2006年08月24日
100m走世界記録保持者のドーピングについて
世界最速の男がドーピングを認めた。
陸上男子100m世界記録保持者のジャスティン・ガトリンがドーピング違反の為、8年間の出場資格停止、並びに現行の9秒77という100m世界記録も抹消されることになった。
同競技の前世界記録保持者、ティム・モンゴメリもドーピング違反の処分を受け世界記録抹消。昨年末に引退を発表した。薬物違反による処分の基本が永久追放ということを受ければ、今回のガトリンへの処分は軽いのかもしれない。だが、8年という時間は、トップアスリートが”一般人”に戻るには十分過ぎる時間だ。
30代に記録を塗り替えてきたカール・ルイス、マイケル・ジョンソンの例はあるものの、肉体の鍛錬、競技意欲を8年もの間持続することは困難極まりないことだろう。
第一に、これで、一体誰が最速なのかが全くわからなくなってしまったではないか。疑われるべきはガトリンだけではない。世界記録を作れた可能性のある、100m走ファイナリスト経験のある全選手が対象となるべきだ。
もういっそのこと、大会時に全選手を軟禁してはいかがだろうか?飲み物は水のみで、全員決めれらた食事以外は摂取不可能。調整も全て監視下におく。このくらいやらなければ、クリーンな競技には戻れないような気さえする。
肉体の強化と技術の確立によって塗り替えられるべき世界記録が、薬物の進化によって賄われることは、生き物の道に反することだ。
とにかく相次ぐ薬物違反で、100mという人気種目がキナ臭くなってしまった感は否めない。
この競技の本質は、誰が一番速いかであり、誰が世界記録を塗り替えるかではない。依存するなら、かいた汗に依存しろ。
これが筆者の見解だ。
※文中敬称略
posted by Takayuki Kanno |11:49 |
陸上 |
コメント(0) |
トラックバック(0)


