2008年02月02日

NBAのオールドルーキー:ジャマリオ・ムーン

最近携わっている案件のおかげで、NBAの選手の名前をたくさん覚えた。

これも習うより慣れろの産物だろうか。

これまでもNBAは好きであった。
あれだけの大男が揃うリーグ、というかプロスポーツは類を見ないし、運動能力にしても、おそらくは、全プロスポーツの中でも群を抜いているように思える。

そして今シーズン、仕事とはいえ、NBAが私の中で熱くなっている。

当たり前のことなのだが、好きになるには、チームであれ、選手であれ、必ず贔屓にしている存在が大事なのだと思う。

私にとって、これまでの贔屓チームは、シアトル・スーパーソニックスであった。
以前も何度か書いてはきたが、シアトルに居住していた経験もあったし、娯楽の少ない街なので、夏は野球、冬はバスケという具合に、自然とスポーツ観戦に勤しんでいた。

今シーズンの私のお気に入りチームは、NBAで一番チーム平均年齢が若いトレイル・ブレイザーズ。
今シーズンのリーグ最多となった13連勝は素晴らしい記録であった。プレイオフにぜひとも進出してもらいと思っているチームの一つである。

それ以上にお気に入りというか、気になって仕方がない選手がいる。

トロント・ラプターズの、ジャマリオ・ムーン。今シーズンからNBAに進出した苦労人である。

7年間で15チーム。

これがラプターズに入団するまでのムーンの経歴である。
単純に計算してみても、1シーズンに2度以上、チームが変わっている計算になる。

野球選手であっても、ここまで頻繁に移籍を繰り返している選手はそういないのではないだろうか。

ムーンが気になる理由。それは、27歳という年齢でNBAデビューを果たしたという点が発端であった。

最近のNBAは低年齢化が進んでいる。高校卒業後、もしくは大学1、2年生課程を終えた時点で、卒業を待たずにドラフトにアーリーエントリーする選手が増えている中での27歳である。

オールドルーキーこの上ないムーンだが、彼もまた、かつてはアーリーエントリーをした組だった。

現在NBAで活躍する選手の大半は、皆、奨学金制度で大学に進学している者が大半である。
ムーンはアラバマ州の小さな町に生まれ育ち、アメリカのバスケ好きの若者の多くが夢を見るように、彼もまたNBAプレイヤーという夢を持ったまま育った。
バスケが上手いという評判の選手ではあったが、どこの大学からもスカウトされず、ムーンは短大に進学を決める。

だが、学業での成績は振るわず、短大での試合も、わずかに12試合という結果。
このままではどちらにしろ夢半ばで終わってしまう。そう考えたムーンは、果敢にもアーリーエントリーを決意。
しかし、名の無い短大クラスにしか進学できなかった選手に、どこのチームも興味を示すはずもなく、ムーンは失意を抱えながらマイナーリーグでのプロ活動を決意した。

転機が訪れたのは2006年。
当時ムーンは、CBAという北米を中心に活動しているマイナーリーグの、オールバニー・パトルーンズというチームに所属していた。

これまでのプレイスタイルでの伸び悩みを痛感していたムーンは、この年からディフェンススタイルを磨き出し、2007年のシーズン終了後には、最優秀ディフェンスプレイヤーに選出されるなど、ここにきてようやくその才能が開花。

この年の夏、ラプターズのキャンプにフリーエージェント選手として招待されたムーンは、首脳陣の前で、得意のディフェンスを披露。
格安で、すぐにでもロスターに入れる選手を探していたラプターズのニーズと合致し、念願だったNBAのチームとの2年契約を結ぶこととなった。

今シーズン開幕こそ控えの控え的存在だったが、すぐに監督、コーチが実力を見抜き、今では先発メンバーとして固定されている。

2月16日(日本時間17日)に開催されるオールスターゲームウィークの目玉企画である、スラムダンクコンテストにも選出されるなど、一年前には考えられないような現実を味わっているジャマリオ・ムーン。

アメリカのバスケ専門誌SLAMのインタビューで、「俺の夢はスターになることじゃない。NBAで出来るだけ長くプレイすることだよ」と答えていたように、ムーンは、これまで夢見てきた場所にいられるだけいたいのだろう。

「夢なら覚めて欲しくはないよ」と、インタビューの最後はまとめられていた。
苦労をした分だけ、お月様(Moon)は輝きを増すのかもしれない。

最後に余談ですが、ムーンが渡り歩いた15チームのうち、エキシビジョンバスケのプロ集団、Harlem Globetrottersというチームがあります。
youtube等でも見れるので、よろしければ検索してみてください。

側転からのダンクとか、人間3人超えダンクとか、流石にアスリート&コメディ要素たくさんのエンターテイメント集団です。
トロントの地元新聞のインタビューで、ダンクコンテストについて聞かれていたムーンは、「誰も見たことがないアイディアがいくつかある」と、謎めいた発言をしていました。

あながち、今年のダンクコンテストの優勝候補かもしれません。
テレビで見られる方、気になったらチェックしてみてください。

posted by Takayuki Kanno |21:40 | NBA | コメント(0) | トラックバック(1)
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2008 NBA ALL-STAR ダンクコンテスト 【NBAブログ(β版)】

委員長HACkでーす(゜ρ`)ァー おいおいー!2008年のオールスターが始まってしまうよー!! 今年はBSが見れない家だよーーどうすんのー!? 見たいよーー 月曜仕事休みたいよーーー(涙) という気持ちで仕事してます (というか記事を書いているので仕事してません) 今回はみんな大好きダンクコンテストの動画をちょろっと集めました。

2008-02-15 13:38 | 続きを読む
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