2006年08月31日

選手というだけでは成功しない海外移籍

人は窮地に追いやられた時にこそ、その人間の強さ、弱さが顕著に現われる。プロスポーツの世界でいえば、契約更新か解雇かということではないだろうか。

昨日の巨人×広島戦。先発グローバーは6回を無失点で抑え、122日ぶりの勝ち星を手にした。おそらく解雇になるだろうなと思っていたのだが、まだ正式に来期の去就は発表されてはいない。テレビ解説で何度となく言われていた「背水の陣」という現状。グローバー自身の表情からも、勝負に対する強い気持ちが見て取れた。日本球界で生きていくには、結果を出すしかないのだ。今後に期待したい。

海外での日本人選手の活躍が報道されることが珍しくなくなったプロスポーツの世界ではあるが、敢えて厳しく言いたいことがある。

続きを読む...

posted by Takayuki Kanno |12:29 | スポーツ | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月30日

アメリカンドリームとギャラ

昨日、NHK教育テレビの番組「知るを楽しむ」で、故ジャイアント馬場さんについて、妻である馬場元子さんが馬場さんの人柄について語っておられた。

外国人レスラーから絶大な信頼を得ていた馬場さんだったが、それもこれもプロレスラーG馬場の成功があったから。まだ反日感情が残っていた1960S。馬場さんはアメリカで最初に成功を収めた日本人プロレスラーとして、他の外国人レスラー達からも尊敬の眼差しを受けていたという。

番組中で、生前の馬場さんのインタビューが放送されたが、中でも特に印象に残ったのは、当時の馬場さんのファイトマネーの話だった。サラリーマンの月収が3万円程度だった時分に、一晩で500~600万円を稼いでいたという。もちろん、貨幣価値も変わったし、大袈裟な部分はあったのだろうが、流石にアメリカンドリーム。一攫千金であった。

今はどうかわからないが、プロレスが猪木・馬場時代の日本では、外国人レスラーを招聘する際、週給いくらという契約形態を取っていた。ゴールデンタイム中継されていたころには、新日本プロレスと全日本プロレスの間で、人気レスラー達の引き抜きが盛んに行われていたが、これは週給のギャラの額の争いでもあった。当時新日本プロレスのトップガイジンレスラーであった、スタン・ハンセンが全日本に移籍した際、ハンセンのギャラは週20000ドルであったというから、相当な額であったことが伺い知れる。

時代も変わり、アメリカ最大規模を誇るプロレス団体WWEでは、選手は年間契約を結び、ワンマッチいくらという契約ではなくなった。突然の怪我による保障もあるようで、身体だけが資本のプロレスラーにとっては、なんともありがたい時代になった。日本でも、毎年年度末になると、人気プロレスラーの契約更改がスポーツ紙で報道されるようになった。
生活の保障は誰にとっても大事なことであり、家族を抱えていれば最優先すべきことだろう。ただし、突然の移籍騒動も、近年少なくなっているのも事実。契約違反で裁判沙汰にまで発展しまうケースも多く存在する。

馬場さんの時代は、難しい契約事よりも、プロモーターと客を満足させる試合をして、大金を一夜にして稼ぐというドリームが存在し、今ではネーミングライツや肖像権等の権利が、必ず契約書に組み込まれるアメリカンプロレス。

どちらも成功を収めた者だけが手に出来る特権(=アメリカンドリーム)。
他人事だからかもしれないが、プロレスは、契約事云々に囚われすぎず、広い意味で”アバウト”で良いと思ってしまう筆者もいる。

posted by Takayuki Kanno |12:16 | プロレス | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月28日

プロレスラーと黒のショートタイツ

プロレスラーには、黒のショートタイツがよく似合う。そして黒は、どういうわけかプロレスラーの色のような気がする。

特にアントニオ猪木創設の新日本プロレスでは、デビューしたての新人に黒のショートタイツを穿かせることが多い。ストロングスタイル=黒という流れが、猪木の頃からのプロレスに根付いているからだろう。
それに、黒には、鍛え上げられたプロレスラーの肉体だけに視線が集中するという効果がある。今でこそ、カラフルで奇抜なコスチュームを身に纏(まと)ったレスラーが多いものの、プロレスがお茶の間の夕飯時に放送されていた頃の人気レスラー達は黒のショートタイツを穿いていた。

アントニオ猪木、藤波辰己(現辰爾)、長州力、ジャンボ鶴田、天龍源一郎、スタン・ハンセン、ブルーザ・ブロディ、ディック・マードック、ハルク・ホーガン、ドリー・ファンクジュニア、前田日明、高田延彦、藤原善明、、、etc

大きな身体を際立たせる黒パンは、今も昔もプロレスラーにとっては大事な仕事着である。

先日行われたPRIDE武士道-其の十二では、”リアルプロレスラー”美濃輪育久が、原点回帰ということで、それまでの赤いショートタイツから黒のショートタイツに変えて試合に臨んだ。試合でもドロップキック2連発という奇襲?で観客を大いに沸かせた。

野球でも、サッカーでも、バスケでも、水泳でも、黒は使用するだろうが、大して何も感じはしない。むしろ、これらの競技では、黒=アマチュアというイメージが、勝手ながら筆者の中には存在する。イメージがもたらすだけの偏見と笑い飛ばしていただいて構わないが、そう思ってしまう。

例外があるとすれば、『オールブラックス』の愛称で人気の、ラグビーニュージーランド代表くらいなものだろう。
しかし、プロレスラーには黒が一番よく似合う。これは譲れない!!

※文中敬称略

posted by Takayuki Kanno |10:10 | プロレス | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月26日

二岡と福原とプロ野球の今後

「この二人は小・中・高と同級で、野球部では2枚エースでした。」

阪神×巨人戦を、スポーツジムの有酸素マシーンに乗りながら見ていた時だった。『この二人』とは、阪神先発の福原忍と、巨人遊撃手の二岡智宏のことだった。

続きを読む...

posted by Takayuki Kanno |12:49 | プロ野球 | コメント(0) | トラックバック(1)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月24日

100m走世界記録保持者のドーピングについて

世界最速の男がドーピングを認めた。

陸上男子100m世界記録保持者のジャスティン・ガトリンがドーピング違反の為、8年間の出場資格停止、並びに現行の9秒77という100m世界記録も抹消されることになった。

同競技の前世界記録保持者、ティム・モンゴメリもドーピング違反の処分を受け世界記録抹消。昨年末に引退を発表した。薬物違反による処分の基本が永久追放ということを受ければ、今回のガトリンへの処分は軽いのかもしれない。だが、8年という時間は、トップアスリートが”一般人”に戻るには十分過ぎる時間だ。
30代に記録を塗り替えてきたカール・ルイス、マイケル・ジョンソンの例はあるものの、肉体の鍛錬、競技意欲を8年もの間持続することは困難極まりないことだろう。

第一に、これで、一体誰が最速なのかが全くわからなくなってしまったではないか。疑われるべきはガトリンだけではない。世界記録を作れた可能性のある、100m走ファイナリスト経験のある全選手が対象となるべきだ。

もういっそのこと、大会時に全選手を軟禁してはいかがだろうか?飲み物は水のみで、全員決めれらた食事以外は摂取不可能。調整も全て監視下におく。このくらいやらなければ、クリーンな競技には戻れないような気さえする。

肉体の強化と技術の確立によって塗り替えられるべき世界記録が、薬物の進化によって賄われることは、生き物の道に反することだ。

とにかく相次ぐ薬物違反で、100mという人気種目がキナ臭くなってしまった感は否めない。
この競技の本質は、誰が一番速いかであり、誰が世界記録を塗り替えるかではない。依存するなら、かいた汗に依存しろ。

これが筆者の見解だ。

※文中敬称略

posted by Takayuki Kanno |11:49 | 陸上 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月23日

K-1ファイター、マイク・ベルナルド引退

先日、9月30日に開催されるK-1GP2006の一回戦の組み合わせが発表になった。いつもの顔ぶれから新しい顔と、毎年のように様変わりするK-1も、発足して早13年。
驚く事は、13年前から出場しているピーター・アーツや、アーネスト・ホースとがその顔ぶれに加わっていること。K-1の流れの速さは激流並みにも関わらず、彼らが未だに第一線で活躍していることを、K-1初期からずっと観戦している筆者は嬉しく思うばかりだ。

しかし、残るファイターいれば退くファイターもいる。9月30日の開幕戦で、マイク・ベルナルドの引退セレモニーの開催も、併せて発表された。

続きを読む...

posted by Takayuki Kanno |21:01 | K-1 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月22日

お祭り後の甲子園

祭りは終わった。

早稲田実業の初優勝と共に。甲子園は球児が主役の舞台から、プロ野球の元に返る。

球史に残る一戦を戦い抜いた両高校の選手達。疲れと、充実感から解放され、ようやく彼らの夏休みが始まる。

5万人を越えた大観衆の視線を浴び続け、マウンドに立った両エースは、今何を思うのだろうか?駒大エース田中は早々とプロ希望を口にした。早実エース斉藤は、一先ず進路は白紙のようだ。

祭りが終わった後の静けさは、祭りに関わった人間なら誰しもが感じること。目覚めて一瞬気を入れるが、すぐにそんな必要は無いと気付くことでの虚しさが、おそらく両校のナインには芽生えるであろう。

それでも祭りは終わった。と同時に、来年の8月を見据えて静かに燃え始めた球児たち。

一喜一憂ある甲子園の時間は、どこか熱くて、どこか涼しげなものなのかもしれない。

夏の祭りは、そういうもの。

(注)文中敬称略

posted by Takayuki Kanno |13:07 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月21日

駒大と早実のミックスアップ

プロ野球でもMLBでも久しく見ることが出来ていなかった投手戦を見せてもらった。

早稲田実業と駒大苫小牧、両エースの投げ合い。

野球は2アウトから。

危機(ピンチ)の後に好機(チャンス)あり。

これほどまでに野球に魅せられたことは数少ないことだった。お互いが限界を超えた時、潜在能力なのかこれまでの積み重ねなのか、とにかく自分たちの野球の質が上がっていった両校の選手達。
2アウトランナー3塁。ここで決めてやろうと息巻くバッター。バッターボックスに立つ前の顔はすでに臨戦態勢。
迎え撃つピッチャー。たかがワンアウト。されどやり直しのきかないワンアウト。投げたストレートは147キロ。スピードガンでは表示しきれない力がこもる白球。三振ストライクアウト。坊主頭が逆立つほどの気迫。

これこそミックスアップ。

プロ野球にある華が魅せることなら、高校野球にある華は、勝利への気持ち、ナインへの信頼、土・汗まみれのプレーを”示す”こと。季節限定、皆に愛される桜と、泥の中から一際美しく咲く蓮との違いにも似た本質。

史上2度目の3連覇?初優勝?

そんなことはもうどうでもいい。選手達は早く投げたい、打ちたい。観客は早く観たい。それだけで成立する試合まで、後3時間あまり。

高校野球と甲子園だけは存続し続けて欲しい。そう、強く思う瞬間である。


※ミックスアップ--試合中に本来の実力を遥かに超え、互いに強くなっていく、というボクシング用語

posted by Takayuki Kanno |09:18 | 高校野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月19日

高校野球を変える?ウェイトトレーニング

一大会56本。これは、8月18日までに塗り替えられた全国高校野球選手権大会の通算本塁打の数である。今回の夏の甲子園は打高投低。つまり、バッター有利の大会と言われている。
ミズノ社製のいわゆる”飛ぶボール”、猛暑によるピッチャーの調整不良、そして金属バットの質向上、という理由の上に成り立つという論議が盛んなこのホームラン大会だが、数日前の新聞紙面に、ウェイトトレーニングによるパワーアップという記事が掲載されていた。

パワー野球といえば、徳島県の池田高校が有名であった。飛距離=腕力という金属バットの長所を上手く利用した「やまびこ打線」。特に上半身の筋力を強くした結果が、他を寄せ付けない打撃力に繋がったという。

新聞記事を読むと、全国的にウェイトトレーニングを導入している学校が増えている、ということが窺い知れた。怪我の防止、技術の向上という点からも、今後どんどんトレーニングに取り入れる学校は増えることだろう。

一つだけ心配な事は、知識・経験に富んだ指導者の下できちんと行ってもらいたい、ということだ。闇雲に重さにこだわらずに、大まかでいいから、理論を学びながら取り組むことが更なる高校野球のレベルアップに繋がるはずである。

残るは4試合。逆説的ではあるが、豪打を抑えこむ投球にも期待したい。

posted by Takayuki Kanno |10:38 | 高校野球 | コメント(1) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

2006年08月14日

格闘技の味覚-from K-1 Las Vegas

以前、民族性と格闘技の関連性について書かせてもらったが、国によって変わるのは競技への向き不向きだけではないようだ。

K-1 Las Vegas大会。東京ドームで例年行われているGP本戦出場をかけたトーナメントが開催された。ラスベガスといえば、カジノをはじめとしたエンターテイメント溢れる場所。当然、格闘技もショービジネスの一端を担っている。ボクシングで有名な、砂漠のネオン地帯広がる浮世にK-1が降り立って早数年。この地には、オリジナルの雰囲気があるようだ。

続きを読む...

posted by Takayuki Kanno |09:59 | K-1 | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加