2007年12月13日
商品#55 Hideki Matsui
プロスポーツ選手というのは、言葉は悪いが、商品である。
選手達はチームという会社によって、スタジアムに、フィールドに、コートに、サーキットに並べられる。試合またはレースがそれに値する。
彼ら自身の結果が最良、そしてチームの経営状態の安定、或いは向上となればwin×winの関係となる。
しかし、商品にも良品と不良品があり、その判断は会社が決断する。
ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜は、一体そのどちらとみなされているのだろうか?
今週、現地月曜日の10日、サンフランシスコ・ジャイアンツとのトレード話が報道されてから、彼の周囲では連日移籍関係の話で持ちきりだった。しかし、12日、ジャイアンツがフィラデルフィア・フィリーズからFAとなっていたアーロン・ローワンド外野手と5年契約を結んだと伝えられ、松井のジャイアンツ入りが事実上消滅となったと伝えられた。
ニューヨーク・ポスト紙が報じたところによれば、外野、またはDHを任される選手として、ジョニー・デーモン、メルキー・カブレラ、そしてボルチモア・オリオールズからFAとなっているコーリー・パターソン、DHにはジェイソン・ジアンビの名前が挙げられている。つまり、ヤンキースに残留ということになれば、松井は第5の選手ということになってしまうのだ。
何の為に松井はヤンキースに留まらないといけないのだろうか。
ポスト紙は、「ヤンキースにとって、松井は経済効果の対象である」と、松井をチームに残すことによってヤンキースが得られる経済効果について言及している。
このままでは、年棒15億円以上の選手が、単にチームの財政状態を潤すためだけに残留しなければならない、という現実が来季の松井に突きつけられてしまうだろう。
膝の手術の影響を考えるヤンキースの思惑もあるのだろうが、データを重視するMLBらしからぬヤンキースの判断には首をかしげてしまう。
最後に、オークランド・アスレチックスが導入したことで話題を呼んだ、良い打者を見極めるデータである、”出塁率”と”長打率”で、ヤンキースの外野手3選手を比べてみることにしよう。
・ジョニー・デーモン:今季141試合出場、出塁率.351、長打率.396
・メルキー・カブレラ:今季150試合出場、出塁率.327、長打率.391
・松井秀喜 :今季143試合出場、出塁率.367、長打率.488
値は張るだろうが、間違いの無い良品であることはデータが証明している。
松井秀喜に似合うのは倉庫でもなければ、ガレージセールでもない。ショーウィンドーで煌々としている姿が一番だと思うのだが。。。
posted by Takayuki Kanno |21:52 |
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