2008年06月27日
入団後
アメリカメジャースポーツの華といえば、MLBのワールドシリーズだったり、NFLのスーパーボウルだったり、NBAのファイナルのことを、誰もがまず想像するだろう。
毎年々々新たなスーパースターが輝きを放ち、全てのチームの頂点に立つ1チームが決定する。
これを見ずして、といわれる所以だろう。
だが、どんなスーパースターにもキャリアを始める取っ掛かりが必要になってくる。
将来を期待され、スター選手の大多数が通る道。それは、ドラフトである。
今日27日、アメリカ現地では26日、NBAのドラフト会議が行なわれた。
指名1位は予想通り、デリック・ローズ。そして2位にはマイケル・ビーズリーが並んだ。
今後の活躍が楽しみ新人のリーグ入りだけに、チーム関係者も親族達も笑顔が止まらない一日となったことだろう。
しかし、ドラフトの日こそ最も行なわれる可能性が高い”イベント”も存在する。
トレード、である。
今年のドラフトでも、指名直後に指名した選手を含む大型トレードを成立させたチームがいくつか存在した。これから数日間で更なる電撃トレードの実現もあり得ることだろう。
競技が変わってMLB。
こちらは既に今月の頭に2008年のドラフトを終えている。未来のスーパースター達のみが指名され、アメリカメディアでは大きく取り上げられたことだろう。
そんな中、ドラフトで指名された選手以上に注目を集める若き才能溢れる選手が登場した。
マイケル・イノア(投手)。
ドミニカ出身の16歳の少年は、身長201センチで約150キロのストレートを投げる逸材と呼ばれている。
変化球も落差のあるカーブに、キレのあるチェンジアップと、将来のエース候補間違いなしと、メディアからも、メジャーの数球団からも評価は上々の若者だ。
特に獲得に乗り出しているとされているのが、敏腕GMビリー・ビーンが率いるオークランド・アスレチックスとされている。
私は、ビリー・ビーンGMの名前を聞くたびに、何か裏があるのではないかと、何故か考えてしまう。
今回の例で言えば、イノアと契約した後に起こるトレードに他ならない。
7月末のトレード期限までは、あと一ヶ月少々。
だとすれば、ビーンGMがチームのプレイオフ進出の可能性を確かなものとする為の有力選手獲得に乗り出さないわけがない。
マイケル・ルイス著書「マネー・ボール」を読んだ方なら、私と同じ考えを持っているかもしれないが、要は、”そういうこと”である。
だが、自身も高校卒業後に鳴り物入りでMLB入りを果たした経験を持つビーンGMなら、メジャーの舞台に立つ厳しさを誰よりも痛感していることだろう。
イノア獲得は、将来的視野で見たチーム補強なのか、それとも単にトレードの駒に過ぎないのか、今後の動向が気にかかる。
報道されているところによると、アスレチックスの他に、シンシナティ・レッズ、テキサス・レンジャーズなどがイノアに関心を寄せているという。
上記の球団とトレード話を進めていくのだろうか?
イノアの場合はドラフトではないが、いずれにせよ、入団後すぐにトレードに出されるというのは、才能溢れる選手達が通る道なのかもしれない。
こうした見方が出来るのも、アメリカスポーツの醍醐味の一つではないだろうか。
posted by Takayuki Kanno |18:54 |
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