2008年07月14日

全米陸上競技選手権2008:7日目・8日目

陸上の全米選手権の7日目と8日目(最終日)。

7日目に関する及川彩子さんのコラムは『男子・200mタイソン・ゲイを襲った悲劇』。
この7日目に行われた決勝種目は、
男子20km競歩、男子走高跳、女子ハンマー投げ、女子砲丸投げ、男子3000m障害。
これら種目は強くない種目なので私も割愛します。
それだけに、目立ったのがタイソン・ゲイの男子200m準決勝でした。

100mでのゲイvsパウエル、200mでのゲイvsボルトはなにより楽しみでした。
ですが、200mの対決は五輪ではお預けになっちゃいましたね。
こうなるとボルトの独壇場も予想されます。
ゲイにとっては4年前とおなじ様相になって悔しさも尋常じゃないだろうなぁ。
選考会の怖さが、また一つ出てしまいました。


8日目の最終日に関してのコラムは『女子200フェリックスは余裕のV フッカーはダイブで代表に』。
注目種目が目白押しだけに、及川さんのコラムも2ページですよ。
この最終日の決勝種目では、アメリカのメダルラッシュに沸く可能性も高そうです。

では、8日目の注目の決勝種目を。


■ 女子棒高跳び ■
1位 ジェニファー・スタジンスキー   4m92 アメリカ新記録
2位 エイプリル・ステイナー・ベネット 4m60
3位 エリカ・バートリナ          4m55

さすがに好調のスタジンスキーが自身のアメリカ記録を2cm更新で優勝。
イシンバエワを止めるライバルとして1番手の選手ですが、
今季の調子の良さからすれば五輪で金メダルも充分に考えられます。
及川さんのコラムによると、4m60では危ない場面もあったようですね。
ってか、会場のアナウンスの件は日本じゃ考えられない…。

余談ですが、このスタジンスキーの5日後の7月11日。
ローマで行われたゴールデンリーグの第3戦で、
イシンバエワが5m03をクリアして自身の世界記録を2cm更新しました。
面白いのはイシンバエワのコメントで、
「最近はスタジンスキーばかりが注目されて、怒っていたの」とジョーク交じり。
ヘルシンキ世界選手権から3年ぶりの世界新記録。
女王は私だと誇示せんばかりの跳躍でした。


■ 女子1500m ■
1位 シャノン・ローバリー         4分05秒48
2位 エリン・ドノヒュー          4分08秒20
3位 クリスティン・ワース・トーマス  4分08秒48

この種目は、実はあまり強いとは言えない種目。
ただ、今季に4分01秒61を出したローバリーを私は秘かに注目しています。
まだ大きな舞台での経験がない23歳の選手です。
私も詳しく知っている選手ではないのですが、なんか気になるので書いておきます。


■ 男子200m ■
1位 ウォルター・ディックス  19秒86(+1.7)
2位 ショーン・クロフォード  19秒26
3位 ウォラス・スピアーモン  19秒90

ゲイがいない決勝を制したのは、22歳のディックス。
アテネ金のクロフォード、大阪世界選手権で銅のスピアーモンを抑えての優勝は凄い。
4位にはロドニー・マーティンで、しかも19秒99で代表落ちですから厳しすぎます。
20秒を切って代表になれないんですからねぇ。
まぁこの3選手は、打倒ボルトの構図になりますよ。
若さのディックスがどこまでボルトを追い詰められるのか。
…ボルトのほうが21歳で若いんですけどね。


■ 女子200m ■
1位 アリソン・フェリックス    21秒82(+5.6)
2位 ムナ・リー          21秒99
3位 マーシャベット・フッカー  22秒20

さすがに200mでは群を抜いて強いフェリックス。
得意ではないとは言え、100mで代表落ちした影響は少しも感じさせません。
及川さんのコラムにもあるように、五輪ではキャンベル-ブラウンとの勝負になります。
また、3位のフッカーと4位のローリン・ウィリアムズの勝負も凄かったようです。
本当はトーリ・エドワーズが出ていたらもう少し変わった展開だったのかも。


■ 男子110mハードル ■
1位 デービッド・オリバー 12秒95(+3.5)
2位 テレンス・トラメル   13秒00
3位 デービッド・ペイン   13秒25

強豪がずらりと並んだ決勝でしたが、割と順当と言っていいでしょう。
そのなかでも、12秒台で走ったオリバーはさすがですね。
強風だとハードリングは相当に難しいはず。
ロブレスや劉翔に注目はいっていますが、間違いなく金メダル候補。
またトラメルもペインも勝負時の強さは素晴らしいですからね。
どんな五輪になるか大注目ですよ。


■ 女子100mハードル ■
1位 ロロ・ジョーンズ  12秒29(+3.8)
2位 ダム・チェリー   12秒58
3位 ダウン・ハーパー 12秒62

まずは、大阪世界選手権で金メダルのミシェル・ペリーが準決勝で敗退。
怪我があったようですが、これも一発勝負の怖さですよね。
アテネ五輪後に七種競技からハードルに専念して成功したと思ったのですが。
またバージニア・パウエルも決勝で7位と揮わずに終わりました。
いやいや、難しいですよねぇ。

ジョーンズ、チェリーは今季の好調をしっかり出しました。
とくにジョーンズの記録は、追い風参考ではあるものの素晴らしいですよ。
アメリカ記録の更新、そして世界記録にも迫ります。
もちろん公式ではなくなりますが、これだけに記録が出ると気分もいいはずです。


■ 男子1500m ■
1位 バーナード・ラガト 3分40秒37
2位 リオネル・ムンザノ 3分40秒90
3位 ロペス・ロモング   3分41秒00

記録をみると、スローペースのスパート勝負と考えていいでしょう。
ラガトは5000mと2冠ですよ。
当然、大阪世界選手権のときのように1500mと5000mの2冠を狙うでしょう。
及川さんのコラムによれば、ムンザノとロモングも移民選手のようです。
アメリカの中長距離の構図の変化を象徴していますね。
彼らは五輪という舞台で、なにかを訴えかける存在にもなりそうです。

posted by しん太 |14:26 | 陸上 | コメント(2) |
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2008年07月12日

全米陸上競技選手権2008:6日目

陸上の全米選手権の6日目。

のんびりにも程がありますが、でも慌てずやります。(笑)

6日目に関しての及川彩子さんのコラムはなしです。
ブログの『I Love Sports』でもレポートがあるので興味のある方は是非。

では、6日目の注目の決勝種目を。


■ 女子走り高跳び ■
1位 ションテ・ハワード  1m97
2位 エイミー・エーカフ  1m93
3位 シャロン・デイ    1m91

長らくエーカフが引っ張ってきた女子ハイジャンプ。
そこに、23歳のハワードと22歳のデイが実力をつけてきましたね。
エーカフにすれば、アテネ五輪では4位でしたし雪辱を晴らしたいところ。
また現段階ではハワードのほうに強さがあるので期待です。
ただ、五輪でメダルを獲ろうと思ったら2m00は絶対条件でしょう。
ヘルシンキの世界選手権では2m00で銀メダルだったハワード。
欧州勢に立ち向かえるかの鍵は2m00オーバーになりそうです。


■ 女子5000m ■
1位 カラ・ガウチャー     15分01秒02
2位 ジェニファー・ラインズ 15分02秒02
3位 シャレーン・フラナガン 15分02秒81

この3選手が他を圧倒して代表獲得。
10000m覇者のフラナガンを破ってガウチャーが優勝でした。
15分は切れませんでしたが、勝負が大事だったことを考えるといい記録。
まぁ実力者がしっかりと勝ったという印象です。
今季で言えば、15分を切っていたフレッシュマンが平凡な記録で5位に終わったのが残念。
とにかく、打倒アフリカ勢に燃える3選手となりそうです。


■ 男子10000m ■
1位 アブディヘイケム・アブディラマン   27分41秒89
2位 ガレン・ラップ               27分43秒11
3位 ジョージ・トーレス            27分46秒33

アブディの優勝はさすがに予想どおりでしょう。
この選手も移民してきた選手。
それ以外の選手は混戦になると思っていました。
代表を勝ち取ったラップは昨年の世界選手権で11位に終わっています。
トーレスは10000mでの代表経験はないんじゃないでしょうか。
経験も多く、勝ち方も知っているはずのアダム・ガウチャーが7位となるあたり難しいレースだったはず。
このへんはシビアですが、トーレスまでがA標準の27分50秒を切って走っています。
その辺が勝負の分け目だったでしょうか。

posted by しん太 |17:23 | 陸上 | コメント(2) |
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2008年07月10日

日本グランプリシリーズ陸上【南部忠弘記念陸上】

遅くなりましたが、6日に行われた南部記念の主な決勝結果と感想を。

この南部記念で日本グランプリは最後となります。
日本選手権までに記録や結果を出せなかった選手の最後の挑戦の場です。
もっとも、いわゆる”追試組”への注目も高かった大会となりました。

南部記念で行われたグランプリ種目は以下のとおり。
男子:100m・400m・110mH・走高跳・棒高跳・走幅跳・三段跳・砲丸投・やり投
女子:100m・400m・100mH・走幅跳


■ 男子100m ■
1位 朝原宣治 10秒36(+1.5)
2位 高平慎士 10秒37
3位 斎藤仁志 10秒43

日本選手権後に代表に決まった3選手。
本意気で走ったとは思えませんし、いろんなチェックの意味もあったでしょう。
高平選手、斎藤選手は100mの感覚がリレーでも大切ですしね。
日本スプリンターには期待しましょう。


■ 男子400m ■
1位 堀籠佳宏   46秒25
2位 石塚祐輔   46秒27
3位 我孫子充祐 46秒84

日本選手権では途中で痙攣を起こし8位に終わり心配された堀籠選手が優勝。
記録は物足りないのが正直なところですが、
石塚選手、そして代表に決まった安孫子選手を抑えての勝利はさすが。
この優勝で、堀籠選手が代表決定です。
マイルリレーで活躍が期待されることになりますよ。


■ 男子110mハードル ■
1位 田野中輔 13秒64(+0.5)
2位 大橋祐二 13秒73

大橋選手はすでにA標準を突破しているので優勝すれば代表決定。
また、田野中選手も優勝かつA標準突破なら代表決定。
…でしたが、そのどちらもクリアされずに終わってしまいました。
内藤選手にしっかり喰らい付いていってほしいのに残念です。
2選手ともに実力は充分にあるのに。


■ 男子走り高跳び ■
1位 醍醐直幸 2m21
2位 土屋光   2m15

”追試組”のうちの一人、醍醐選手が優勝で代表決定です。
記録はもっと跳んでほしかったですが、勝負を優先したようですしね。
昨年の世界選手権から苦しんでいる醍醐選手。
まだ五輪本番までには時間はありますから、予選突破に向けて調整してほしいです。


■ 男子棒高跳び ■
1位 澤野大地 5m40
2位 鈴木崇文 5m30

日本選手権で代表に決定した澤野選手が優勝。
この記録で終わっているので、調整という意味もあったでしょうか。
鈴木選手も安定してこのくらいは跳んでくるようになりました。


■ 男子走り幅跳び ■
1位 荒川大輔 7m86(+0.2)
2位 菅井洋平 7m81(+1.1)

日本選手権では足を痛めて跳ぶことすらままならなかった荒川選手。
あの状態で、よく直後の南部記念に出られたもんだと驚きです。
そして、しっかり優勝するあたりもさすがですね。
その日本選手権で優勝した菅井選手が2位。
敗れはしましたが、これまでなかなか優勝争いに絡めなかったので大きな結果でしょう。
こうやって安定して記録を出せる選手になってほしいですよ。


■ 男子砲丸投げ ■
1位 村川洋平 17m26

日本選手権で優勝の村川選手が優勝。
記録は日本選手権以上のものを期待でしたよ。
畑瀬選手を追い越す実力をこれからどうつけてくるか注目です。


■ 男子やり投げ ■
1位 村上幸史 78m00

日本選手権で優勝し代表決定した村上選手が優勝です。
記録もまずまずで、五輪に向けて本当に楽しみ。
五輪本番では、80m越えに予選突破にと期待が膨らみます。


■ 女子100m ■
1位 福島千里   11秒49(+1.5)
2位 高橋萌木子  11秒55
3位 石田智子   11秒70
4位 信岡沙希重  11秒70

男子110mHで代表が決定しないという事態に終わり、
空いた一枠が福島選手に転がり込むという結果となりました。
このレースでも記録が期待された福島選手ですが、さすがに疲労もあったでしょう。
それでも、今季走った日本グランプリはすべて優勝。
安定して強さを発揮できるところも、選考の要因となったはずです。
福島選手は五輪という舞台でなにを吸収してくるのでしょうね。
私たちファンは、その姿をしかとみつめましょう。


■ 女子400m ■
1位 丹野麻美   52秒94
2位 木田真有   54秒12
3位 青木沙弥佳  54秒35
4位 久保倉里美  54秒45

空いた枠をめぐって、この丹野選手と久保蔵選手(400mH)も候補に。
ただ、この上位4選手は4×400mリレーの出場の可能性が高くなっています。
リレーランキング上位16位までに与えられる出場権ですが、
日本のランキングは現在のところ13位となっているので大丈夫でしょう。
というわけで、丹野選手と久保倉選手の個人派遣はなりませんでした。
丹野選手は昨年の世界選手権で準決勝に進出したので五輪もでてほしかったですが…。
でも福島選手にも走ってほしいし複雑です。


■ 女子100mハードル ■
1位 李蓮京   13秒38(+1.8)
2位 石野真美 13秒39
3位 熊谷史子 13秒58

日本選手権に出場の石野選手、熊谷選手が出場。
2選手ともに日本選手権よりも記録を伸ばしていますよ。
追い風もあったでしょうが、しっかり修正できるところはさすがに実力者です。


■ 女子走り幅跳び ■
1位 池田久美子 6m70(0.0)
2位 桝見咲智子 6m47(0.0)

”追試組”のもう一人、池田選手が結果と記録をしっかり出して代表決定です。
最初の一本目にすべてを懸けたような跳躍でしょう。
相当に緊張したようですし、また精神的な追い込みも相当だったはず。
そういう状況の下で6m70は会心の跳躍ではないでしょうか。
2位の桝見選手は自己ベストこそなりませんでしたが最近は安定して強いですよね。
私は池田選手の不調の原因はライバル選手にもあると思っています。
あの花岡選手との死闘があったからこその池田選手でもあった。
その花岡選手も記録は低調ながらまだ挑戦し続けてくれていますし、
桝見選手もさらに記録を伸ばしてくるでしょうから今後は国内争いが面白くなるはず。
とりあえず池田選手には、五輪で現段階での最高の跳躍を期待しましょう。

posted by しん太 |14:40 | 陸上 | コメント(2) |
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2008年07月06日

全米陸上競技選手権2008:5日目

陸上の全米選手権の5日目。

5日目に関する及川彩子さんのコラムは『メリット、「北京と勝利の香り」を感じ400m制す』。
ウォリナーが敗れるなんて凄く驚きましたよね。
コラムを読むと、メリットの思いきりよくも冷静なレース展開が浮かんできますよ。

では、5日目の注目の決勝種目を。


■ 女子走り幅跳び ■
1位 ブリトニー・リース     6m95(+1.4)
2位 グレイス・アップショウ   6m88(-0.1)
3位 Funmi・ジモー      6m72(+2.1)

いまやアメリカの女子ロングジャンプのエースと言っていいリースが優勝。
昨年の世界選手権では初の国際主要大会に参加し、8位に終わる悔しさを味わいました。
今季は6m93の自己ベストを跳んでいましたが、
この選手権でさらに自己ベストを更新しての初の五輪代表です。

2位には32歳のベテランのアップショウが4年ぶりの自己ベスト。
こちらもアテネ五輪では10位、パリと大阪の世界選手権でも結果を出せず。
北京五輪にかける意気込みは相当だと思います。

非常にレベルが高かったこの種目。
五輪本番ではロシア勢をどこまで苦しめるか楽しみです。


■ 女子400m ■
1位 サンヤ・リチャーズ    49秒89
2位 メリー・ワインバーグ   50秒85
3位 ディーディー・トロッター 50秒88

4位のヘンダーソンまでが50秒台で走るという熾烈な争いになりました。
アリソン・フェリックスがこの種目を回避したのも大きいですよね。

そんななか、50秒を切って優勝のリチャーズはさすがの走り。
昨年の世界選手権は、直前の全米選手権で4位となりまさかの代表落ち。
出場した200mでは5位に終わり、マイルリレーで金メダルを獲るものの、
目立ったのはフェリックスの3冠であって最後まで影を潜めてしまいました。
あれから一年、リチャーズの想いは誰よりも強いはず。
五輪ではさらに素晴らしいタイムで自身のアメリカ記録を破ってほしいです。

ワインバーグ、トロッターもさすが世界選手権のファイナリスト。
メダルを虎視眈々と狙っていることでしょう。


■ 男子400m ■
1位 ラーション・メリット    44秒00
2位 ジェレミー・ウォリナー 44秒20
3位 デビッド・ネビル     44秒61

ニュースを見たときは、ほんとにぶっ飛びました。(笑)
まぁ相手がメリットですから、無きにしも非ず…ではあるんですがね。

昨年の世界選手権では、43秒96という素晴らしい自己ベストでもウォリナーに届かず2位。
はっきり言うと、ウォリナーが凄すぎてメリットの印象は薄いんですよね。
ウォリナーがマイケル・ジョンソンの記録を破れるかだけに注目が集まって、
あのときのウォリナー、メリット、テイラーのアメリカ勢表彰台独占すらかすんでしまう。
それくらい、ウォリナーのインパクトは凄かった。

今回のレース、及川さんのコラムによれば風が影響したようですね。
強い向かい風に苦しんだようですが、それで44秒フラットは素晴らしいです。
陸上をはじめたのが14歳からという経験の浅さはもう過去かな。
それでもまだ22歳ですから、そのへんの影響は五輪でどう出るのか。
ウォリナーの世界新記録への挑戦から、
ウォリナーvsメリットへと一気に様相が変化した北京五輪です。

posted by しん太 |16:10 | 陸上 | コメント(0) |
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2008年07月05日

全米陸上競技選手権2008:4日目

陸上の全米選手権の4日目。

4日目での及川彩子さんのコラムはありませんでした。
まぁ確かにこの日は大注目ってのが少なかったのもあるんですけどね。
それ以上に、及川さんのお忙しさは凄まじいのでしょうしね。

では、4日目の注目の決勝種目を。


■ 男子5000m決勝 ■
1位 バーナード・ラガト 13分27秒47

優勝は普通に予想していました。
が、ラガトにとっては初めてアメリカ代表として五輪に行くための選手権。
タイムは遅く結果を重視したラスト勝負の展開でしたが、
ラガトにとっては欲しくて堪らないアメリカ代表の切符だったと思います。

ケニアでの代表を捨て、アメリカ選手になることを発表して3年…かぁ。
ケニア代表の時代にも1500mでシドニー銅、アテネ銀の活躍。
アメリカ代表としての昨年の世界選手権は、
周りの雑音を自分で掻き消すような1500mと5000mでの史上初の2冠達成。
そして、アメリカ代表での五輪出場は初めてとなります。
キプチョゲなどケニア選手とも、当然また争うことになるでしょう。
ラガトはどんな走りで表現してくれるのでしょうか。



その他では、男女800m、女子やり投げで代表が決まっています。
世界からはやや遠い種目です。

posted by しん太 |16:00 | 陸上 | コメント(0) |
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2008年07月02日

全米陸上競技選手権2008:3日目

陸上の全米選手権の3日目。

3日目の及川彩子さんのコラムは、『ゲイ、驚異的な学習能力が生んだ9秒68』。
男子100m決勝で、タイソン・ゲイが信じられない記録を。
まぁ予選から、良くも悪くも大いに沸かせてくれたゲイでしたね。(笑)

では、3日目の注目の決勝種目を。


■ 男子棒高跳び ■
1位 デレク・マイルズ    5m80
2位 ジェフ・ハートウィグ  5m70
3位 ブラッド・ウォーカー  5m65

まずは、ウォーカーが笑いにならないくらい危なかった。(汗)
ってか代表決定って記事はみましたが、この決勝はA標準突破してません。
もちろん今季もすでに6m04を跳んでますが…しっかりしてよね。
これが全米選手権の怖さ、ってやつですか。

で、優勝のマイルズが35歳、2位のハートウィグが41歳!!
このベテラン2人が五輪代表を獲得です。
マイルズはアテネ五輪も出てますが(7位)、ハートウィグはアトランタ五輪以来です。
ハートウィグは北京五輪でも注目されるでしょうねぇ。


■ 男子走り幅跳び ■
1位 トレベル・クインリー   8m36(+1.6)
2位 ブライアン・ジョンソン  8m30(+2.9)
3位 ミゲル・ペート       8m22(+1.4)

まずは、アテネ五輪で金、パリとヘルシンキ世界選手権で金、
そして大阪世界選手権では銅のドワイト・フィリップスが4位で代表落ち。
これまでも安定感という意味では苦しい部分もあるフィリップスですが、
もっともやってはいけない場面でコケてしまったのはあまりにも残念です。
2本目の8m20がやっとという感じだった様子。
アメリカのロングジャンプ復活の象徴が選考会で消えました。

代表の3選手は実力どおりと言っていいのですが…。
ペートが頑張ってくれると面白い気もするぐらいでパンチ力は薄いなぁ。
北京五輪は、また苦しい時代に戻る可能性も大いにあります。


■ 女子400mハードル ■
1位 ティファニー・ロス・ウィリアムズ  54秒03
2位 クィーン・ハリソン           54秒60
3位 シーナ・トスタ             54秒62

ロス・ウィリアムズ、トスタはさすがに勝負強さをみせました。
あ、トスタはジョンソンのことですよ。
今大会は若手の Demusu や Spence も大注目でしたが実力を発揮できず。
そんななか、19歳のハリソンは自己ベストで代表をつかみました。


■ 男子400mハードル ■
1位 バーソン・ジャクソン 48秒17
2位 カロン・クレメント   48秒36
3位 アンジェロ・テイラー 48秒42

47秒台とはいきませんでしたが、1位から6位までが48秒台という接戦。
トップ候補はクレメントでしたがジャクソンが意地をみせましたね。
しかし、クレメントのハードリングがちゃんとできてるのか気になるなぁ。
そしてベテランのテイラーが代表というのも素晴らしい。
ベテランったってまだ29歳ですけど。
是非とも為末選手と競い合ってほしいところです。


■ 男子100m ■
1位 タイソン・ゲイ       9秒68(+4.1)
2位 ウォルター・ディックス   9秒80
3位 ダービス・パットン     9秒84

このニュースを見たときは、言葉にならないくらい驚きましたよ。
計測では至上最速の領域にまでいっちゃいましたね。
五輪でどれだけの注目を浴びるかは言わずもがな。
すでに、パウエルとの勝負が言われているくらいですから。
まったく末恐ろしい選手です。

posted by しん太 |14:27 | 陸上 | コメント(4) |
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2008年07月01日

全米陸上競技選手権2008:2日目

陸上の全米選手権の2日目。

2日目の及川彩子さんのスポーツナビのコラムは『ゲイ、“落とし穴”から生まれた米国新』。
すでにご存知の方も多いでしょうが、ゲイは決勝で凄い記録を。
追い風が強かったのも確かですがインパクトはあまりに大きいものでした。
コラムでは、そんなゲイの予選での様子が細かく分かって貴重です。

では、2日目の決勝種目を。


■ 男子砲丸投げ ■
1位 リース・ホッファ       22m10
2位 クリスチャン・カントウェル 21m71
3位 アダム・ネルソン       20m89

決勝の投擲のうち、実に7位までの選手が20m越えというレベルの高さ。
ですが、さすがにこの3選手が五輪代表となりました。
ホッファとネルソンは昨年の世界選手権で金と銀ですから記憶に新しいところ。
ホッファ、カントウェルは最終6投目でもっともいい記録なのはさすがです。
で、ネルソンがちょっと危なかったのですが、今季は22m越えもしてますからね。
この3選手で北京五輪の表彰台独占は充分にありえるでしょう。


■ 女子100m ■
1位 ムナ・リー          10秒85(+1.0)
2位 トーリ・エドワーズ     10秒90
3位 ローリン・ウィリアムズ  10秒90
4位 マーシェベット・フッカー 10秒93
5位 アリソン・フェリックス   10秒96

5位まで書いたのは、フェリックスが敗れたってのを伝えたかっただけです。(笑)

まずは、優勝のムナ・リーから。
正直なところ、誰も勝つって予想してなかったんじゃないでしょうか。
今季は5月に10秒97の自己ベストを出して調子が良かったのは確かにあります。
ですが過去の実績から考えても…ちょっと意外な結果でした。
ただ、この大事なレースで自己ベスト更新での五輪代表ゲットは凄いです。

2位のエドワーズと、3位のウィリアムズはさすがに強いですね。
エドワーズは自己ベストタイ。
ウィリアムズは自己ベストではありませんが、世界舞台での勝負強さでしょう。

そして、フェリックスです。
本当の専門ではありませんが、少なからずショックはありましたよ。
100mはスタートがなにより大切ですが、やや苦手なそのスタートで遅れたのかも。
もちろん緊張感も尋常ではないでしょうから、そんな影響もあったのかなぁ。
と言うものの、自己ベストは10秒90ですから決して悪い走りではなかったでしょう。
それだけアメリカのスプリントで勝つことが如何に難しいかということですね。
残念ながら400mにはエントリーしておらず、残すは200mです。
まぁさすがに200mは大丈夫でしょう。


posted by しん太 |17:02 | 陸上 | コメント(0) |
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2008年06月30日

全米陸上競技選手権2008:1日目

日本の陸上選手権は終わりましたが、
アメリカでも五輪代表選考を兼ねた陸上選手権が行われています。
陸上大国アメリカですからレベルの高さはいまさらですね。

さて、アメリカの五輪代表選考は一発勝負。
この陸上選手権で参加標準A記録を突破した上位3選手のみが代表となります。
A標準を3選手以上が突破する種目の多いアメリカですから、
記録も勝負も要求される緊張感の高い大会になることは言うまでもありません。
陸上はアメリカではメジャースポーツですからね。
連日、観客席は満席のものすごい盛り上がりのようです。
…日本もそんなんならないかなぁ。

この全米選手権は、まずは及川彩子さんの記事をご覧になることをお勧めです。
スポーツナビでもコラムを書かれていますし、
スポナビ+のセレクトブログでは『I Love Sports』を読まれると楽しめますよ。
私はどこまでカバーできるか分かりませんが、注目種目は書こっかなぐらいのスタンスで。(笑)

では、1日目の個人的に注目の決勝種目を。


■ 女子10000m ■
参加標準A記録 31分45秒00

1位 シャレーン・フラナガン  31分34秒81
2位 カラ・ガウチャー      31分37秒72
3位 エイミー・ベグリー    31分43秒67

初日の決勝種目はこの女子10000mだけでした。
これに関しては、及川さんのスポーツナビのコラムを読まれたほうがいいですよ。
『フラナガン、“女の駆け引き”を制す』

私もフラナガンがなによりも注目でした。
今年の5月4日にカージナル招待での30分34秒49のアメリカ記録は、
今季の世界ランク1位の記録でもあるだけにどんな走りをするのか気になってました。
まぁ展開は超スローペースということで記録は出ませんでしたね。
ですが、ガウチャーを抑えて勝ったあたりは10000mでも本物ということ。

しかし、ギリギリですが3人代表にこぎつけたあたりもアメリカの底力かな。
五輪ではアフリカ勢とどんな勝負をしてくれるか楽しみです。


もう結果は3日目まででていますが、続きは明日に。

posted by しん太 |16:52 | 陸上 | コメント(0) |
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2008年06月29日

日本陸上競技選手権2008:4日目

陸上の日本選手権をテレビ観戦。

最終日の日本選手権は雨が強く降るコンディションとなりました。
風はそんなに強くないようですが、
雨はサーフェスを濡らしたり、身体を冷やしてしまいます。
10億円をかけてサーフェスの張替えを行いましたが雨には勝てませんねぇ。

では、4日目の決勝結果と記録を。



□ トラック □

■ 男子3000m障害 ■
参加標準A記録 8分24秒60

1位 岩水嘉孝 8分29秒75 北京五輪代表内定

日本選手権を7回目、2連覇の岩水選手が貫禄の走りでした。
2年前の苦しい時期から昨年は脱して、今年は五輪に向けていい調子ですね。
このレースでも先頭を走り、かつペースを上げていく走りでシーズンベスト。
北京五輪では日本記録更新を含めた活躍が期待されます。

残念だったのは、1台目のハードルで転倒の篠籐選手。
2年前の優勝で一気に注目を集めましたが、昨年は岩水選手に完敗。
今年は一矢報いようと意気込んでたと思うんですよね。
3000mSCの怖さを感じました。


■ 女子1500m ■
参加標準A記録 4分07秒00

1位 吉川美香 4分12秒79

小林選手が5000mにまわって欠場したとなれば、
圧倒してチャンピオンの座を守ることすら要求される吉川選手。
なにか、そんな気持ちが前面に表れたようなレースでした。
ラスト300mの強さはすでに周知の展開ですが、
今年はスタートしてから一度もトップを譲ることなく完璧な勝利でした。
先頭で走りつつ、ラスト300mでさらに後続を置いていく走りは素晴らしかったです。
日本選手権3連覇ですよ。


■ 男子1500m ■
参加標準A記録 3分36秒30

1位 小林文和 3分49秒96

なんと言っていいのか…。
小林選手にとっては、6回目4連覇を達成した優勝には違いないのですが。

レースは記録を求めない、超スローペースとなりました。
福井選手が一人で頑張って走りましたが、残り200mで後続の猛スパートに捕まります。
そのスパート勝負で完全に抜け出したのが優勝候補だった渡辺和也選手。
ところが、小林選手の連覇を止めたと思ったゴール手前5mでまさかの転倒。
その渡辺選手を追い越してゴールしたのが小林選手でした。
こんなに悔しくて切ない展開があるんですね。
雨というコンディションの影響もあったかもしれません。


■ 女子400m ■
参加標準A記録 51秒55

1位 丹野麻美 52秒68

前半の走りは良かったんですけどね~。
200mでも実力をつけてスピードも上がってきた丹野選手。
本来のラスト100mでの粘りが出せなかったのは残念でした。
ただ、そうやって走るたびにファンを期待させるくらい丹野選手は伸びていますからね。
この時期にA標準突破はなりませんでしたが、私は時間の問題だと思います。
来年の世界選手権ではさらに飛躍してくれると信じていますよ。


■ 男子400m ■
参加標準A記録 45秒55

1位 金丸祐三 45秒69 北京五輪代表内定

1ヶ月前の関東インカレでの怪我なんてまったく感じさせない素晴らしい走り。
怪我明けだというのにこの記録は圧巻と言っていいでしょう。
最初の100mはやや抑え気味に入りましたが、
バックストレートに入ると一気にギアをトップに入れていきましたよね。
後半の粘りも感じられましたし、コメントでも五輪への意気込みは充分。
決勝進出の目標を口に出しましたから。
昨年の世界選手権ではスタート直後に肉離れを起こして100mも走れずに終わりました。
世界の借りは、世界で返してもらいましょう!!


■ 女子100m ■
参加標準A記録 11秒32

1位 福島千里 11秒48(+0.4)

夢のA標準突破は残念ながら実現できませんでしたが、
あのしなやかで柔らかい、そして回転の速い素晴らしい走りを堪能させてくれました。
なによりスタートが素晴らしかったので記録もでると思ったんですけどねぇ。
身長があってストライドがあるにもかかわらず、接地時間の少ない回転の速さ。
そのうえ柔らかくてしなやかな走りは、まるでアサファ・パウエルですよ。
…え、言い過ぎですか?(笑)

高橋選手はスタートを改造中とあっても4位。
また、怪我で欠場が危ぶまれた北風選手も走ってくれました。
いやいや、そんな若手よりも石田選手と渡辺選手がしっかり勝っています。
残念ながらリレーの欧州派遣では結果を出せずに終わってしまいました。
ですが、日本女子スプリントは盛り上がってきてますよ!


■ 男子100m ■
参加標準A記録 10秒21

1位 塚原直貴 10秒31(-0.2) 北京五輪代表内定
2位 朝原宣治 10秒37

男子スプリントを制したのは、今年も塚原選手でした。
まぁ朝原選手も決定でしょうから、2人の五輪での挑戦を期待しましょう。
もちろんファイナリストへの挑戦になります。
塚原選手はいよいよ10秒10の壁を切るまでもう一歩です。
そして朝原選手は予選から勝ちきる体力の使い方も大事になってくるでしょう。
なんて、すでに気分は五輪です。

当然、リレーへの期待(のほう)が高いのも忘れてはなりません。


■ 女子5000m ■
参加標準A記録 15分09秒00

1位 小林祐梨子 15分11秒97 北京五輪代表内定
2位 赤羽有紀子 15分13秒96
3位 福士加代子 15分16秒27
4位 渋井陽子   15分19秒29

結局、ニュースでのハイライトしか放送はありませんでした。

レースを終えた後、小林選手の涙はいろんなことを物語っているように思えました。
昨年の登録問題と怪我が重なっての苦しい時期。
アメリカでの心機一転と5000mへの挑戦、そして金栗記念でのA標準突破。
五輪へ行きたい一心で戦ってきたこれまでのすべてが溢れてきたような感じでした。

レース自体は、中盤から渋井選手が引っ張ったようです。
さらに後半になると福士選手が仕掛け、また赤羽選手もついていくという展開に。
このあたりは10000mで死闘をみせてくれた3選手がさすがの走りです。
小林選手はそんなトップ選手にしっかりついていたのでしょう。
そして最後のスパートとなれば本来の1500mでのスピードは秀逸だったはず。
見事に五輪代表内定です。



□ フィールド □

■ 男子走り高跳び ■
参加標準A記録 2m30

1位 土屋光   2m18
2位 醍醐直幸 2m15

土屋選手の初優勝は素直に嬉しいですね。
私は土屋選手のファンなので。
ただ、醍醐選手にはしっかりと勝利して五輪代表を決めてほしかったです。
雨というコンディションもあったでしょうが、それはどの選手もおなじ。
やっぱり第一人者にはトップでドンと他選手の壁であってほしかったですよ。


■ 男子三段跳び ■
参加標準A記録 17m10

1位 石川和義 16m30(+0.4)

あれ、杉林選手が15m83(-0.1)の5位で終わってますね。
映像がなかったのでなんとも分かりませんが、なにかアクシデントでしょうか。
こうなると、やはり石川選手はしっかり優勝してくれます。
ここ数年はずっと低迷が続いていたのでこの優勝の価値は大きいと思います。


■ 女子円盤投げ ■
参加標準A記録 61m00

1位 室伏由佳 53m36

円盤投げでは9回目の7連覇を達成です。
ただ一人の50m越えはさすがですね。
ですが、まだまだ室伏選手の挑戦は続いていくでしょう。
今後の日本記録更新に期待しましょう。


■ 男子やり投げ ■
参加標準A記録 81m80

1位 村上幸史 79m71

9連覇を達成の村上選手が貫禄の投擲でした。
雨でグリップが濡れて難しいコンディションにもかかわらず79m71。
この記録は会心と言っていいでしょうね。
B標準もしっかり越えてきたので、代表になってくれると嬉しいです。


これで今年の日本選手権が終了しました。
また改めて総括を自分なりに書いてみようと思っています。

posted by しん太 |18:42 | 陸上 | コメント(2) |
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2008年06月29日

日本陸上競技選手権2008:3日目

陸上の日本選手権をテレビ観戦。

3日目は雨が降りそうで降らない天気。
前日から風があるものの、向かい風が気になります。
とくに記録のほしい短距離勢にはちょっと苦しいかもしれません。

では、3日目の決勝結果と記録を。



□ トラック □

■ 女子800m ■
参加標準A記録 2分00秒00

1位 佐藤美保 2分05秒37
2位 陣内綾子 2分05秒67

杉森…じゃなかった、佐藤選手が2年ぶり4回目の優勝です。
佐藤選手が目指したのはA標準突破に他なりませんが、
それならばタイトルよりも記録を狙いにいってほしかったのが正直な感想です。
後半の失速を恐れずに最初の400mを58秒台では走ってほしかった。

昨年チャンピオンの陣内選手は攻めてくれたと思います。
200m-400m間は佐藤選手がこないこともあって落とした観も。
ですが、ラストの粘りも素晴らしかったですし世界選手権を経験して強くなりましたね。


■ 男子800m ■
参加標準A記録 1分46秒00

1位 口野武史 1分48秒83
2位 横田真人 1分48秒95

横田選手はちょっと守りに入ったかなぁ。
世界選手権のときのような強気な走りが観られませんでした。
もっとも、自分が先頭で引っ張る展開だと精神的にも苦しくなったでしょうか。

初優勝の口野選手は柔軟な走りをしますよね。
ラストスパートでは思い切りのいい姿もみせてくれました。
この優勝は大きなものになりそう。

最近の800mは大学勢が元気で将来も楽しみです。


■ 女子3000m障害 ■
参加標準A記録 9分46秒00

1位 早狩実紀 9分48秒43 北京五輪代表内定
2位 若月一夏 9分54秒93

昨年の大阪世界選手権でのショッキングな転倒はいまだに脳裏に焼きついています。
早狩選手のブログによれば、今季に初めて走ったときは恐怖感があったとか。
でも、精神の強さをものすごく感じる走りを披露してくれました。
北京五輪から正式種目になる女子3000mSCですから、
その舞台に立ちたいという早狩選手の想いが伝わってきましたよね。
素晴らしい走りで五輪代表内定です!!

2位の若月選手もA標準には届きませんでしたが堂々の10分切り。
最後の障害で転倒はありましたが、攻めの走りを貫いてくれました。
私は女子のトラックでは、この3000mSCは世界で戦える種目になると思っています。
その意味で若月選手の頑張りは明るい材料でした。


■ 女子100mハードル ■
参加標準A記録 12秒96

1位 寺田明日香  13秒51(-1.5)
2位 城下麗奈   13秒53
3位 石野真美   13秒59
4位 熊谷史子   13秒72

接戦が予想されたレースですが、実際にそうなりました。
その展開を制したのが、昨年に高校3連覇を果たした18歳の寺田選手。
この寺田選手は、福島選手や北風選手でおなじみ中村宏之監督の教え子ですよ。
安定感抜群の石野選手、今大会絶好調の城下選手を抑えて勝つんですからねぇ。
フライングが続いて山崎選手が失格という残念な流れのなか、
集中力を切らすことなく持ち味の攻めのハードリングを発揮してくれました。
近い将来が本当に楽しみです。


■ 男子110mハードル ■
参加標準A記録 13秒55

1位 内藤真人 13秒66(-0.2) 北京五輪代表内定
2位 田野中輔 13秒73
3位 大橋祐二 13秒83

さすがは内藤選手の集中力、といった勝負でした。
内藤選手は3月の世界室内を終えてから怪我で練習ができなかった今季。
それでも勝てるというところが強い選手の所以なんでしょうね。
苦手のスタートも悪くなく、1台目にスムーズに入れたんじゃないでしょうか。
これから五輪に向けての詰めの作業になります。
夢のファイナリストへ!!


■ 男子5000m ■
参加標準A記録 13分21秒50

1位 松宮隆行 13分47秒81 北京五輪代表内定
2位 竹澤健介 13分49秒73

松宮選手が3年連続で2冠達成です。
5000mと10000mを3年連続で獲ってしまう強さはもう圧巻ですよね。
この5000mではラスト1周を過ぎてからのスパート勝負で勝利。
どんな展開でもいまの松宮選手は勝てそうです。

そして、竹沢選手が2位に入ってほぼ五輪代表を手中に。
10000mを回避して臨んだ勝負のレースで見事な結果を残してくれました。
世界の舞台は昨年の世界選手権で経験しましたし、
五輪では5000mになりますがどんなレースをみせてくれるか楽しみです。



□ フィールド □

■ 男子棒跳び ■
参加標準A記録 5m70

1位 澤野大地 5m70 北京五輪代表内定

優勝は決まった状況のなか、A標準はしっかりクリアして終えてくれました。
持病の痙攣が出たときは「またかぁ」と思ってしまってごめんなさい。(笑)
でも、ポールを柔らかいものに変えたそうで、
そのへんの臨機応変さは五輪に向けての成長の証ですよね。
どうしても期待は大きくなりますが、澤野選手はとにかく気負うことなく勝負してほしいです。

2位には東海大の鈴木選手、3位は早稲田の笹瀬選手、
5位タイに関西学院大の荻田選手の大学トリオも湧かせてくれました。
この3選手は4年後が本当に楽しみで仕方ないですよ。


■ 男子走り幅跳び ■
参加標準A記録 8m20

1位 菅井洋平 8m13(+3.0)

まずは、荒川選手が足を痛めて残念な結果でした。
今季の調子の良さだとA標準突破も期待していたんですよね。
ただ痛いながらも跳躍はみせてくれました。
それが嬉しかったです。

菅井選手は追い風参考ながらも8m越えで初優勝。
この優勝を機に、常に優勝争いのできる選手になってほしいです。


■ 男子円盤投げ ■
参加標準A記録 64m50

1位 小林志郎 56m27
2位 畑山茂雄 55m56

小林選手も充分に実力者ですから2年ぶりの優勝は不思議でもなんでもありません。
それでも、この五輪イヤーという年に畑山選手が揮わないのは残念です。
今季の畑山選手はなかなか記録が伸びていませんでした。
それが日本選手権まで修正できませんでしたね。
ちょっとショックでした。


■ 男子砲丸投げ ■
参加標準A記録 20m30

1位 村川洋平 17m50
2位 畑瀬聡   17m25

畑瀬選手は右足の怪我でどうにもなりませんでした。
それでも2位の記録というのが凄いです。
痛みをこらえながらラストの投擲では気合の一投でしたよね。
残念でしたが、気持ちを強く感じました。


これで3日が終了して残すは最後の1日。
雨の影響が非常に心配されます。
これじゃ、日本新記録はとうとう期待できないなぁ…。

posted by しん太 |14:47 | 陸上 | コメント(0) |
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