2008年10月07日
柔道の世界団体選手権をテレビ観戦。
一昨年は柔道ワールドカップ、昨年は北京プレ大会として行われた大会。
正確には昨年の北京が第一回のようですが、このへんの概要はよく分からないです。
とにかく国別対抗の団体戦ってやつですね。
では、とりあえず男子の日本代表と結果を。
□ 日本代表 □
100kg超級 石井慧 / 棟田康幸
100kg級 穴井隆将
90kg級 泉浩 / 斎藤制剛
81kg級 加藤博剛
73kg級 西岡和志 / 粟野靖浩
66kg級 江種辰明
60kg級 浅野大輔 / 福岡雅章
■ 一回戦 ■
2 3 【ブラジル】
江種 引分 ローレンコ
粟野 引分 ペナルベル
加藤 × ○ カント
斎藤 × ○ サントス
穴井 ○ × レイテ
棟田 × ○ ヘルナンデス
福岡 ○ × チバナ
■ 敗者復活戦 ■
5 2 【韓国】
粟野 ○ × キム・ジェブン
小野 ○ × チョ・スンホ
穴井 × ○ SIN Keyong
棟田 ○ × キム・スンミン
福岡 ○ × チョ・グァング
江種 × ○ キム・ジョジン
西岡 ○ × SEO・ドンギュ
■ 3位決定戦 ■
3 4 【ロシア】
小野 × ○ マクマドフ
穴井 ○ × UNASHKHOTOLOV
棟田 × ○ ミクハイリン
福岡 ○ × KDYAKOV
江種 × ○ PULYAEV
粟野 ○ × ZARETSKIY
西岡 × ○ マゴメドフ
ブラジル戦で加藤選手が腕挫十字固で一本負けし負傷。
81kg級では加藤選手のみがエントリーだったので、
その後は代役に西岡選手を起用するという状況を作っちゃいました。
3位決定戦のロシア戦も最後はその差で西岡選手には負担になりました。
期待されたのは棟田選手でしたが…。
最後まで攻めきれずにキレを感じない内容で残念でした。
組み手をなんとかしようとしている間に時間だけが過ぎていきましたね。
昨年の世界選手権のときのような”組み際の強さ”がありません。
どうやって勝つのか、なにをもって勝負するのか、
そういった意図を感じる柔道が観られると良かったのですが残念です。
ただ、例えばブラジルのヘルナンデスは棟田選手をよく研究していましたよね。
全日本で石井選手が棟田選手にやったように、
棟田選手の左脇を絞って距離を取るという戦い方が観られました。
さて、石井選手と泉選手はエントリーされるも出場せず。
石井選手はCMでも露出していただけに、またもや非難の的のようですねぇ。
まぁ新たな騒動も浮上させて、マスコミには有り難い存在でしょうか。
怪我だと言われてしまえば仕方のないことですが、
そういう状況は連盟も把握していたはずで責任はあるはずです。
五輪選手という宣伝効果ではなく、万全の選手のみで参加してほしかったです。
posted by しん太 |18:04 |
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2008年10月06日
テニスのAIGジャパン・オープンをテレビ観戦。
決勝は夕方に放送と、最後にやっと放送する側の責任を果たした感じでしょうか。
でも女子シングル決勝は総合ではフルゲーム放送せず。
BShiで夜中に放送というかたちで済ませてしまいましたね。
では、男子シングル決勝の感想を。
トマス・ベルディッチ (6-1/6-4) フアン・マルティン・デル・ポトロ
デルポトロが腹痛でパフォーマンスが落ちての試合。
こればっかりはどうしようもありません。
残念ではありましたが、表情を歪めながらも棄権はしなかったデルポトロに感謝です。
それでも2ndセットの5thゲームあたりから動きが復活しかけたデルポトロ。
薬が効いてきたんでしょうかね。
ベルディッチのストロークにも足がついてくると、
強烈なフォアも深いアングルのバックも充分に魅せてくれました。
これでトップ10入りだそうで、勢いはまだまだ続きそうです。
そして、優勝したベルディッチ。
ビッグサーブ、フォアのクロスを含めたストロークの巧さなどは、
これまでのベルディッチどおりでランキングを落としたと言えどさすがでした。
で、この決勝でも私には我慢のベルディッチを感じましたよ。
2ndセットの8thゲームではデルポトロに3回のブレークチャンス。
Dサイドでのファーストサーブで苦しみましたが、
Aサイドでなんとか踏ん張ってサービスキープにつなげましたよね。
全体的なスタッツを見てしまうと、
ベルディッチのファーストサービスの好調さが窺ええます。
でも、デルポトロが調子を戻してからは苦しかったのは否めません。
ロディック戦でもそうでしたが、苦しいときの我慢強さを私は感じました。
北京五輪から今大会までの流れで、またランキング上位を狙えるか。
今後のベルディッチが楽しみになる優勝だったと思います。
posted by しん太 |16:13 |
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2008年10月05日
テニスのAIGジャパン・オープンをテレビ観戦。
BShiでは、女子シングルのウォズニアッキvsガイドソバの試合を30分で放送。
1stセットをすっ飛ばしちゃいましたねぇ。(汗)
総合では夜中に男子シングルのベルディッチvsロディックを90分で放送。
そこまで流すんならフルゲームやってよ、と呟きました。
今日は、そのベルディッチvsロディックの感想を。
トマス・ベルディッチ (6(3)-7/7-5/7-6(3)) アンディ・ロディック
私のなかでは、今大会でもっとも観たかったカードでした。
単純にロディックが日本でプレーしていることが嬉しいですよ。
試合は、放送では2ndセットの中盤をカットされましたが、
ポイントの動きの早いビッグサーバー同士の独特な緊張感を楽しめました。
お互いのサービスとリターンの駆け引きが堪りませんでしたね。
観戦する側も、もちろんプレーした両選手も、
どのセットでもタイブレークまでもつれることは想像していたはず。
それだけに、一本のサービス、一本のリターンそれぞれが見所でした。
全体的にはロディックのほうが主導権を握っていたように思います。
サービスは言うまでもありませんが、
ベルディッチのサービスゲームで押し込む場面はありましたよね。
なので、そこを我慢できたベルディッチのメンタルは余計に際立ちます。
ラリーになるとスライスを多用するロディックに対し、
ベルディッチは得意なフォアで展開して譲りませんでした。
で、ジャッジへの不満を連発したロディックに隙があったのかもしれません。
まぁロディックってそういう選手ではありますけど…。
鍵になったのは、2ndセットの11thゲームでしょうか。
5ゲームオールで迎えたロディックのサービスゲームでしたね。
ベルディッチがブレークしたわけですが、
最後はロディックのダブルフォルトで”ブレークさせてしまった”ゲームでした。
ラケットがグチャグチャになる勢いで叩きつけて悔しがったロディック。
あの気の強さこそがロディックの強みでも弱みでもあるということでしょうか。
それでも最終3rdセットはロディックが3ゲーム連取。
これを追いついてタイブレークで勝利したベルディッチの、
やはり我慢できるというメンタルの部分で強さがでたような気がします。
ここまでの好ゲームを観客席で観られた方々は本当にうらやましい。
ハイレベルでの拮抗した試合でしたもんね。
決勝はベルディッチとデルポトロかぁ。
2人ともデカイなー。(笑)
素晴らしい内容のファイナルとなってくれるはずです。
posted by しん太 |13:46 |
テニス |
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2008年10月04日
テニスのAIGジャパン・オープンをテレビ観戦。
錦織選手が負けちゃうと、放送がBShiになっちゃうのも少し寂しい。
フェレールvsデルポトロっていう好カードの対戦を、
せっかく国内でやってるんだから取り上げてほしいですね。
では、観戦の感想を簡単に。
フアン・マルティン・デル・ポトロ (6-1/7-5) ダビド・フェレール
今大会のフェレールは出だしが悪いですね。
デルポトロがいいのは当然ですが、フェレールのミスも多かった。
展開としては、序盤はバックの打ち合い。
本当はこの展開でフェレールが優位に運びたかったんでしょうが、
如何せんフェレールのミスが早くて仕掛ける前にポイントが動いてしまいました。
もっとも、あれだけフェレールのサービスが悪いと苦しくなりますが。
でも、デルポトロってストロークも巧いんですね。
ちゃんと観たのが初めてでしたが、どうしてもサービスのイメージが先行してました。
1stセットの後半は、フェレールが展開を早めます。
結果的に1stセットは圧倒されましたが、
この流れを2ndセットも序盤から使っていきました。
コートカバーリングはいまさら言うまでもないフェレールですから、
サービスも安定してオープンコートを使えだすとさすがの内容です。
そうやって流れを戻していったフェレールですが、
この試合は良くも悪くもフェレールの展開次第だなと思いました。
デルポトロはしっかりと受けていましたから。
ところが、2ndセットの8thゲーム。
ここでデルポトロが一気にブレイクを獲りにきましたよね。
自分からネットに詰める展開へ持ち込む。
バックの素晴らしいダウン・ザ・ラインも初めて使いましたし。
結果はフェレールがキープしましたが、ここからはデルポトロが押し切りました。
なるほど、ツアー4連勝するわけだ。
試合観も高そうな選手だな、と思わずにはいられませんでした。
こういう試合が国内で観られるっていいなぁ、と素直に感じた試合でした。
posted by しん太 |14:19 |
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2008年10月03日
テニスのAIGジャパン・オープンをテレビ観戦。
今年は錦織選手の効果で観客が多いようですね。
一昨年のフェデラー効果を超えたようで、地元選手の大きさは偉大です。
さてさて、男女シングルも3回戦に突入。
2回戦の錦織選手の放送も観て、3回戦の放送も観たので簡単に感想でも。
リシャール・ガスケ (6-1/6-2) 錦織圭
「尊敬しすぎた」という錦織選手の言葉がすべてでしょうか。
ガスケの素晴らしさもさることながら、錦織選手のミスの早さも目立つ内容でした。
そのミスの早さもガスケを意識してのことだったのかもしれませんね。
ただ、ガスケの冷静さが錦織選手のミスを誘ったのも事実。
最後まで錦織選手のバックを執拗に狙ったガスケでした。
加えて毎回のようにタイミングをずらしてくるわけで、
ライジング、スライスでの緩急のつけ方はトップランカーのテニスですね。
サービスもしっかり使い分けていてさすがです。
Aサイドからのセンターへのスライス、Dサイドからのセンターへのフラット。
こう思い返すと、単純に実力差が大きいんだと分かります。
私は錦織選手のテニスをちゃんと観たのが、
ウィンブルドンとこのジャパン・オープンという恥ずかしい限りなのですが。
錦織選手って自分のスタイルに徹するタイプと言っていいのかな?
相手の弱いところを攻める、というプランはあまり感じませんよね。
まだまだそういう時期じゃないってことでしょうか。
まぁでも、今回のガスケとの一戦は壁ではなく糧だったと信じたいです。
posted by しん太 |16:09 |
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2008年09月25日
スーパー陸上2008をテレビ観戦。
今年は天候も良く秋晴れのコンディション。
ですが、向かい風となったのは残念ではありましたね。
昨年の雨で寒いコンディションよりは良いので我慢しましたが。
朝原宣治のラストラン、という副題にでもなりそうな言葉のおかげで、
等々力陸上競技場で行われた今年のスーパー陸上は満員の観客の様子。
フィールド競技の度に手拍子や歓声が大きく聞こえて、
やっぱり陸上はこういう雰囲気がいいなとテレビを通してでも思いましたよ。
では、競技ごとの主な結果を振り返ってみます。
□ トラック □
■ 女子100mハードル ■
1位 ダム・チェリー 13.07(+0.1)
2位 キャンディス・デービス 13.13
3位 ハイレアス・ファウンテン 13.22
4位 石野真美 13.28
5位 寺田明日香 13.38
さすがにチェリーは抜けていました。
石野選手、寺田選手もよく付いていってなかなかのタイムでしたね。
個人的には七種のファウンテンが観られて嬉しかったです。
北京五輪では銀メダルでしたからね。
■ 女子1500m ■
1位 清水裕子 4:15.51
2位 早狩実紀 4:16.10
3位 吉川美香 4:17.48
吉川選手と、この種目では久しぶりに見る早狩選手の勝負かと思いきや、
清水選手が途中から先頭に立ってそのままゴール。
自己ベストでの優勝ですから価値ありますよね。
吉川選手はまったく揮わずといった具合で伸びませんでした。
体調が悪いとか、怪我していたとかじゃなきゃいいけど。
■ 男子110mハードル ■
1位 李政俊 13.71(-0.7)
2位 オブリー・ヘリング 13.77
3位 大橋祐二 13.83
4位 田野中輔 13.88
実力的にはヘリングだったのでしょうが、
韓国記録保持者の李が後半も強さをみせての1位でした。
李は大橋選手と日本で練習しているようですね。
大橋選手と田野中選手には北京五輪を逃した悔しさを晴らしてほしかったですが…。
世界選手権に向けて今後に期待です。
■ 女子400m ■
1位 ミリアム・バーンズ 53.18
2位 久保倉里美 53.91
3位 マリス・マギ 53.99
4位 木田真有 54.41
5位 青木沙弥佳 54.92
丹野選手が残念ながら欠場でした。
ですが、久保倉選手が素晴らしい走りで沸かせてくれましたね。
この時期に53秒台で走れたことは意味ある内容じゃなかったでしょうか。
400mHでの北京五輪での準決勝進出が、
またひとつ久保倉選手を大きくさせたのかもしれませんね。
■ 男子200m ■
1位 マーロン・デボニッシュ 20.78(-0.7)
2位 斎藤仁志 20.83
3位 ブレンダン・クリスティアン 20.94
4位 堀籠佳宏 21.38
デボニッシュ、クリスティアンのおなじみな選手に、
斉藤選手が割ってはいる見ごたえあるレースをしてくれました。
北京五輪では400mRの補欠として参加。
あの劇的なレースをもっとも近くで感じていたでしょう。
レース前に男女短距離陣とコーチたちが円陣を組んだとき、
「このチームのサポートができて幸せです」と言って送り出したようですね。
これからは斉藤選手が主役になる時代ですから期待です。
■ 男子400mハードル ■
1位 バーション・ジャクソン 49.33
2位 成迫健児 49.68
ジャクソンは予想どおりでした。
中盤はグッとペースを落とした感じでしたがさすがに強いですね。
で、アキレス腱を傷めて北京五輪でも本来の力を出せなかった成迫選手。
序盤から積極性がありましたし、思ってたより良くって安心しました。
日本選手権から北京五輪までの流れは相当悔しかったと思うんです。
それだけに、今回のレースは再スタートには良かったんじゃないでしょうか。
■ 女子100m ■
1位 福島千里 11.70(-0.6)
2位 キャンディス・デービス 11.89
3位 高橋萌木子 11.90
4位 ダム・チェリー 11.90
外国勢はデービスとチェリーのハードラー。
しかも1時間半ほど前に走った選手ですから福島選手には勝ってほしかった。
そういう期待を上回るいい走りをしてくれましたね。
また、高橋選手も本来の後半の強さが垣間見れた感じでした。
いまはフォームの改造をしているんでしたっけ。
今シーズンは福島選手に話題をさらわれましたが、高橋選手が黙ってるはずはない。
来シーズンは北風選手も含めて若手の熾烈な争いに期待です。
■ 男子100m ■
1位 ハリー・アキネスアリエティ 10.19(-0.4)
2位 マイケル・ロジャース 10.26
3位 朝原宣治 10.37
4位 塚原直貴 10.39
5位 末續慎吾 10.43
6位 木村慎太郎 10.48
7位 高平慎二 10.52
8位 斎藤仁志 10.87
朝原選手の最後のレースなので、全選手を書いておきました。
ロジャースのフライングはKYでしたが(笑)、
外国勢の2選手はいい走りをみせてくれましたよね。
注目の400mR4選手の対決は、朝原選手の勝利となりました。
「気持ち良く走れた」という言葉は朝原選手の北京五輪からの充実ぶりを感じます。
最後のレースでも100mの魅力をみせてくれましたよね。
本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。
□ フィールド □
■ 男子棒高跳び ■
1位 デレク・マイルズ 5m60
2位 澤野大地 5m60
マイルズの跳躍が一度も放送されず残念。
澤野選手にとっては北京五輪の5m55を超えたので良しでしょうか。
5m65はまったく合っていませんでしたし、
現段階での一番の跳躍をみせてくれたと思います。
■ 男子走り高跳び ■
1位 ドナルド・トマス 2m24
2位 醍醐直幸 2m21
北京五輪ではともに残念だったトマスと醍醐選手。
トマスは足をバタつかせない、綺麗なフォームに改造中だったと思いますが、
2m24を跳んだ跳躍はしっかりと空中を駆けていましたね。
さすがに大阪世界選手権のときほどではないですが、
今後はどこまでフォームを変化させていくのか、またいかないのか注目です。
醍醐選手は2m21ではいい跳躍だと思ったんですけどね。
安定して高いレベルを維持するのって相当な難しさなんでしょうねぇ。
■ 男子砲丸投げ ■
1位 トマス・マエフスキ 19m63
2位 ユーリー・ビロノク 17m66
マエフスキ、ビロノクと五輪金メダリストが出場してくれたのに放送なし。
とくにマエフスキはもっとも観たい選手だったのに。
…マジで残念すぎました。
■ 女子走り幅跳び ■
1位 タチアナ・レベデワ 6m81(+1.2)
2位 池田久美子 6m45(+1.2)
3位 ハイレアス・ファウンテン 6m23(+2.1)
レベデワの強さが光りました。
ラスト6回目の跳躍でベストを跳んでくるこの集中力。
北京五輪ではロンジャンもトリプルも悔しい思いをしましたが、
トップ選手というのはどんな大会も素晴らしいパフォーマンスをするんですね。
池田選手はファールが響きましたが、
レベデワのような高いパフォーマンスの安定性の差をとくに感じました。
■ 男子ハンマー投げ ■
1位 室伏広治 81m02
2位 クリスチャン・パルシュ 80m67
3位 プリモジュ・コズムス 78m59
4位 アンドラス・ハクリツ 75m55
5位 シモン・ジオルコフスキ 73m25
昨年に続き、今年も豪華な顔ぶれとなりました。
そして、そのなかでも素晴らしかった室伏選手の強さ。
3位だったワールドアスレチックファイナルでもそうでしたが、
投げるたびに記録を伸ばしていく技術の高さは秀逸ですよね。
修正ポイントを理解して改善していく能力の高さがうかがえます。
室伏選手にはまだまだ期待できそうです。
posted by しん太 |14:40 |
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2008年09月24日
2008年10月23日。
この日は、日本陸上にとって忘れられない一日となった。
1988年に始まった歴史のあるスーパー陸上が今年は川崎市等々力陸上競技場で開催。一ヶ月前の北京オリンピックの余韻がまだ残るような世界のトップ選手が名を連ねるなか、観客は朝原宣治という日本人選手を観るために集まったと言っていいだろう。この日をもって選手生活を退くことになる朝原さんの、最後の100mを目に焼き付ける。それは歴史を体感すると言っても大袈裟ではないようにすら感じる。
改めて言うまでもないが、朝原さんの偉大さを短距離で振り返ってみたい。
1993年 東四国国体で10秒19(+2.0)の日本新記録 日本人初の10秒1台
1996年 10秒14(+0.9)の日本記録更新(6月9日/大阪)
アトランタ五輪で準決勝進出 10秒16(-0.5)で決勝進出に0秒05及ばず
1997年 アテネ世界選手権 100m準決勝進出 10秒33(+0.5)
4×100mR準決勝進出 38秒31 日本新
ローザンヌGPで10秒08(+0.8) 日本人初の10秒0台
2000年 シドニー五輪 4×100R決勝進出 6位
2001年 エドモントン世界選手権 100m準決勝進出 10秒33(-1.2)
4×100mR決勝進出 5位
オスロGLで10秒02(+2.0) 日本歴代2位
2003年 パリ世界選手権 100m準決勝進出 10秒42(+0.5)
4×100mR決勝進出 7位
2004年 アテネ五輪 4×100mR決勝進出 4位
2005年 ヘルシンキ世界選手権 4×100mR決勝進出 8位
2007年 大阪世界選手権 100m準決勝進出 10秒36(+0.3)
4×100mR決勝進出 5位 38秒03 日本&アジア新
2008年 北京五輪 4×100mR決勝進出 銅メダル
もっとも、短距離に専念する前の走り幅跳びでの活躍も外すことは決して出来ない。ともあれ、同志社大学時代に日本新記録を出して、それからでも15年の歳月が過ぎている。その間、常に日本陸上の短距離を引っ張り続けてきた。高みを目指しヨーロッパとアメリカを何年もかけて渡り歩いたり、1999年の大怪我を経て100mへの専念を決断したりといった経過も、記録でもビッグイベントでも確実に形を残してきた姿も、言葉にしてしまうと簡単に綴られてしまうことでかえって薄く感じられてしまうだろうか。それくらい、朝原さんが重ねてきた時間はあまりに大きい。
最後の100mとなったスーパー陸上は、北京五輪で銅メダルを獲ったリレーのメンバーとの勝負。もともとはエントリーの予定がなかった末續選手に高平選手もが出場を決めたあたり、朝原さんの人徳も垣間見れたようで嬉しかった。きっと記録や結果だけではないところでも、次世代の選手たちが朝原さんを引き継いでいくのだろう。そしてなにより、最後のレースでありながら後輩たちを抑えて壁であり続けたまま引退したことが私は一番嬉しかった。
朝原さんにとって、確かに100mやリレーでの記録であり結果はなによりもの目標だったのは間違いない。だが、それとおなじくらい朝原さんが目指していたものがある。それは日本国内の陸上競技会を観客で一杯にすることだ。多くの場面でそんな気持ちを言葉にしていたような気がする。大阪世界選手権で一度は決意した引退も、地元で大勢の観客を前にパフォーマンスできたことも一つの大きな要因だった。もちろんそれは朝原さんに限らず日本陸上のトップ選手すべてが目指すところだ。トラック&フィールドではまだまだ後進国である日本陸上では、最高峰の競技会である日本選手権でさえホームストレート側にしか観客がいない状況すらあるのが現実となっている。
しかし今年のスーパー陸上はまるで風景が違っていた。前売りチケットが完売し、バックストレート側も観客で埋め尽くされたこの雰囲気を、朝原さんはどう感じていたのだろう。オリンピック直後の大会であり、世界トップ選手が出場することも当然あるが、この一杯の観客は朝原さんが集めたものだ。そんな観客の360°から視線が注がれる独特の緊張感のなか、スタート台に向かうときの”朝原選手”の表情がわずかだが笑顔になったのは、ある種の感慨の表れかもしれない。
日本陸上は強くなると信じている。朝原さんが残したものは、そのためのまだ礎の一部分かもしれない。だが、だからこそ朝原さんの存在は、日を追うごとにそれまでの礎を築いた方々とおなじくして大きなものになっていくのだろう。やはりこの朝原さんの現役最後の一日は、決して忘れられない一日になりそうだ。
posted by しん太 |16:13 |
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2008年09月22日
陸上ワールドアスレチックファイナルの続きです。
2日目フィールドの結果です。
さて、明日はいよいよスーパー陸上です。
朝原選手のラストラン、そしてリレー銅メダルメンバーの対決。
日本選手で大きな話題になれることが嬉しいですよね。
昨年は雨でコンディションが悪くなってしまいましたが、
今年は会場も等々力陸上競技場に変わりましたし天気に恵まれるといいです。
では、WAF2日目フィールドを振り返りましょ。
■ 男子ハンマー投げ ■
1位 プリモジュ・コズムス 79m99
2位 クリスチャン・パルシュ 79m37
3位 室伏広治 78m99
北京五輪で金メダルのコズムスが優勝です。
そして、急遽の出場となった室伏選手は3位の好成績でした。
ドーピング問題に揺れたこの種目。
気温の低さが影響したからなのですが、
ドーピング問題の直後のこの大会で80m越えがないのも皮肉というか。
室伏選手はファールもなく、投げるたびに伸ばしていきました。
さすがは鉄人ですねぇ。
■ 男子棒高跳び ■
1位 デレク・マイルズ 5m80
2位 ブラッド・ウォーカー 5m70
北京五輪で4位だったマイルズ、まさかの予選落ちだったウォーカー。
このアメリカ勢がWAFでは頑張りました。
とくにウォーカーにとっては意識したところもあったでしょうか。
金メダル筆頭候補が予選落ちでしたもんね。
今回は2位とは言え、5m70というのが本調子じゃないのかも。
■ 男子走り幅跳び ■
1位 Febrice・Lapierre 8m14(+0.6)
2位 フセイン・タヒル アル-サビー 8m13(+1.0)
3位 モハメド・サルバン アル・ワリディ 8m04(+0.7)
優勝のオーストラリアの選手は分かんないです。
で、2位と3位にはサウジアラビアの2選手がきましたよ。
北京五輪ではもうちょっと頑張ってくれると期待してたのにイマイチでした。
2選手ともアジアのロングジャンプを引っ張る存在。
なんで、今回は嬉しい結果です。
■ 女子砲丸投げ ■
1位 バレリー・ビリ 19m69
クライナートやゴンザレスなど強豪はいましたが、
いまのビリに勝てる選手はなかなかいないかもしれませんね。
今回も北京五輪とおなじように第一投目で勝負を決めました。
磐石の強さです。
■ 女子走り高跳び ■
1位 ブランカ・ブラシッチ 2m01
2位 アンナ・チェチェロワ 1m99
3位 ティア・エレボー 1m97
北京五輪のメダリストがここでも上位を占めましたが、
きっと想像もつかないような悔しさを味わったブラシッチが優勝です。
誰もが金メダルだと思っても勝てないのがオリンピック。
それを経験したブラシッチですが、しっかり2mを超えてくるのはさすが。
すでに気持ちは切り替わっていると捉えていいでしょうか。
来季には世界記録も更新してくれる気がしますよ。
■ 女子円盤投げ ■
1位 ヤレリス・バリオス 64m88
2位 ニコレタ・グラス 62m48
3位 ステファニー・ブラウンートラフトン 62m23
北京五輪で金のトラフトンが3位、銀のバリオスが優勝でした。
で、その北京五輪では揮わなかったベテランのグラスが2位。
まだまだ健在で嬉しい限りです。
■ 女子三段跳び ■
1位 アンナ・ピヤティフ 14m78(+0.6)
2位 タチアナ・レベデワ 14m63(+0.6)
3位 マリヤ・セスタク 14m63(+0.4)
世界大会では常連のピヤティフが優勝でした。
北京五輪では8位で実力を思う存分発揮できなかったんですね。
で、レベデワはロングジャンプに続いて優勝なりませんでした。
北京五輪でもどちらも銀メダルでしたし。
明日のスーパー陸上ではどんな跳躍と髪型を見せてくれるか楽しみです。
■ 男子ハンマー投げ ■
1位 ワディムス・バシレフスキ 86m65
2位 アンドレアス・トルキルドセン 83m77
3位 テロ・ピトカマキ 81m64
北京五輪で90mオーバーの大投擲をみせてくれたトルキルドセンは2位。
バシレフスキ、ピトカマキとこの3選手がいるだけで豪華です。
誰が勝っても不思議じゃないので、観客は楽しかったでしょうねぇ。
こうやってWAFを振り返ると、やっぱり強い選手は凄いです。
今年はオリンピックがありましたが、
メダル級の選手たちは世界を転戦して挑んでるんですよね。
もちろん、小さな競技会でもいいのなら世界転戦は日本選手もできますが、
トップ選手はゴールデンリーグやグランプリでの転戦ですから。
室伏選手だけではなく、もう少し日本選手がこのWAFに出場できるようになってほしい。
いつか、いや近い将来に期待しましょう。
posted by しん太 |16:51 |
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2008年09月21日
陸上ワールドアスレチックファイナルの続き。
2日目のトラックの結果です。
こういう陸上のエントリをすると、途端にアクセス数が少なくなります。
陸上への関心ってまだまだ弱いんでしょうね。
やっぱり日本がトラック&フィールドでもっと強くならないと。
そんな愚痴がありつつ、振り返っていきましょか。
■ 女子400mハードル ■
1位 メレーン・ウォーカー 54.06
北京五輪で金メダルのウォーカーが優勝。
あのときのオリンピックレコードの実力は本物です。
原因はいろいろあれど、トップが変わりやすい現状ですが、
ウォーカーが安定してトップを守れるか楽しみです。
■ 女子800m ■
1位 パメラ・ジェリモ 1:56.23
いまやジェリモは陸上界で一番の注目株。
北京五輪での金メダルは単に今後の序章に過ぎないでしょうね。
これからどこまで勝ち続け、どんな記録を出していくか。
ゴールデンリーグでは6戦全勝でジャックポッドも果たし、
今シーズンの最優秀選手はほぼ決まりじゃないかとも思わされます。
■ 男子1500m ■
1位 Haron・Keitany 3:37.92
2位 アスベル・キプロプ 3:37.93
3位 ニック・ウィリス 3:38.22
北京五輪で銀のキプロプ、銅のウィリスがそのままの順位。
で、金だったラムジが出場してないなか、
その2選手を抑えたのは Keitany という知らない選手でした。(汗)
まぁでもケニアの選手ですから強いんでしょうね。
■ 女子400m ■
1位 サンヤ・リチャーズ 50.41
2位 クリスティーン・オールグー 50.83
北京五輪でオールグーとシェリカ・ウィリアムズに敗れたリチャーズが雪辱。
北京ではどちらかと言えば自滅に近かったリチャーズですが、
今回はタイムを見ても勝負に徹したのかなと思います。
■ 男子3000m障害 ■
1位 ポール・キプシエ・コエチ 8:05.35
ここ数年、あまり目立っていなかったアテネ五輪の銅メダリストが優勝。
昨年のWAFでも優勝してはいるのですが、
大阪世界選手権も北京五輪も出場してないんですよね。
今回は2位に10秒近く差を付けて圧勝。
まだ28歳ですし、今後の活躍が期待されます。
■ 男子5000m ■
1位 エドウィン・チョルヨト・ソイ 13:22.81
2位 モーゼス・キプシロ 13:23.02
ケネニサ・ベケレが出場しないなか、勝負は大混戦でした。
10選手中、上位7選手までが3秒差以内。
それを制したのは北京五輪で銅のソイでした。
タイムを見ても完全に駆け引きのスパート勝負だったでしょう。
北京五輪で銀だったキプチョゲが5位ですから実力の拮抗ぶりがうかがえます。
■ 女子100m ■
1位 シェリーアン・フレイザー 10.94(+0.3)
2位 カーロン・スチュワート 11.06
北京五輪の金メダルに続いてフレイザーが優勝。
で、銅だったスチュワートが2位になってジャマイカ勢が上位独占です。
北京五輪では表彰台独占だったジャマイカ勢。
アメリカ勢が巻き返すか注目でしたがまたも敗れましたね。
■ 男子200m ■
1位 ステファン・バックランド 20.57(-0.1)
2位 ポール・ヘシオン 20.58
3位 ブレンダン・クリスチャン 20.61
トップ選手がいないなかでの競技でした。
なので、タイムもちょっと寂しかったですね。
上位選手はオリンピックや世界選手権で準決勝には残る選手たち。
迫力には…欠けたかもしれません。
■ 女子3000m ■
1位 メセレット・デファー 8:43.60
さすがにデファーは強いです。
前日に5000mで勝って、翌日の3000mでも勝利。
この3000mではシーズンベストですから強さがより際立ちます。
■ 男子110mハードル ■
1位 デビッド・オリバー 13.22(-1.3)
ロブレス、劉翔、トラメル、ペインと出場せず。
オリバーの安定感は秀逸ですから、
強烈なプレッシャーでもない限りやっぱり崩れません。
実力どおりの優勝でした。
2日目、フィールドに続く。
posted by しん太 |16:41 |
陸上 |
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2008年09月20日
陸上ワールドアスレチックファイナルの続きです。
1日目のトラックを振り返ってみます。
ちなみに、挙げている選手は私の判断なので、
詳しい結果を知りたい方はWAF公式ページをご覧になってください。
では、振り返っていきましょ。
■ 男子円盤投げ ■
1位 ゲルド・カンテル 68m38
2位 ピュートル・マラチョフスキ 66m07
北京五輪で金のカンテル、銀のマラチョフスキがそのままの結果でした。
で、銅だったアレクナは最下位です。
カンテルは1投目で68m35を投げ、その時点で決定的。
アレクナに取って代わってカンテルが自分の時代をつくるのか見物です。
■ 女子棒高跳び ■
1位 シルケ・シュピエゲルバーグ 4m70
2位 スベトラーナ・フェオファノワ 4m70
3位 モニカ・ピレク 4m70
イシンバエワは欠場、ストゥジンスキは参加しないなかでの競技。
そうなるとフェオファノワかと思いきや、
シュピエゲルバーグが自己ベストタイで優勝でした。
シュピエゲルバーグとフェオファノワは4m70をまったくおなじかたちでクリア。
で、徐々に高さを減らして行われるサドンデスで、
3回目の4m67をシュピエゲルバーグがクリアして勝ちました。
いやぁ、会場はすっごい盛り上がっただろうなぁ。
■ 女子走り幅跳び ■
1位 ナイデ・ゴメス 6m71(+0.1)
2位 Ksenija・Balta 6m65(+0.1)
3位 タチアナ・レベデワ 6m64(+0.1)
北京五輪でまさかの予選落ちとなったゴメスが優勝。
レベデワ、アップショウ、コトワは思ったほど記録が出ませんでした。
気温が低かったのも影響があったでしょうか。
コトワはゴメスとおなじく北京五輪では予選落ち。
その意味で、ゴメスとコトワにリカバーの差が出た感じでした。
■ 女子やり投げ ■
1位 バルボア・スポタコバ 72m28 世界新記録
やってくれましたね~!!
北京五輪ではラスト一投で劇的な大逆転金メダルだったスポタコバ。
このWAFでは、第一投目でいきなりの世界新記録です。
しかも、72m台への突入というとんでもない記録が出ちゃいました。
オーバークフォルやネリウスといった強豪も出ていますが、
一投目でそんな投擲をみせられたら気持ちも萎えたのかあまり伸びず。(笑)
まぁ、そらそうなるかもねぇ。
■ 男子走り高跳び ■
1位 アンドレイ・シルノフ 2m35
2位 ステファン・ホルム 2m33
北京五輪に続いてシルノフが優勝です。
ビッグタイトルで、2度もホルムを抑えての勝利は本当に凄い。
圧巻は、2m31を2回失敗するとパスをして2m33にワンチャンスにかけた跳躍。
ホルムはすでに2m31は成功していたわけで、
そんな重圧のなかでクリアできる精神力は素晴らしいですね。
でも、やっぱり、個人的にはホルムを応援してます。
■ 男子三段跳び ■
1位 ネルソン・エボラ 17m24(+0.3)
エボラの優勝は予想通りですね。
北京五輪ではヒヤッとしながらも金メダルでしたが、
技術的に素晴らしい選手というのは安定して強いことを感じさせられます。
エボラをもっと脅かす選手が出てくるか注目です。
■ 男子砲丸投げ ■
1位 トマス・マエフスキ 20m88
2位 クリスチャン・カントウェル 20m73
3位 ダニエル・テイラー 20m38
4位 リース・ホッファ 20m37
マエフスキが北京五輪同様にアメリカ勢を押さえて優勝。
4投すべてでファールもなく20mを超えたのはマエフスキのみ。
このへんは北京五輪での金メダルが生んだ自信でしょうか。
来年の世界選手権でも結果を出せば、
いよいよマエフスキはアメリカ勢に代わって完全に世界トップの座となりそうです。
■ 女子ハンマー投げ ■
1位 イプシ・モレノ 74m09
北京五輪では悔しい銀メダルだったモレノ。
もちろんまだまだ第一人者の存在ですから期待の大きな選手です。
ただ、昨年もWAFでは優勝していますが、
オリンピックと世界選手権ではまだ一度もタイトルがない。
頑張ってほしいです。
2日目、トラックに続く。
posted by しん太 |13:52 |
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