2006年08月27日

"千葉ちゃん"最後の42.195km

今年の北海道マラソンは、いつもと違う雰囲気がありました。
ギラギラと射すような日差しのせいもあったでしょうか。

― がんばるマラソンに一区切りつけたい

千葉真子の現役引退会見の、どこか寂しげな口調が印象的でした。
同時に、これで本当の引退なんだな、とも思わされます。
トラックに別れを告げたのが前回の引退なら、
今回はマラソンに別れを告げた引退になるのでしょうね。

私は、どちらかといえばトラックでの千葉の方が強烈に残っています。
アテネ世界陸上での1万メートル銅メダルは、
日本人がスピードでも世界で通用することを教えてくれました。
ただ、その後の日本1万メートルを考えると
いかに千葉がすごいランナーだったかが今更になって実感しますよ。

マラソン転向を発表したあのときの千葉には、
正直なところマラソンで通用するものか疑問でなりませんでした。
しかし、もともとのスピードを活かした千葉の走りは
パリ世界陸上での銅メダルのみならず、
補欠ではありましたがアテネ五輪のメンバーに選ばれるほどのもの。
あの小さな身体に秘められた力は、マラソンでも変わりませんでしたね。

千葉の魅力は、なんといってもその人柄。
おっとりとした口調に、鼻にかかった高い声。
走っているときの、いつも眩しそうに目を瞬かせた表情。
”千葉ちゃん”は、永遠に”千葉ちゃん”なのでしょうねぇ。

今日のマラソンは、2時間48分57秒の11位。
足の怪我も重なって、現役最後のレースは有終の美とはいきませんでした。
でも、”がんばるマラソン”は貫いてくれました。

千葉の右腕に書かれた”ありがとう”の文字。
いえいえ、その言葉は私たちファンがそっくりそのまま返したい言葉です。

千葉ちゃん、本当にありがとう。

posted by しん太 |16:23 | 陸上 | コメント(0) | トラックバック(0)
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