2006年10月18日
世界体操選手権2006:その一
デンマークでの体操世界選手権をテレビ観戦。 新採点方式になって初めての世界選手権です。 新採点方式の詳細は、こちらでどうぞ。 テレビでは、男女団体の予選ハイライト。 決勝の模様は今夜20時からBS1で放送です。 アテネ五輪で劇的な団体金メダルの日本男子体操。 今大会は世界選手権での28年ぶり金メダルを獲りにいきました。 が、結果は銅メダルに終わり悔しい大会です。 新採点方式は、よりミスが許されなくなっています。 ミスを犯すたびに減点されて、簡単に順位が下がってしまう。 では、銅メダルに終わった日本や他国のスタッツはどうだったのでしょうか。 新採点方式で基準にしたい得点は、15.000。 この15点が、これまでの10点満点方式でいう9.0ぐらいに当たります。 団体では、いかに全員が15点台を出せるか。 さらには各種目のスペシャリストが16点に近づけたり超えられるかで、 金メダルが現実的になってくるという様相です。 まずは、2位で通過した予選。 予選は各種目を5人が演技し、最も低い得点を除いた4人の合計点で争われます。 というわけで、15点×4人の60点を各種目で出すことが大切です。 全種目での合計は、60点×6種目での360点が必須。 で、360点を超えたのは順位順に 中国、日本、ロシア、ルーマニア、カナダ、ドイツの6ヶ国。 なんとアメリカや韓国といった強豪が超えてくることが出来ませんでした。 新採点方式への対応が遅れているのか、なんとも意外。 詳細では、1位の中国が372.250なのに対し 日本は367.750と6.5の差を付けられています。 内訳を見ると、中国は苦手な鉄棒以外はすべてで60点以上をマーク。 日本は、ゆかとあん馬で60点を逃す結果となっています。 国によって得て不得手の種目はあれど、 北京五輪ではどの種目でも60点を出せるような力が必要になってくるでしょうね。 続いて、決勝。 決勝では、予選での得点が破棄されてどの国もまたゼロから始まります。 予選で上位だったから決勝でアドバンテージがあるわけではありません。 また、演技は各種目3人が行い、3人すべての合計点で争われます。 つまりは誰一人のミスも許されません。 さらには、15点×3人×6種目で270点はもちろんですが 金メダルを狙う日本にとってはさらに点数を加えられるようじゃないと厳しいです。 各種目のスペシャリストも重要になってきます。 ただ、今大会の団体決勝では エースの冨田がゆかでラインオーバーと鉄棒で落下というまさかの大ミス。 さらには水鳥が跳馬でミスなど致命的なミスが多かったようです。 これでは金メダルには当然のように届かず。 銅メダルという結果が、むしろすごいと言っていいかも知れません。 詳細を見ると、各種目で15点×3人の45点が目標ですが 金メダルの中国でも45点を超えたのは6種目中3種目。 ただ、跳馬の得点がずば抜けていて、得意種目をしっかりモノにしています。 一方の日本は、45点を超えたのは6種目中4種目と中国より上です。 しかし、苦手のゆかで我慢しきれずにミスしていることと 得意の鉄棒で得点を伸ばせなかったことが大きな敗因となってしまいました。 それでも鉄棒で45点を超えてるのは日本のみ。 各国ともなかなか苦しい新採点方式と言えそうです。 国際体操連盟のグランディ会長は、この新採点方式に満足のようです。 これまでの体操は、より難度を求めてきました。 ところが新採点方式は、技の正確さや演技の完成度がより求められます。 指の先まで美しさを追及してきた日本体操にとって、 この新採点方式はきっと追い風になってくれると私は信じてますよ。 さぁ、まだ個人総合と種目別決勝が残っています。 特に注目したいのは、23歳の中瀬卓也と22歳の森赳人。 中瀬はオールラウンダーとして日本の次期エースへ、 森は種目別のスペシャリストとして育っていく逸材です。 初の日本代表として、個人の力を世界に見せてほしいです。
posted by しん太 |15:08 |
体操 |
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