2007年04月23日

PRIDE≠UFC

思わずアッ!と声に出した。久しぶりのことだった。

ミルコ・クロコップ、失神KO負け。右ハイキックにより脳を揺らされ、立つ事をも困難にし、両足で体重を支えることさえ出来なかった。

バタっというよりも、グニャっと不自然に身体を捻らせながら崩れ落ちた。レフリーがすぐに間に入り試合終了。

完敗だ。

改めてPRIDEとUFCは似て非なる競技ということを認識させられた試合だった。他ならぬミルコ敗戦は、それだけの事件ということだ。
攻防の鍵は、というかUFCならではのルール、肘打ち対策が今後、PRIDE慣れしているファイターにとっての急務になる。

パウンドを防ぐのであれば、昨夜のミルコのように下から相手の手首を掴んだり、内側から腕を差すことで致命傷を負う事は大抵避けられる。肘打ちの場合、手首を掴まれた状態からでも振り下ろすことが可能。差された状態であっても、横から鋭角に放つことは難しくとも、軌道を変えて肘を相手の顔に垂直に落とすことが出来る。

効果的な肘打ちを受けた後のミルコは動揺したのかもしれない。

WOWOW放送で、TKこと高坂剛氏も話していたが、ブレイクがあまりかからないUFCでは、ガードポジションで時間を稼ぐよりも、立ち上がってスタンド状態にする技術を身に付けた方が良いのかもしれない(ストライカーには特にそう思った)。

呆気なく倒してのけるかと思ったが、そうではなかった。ルール一つとってもこんなに違う競技になる。外角を広くストライクとするメジャーリーグに戸惑う日本の好打者の心境に似ているのだろうか。

MMAワールドシリーズ、まずリングかケージか、4点ポジションでの打撃か肘打ちか、実力の前に立ちはだかる問題になりそうだ。

posted by Takayuki Kanno |09:16 | UFC | コメント(35) | トラックバック(2)
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