2008年05月30日

U23コートジボワール戦

3位決定戦
日本2-2(PK3-4)コートジボワール

また、センターバックでキャプテンを務める5人目のキッカーが、外した。雨で劣悪になったピッチで、足を滑らせて。違うのは試合の注目度と、外した方向くらいだ。皮肉にもユニフォームの色まで一緒だった。
キャプテンという役目の責任の重さを感じずにはいられない。彼らにはどれほどの重圧がかかっていただろう。特に水本は、ロスタイムの失点の責任を感じていたはずだ。


    李  エスクデロ

梅崎        水野

    細貝 上田

田中 水本 吉田 伊野波

      林


上の印象が強すぎて、試合内容が記憶から薄れてしまった。前半は水本、上田、細貝から良いくさびが入っていた。上田はミスも多かったが、積極的に縦を狙っていた。

後半も悪くなかった。身体能力でも見劣りしなかった様に思う。特に細貝、吉田、エスクデロはよく戦っていた。

水野は結局だめだった。攻撃は左一辺倒。右を使おうという意識が全体としてなかったためか、完全に孤立していた。

GKでは林もよかったが、山本には劣る。ユニバーシアードで頑張れと言いたい。

スタメンは、体力面もあったのだろうが「補習組」とも言える陣容。図らずも、私の「イタリア戦後の予想18人」に入っていない選手が11人中6人を占めた。


結論
GK:西川 山本
CB:青山直 森重 吉田
SB:中村 長友 伊野波(cap)
CH:細貝 梶山 本田拓 谷口
SH:本田圭 梅崎 安田
FW:李 森本 岡崎

予備登録:林、水本、香川、上田

DFラインは、大会前からは考えられないほどに激戦。もう何日かしたら、また意見が変わる可能性があるほどだ。最終戦を見て、水本を外した。伊野波、細貝がCBのバックアップとして機能するはずだ。4バックなら中村、青山直、森重、長友。3バックなら青山直、森重、伊野波だ。

あの状態では水野は選べない。以前にも書いたが、今でさえ酷いのに、8月まで公式戦がない選手が今以上の状態で本番を迎えられるとはとても思えないからだ。

前回書いたメンバーではSHが薄いと反省して、安田を入れた。本田圭、梅崎、安田は皆左を得意としているが、彼らのポテンシャルを持ってすれば右でも遜色ない働きが出来るはずだ。

■基本
4-2-3-1

        森本

  本田圭 谷口 梅崎

     細貝 本田拓

長友 青山直 森重 中村

       西川

3-4-1-2

       森本 李

         梅崎

 本田圭 細貝 本田拓 長友

    伊野波 森重 青山直

         西川

■オプション
4-3-2-1

         森本

      梅崎   谷口

    細貝  梶山  本田拓

 長友  青山   森重  中村

4-4-2

      森本 李

本田圭 谷口  本田拓  長友

安田  青山   吉田   中村




OAは大久保(岡崎)、憲剛(梶山)、俊輔(安田)、闘莉王(吉田)、中田(森重)、阿部(伊野波)くらいから3人と予想。使うかどうかも含めて、絞れない。

posted by d |20:22 | サッカー日本代表 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2008年05月28日

U23イタリア戦

点は入らなかったけど、双方気持ちの入った良い試合だった。

解説の川勝さんも言ってたけれど、日本の特長は『真面目さ』がもろに出る守備で間違いないと感じた。
きれいなサッカーが好きな国民性(無い物ねだり?)と、持ってる特長の差が、今の代表の迷走を示してる気がする。


4-2-3-1
森本
本田圭 谷口 梶山
青山敏 本田拓
森重 水本 青山直 中村
西川

守備がよかったからと言って別に日本が攻めなかったわけでもない。本田圭や谷口を経由した攻めは十分見応えがあったし、森重もサイドバックのバックアップとして、攻守において十分な実力を見せた。
オリンピック本大会へ出場するイタリアは、この大会に日本同様本気で臨んできた(ロッシとOAはいなかったが)。そのイタリアを0に抑えたことは十分評価できるし、中でもMFジョビンコとマッチアップしたSB中村の奮闘は特筆に値する。
この重要な一戦で先発、途中交代した選手らはほとんどが最終メンバーに残ると予想できる。
CB吉田を見たかったが、今日出さなかったと言うことは構想外なのだろうか。コートジボワール戦での活躍に期待したい。
水本は復調したことを示したが、水野はまだ調子が上がらない。しかし彼にはもう公式戦はなく、帰国後すぐJでの真剣勝負があるライバルたちとの差は、あまりにも大きすぎる。メンバー落ち、ほぼ確定か。


この4試合を見ての現状での予想。これだ。

GK:西川 山本
DF:中村 水本 青山直 長友 森重 伊野波
MF:本田拓 青山敏 梅崎 谷口 本田圭 梶山 細貝
FW:森本 李 岡崎

予備登録:林 吉田 上田 香川 


オーバーエイジを使うなら

梶山→憲剛(上田→梶山)
岡崎→大久保

が良いと思うけれど、使わないのがベストだと思う。今のメンバーで十分やれることは今日のイタリア戦でよくわかった。基本は4-2-3-1。恐らく状況に応じて、最終予選でよく見かけた3-4-1-2と使い分けるはず。

4-2-3-1
      森本

  本田 谷口 梅崎
  
   本田   青山

 長友 水本 青山 中村

      西川


3-4-1-2
    李  森本

     梅崎

本田 本田 青山 長友

 水本 森重 青山

     西川


次は29日のコートジボワール戦。GLでイタリアと対等にやりあったらしい。強いのは間違いない。3位になれるか、注目したい。


[追記]
ご指摘の通り、なぜかフォーメーションに水野が入っていたので、改訂しました。ご指摘、ありがとうございました。

posted by d |15:30 | サッカー日本代表 | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年04月19日

U-23代表18名を、つらつらと予想

■当確メンバー(10名) 

GK西川(大分) 
GK山本(清水) 
DF青山直(清水) 
DF水本(ガンバ) 
DF伊野波(鹿島) 
MF内田(鹿島) 
MF安田(ガンバ) 
MF梶山(FC東京) 
MF梅崎(浦和) 
FW李(柏) 


■ほぼ当確メンバー(5名) 
海外の本田(VVV)と水野(セルティック)は微妙。本田は活躍してるから呼ばれそうだけど、色々な面で当確とはいえない。個人的には、今のパフォーマンスなら細貝(浦和)、岡崎(清水)、コオロキ(鹿島)は呼ばれそうだ。柏木は怪我明けなので、ほぼに入れた。 

本田(VVV) 
細貝(浦和) 
柏木() 
岡崎(清水) 
コオロキ(鹿島) 


■計算 
さて、OAが3人。ガンバと鹿島から計4人、今回の候補メンバーから選ばれるのは 

18-7=11人 

となる。そこから当確かつガンバ、鹿島所属でないの6人を外すと、残るのは5人。上で挙げた5人で18名が決まった。 


■OAについて 
手薄なCB,サイドアタッカー,FWを補強するべき。その点で中澤(CB)、大久保(サイド兼FW)、駒野(サイド)を推す。 
OAを使わないのであれば、今回の合宿はその余る3枠を争う合宿ということになる。平山を始め、候補選手たちが狙うのはこの枠になりそうだ。 


■結論 
3-4-1-2で 

   李 岡崎 
   柏木 
安田    内田 
  本田 梶山 

伊野波 水本 青山 

   西川 

sub:OA、山本、細貝、梅崎、コオロキ 

以上18名。 

posted by d |12:26 | サッカー日本代表 | コメント(8) | トラックバック(0)
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2007年10月28日

オシムの理想は1ボランチ

■はじめに
 今日はオシムの理想である1ボランチについて考えてみよう思います。

■ボランチという表現
 これからボランチについて語っていくので、先にボランチという言葉をきちっと定義しておきます。この記事では、「ボランチ=中盤の底に備える選手」と解釈してください。ちなみに、「ボランチ」は元々ポルトガル語で、日本とブラジル以外では通じないそうです。
 
 他にもボランチと似た意味で用いられる「インコントリスタ」や「レジスタ」はイタリア語。「ピボーテ」はスペイン語。「アンカー」はもちろん英語。その役割・意味は微妙に(時に大きく)違うようですが、ここは日本なので、現在最も普及している「ボランチ」という言葉で統一して話を進めていきます。


■現状分析
 現在の日本代表は、基本的に4バックに2ボランチという守備を敷いています。このボランチには、鈴木啓太、中村憲剛、稲本潤一、橋本英郎、阿部勇樹ら多くの候補選手がおり、日本代表のポジション争いで最も激しいポジションと言えるでしょう。


■鈴木啓太という存在
 上で挙げた選手らの中でも、オシムから絶大な信頼を得ているのが浦和レッズの鈴木啓太です。彼はこれまでオシムジャパンの全試合に先発出場しており、豊富な運動量と献身的な守備でオシムジャパンに貢献しています。
 つまり、彼の存在がボランチを激戦区たらしめているのです。


■オシムの理想は1ボランチ
 オシムは就任当初から鈴木啓太を重用していますが、彼の守備力は認めつつもその攻撃力・展開力には疑問があるようです。それは、オシムの理想が1ボランチであることからわかります。
 中盤の底に2枚のボランチを敷く場合、そのうち一人は守備に、他方は攻撃に傾倒した役割が求められます。現代表で言えば、鈴木と組む稲本や中村、阿部といった選手らがそれに当たります。彼らは鈴木からボールを受け、それを前に運ぶといった役割を担っているのですが、オシムはこの作業を一人に任せたいと言っています。つまり、鈴木の守備には信頼を置いているけれども、展開力はまだまだと考えているということです。


■1ボランチの役割と利点
 1ボランチの役割には、攻撃面では前線にクサビを打ったり、サイドにパスすを散らすこと。そして守備では、最終ラインの前で敵の攻撃を遅らせたり、上がったサイドバックのカバーなどがあります。
 利点は、単純に2ボランチのときよりも攻撃の枚数が1枚増えることによって、得点のチャンスが増えるということです。またパスの出し所が増えることで、相手の守備もやりにくくなります。
 

■1ボランチのファーストチョイスは誰か
 選手にはそれぞれ特長があり、それに見合ったポジションや役割があります。中村は世界レベルのパスを持っていますが、守備に不安があります。ドイツ・フランクフルトの稲本は得点力・守備力を備えていますが、どちらかというと攻撃が好きで前に行きたがります。彼を1ボランチに置いて後ろに押し込めてしまうことは、彼の特長を潰してしまうことになりかねません。

 ゆえに私は、守備に安定感のある鈴木啓太が1ボランチを務めるに足る要素を持った選手だと考えます。もちろんまだパスを散らす能力に改善の余地はありますが、オシムの理想が1ボランチならば、2月には強化試合が組まれると言うことですし、公式戦ではない試合でテストしてみることには価値があるを思います。


■1ボランチをシミュレートしてみる
 さて、鈴木を1ボランチとする場合日本代表の布陣はどうなるのでしょうか。このあたりは私の好みが入るので、様々意見があるでしょうが一応オシムになったつもりで想像してみます。

【4-4-2】
    高原  前田

      遠藤
山岸         俊輔

      鈴木
駒野         加地
   闘莉王  中澤

      川口

 4-4-2ならダイヤモンドのこの形でしょう。山岸・俊輔は運動量が豊富でサイドのケアを任せることも出来るので、鈴木の負担は減るでしょう。ただ、これではあまり前線に人数が増えたとは言えず、いまいちだと考えます。
(俊輔に替えて磐田の太田を入れても面白い)


【4-3-3】
     前田
大久保       水野

   憲剛  稲本

     鈴木
中田        加地
   闘莉王 中澤

     川口

 近年流行の4-3-3で、こうしてみました。中盤のイメージはバルサのデコ・シャビ・イニエスタです。私の理想だとこれなのですが、実現可能性は低いでしょう。この布陣だとサイドに走りまわることになるので鈴木の負担は大きくなりますが、得点の可能性はぐっと高まる気がします。稲本も憲剛も飛び出しが得意ですし、前田を追い越していく動きを期待したいです。


 と、やはり前が5人になることで色々と想像が膨らみます。きっと誰もが一度は見てみたい1ボランチ。オシムの判断が気になるところです。

posted by d |16:23 | サッカー日本代表 | コメント(13) | トラックバック(0)
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2007年10月17日

日本代表-エジプト戦予想スタメン-

 さて、ご存知のようにあと数時間で今年最後のA代表の試合がはじまりますね。バイトの関係で生では見れないのですが、明日録画を観るつもりです。この試合は年内最後と言うこともあり出場選手について注目が集まっています。そこで、今日は予想スタメンを書いてみようと思います。

■交代枠3人
 この予想をするにあたって重要になるのが、「交代枠3人」という親善試合には異例の規定がAFCよりなされたことです。オシムも言っていましたが、私も驚きあきれました。テストマッチである親善試合で多くの選手が試せないと言うのはなにごとかと。ですが、そんなことに文句を言っていても仕方が無いので、それを考慮してスタメンを選ぶことになります。多分、オシムも今頃悩んでいる・・・・・・かも?


■新戦力・新連携の確立
 恐らくこのエジプト戦でのコンセプトは新戦力の発掘でしょう。ですがこれは根っからの「新たな」と言う意味ではなく、新しい連携を発見し、深めるという意味となるはずです。欧州リーグに所属している選手の不在やACL終盤を控える浦和勢に対する考慮などを考えても、この考えが外れることはないと思われます。


■スタメン予想
 以上のことを確認した上で私のスタメン予想を発表します。

   前田  大久保

山瀬         藤本

   中村  阿部

駒野         加地

   今野  中澤

     川島

交代枠

大久保→播戸
中村→橋本(これに伴って阿部⇔今野)
山瀬→山岸


■理由
 欧州遠征に帯同し、出場した選手の多くはスタメンに入らないだろうという良そうです。特に攻撃陣は憲剛以外は全て欧州遠征未出場の選手らです。
 憲剛を外さなかったのは、現代表の攻撃の核は中村憲剛だという私の評価があるからです。先日のナビスコ杯準決勝横浜M戦で見せた憲剛のパフォーマンスは、ワールドクラスと呼んで差し支えの無いものだったと確信しています。圧倒的な存在感でした。あの試合のような活躍ができれば、多くの人を唸らせることはもちろん、オシムの顔をほころばせることも間違いないでしょう。

■期待
 それぞれに期待することは、先ず攻撃陣についてですが、山瀬-前田のラインには大きな期待が寄せられます。山瀬の飛び出し、前田の上質なポストプレーからなされるワンツーであったり、前田を囮につかっての山瀬のドリブルなど見所は多く作れるでしょう。もちろん前田-大久保という連携も楽しみです。大久保の決定力を生かせるのは、前田のポストプレーでしょう。もちろん個人でも打開できる選手なのでそこにも注目していますが。藤本に期待するのは縦への突破と加地との連携。ここが上手くいけば、ポスト俊輔と呼んでいいでしょう。3年後を思えば、超えている可能性すら感じます。

 続いてサイド。サイドバックについては他にカードが無いので仕方ないというのが本音です。本来右サイドバックの駒野は右で使いたいところなのですが、しかたないでしょう。攻撃よりも、連携面での守備の安定を気にしながら観たいと思います。まぁ、ここに劇的な変化は望めないでしょう。前の選手はいつもと違う選手になるでしょうから、そこでの連携もこの試合で深めなければなりません。

 最後に守備的MFとセンターバック。カバーリングに定評のある橋本は、そろそろ代表でも存在感を見せたいところ。ガンバの明神と今野はタイプが少し違うのでやりづらさもあるでしょうが、今野が上がった際のカバーに注目してみようと思います。また今野については中澤との連携を深めて、センターバックのバックアップとして計算できる選手になってもらうという算段です。交代後の阿部-中澤は問題ないでしょう。そつなくこなしてくれることと思います。

 山瀬→山岸については私が個人的に見たいということだけで、他の選択肢ももちろん考えられます(そんなこと言ったら全てそうなのですが)。前田→巻or矢野も可能性の高い交代かと思いますが、私は山岸が見たい。Jで6連勝中の千葉での彼はいい働きをしています。千葉の6連勝は全部見てるので間違いありません。このあたりで批判を一掃、というわけにはいかないでしょうがそれに値する活躍を見せてもらいたいと思います。


■最後に
 予想以上に長くなりましたが、外れればそれまでなのが寂しい。全部あたっていたら、代表に入閣させてもらおうかな。

posted by d |09:31 | サッカー日本代表 | コメント(3) | トラックバック(2)
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2007年09月25日

裏日本代表募集

少し時間があったので現代表不選出組での、裏日本代表考えてみました。 

  大島 永井

二川     高橋

  明神 小野 

小宮山    内田(潤)

  曽田 岩政

    南

GK:北田・菅野 
DF:河本・寺田・新井場・森 
MF:大橋・野沢・香川 
FW:柳沢・菅沼・坂田 


今のコンディションとか考えなければ、我ながらなかなかイケてる。ただU-22代表も抜いたから年齢が酷いけれど。一部(というかかなり)私の個人的な趣味の選手が入っています(誰とは言いません)が、ご了承ください。
しかしJにもいい選手増えたなぁ。



こういうのもたまには楽しいですね。
ご意見、ご感想、「あなたの裏日本代表」をお待ちしております。

posted by d |13:36 | サッカー日本代表 | コメント(11) | トラックバック(0)
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2007年09月12日

スイス戦

 日本時間12日未明に行われた日本代表対スイス代表の試合は、壮絶な点の取り合いの末、日本代表が4-3で勝利した。決定力不足が叫ばれる中、PK2本を含むもののFKから1点、流れから1点をもぎとったことは素直に評価すべきでしょう。しかし、もちろん3失点から目を背けるわけにはいきません。今回はこのあたりに焦点を置いて考察していきたいと思います。


■日本代表の表と裏
 試合後のインタビューでオシムはこう語った。
「前半と後半に分かれていて良かった。つまり、ハーフタイムがあったということです」
 この言葉、試合を見てない人にしてみたら何のことは無い普通の言葉のように聞こえるかもしれません。しかし実際にその試合を見た者からすれば、今日の試合の感想としてこれほど適切な言葉はなかったのではないかと思います。それほど今日の試合には、日本代表の表と裏が明確に現れていました。サッカーでは「前半と後半でまるで別のチームのよう」になることは珍しくないけれど、その多くは実力が伯仲している場合での話。今回のように格下(と考えられていた)日本がこのケースに当てはまると予想した人が、前半終了時に果たして何人いたのでしょうか。少なくとも私は、「これが日本の表の姿か」と寝ぼけ眼に感じていました。
 結果を見れば、前半の姿は「表」ではなく「裏」であることがわかります。0-2で折り返した後半、日本は4得点をし見事に逆転試合を見せてくれました。また、昨日行われた女子W杯のロスタイムの同点ゴールとあわせて、日本人の強靭なメンタリティを感じる一日でした。

 もちろん実力にムラがあるのは良いことではないのでしょうが、実力が無いことより良いということは比べるべくもありません。「常にあのパフォーマンスを」という目標が、選手達の心に宿っていくに違いありません。


■松井大輔
 彼の見せ場は前半に1つ、後半に2つありました。前半のチャンスは
1.鈴木啓太からのフィードに抜け出して一気にゴール前へ行き、切り替えしてシュートを放った場面。
後半1つめは、もちろん
2.俊輔からのパスから切り込んでPA内でのファールを誘った場面。

最後は
3.遠藤からのマイナスの速いパスをインサイドで合わせた場面。
 結果的に1と3はふかしてしまいゴールなりませんでしたが、少ないチャンスを自分の持ち味で生かし、得点に貢献した点は評価されるべきでしょう。ただ、前半はチーム全体が低調で松井がサイドで仕掛けると言った場面はほとんどみられず、お世辞にも効果的とは言い難い状態でした。
1については巻にパスという選択肢もあったかもしれませんが、これは結果論なので選択肢だったという言い方で終わらせておこうと思います。

2では持ち味であるドリブル・フェイントを駆使しながらPA内に侵入し、ファールを貰いました。このときカウンター気味だったため中の人数はそろっておらず、仕掛けて自分でシュートに行くイメージだったのでしょう。相手はファールするしかありませんでした。お見事。

3の場面では遠藤がボレーで打つという選択肢もありました。恐らく誰もが打ってほしいと感じた場面でしょう。しかしスローで見るとしっかり相手DFがコースを切っており、間違った判断ではなかったと思います。しかし精度が(恐らく5cm程度)足りず、松井の足元に入りすぎました。そのために俗に言う宇宙開発をしてしまったのだと思います。スピードもありましたし、誰の責任と言うわけでもないでしょう。

■巻誠一郎
 前半はとにかくボールが来ないのでハーフウェイライン付近でボールを追う時間が多かった。そのおかげで相手陣内での日本のスローインになったりと、低調なチームコンディションの中いい働きをしていたと思います。
 後半に入るとチームと同時に人が変わったようにボールに絡むようになりました。まず魅せたのがゴール前でのポストプレー。俊輔からの後ろからのパスをもらい素早く反転、PA手前4~5mの位置で相手DFのファールを誘いました。このFKから俊輔の良いシュートがありましたが、相手GKのスーパーセーブに阻まれました。
 さらには屈強な相手DFを振り切って打ったヘディングシュートは枠を正確に捉えて同点弾。その数分後には似たような形から、警戒を強くした相手DFのファールを誘いPKをゲット。まさに大車輪の活躍でした。

■オシムの采配
 「前半の布陣は大失敗だ。もう二度と使わない」とオシムが言っても仕方の無いような前半の出来でしたが、前半終了直前にチャンスを作りかけていたことからか、後半もメンバーチェンジ無しで向かいました。そして松井の仕掛け、稲本のミドル、そして巻のヘディングとスタメンが大活躍しました。個の決断は大正解だったということでしょう。
 
 巻→矢野 松井→山岸 遠藤→寿人 俊輔→憲剛
 この4人の交代をしたわけですが、特別目立たなかったのは寿人だけ(5分しか出てないのだから当たり前)で、その他の三人は見事に勝ち越しゴールに貢献。貢献どころか3人で取った点と言って異論はないでしょう。山岸が左エンドギリギリまで切り込んでマイナスにクロス。寿人がスルーして憲剛へ。憲剛は胸トラップでの上手いコントロールからシュート。一度はキーパーの攻守に阻まれるも矢野がこぼれ球に反応してボレーシュート。これが見事に決まりました。
 矢野は自らの軽い守備から同点弾を許しているので、気持ちが入っていたように思います。見事な気迫でした。代表初ゴールおめでとうございました。
 山岸はジェフでのいいときの動きが出ていました。トラップもよし、クロスもよし。フリーランニングも良かったと思います。貴重な左アタッカーとして十分戦力になる計算がたったのではないでしょうか。

■加地・駒野
 今日はサイドから、最近ではありえないほどんいクロスがあがった。ボールの質自体は褒められたものではなかったが、二人の意識に変化が訪れたことは間違いない。そのカンフル剤となったのは松井大輔で間違いないだろう。彼が言うに「クロス上げて失うものなんてない」ということらしいです。なるほど、その意識が二人にも芽生えたのかもしれません。しかし、二人ともクラブだといいクロス上げてるんですけどね・・・・・・(駒野の本職は右SBですが)。

■出られなかった選手達
 具体的には楢崎・川島・坪井・橋本・山瀬・羽生の6選手ですね。彼らはオシム監督がこれからに期待している選手達だと思っています。だからわざわざ欧州まで連れて行ったのだと。実際練習試合では山瀬・松井の中盤なども試して結果を残しているようですし。国内組中心になるであろうワールドカップ予選に、彼らの名前が残っていることを期待したいと思います。


■反省点・収穫
 まず勝ったこと。これが大きい。カメルーン戦は相手のパフォーマンスが非常に悪かったので参考にしないことにしています。そういう意味でアジアカップでのベトナム戦以来の久々の勝利です。大いに喜んで、そしてしっかり反省してもらいたいと思います。
 反省点を挙げるとすれば、試合開始の混乱でしょう。萎縮していたことも影響したのでしょうが、個の力でトントンとボールを回され、簡単にPA付近までボールを運ばれてしまっていました。それがFK,PA内でのハンド→PKと続く2失点につながったものと考えられます。
 収穫はジョーカーとしての中村憲剛。彼というカードを切ることで「攻撃的に行くぞ」というベンチからの意思表示になると考えます。それはチーム内の意思統一という面で非常に有益なカードだと言えるでしょう。
 そして巻誠一郎。気迫・体幹の強さを十二分に発揮してくれました。今後も期待したいと思っています。

もちろんまだまだ反省点・収穫は多くあると思いますが、眠くなってきて文章が支離滅裂になってきている気がするのでこれぐらいにしておきます。

posted by d |06:34 | サッカー日本代表 | コメント(7) | トラックバック(1)
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2007年09月08日

オーストリア戦

日本時間未明に始まったオーストリア代表対日本代表の試合は、90分終えて0-0で、おまけのPK戦で負けてしまいました。

■アジアカップ(以下AC)と比較して
 相馬直樹は「(試合後の)オシムのコメントはACのときと同じコメントじゃないか」と言っていましたが、その内容をACと比べると様々なところに成長や差が感じられたように思います。

1.スピード感
 田中達也、松井はACのときに足りなかった前への推進力を、ドリブルという形で表現し、その結果随所にスピード感を見せつけた。

2.ミドルシュート
 今日の試合では、これもまたACで足りなかったミドルシュートが比較的多く見られた。その中でも特別いいシュートを放った選手は、中村俊輔、中村憲剛だった。

3.パスワーク
 オーストリアが比較的引いてきたことも重なって、ACで度々見せたようなポゼッションが可能だった。

4.ディフェンス
 日本が大半の時間でボールを保持していたために相手のシュートチャンスは少なかったが、ボールを奪われたときの鈴木・稲本の攻守の切り替えの速さには目を見張るものがあった。また、AC不参加の闘莉王の高さも目立った。


それぞれについて補足していこうと思います。

1.スピード感
 達也・松井は、自分達の持ち味を良く出していました。特に松井は短い時間の中で存在感を示したのではないでしょうか。
 達也は決定的なシーンで決められなかったので手放しで褒めることはできませんが、矢野の落としに反応してドリブルからシュートまで持っていったシーンは、最近の日本代表には見られない気持ちのいいプレーでした。ただ、消えている時間も多く、中盤まで引いてボールをもらうという動きもあっていいのではと感じました。高原はそのあたり非常に巧いのですよね。
 松井はスイス戦に期待。私はルマンでのプレーを少し見ているのであまり新鮮味はないのですが、やはり代表での長時間のプレーを見てみたいですね。今日のプレーだけでは松井を知らない代表ファンには印象に残らないでしょうから、そういう意味でも頑張ってもらいたいものです。

2.ミドルシュート
 ここが最も成長を感じた部分です。私が挙げるまでも無く皆さんも同じように感じていると思いますので、割愛させていただきます。

3.パスワーク
 随所にACでも見せたようなシーンが見られました。それに嫌悪感を感じた方もいらっしゃったかもしれません。ですが、今日の相手はACの相手のように引きっぱなしで中盤ほとんどプレスをかけない、と言ったようなことはありませんでした。相手のプレスがある中でも同じことができたということについて、評価できると考えます。また、パスワークとは違いますが後ろからのロングフィードの精度が非常に高かったことも、日本のボール支配の時間が長かったことにつながっていたのではと思います。特に闘莉王のサイドへのフィードは上質でした。

4.ディフェンス
稲本のフィジカル、というよりもアグレッシブな守備はACでは見られなかったものの代表例だと思います。「ファールでも止める」という気概が感じられ、ドイツでプレーしていることを証明しているようでした。しかし攻撃面では物足りず、まだまだ連携不足といった感が拭えません。彼にもまた、スイス戦に期待したいと思います。


■スイス戦の見所
 スイスはオーストリアと比べると実力が一段違うはずです。その相手にどれだけ自分達のサッカーができるのか、具体的に言えば上で挙げたパスワークをどれだけ見せられるのかがポイントでしょう。また注目すべきポイントとしては、やはり欧州でプレーしている松井大輔の突破、稲本潤一の攻撃的なプレーには期待したいですね。個人的には中村俊輔のスルーパスに反応する田中達也、という構図がとても楽しみです。

 私の予想では、前半から後半始めにかけて松井が先発、松井に替えて山瀬になるのではと思います。以下が予想フォーメーション。

    巻   寿人

松井         俊輔

    鈴木  稲本

駒野         加地

   闘莉王  中澤

      川口

 今日出番の無かった佐藤寿人は恐らく先発、出場時間が短かった巻も先発が考えられます。俊輔のところに遠藤、稲本のところに憲剛はどちらもありえると思いますが、希望も含めて松井が外れることはないと信じています。

 山岸はどこで使えるだろう。私が前記事で言ったことだけれど、本当に練習を具体的に教える要因だったのでしょうか。彼の場合サイドバックのバックアッパーとしても計算できるので、そういう見方もあるのでしょうが。

 また、巻は短い時間でも巻らしさを見せていました。そのシーンは終了直前の自陣右サイドのディフェンスに戻ったところから。中盤で奪われたボールを必死で追ってマイボールに。味方に渡ったのを確認するやいなや猛然と前へ。松井が左サイドで仕掛けている間にゴール前まで辿り着いて、クロスに備えてました。その間ボールは止まってませんでしたから、短い時間で相当な運動量です。あれこそ巻に求められる部分であり、評価されるべき部分であると感じました。

posted by d |05:34 | サッカー日本代表 | コメント(10) | トラックバック(0)
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2007年09月03日

mixi世論に対して私見

mixiでは約60000人が「サッカー日本代表」というコミュニティに所属し、日本サッカーの世論を把握する上で無視できないものとなっているようです。ただ直情的かつ短絡的な意見が多く、あまり参考にはなりませんが。

今回の欧州遠征の選手選考について、以下の点で疑問を覚えました。 
1.待望論として出ているのが前田・大久保に傾倒している 
2.Jでの数字(主に得点)だけを見て言っている人が多い 
3.ジェフの選手・矢野に対する批判がすごい 
4.Jでの数字の話をするなら川口は論外なのでは
では書きます。

1:大久保は最近コンディションが良くないのか、いいパフォーマンスを見せていません。チームも4連敗で、彼はキャプテンですしここで呼ぶのはチームのためには酷かと。そういう意味で大久保には非選出を喜んでいてほしいです。前田は怪我ってのが噂されてますね。大久保同様、パフォーマンスにも陰りがあると感じます。 

2:ハイライトぐらいは見てるのかもしれませんが、やはりサッカーって得点機だけのものではないですし。得点なんていうそんな瑣末な数字だけで判断って無理だと考えます。例えば横浜Mの大島選手ですが、横浜FC戦で4得点を取りましたがそのうちの3点は4-0となった後のものでした。現在11得点で得点ランキング5位ですが、多分そのことを知っている人は多くないのでは。私にはその3得点に価値を見出すことはできないと考えています。ただその3点を差し引いても 巻・矢野両選手の得点よりも多いのですが。
大島選手を批判しているわけではないのであしからず。言いたいこと伝わってるでしょうか。 

3:山岸そんなにだめでしょうか。彼は求められてることをきちっとこなしている様に見えます。最後の決定力の部分は改善の余地ありですが、彼の特長は飛び出しと運動量です。彼の飛び出しにDFが釣られれば、ラインが下がったりFWのマークは甘くなったりするわけで・・・・・・。山岸についてはここまででいいですかね。 
巻・羽生については長くなるので割愛。 
矢野はアジア杯で出場時間があまりにも短く、判断しにくいのでは?高原だって5分しかもらえなかったらなかなか活躍できないと思いますよ^^; ちなみにキリンカップで高原のヘディングを引き出したのは矢野でしたね。 

4.所属 名前 (失点数/試合数) 
G大阪 藤ヶ谷(16/19) 
横浜M 榎本 (16/22) 
浦和 都築 (17/21) 
柏  南  (18/22) 
・・・・・・・ 
川崎 川島 (30/22) 
磐田 川口 (36/22) 
↑情報が少し古くて申し訳ないです。
【追記】
誤解が生じているようなので。
私は川口を批判しているわけではありません。数字で批判している方たちからすれば、川口は格好の的となるはずなのにその声が聞かれないことに対して、異議を唱えているのです。


1のおまけ.
なぜか名前の挙がらない代表候補一覧 
浦和:平川 
G大阪:二川・明神・山口 
川崎F:寺田・森 
鹿島:本山・野沢 
磐田:太田・成岡 
新潟:内田 
【追記】
こちらも誤解が。
これは私が代表に呼んでほしいと考えているわけではなく、Jでの活躍をみれば名前が挙がってもなんら不思議でない選手達という意味です。ちなみに私は二川を呼んでほしいと思っています。


オシムの選手選考について疑問の声も多く見られました。私見を述べさせていただきます。

■選手選考の理由 

 オシムがこの一年をかけて創り上げてきたチームは、間違いなく彼のチームの今後の核になります。過去には戻れませんから、やり直すことは出来ません。ここからは、それを修正をしていく段階になっていきます。 

 今回は欧州遠征ということで、欧州で活躍している3選手がこの遠征に参加します。稲本は2回目、松井は初めての代表合宿への参加となります。今回はこの2名が『新戦力』として今までの代表選手から多くのことを学ぶことでしょう。前回は田中・大久保・前田・山瀬・高松がそれに当たりました。 

 オシムの考えていることを、オシムの次に分かっているのはこれまで彼の教えについてきた代表選手たちでしょう。新戦力のために練習を一から始めるということはしないはずなので、新戦力として呼ばれた選手らはオシムから直接学ぶことより彼らから学ぶことの方が多いはずです。そのときに、初めてオシムサッカーを学ぶ選手が多くいた場合どうなるでしょうか。これまで創り上げてきた土台が全く無駄なものとなってしまう危険があります。 

 もし今回の遠征で、例えば巻・山岸を外して大久保・前田を連れて行くとすると、実に6人がなれない練習をわざわざ海外まで行ってすることになってしまいます。時間のロスになることも少なくないでしょう。そのあたりのことも関係しているのではないでしょうか。もちろんそこには、オシムが以前千葉で3年半、彼らに教えを説いたという経歴も絡んでくるはずです。それは贔屓ではなく、有効利用であると思います。 

 新戦力を見るために既存の戦力を外してみる。このとき外れる選手が千葉の選手になるには、もう少し時間がかかるのではないかと思います。いつか来るとは思いますが。 




浦和の補強の話が書けていません。それどころかコメントすら返せておらず、大変申し訳なく思っております。

posted by d |22:43 | サッカー日本代表 | コメント(24) | トラックバック(1)
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2007年07月14日

アジアカップ予選リーグ日本代表対UAE代表

 審判問題について、たくさんのアクセス、コメントありがとうございました。お返事が遅れて申し訳ありませんんが、近いうちに必ず返信コメントを載せますのでご容赦ください。

 さて、現地時間で13日午後8時過ぎにkick offとなった日本代表対UAE代表の予選リーグ二回戦。ご存知の通り我らが日本代表は、前半の3得点を効果的に生かし、1点は取られたものの2点差で勝ち星を手に入れた。

■試合の考察
 前半開始から15分間ほどはUAEが多くボールを支配してゲームは進められた。UAE代表は今日負ければ後がないだけに、積極的にボールにからみに行く姿が印象的だったが、その時間帯で得点を取ることができなかった。
 UAEの勢いを断ち切ったのは前半10分の駒野の左サイドからの右足のシュートだ。 結果的にGKの正面をついたが、そこから流れが変わった。前のカタール戦からの重苦しい空気を取り払うように、両SBがオーバーラップし、相手DFがサイドに流れて空いた中央のスペースに効果的な縦パスが入るようになった。1点目は右サイドの崩しからのCKを生かした得点、2点目は同じく右サイドから加地のクロスを高原が落ち着いて決めた。3点目はまたしても右サイドから、執拗な右サイドからの攻めに相手ディフェンスと偏り、左サイドにできたスペースに遠藤が飛び込みファールをもらった。中村俊輔が落ち着いて決め手3点目。勝負が決した瞬間だった。

 後半の戦い方も悪くは無かった、というより前回のカタール戦よりずっと人もボールも動いていた。点が入らなかったことは懸案材料だが、今に始まったことではない。ミドルシュートも多く放たれたことも考えると、前回の反省はよく活かされていたように感じた。

■試合の考察からわかる収穫
 まずは何と言っても高原の活躍だ。代表復帰から5試合で5得点。この結果に文句がある人間はいないだろう。去年まで批判の的だった人間とはとても思えない活躍で、完全に日本国民の信頼を得た格好だ。ぜひ得点王となり、日本の優勝に貢献してもらいたい。非常に期待している。
 次に巻。今日は高原のパートナー、2トップの一角として先発出場した。得点こそ無かったが、クロスの的として相手に警戒を生じさせ、結果的に高原の得点の一つの要因になったと考えることが出来る。十分合格点といえるだろう。また積極的に相手陣内でのルーズボールに詰めていき、日本のボール支配の一翼を担った。しかし、得点を取れなかったことでまたしても批判の対象になることが予想される。しかし高原の2点目の場面、詰めていたのはDFも含めて巻だけだった。もしGKが反応してはじいていたとしても、巻が押し込んでいた可能性が非常に高い。そのことも考えると、得点も時間の問題といえるだろう。FWの役割は得点を取ることだけではないと思うが・・・・・・・。
 
 次に試合の終わらせ方だ。終盤、日本代表は大人のサッカーを展開し、完全にボールを支配してゲームを終わらせた。昨今のA代表には見られなかった、狡猾さが見られた試合だったように思う。U-20日本代表も全く同じ得点差でスコットランド代表にに逃げ切ったが、その逃げ切り方よりもさらに大人な対応を感じさせた終わらせ方であった。

■今後への不安要素
 高原の交代は本人の自己申告のようだったのだが、自己申告での交代はほとんどの場合怪我などによるものであることを考えると非常に心配ではある。申告後、見た目には普通にプレーしていたように見えたので大丈夫だと思いたいが。鈴木に関しても同様に、こちらは間違いなく怪我による交代で高原よりも心配は大きい。鈴木は現日本代表の核となっているメンバーだけに、抜けた場合守備に不安が残る。鈴木の怪我は日本代表にとって大きなダメージになりかねない・・・・・・無事であることを祈るばかりだ。

■今後の展望
 次戦日本代表はホスト国ヴェトナムと対戦する。引き分け以上で首位通過が確定するが、優勝を狙うチームとして是が非でも勝ち点3を手に入れ、無条件でハノイでの生活を続けたいところだ(引き分けた場合、同時進行のカタール代表対UAE代表の結果次第で2位通過の可能性もある)。

■私見
 選手交代で4バックから3バックにするのであればなぜ今野だったのか、疑問が残る。坪井もアップしている姿が見えていたので、スペシャリストである坪井の起用のほうが理にかなったものだったと思うのだが。
 ちなみに、高原に代えて羽生を投入し巻の1トップを選択したのは、このまま逃げ切ろうというメッセージだったのだろうから疑問は無い。そのオシムからのメッセージは、確実に選手に届いていたように思う。


 次は月曜日ヴェトナム代表との試合。生で見られないのが残念だが、決勝T進出の考察が書けるように祈っている(録画で見ます)。

posted by d |01:11 | サッカー日本代表 | コメント(1) | トラックバック(1)
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