2008年10月09日

カンナム・エキスプレス

タッグマッチは、プロレスの醍醐味だと、個人的に思っている。

シングルマッチは勝敗に一喜一憂するが、タッグマッチは勝敗よりも、良い試合だったか悪い試合だったかを感じることが多い。

では良いタッグチームとはどういうチームか?

素晴らしいシングルプレーヤーを2人並べれば良い、などというほどプロレスの世界は単純ではない。

タッグマッチに必要な要素は、他のチームスポーツが示すように、ケミストリーだと思う。

私は日本マット界で抜群のケミストリーを誇るのは、邪道・外道のタッグチームだと確信している。地味な動きでありながらも、プロレスの基本が詰まっているムーブには、目の肥えたファンも拍手を送ってしまう。

邪道・外道がタッグチームとして稀有なのは、その結成年数にも表れている。すでに結成から15年以上も経過しているというから、彼らのチームワークに脱帽してしまうのもうなずける。

天山・小島のテンコジも面白いし、少し前になるが中西・永田も良かった。もっと古くなると殺人魚雷コンビ、そして超獣コンビなどなど。

だが、印象に残るタッグというと、私は全日本プロレスでアジアタッグ選手権の常連だった、カンナム・エキスプレスを思い出してしまう。

ダグ・ファーナスとダニー・クロファットのコンビの名称だが、彼らも素晴らしいタッグチームだった。

ファーナスはウェイトリフティングで鍛えた肉体美と長髪。クロファットはキックボクシングで培った多彩な蹴り技(トラースキックには伸びがあった)。

もしフランケンシュタイナーNo.1決定戦があれば、私は当時のファーナスか、若き頃のスコット・スタイナーを挙げることだろう。

カンナムで思い出すのは、小橋健太&菊池毅との激闘、パトリオット&ジ・イーグルとの攻防、そして若手だった秋山準&大森隆男にとってぶ厚い壁として立ちはだかった試合の数々だ。

カンナムの試合には、常にケミストリーがあったように思う。ありきたりな表現だが、1+1が3にも4にもなっていた。

彼らがアジアタッグを返上し、世界タッグなど、ヘビー級に転向した時などは一抹の寂しさがあった。もちろん期待もあった。ヘビー相手にいつものチームワークが出せるのか、1勝でも挙げることが出来るのだろうか等々。

思うような結果を出せず、その後、主戦場をアメリカに戻したが、程なくして解散した。

しかし今でも思うことは、彼らにはアジアタッグをずっと守り続けて欲しかった。
まだ全日本プロレス中継が日曜の深夜枠で1時間の尺で放送していた頃、決してメイン扱いではなかったが、番組の構成を引き締める役割があったように思う。

名勝負の数でいえば、他にも勝るタッグチームは多いだろう。でもチームワークという点でみると、カンナム・エキスプレスのスムーズなムーブは、今の世のプロレスでも引けを取らないのではないだろうか?

カンナムは、少なくとも私にとっては、印象に残る良いタッグチームだった。

posted by splustakayuki |00:03 | プロレス | コメント(10) | トラックバック(0)
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カンナム・エキスプレス

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ファーナスとクロファットはプライベートでは不仲だったそうですが、それが事実なら私情を挟まない二人のプロ意識の高さを感じます。
『強い』というより『良い』という表現が合うチームでした。

posted by MT | 2008-10-09 02:02

カンナム・エキスプレス

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「カンナム・エキスプレス」は私も大好きなタッグチームでした。特にファーナスのバク宙ドロップキックはこの技だけでお客を呼べるとまで言われていました。思えば、80年代後半から90年代の全日はまさにタッグチームの宝庫でした。マレンコ・ブラザーズも素晴らしかったですね~。

posted by バク宙ドロップキック | 2008-10-09 02:26

カンナム・エキスプレス

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懐かしいですねぇ。確かに良いチームでした。ノアの初期に来てたモデスト・モーガン組を見たときにカンナムの事を思い出した記憶があります(体格的に近く感じたので)。

カンナムはたしかどちらかが亡くなられたんですよね? 週プロで読んでショックだったのを覚えています。

posted by サトル | 2008-10-09 03:52

カンナム・エキスプレス

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俺も好きでした、ファーナスがフランケンを出しそうな時に、解説の人が「内股が・・内股が揺れているぞ・・この男!」と、叫んでいたのが記憶に残ってます。

posted by ファンタスティックフリップ | 2008-10-09 07:36

カンナム・エキスプレス

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懐かしいですねえ。当時三冠はころころ変わっていましたが、アジアタッグはカンナム。ジュニアは渕は固かったですよね。ディートン・ブラックやブラックハーツもアジアタッグ戦線に絡む名脇役たちでしたね。

posted by 90年代全日 | 2008-10-09 08:24

カンナム・エキスプレス

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自分もマレンコ兄弟との激闘が印象深いです。
中堅外国人同士の一戦というテーマの見出しにくい試合でしたが、いつしか小さなマレンコ兄弟が自分たちよりも大きなカンナムにぶつかっていくという図式が出来がり、4人もそんな空気を敏感に察知してか、カンナムだって普段はそんなキャラでもないのに憎々しげな強さを発揮したりして、クライマックスでマレンコ兄弟があわやという場面を迎えた時は場内が割れんばかりの歓声に包まれたのを覚えています。
武藤流に言うのなら、あれこそまさに珠玉の「名作」でしたね。

posted by vsマレンコbros. | 2008-10-09 08:46

カンナム・エキスプレス

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カンナム、マレンコ、ブリティッシュブルドッグの
3つのチームはあの頃の全日の宝ですね。
ニコニコとかで今みても感動できる試合ばかりです。

posted by ババイノキ | 2008-10-09 10:52

カンナム・エキスプレス

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カンナム最高でした。
ファーナスのフランケンとクロファットのタイガードライバー大好きでした。
今はジュニアとヘビーがごっちゃになってますが、当時はジュニア・アジアタッグ・ヘビーそれぞれの面白さがありましたよね~。適材適所という感じで。
ホントにあの頃の全日は面白かったです。

posted by スパインバスター | 2008-10-09 11:23

カンナム・エキスプレス

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彼らの近況が知りたかったのですが、ただのファンの感想文でしたね。がっかりしました。

posted by なーんだ | 2008-10-09 16:25

カンナム・エキスプレス

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リックマーテルと勘違いしてた~
あれはカンナム・コネクションだったね

posted by あ~ | 2008-10-09 17:25

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