2008年04月16日

競泳日本選手権2008:一日目

競泳日本選手権をテレビ観戦。

さぁいよいよ始まりました。
北京五輪の代表選考も兼ねた今年の日本選手権。
選手たちのいろんな想いが交錯するなか、
一人でも多くの五輪代表者が生まれると期待しています。

一応、おさらいとして代表選考基準を挙げておきますね。
1.決勝で2位以内に入ること
2.派遣標準記録(S、Ⅰ、Ⅱ)を突破すること
*派遣標準記録は2005年~07年の3年間での世界ランキングを基に作成され、
 Sは世界ランク3位の記録、順にⅠは8位、Ⅱは16位のタイムとなる。

では、一日目決勝種目の結果を。


■ 男子400m個人メドレー ■
派遣標準記録突破選手:なし

優勝は森隆弘選手で4分17秒34、2位が佐野秀匡選手で4分17秒81。
森選手は派遣記録に0秒48届きませんでした。
佐野選手が先行し、森選手が後半に勝負という構図ですが
佐野選手も積極的に攻めていきましたし森選手もブレストでの追い上げも完璧。
牽制する様子もなくラストのクロールで2人ともいけると思ったんですけどね。
クロールで1分を超えてしまったことが両選手の誤算でした。
うーん、突破できる展開だっただけに悔しい…。


■ 男子400m自由形 ■
派遣標準記録突破選手:松田丈志(3分47秒36)

五輪代表第一号は松田選手でした。
前半から積極的に攻める泳ぎはさすがでしたねぇ。
昨年のメルボルン世界選手権では予選落ちでしたが、
そのときから前半から積極的に攻める展開で泳いでいましたよね。
それが世界競泳なども経て2月の短水路ではそんな展開を掴みつつある素晴らしいレース。
今回のレースでも、200mでは自身の日本記録を2秒以上も上回って後半に。
その日本記録更新はなりませんでしたが派遣記録はしっかり突破です。
調子が良さそうなので、200mバタも1500mフリーも大いに期待しましょう。


■ 女子400m個人メドレー ■
派遣標準記録突破選手:春口沙緒里(4分38秒94)・藤野舞子(4分40秒14)

出ましたよ、派遣記録2名突破!!

まずは春口選手ですが、正直なところまったくのノーマークでした。
えー、非常に反省しております。
でも400m個メでまさかこんなに力をつけているとは驚きでしたよ。
思えば14歳で福岡世界選手権をバタフライで出場し、
将来の日本バタフライを背負って立つと言われたほどの逸材が個メで五輪。
怪我があり不信続きでしたが、アメリカの大学に行って再び開花したようですね。
インタビューでは底知れぬ大物ぶりも疲労してくれました。
4分40秒を切ってきたというのも大きな収穫です。

そして、個人的には本当に嬉しかった藤野選手の五輪決定。
4年前の悔しさからも腐らずにずっとトップの位置で頑張ってきました。
すべては五輪出場のために。
春口選手と前半ですごく差が開くという展開でしたが、
予選より速いものの焦らずによく我慢して後半につなげましたよね。
ラストのクロールでは本当に気持ちの感じられる追い込みでした。
インタビューの涙は何年分の涙でしょう。
私がその涙をもらったのは言うまでもありません。(笑)
本当におめでとうございます。


■ 女子400m自由形 ■
派遣標準記録突破選手:なし

優勝は柴田亜衣選手で4分10秒38。
藤野選手の涙の余韻が一気に冷めたのは、
待機している柴田選手のあまりに追い詰められたような表情のためでした。
大きく息をつく姿には、まるで余裕の感じられません。
前半から積極的に攻め、後半も粘って記録を出していく。
アテネ五輪後の柴田選手の新しい戦略です。
もっとも、これが世界でも標準であり後半勝負ではとても太刀打ちできません。
1年ぐらい前まではそれが順調に出来ていたんですけどね。
このレースでは確かに積極的に攻めるのですが、
プルがバタバタとした感じでまるでストロークごとに伸びてこない。
後半になればなるほどリズムも悪くなって本来の粘りも感じられません。
腰痛で苦しんでいるのは承知ですが、これも昨日今日の話ではないはずですよね。
悪いなりにも派遣記録は超えてくると思っていただけにショックです。
800mは五日目ですから、それまでに調整ができるか。
柴田選手にとって正念場です。


一日目から派遣記録の持つ怖さを見せつけられました。
決勝という舞台で本来の力を発揮するという難しさを痛感させられます。
二日目以降に突破を狙う選手たちも気を引き締める契機になったかもしれません。

さて、一日目の準決勝も放送があったのでそちらも触れておきましょう。

まずは女子100mバタですが、土肥選手が日本新記録!!
58秒59は派遣記録も超えているので、決勝も大いに期待ですよね。
不安なのは加藤選手。
極度の緊張で前日から眠れないようでコンディションも心配です。
ラスト25mではストローク数も極端に減っているように感じましたし。
中西選手はまだ余裕があったぐらいの泳ぎかも。
100mでも派遣記録を超えられるんじゃないかと思わせる準決勝でした。

男子100mバックは、森田選手がさすがの泳ぎ。
ですが、本人は納得いっていないかもしれないですねぇ。
決勝では53秒台の泳ぎは是非ともみせてほしいです。
調子が良さそうなのは宮下選手。また、入江選手もさらにスピード力がついてますね。
ここに山口選手も含めて派遣記録を誰かが突破してほしい。

男子100mブレストでは、北島選手が59秒66で決勝へ。
ストローク数では、後半の50mを20か21だったのであと2つぐらい増えてくるかな。
他選手では山下選手と末永選手が1分01秒ですので、
決勝ではさらに伸ばしてなにがなんでも派遣記録突破といきましょう。

さらに先取りですが、二日目午前の予選で
女子100mバックの中村選手がいきなり1分切りの59秒96の日本新記録!!
うぉ~、予選から1分切りなんて、すげぇ。
今夜の準決勝、そして決勝と期待度が大幅アップです。
あ、なにげに酒井選手が高校記録更新で3位につけてますよ。
こちらも要チェックです。

posted by しん太 |14:11 | 水泳 | コメント(2) | トラックバック(0)
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競泳日本選手権2008:一日目

春口選手カッコよかったですね~。
最初の2種目での飛び出しがすごかった。
逆に平泳ぎ何とかならないっすかね(>_<)

逆に柴田選手は消沈してしまいました。
確かに泳ぐ前のあの表情は「まずい」と思わせられましたよね。
実力は申し分ないですが、何らかの要因で調子が上がらないんでしょう。
1発勝負ってやっぱり怖いですね。
800mも相当苦しい展開になるでしょうが、派遣基準の同タイムでもいいので、
何とかここを乗り切って欲しいです!!

posted by マイナー | 2008-04-17 00:21

競泳日本選手権2008:一日目

>マイナーさん
コメントありがとうございます。

まぁ個メの選手って、バタフライが強けりゃブレストが弱くて、ブレストが強けりゃバタフライが弱いのどっちかがほとんどですからね。北島選手もバタフライが強ければ、個メでメダルが獲れると言われてるぐらいですよ。

マイナーさんもあの表情はそう思いましたか。メディアによっては気持ちを指摘していましたが、精神的なもので片付けられる問題じゃないかもしれませんね。本当に、800mはなんとか乗り切ってほしいです。

posted by しん太 | 2008-04-17 16:28

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