2006年08月09日

森さんへ

ファンとは本当に無責任なもので、いつだって夢を託してしまうのです。
森さんが高い声を響かせる度に、世界への道はすぐそこだと期待してしまうのです。
そして、それをすぐにはあきらめられないのです。

森さんの姿は、いつもフィールドで際立っていました。
誰もが森さんの一投に待ち遠しさを感じます。
17mを超えたときの感動。
世界B標準を超えたときの感動。
アテネの舞台に立ってくれたときの感動。
どれもが鮮烈で、どれもが胸を震わす瞬間でした。

森さんの病状をニュースで目にして、
でもきっとフィールドに当然のように帰ってきてくれるのだと考えていました。
虫垂ガンという治療法のない症状だと知っても尚、です。
本当にファンとは無責任です。
そのくせ、森さんの訃報をいまだに受け入れられないでいます。

こんなときは、どんな言葉が適切なのでしょうか。
”お疲れ様でした”も”ありがとう”も、
まったく薄っぺらい言葉に思えて仕方がありません。
勇気や希望を貰ってばかりだったんですから。
せめて、森さんの素晴らしさを誰かに伝えていかなきゃいけない。
そんな気がします。

心の底より、ご冥福をお祈りいたします。

posted by しん太 |15:11 | 陸上 | コメント(0) |
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