での合同合宿で選手に伝わっていなかったとしたら問題。
あくまでテレビからの情報なので定かではないですが。
来年はいよいよ五輪イヤー。
アテネ五輪は素晴らしい結果だっただけに、それを超えるのは大変なことです。
日本競泳の底力が最も試される五輪になるかもなぁ。
今月の5日からは日本選手権が始まります。
また8月には世界選手権の代わりになる世界大会が日本で開催されます。
北京五輪へ向けての熾烈な戦いが繰り広げられますよ。
posted by しん太 |16:16 |
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2007年04月02日
水泳世界選手権をテレビ観戦。
最終日。
この日の午後は、当然ながらすべてが決勝種目です。
男子50m背泳ぎは、ゲハルド・ザンドバーグが24秒98で金メダル。
古賀選手は気合のこもった表情で泳ぎも良かったですね。
25秒56と自己ベストはならずも、
決勝という舞台と豪華な出場選手を相手に力まないはずはありません。
後半の失速はありましたが積極的なレースでした。
初の世界選手権でファイナリストの経験は、
きっとこれからの古賀選手を一周りも二周りも大きくしてくれるでしょう。
女子50mブレストは、ジェシカ・ハーディが30秒63で金メダル。
ハーディ選手にとって50mはジョーンズ選手に勝たせるわけにはいきませんからね。
一矢報いた勝利でした。
ジョーンズ選手は不得意なスタートが顕著に遅かったです。
それがすべてでしたが、でも僅差の2位まで上がってくるんですから。
接戦だけに見ごたえ充分でした。
男子400m個人メドレーは、マイケル・フェルプスが4分6秒22で金メダル。
午前中のメドレーリレーの失格を受けて残すはこの個人メドレーのみ。
フェルプス選手の意気込みはこれまでより増している感じでした。
バックでロクテ選手に追いつかれはするも、
それがフェルプス選手に与える影響なんて微塵も見られません。
ただ自身の世界記録を上回ることに徹する。
そして、ラストの自由形に入る前にはもう決定的でしたねぇ。
メルボルン大会の舞台は、ほとんどフェルプス選手のためにあったとも思えます。
それをこの4個メでも見せ付けてくれるようでした。
女子50m自由形は、リスベス・レントンが24秒53で金メダル。
女子においてはレントン選手が大いに活躍したメルボルンでもありました。
地元オーストラリアの期待を受けての強さは、
この50mという接戦で勝てる強さにも繋がってくるような気がします。
精神的なタフさを感じたレントン選手の活躍でした。
男子1500m自由形は、マテウシュ・サヴリモビッチが14分45秒94で金メダル。
まずは、勝てないと自身を悟りながらも逃げずに出場したハケット選手。
今大会のような姿はすごく衝撃的でした。
肩を手術して万全ではないのに出場することに意思を示したのには感服です。
心配なくとも北京五輪では本来の強さを戻してくるでしょう。
さらに強くなるかもしれないハケット選手に期待です。
ハケット選手が落ちるなか、若手が新しい強さを見せてくれました。
ポーランドの19歳サヴリモビッチ選手が金メダルです。
10年間もハケット選手が君臨したこの種目を若手が獲ったことは、
また新しい時代に向けての第一歩だろうと感じずにはいられません。
その意味で、残念ながら予選敗退も日本新記録を出した松田選手にもチャンス。
最後に必ず結果を出したいと言って出したんですから、
まだまだ松田選手の可能性は秘めているものが大きいと思いたい。
まずは15分をはやく切ってほしいです。
女子400m個人メドレーは、ケイティ・ホフが4分32秒89で金メダル。
いやいや、どんだけ速いんでしょか。(汗)
一人だけ別の次元でレースをしての世界新記録。
本人の喜びようは、まるで記録を意識していないようなものでしたから尚驚き。
まぁホフ選手の個メの牙城は誰も崩せそうにないですね。
さぁ競泳の最後を飾るのは、男子4×100mメドレーリレーです。
まずは午前中の予選に衝撃的なアメリカの失格がありましたねぇ。
日本のとなりのコースのアメリカは、
北島選手がアメリカを交わして1位になったことに焦ったんでしょうか。
第三泳者バタフライのクロッカー選手がフライングです。
これで日本が予選をトップ通過となって、
日本競泳歴史上でいまだ経験したことのない金メダルに夢が膨らみました。
決勝は、森田・北島・山本・細川のメンバーで挑んだ日本。
第一泳者の森田選手は今大会は不調でしたが、
リレーへの執念を発揮して今大会ベストの54秒76で繋ぎます。
第二泳者の北島選手はまさに世界的な泳ぎ。
4番手から猛追してラスト25mでは怒涛の泳ぎで一気にトップに躍り出ます。
タイムも59秒23の世界記録ペースでした。
第三泳者の山本選手はトップの座を誰にも渡しません。
誰よりも国の誇りを強く想う山本選手の泳ぎは、
なんとただ一人51秒台の51秒90で後続との差をさらに広げます。
そして第四泳者の細川選手が夢を背負って飛び出ました。
日本の自由形は世界との差を開けられています。
それでも引継ぎがあったとは言え49秒27で帰ってきたタイムは、
日本記録を大きく上回る素晴らしいものでした。
オーストラリアに交わされた悔しさはもちろんありますが、
この4人の気持ちの入った泳ぎにはただただ感動させられるばかりでした。
3分35秒16は、あのアテネ五輪銅メダルの記録を超える快挙。
アメリカがいなかったといっても、銀メダルはこの記録じゃなきゃ獲れませんでした。
日本競泳の強さを最後に示してくれた4人に感謝です。
posted by しん太 |14:46 |
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