2009年11月27日
A・アイバーソンの"アンサー"について
あまりにも呆気なさ過ぎた。 だが、私と同じ様に思う人の中には、「・・・致し方ないのかもしれない」と、無理矢理納得している人も多いはずだ。 影響力、カリスマ性、そして無二の存在が突然いなくなってしまったことは寂しいとしか言えない。 アレン・アイバーソンの引退について、思うことを綴ってみたい。
メンフィス・グリズリーズと契約解除となってから、「引退」という選択肢がアイバーソンの中にあることは、報道を通じて知っていた。 グリズリーズから契約解除となった2日後にFAとなったアイバーソンに対し、すぐにニューヨーク・ニックスが獲得に動いたことから、今シーズンはマイク・ダントーニの下でプレイするんだろうな、と楽観視していた。 ニックスのラン&ガンにならアイバーソンはフィットするだろうし、まだまだ得点力が健在というところを証明してくれるのではないだろうか、という確信めいたところがあった。 しかし、ニックスが獲得を見送ると発表してから数日後の昨日、突如引退を発表。 本人からファンへのメッセージの中で、アイバーソンは、「まだゲームに対して多くの愛情を持っている」と記し、体力的な衰えが引退の原因ではないことを説明している。 「先発起用しか受け容れない」=自分勝手というレッテルを貼られ、他チームも獲得を嫌がった。 昨シーズンまでは年俸20億を超えていたアイバーソンだったが、デトロイト・ピストンズとの確執により評価はがた落ちし、グリズリーズとは1年約3億の契約を結んだ。 現在のNBAでは、オールラウンドな選手が重宝される傾向にある。それは、悪く言えば、チームが求める役割に高いレベルで適応出来る選手が大事にされ、人一倍自我が強い選手によるワンマン時代の終焉を意味している。 勝つため、優勝するための起爆剤となる6thマンの役割を頑として拒んだ結果が、今回の引退となった。 まだ時間が経っていないからかもしれないが、アイバーソンに関する「if」は、いくつかすぐに浮かんでしまう。 もしヒートと契約して、ベンチからドウェイン・ウェイドとプレイしていたら、 もしボブキャッツと契約したら、イーストの台風の目になっていたんじゃないだろうか、 もし引退せずにコンディションを整えて他チームからのオファーを待っていたら、 もし引退を撤回したら、、、etc。 アメリカメディアの多くから、「金を払ってでも見たいプレイをする選手」と評されたアイバーソンの勇姿は、これからはコート上で見ることが出来ない。 アイバーソンからの"The Answer"は、予兆はあったにせよ、私にとっては唐突なことだった。 「ファン、そして優勝リングのために復帰することにした!!」 こんな書き込みをアイバーソンのtwitterで見れる日が来ると考えているのは、私だけなのだろうか。 引退したから見たいのではなく、彼がいたからNBAのゲームを観たいと思った。 それ故に、このような引退の仕方は寂しく思えてならない。
posted by splustakayuki |11:01 |
NBA |
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