2007年05月23日

外国人留学生の意味

全国高校体育連盟が決定した、全国駅伝大会での外国人留学生1区起用禁止。

1995年から高校スポーツでも許されてきた外国人留学生。
それからどんな駅伝大会においても、
留学生が結果に与える影響が大きくなったのは言うまでもありません。

さて、今回の決定においては1区のみの出場禁止。
1区といえば、男女共にエース級の選手が名を連ねる区間ですね。
男子では10km、女子では6kmと最長区間ですから、
この長い距離で外国人留学生を起用し後続に大きな差を付けようという戦略です。
当然ですが日本人選手でもこの区間には有力選手が揃うことになります。
それでも抜け出すのは外国人留学生(主にケニア人選手)であり、
2区以降のレース展開は後続校がその差をどう縮めて逆転するかに係ります。
ですが、優勝するのは外国人留学生を1区に起用した高校に目立つケースが多い状況。

この状況に関係者のみならず一般からの批判が相次いだようですね。
大会の意義、日本人選手の育成、駅伝の醍醐味…等々。
そうして高体連が下した決断が外国人留学生の1区起用禁止です。

高体連の梅村専務理事は、
「(留学生締め出しとの)批判もあるだろうが、国内の大会は日本の青少年が対象。
外国人に対する何らかの規制、制約はやむを得ない。」(時事通信より)
と話し全競技についての外国人留学生の調査に乗り出すことも決定しました。

では、そもそも外国人留学生を起用する意味ってなんでしょうか。

そこには学校側の知名度を上げるという思惑が強いのかも知れませんね。
スポーツの強豪校になることで受験者数や生徒数を確保する。
そのために必要なのが外国人留学生だと思うのです。
いや、この私の考えは憶測で調べたわけではないのですが。
でも外国人留学生を育成するために日本に呼ぶことは考えにくい。
日本人選手へのより高いレベルへの意識を刺激するためにはあるでしょうか。

できれば高体連には起用した高校側の理由も調査してほしいですよ。
また外国人留学生について日本人選手がどう思っているかについても。
外国人留学生の数とか国籍とか調べても、大きな解決にはならない気がします。

外国人留学生達は、日本というスポーツに100%打ち込める環境を求めているはず。
それなのに大会では駅伝で言えば走る区間が制限されるなんて、
打ち込んで築いた実力を充分に発揮できる場がなくなっていくだけですよね。
それならば外国人留学生は完全禁止にしてほしい。

選手たちが変な思惑で振り回されることが一番の心配です。

posted by しん太 |16:31 | 陸上 | コメント(0) | トラックバック(0)
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