2006年09月08日

K-1 Max世界王者対抗戦レポ-その3

MAXきってのハードパンチャー対決が実現した。今年のMAX日本代表決定トーナメント準優勝者であるTATSUJIが、MAXのトップ戦線常連のマイク・ザンビディスに挑む形となったこの一戦。キックイベントRISEに出場していた当初から、和製ザンビディスと呼ばれていたTATSUJIにとってはこれ以上無いカードだったであろう。

大砲の打ち合いはラスト10秒から

1Rから早いフットワークからの飛び込みで、TATSUJIとのリーチの差を埋めようとするザンビディスに対し、TATSUJIもリーチある相手との場合の常等であるローキックをザンビディスの左太ももに当てていく。春の日本代表トーナメントと比べて、明らかにキックの精度・破壊力共に進歩が見られた。そしてキックを混ぜてのパンチとのコンビネーションが随所に見られた。だが、常に的確に有効打を与えていたのはザンビディスだったか。
TATSUJIの打撃の打ち終わりに合わせての外側からの大きなフック、小さな軌道で顔面を狙うフックを使い分け、TATSUJIにパンチを浴びせていた印象が強く残ったザンビディス。最終ラウンドには相手の意表をつくときに度々見せる飛び膝蹴りまで繰り出したザンビディスだったが、打たれ強いTATSUJIは倒れない。
3R終始同じような攻防が続き、3-0の判定でザンビディスの完勝に終わった。

またまた個人的意見だが、最終ラウンド残り10秒を切った後の攻防が、本来この試合では見られるべき展開であったかなと思う。両者息が切れる中、ガードを下げてのパンチ合戦。ストレートやフックなんていう奇麗な軌道ではなく、文字通り”ぶん殴る”パンチの応酬だった。両者のグローブ同士がぶつかる鈍い音が響き渡る姿こそ、この豪腕対決には相応しいのではないかと、勝手ながら思っていたからだ。互いに消化不足を語っていた試合後のインタビューから察するに、今後再戦することがあるならば、ハイレベルなパンチ合戦が見られそうだ。

水を差すわけではないが、最後に一つ。最近よく見られることなのだが、両者共に、試合中「効いてない」というアピールが頻繁に見られた。ポーズにしか見えない行為は慎むべきと、筆者は思っている。

※文中敬称略

posted by Takayuki Kanno |20:26 | K-1 | コメント(0) | トラックバック(0)
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