2006年10月23日
デンマークでの体操世界選手権をテレビ観戦。
2日間にわたった種目別決勝の感想です。
日本人では、冨田洋之があん馬・平行棒・鉄棒に、
森赳人が平行棒・鉄棒に、黒田真由が段違い平行棒に出場です。
スペシャリストが勢ぞろいですから、会場の雰囲気も良かったですね。
高得点の連続で盛り上がりました。
冨田選手は、さすがに出場した3種目ともで安定した演技。
あん馬でのファイナリストは、総合に向けてもいい挑戦だったと思います。
平行棒と鉄棒はさすがの演技。
鉄棒は途中で止まってしまうミスがありましたが、
平行棒は完璧と言っていい出来で銀メダルが信じられないほどです。
会場もブーイングでしたねぇ。
メリハリがあって、倒立や技の姿勢の美しさは世界一に違いない。
団体から個人総合に種目別と出ずっぱりで疲れもピークだっただろうなぁ。
それでも、平行棒でも鉄棒でもピタッと着地を決めてガッツポーズ。
今大会で初めて見せてくれた笑顔に私も満足でした。
森選手は、平行棒でも鉄棒でも着地に失敗。
でも、演技が終わったあとの充実した顔がなんとも印象的でした。
初めての世界に挑んだわけですが、
この種目別決勝では心底から舞台を楽しんでいる様子。
日本男子勢において唯一の学生(日体大)らしく、思い切りが気持ち良かったです。
黒田選手は、2大会連続の段違い平行棒4位。
それだけに本人はメダルが獲りたかったでしょうねぇ。
強豪選手が次々とバランスを崩し得点を伸ばすことが出来ないなか、
安定感が一番の持ち味の黒田選手は確実に自分の演技をこなしていきます。
課題は離れ技をもう一つ増やすこと、でしょうか。
いまの黒田選手にとってAスコアを上げることは難しくないんじゃないだろうか。
なんてファンは無責任なことを言ってしまいますが、
個人総合も含めて見るたびに力を付けている姿はそう思わせてくれますよ。
外国人ですごかったのは、やっぱりドラグレスク。
ゆかと跳馬での2冠ですが、まぁ跳躍力のすごさは圧巻ですね。
もちろん安定感もありますが、Bスコアの高さも特徴ですよ。
難度の高い演技を実施でも崩すことなくこなす。
スペシャリストならではの超人的な演技を見せてもらいました。
そして、際立ったのが中国の強さ。
男女すべての14種目で8個の金メダルを奪取です。
北京五輪に向けての仕上がりはすでに一歩前へ行っているということでしょうか。
ただ私には演技の粗さが目に付いたように思えます。
新採点方式に一番対応してきた国ですが、
これで他国はどうこの新採点方式で戦うかが見えてきたはずです。
今後の中国がAスコアをさらに伸ばしにいくのか、
それともBスコアを伸ばしにいくのかが注目されますね。
さて、金メダルなしに終わった日本。
米田、鹿島、中田といったアテネ五輪組はいませんでしたが
関口、中瀬、森といった選手が確実に経験を積んで層は増したはずです。
新採点方式での感覚もそれぞれに掴んだでしょう。
これからに向けていい大会だったと言えるようになってほしいです。
posted by しん太 |16:49 |
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