2006年09月14日
楽しそうだった松井秀喜
松井秀喜、復帰初戦で4安打1打点。これ以上無いほどの結果が出た。打席に立つ姿、ユニフォームに袖を通している姿が一番格好良いというのは、プロスポーツ選手の特権みたいなものだ。
全打席、スタジアムから歓声を浴び、それにバットで応えた松井。打席での目は、活き活きとしていた。帰ってきたというよりかは、来る球に集中。それだけが伝ってくるかのような目つきだった。よほど野球が好きなのだろう。手術後の長い長い一人でのリハビリ。復帰直前のインタビューでは、それも楽しめたと言っていた。なぜなら、また野球が出来るから。その為にリハビリしてるわけだから、と。
プロの世界に入れば、楽しいだけではやっていけない。職業スポーツとして結果を残さなければいけないし、注目だってされる。見えない圧力に屈するようでは、プロでは生きていけない。
先日引退した中田英寿さんは、引退表明で「プロになって以来、サッカーを素直に好きだ、とは言えない自分もいた。」と語っていた。彼の苦悩は彼にしかわからない。それも一つのプロの形だと思う。おそらく中田氏は、プロに徹したのだろう。楽しむ余裕など持てないくらいに。
同じく日本代表でプレーした三浦和良は、39歳になった今でも現役のプロ選手としてプレーしている。こちらは、「サッカーがどんどん楽しくなってきてる。」と、あるインタビューで答えていた。筆者はカズの試合を全て観ているわけではないけれど、芝生の上の表情は、一つ一つのプレーに真剣に向けられ、芝生の外からも、常に声を出し、感情表現豊かなカズを見せてくれる。彼もサッカーが大好きなのだろう。
今年で48歳を迎えた、MLB現役最年長のフリオ・フランコは、「野球が好きですか?」と問われて、何と答えるんだろう。きっと、目を輝かせてI love baseball!! と答えてくれるだろう。
松井秀喜の爽快な笑顔を見て、プロスポーツって良いな、と、アスリートの苦楽を考えずに、ただそう思った。
※文中敬称略
posted by Takayuki Kanno |11:17 |
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